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2010年12月 4日 (土)

同名異人

   昨日かな? NHKをつけっぱにしておいたら、「アサイチ」のゲストを、
   「ヤマモトコウジさんです!」と紹介していたので、
   (懐かしい、赤ヘルのヤマモトコージは今監督なのかな? もうやめたんだっけ? ジャイアンツのヤマモトコウジってどんな字だったっけ、まさかだけど)と思っていたら、その後のプロフィールの紹介では熱狂的に、芸歴の長い若手の役者さんであるように言っていて。
   (へえ、そんなひといるんだ、いかんな最近は芸能界に疎くなって……)違います、おかあさん昔から疎いです。
   「『一つ屋根の下』では車いすの少年の役を演じ」……って、あれ?
   「2004年の大河ドラマ『新選組!』では土方歳三の役を……」って、山本耕史くんかい!?
   「やまもとこう」だと思ってたから全くその線は思いつかなかった!!
   ……もっと正確に人様の名前を覚えましょう。
   いや、アラフォー以上の野球ファンならヤマモトコウジは赤ヘルでしょう!?

   折しも昨日麓まで虎美が勇んで買いに行った「スケットダンス」では、「萩原緑」さんをはじめ、「萩原翠」やら「荻原縁」やら紛らわしい名前が入り乱れるエピソードをやっていたのでした。オギとハギはややこしいよね、音も字も。

   そういえば、例の保険会社が今年の赤ちゃんの名前のベストテンを発表してましたね。その年その年の一位はともかく、美咲ちゃんは90年代辺りから地味にベスト20くらいの常連だと思うんだけど。でもまあ、今風でいいですよね。最初は目新しい感じでもいやみなく素敵だったから定着して新しい定番になったのね。
   それにしても名前は突出しててもありふれてても大変なのねえ(70年代にアムラーな名前で苦労した人)。

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2010年12月 3日 (金)

フルハウス

   ただいま大雨洪水警報と雷強風波浪注意報発令中。
   2つ警報出たら休みで良かったんだっけと流石高校のサイトを見に行ったらみんな同じ考えのようで鯖㌧㌦(サーヴァーが過負荷な状態)。
   今日2学期の期末試験なのよねえ。
   そろそろ出ないといけないんだけどどうしよう?

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2010年12月 2日 (木)

寺院に狸はよく似合う……?

   ネットで群馬県のことを未開の地のように言い習わすジョークが流行っているそうで、虎美も「だって群馬って何があるの? 言えないじゃない」とまたしても天をも畏れぬ発言をしておりました。姫ちゃん怒らないで~!
   「茂林寺というのがあって、分福茶釜の寺……だったかな? でかいたぬきの立像がいっぱい並んでて面白かった。母は小学生の頃行ったぞ」
   今は新幹線が開通したせいで死にルートになっちゃったけど、その昔、上野から金沢まで本州縦断の特急白山があった頃は、高崎から軽井沢を抜けて長野入りしてたので、群馬は心理的になじみがある土地だったんですが。今だって上越新幹線で通ってるはずだけどなあ。すいません、教育し直しときます。

   さて、狸はお寺にゆかりが深い動物です。狸囃子は證誠寺だし。うちの子も喜んで読んでいる「雨柳堂夢咄」でも、逢いたい人の姿を映してみせるという「面影行灯」の回で、お寺に紛れ込んで命を落とした母狸を偲んで子狸がやってくるってのをやってまして、親子して涙を絞られましたけど。

   昨日拾ったのはこんな話。

   松山のあるお寺(善通寺)の出納係のお坊さんは、数字に弱いけれどマジメ。几帳面で細かく金銭やら物品やらを管理するのでとくに見込まれて帳簿をひとりで管理していましたが、ああ、やってきた年度末! 何度計算しても数字が合わないのです! 使途不明金20両! 大河「新選組!」を真剣に見ていたおかあさんはもうその時点で胃がいた~くなりました。死ぬの? ねえ死ぬの?
   死にます、てゆーか、そのお坊さんは死を覚悟して、遺書まで書いて、あとは夜の更けるのを待とうと座禅を組んでいると(曹洞宗だったんですかね、今の善通寺さんを調べると密教ぽいですが)、
   「お待ちなさい」と声がする。
   「誰? なんのことだ?」と尋ねると、
   「あなたが死を覚悟していることは解ります。ちょっと落ち着いて事情をわたしに話してみませんか」と声の主は穏やかな話しぶり。外に出てみるとこれがまた大きな古狸! そういえばこの裏山には狸がいるって聞いてたよなァ、おまえのことかァとついつい打ち明けてしまうと、狸は、
   「任せておきなさい」と胸をポン。
   「任せておけはなーいッ! 狸がお金持ってるわけがない、ということはどこかから盗んでくるのだろう? それはわたしが盗むも同じだ、そんなことをしてはならない!」って、このお坊さんいいひとだナァ。
   「ちゃうちゃう。だいじょうぶだから任せなさい。あさってまで待ってね」って、狸去りぬ。

   翌々日、ホントに狸20両持ってきましたが、どうもそれが、当時の小判じゃない。大昔の小判だったみたいで、とても何食わぬ顔をしてお蔵に納めて置けるものじゃない。お坊さんまた震え上がって、狸に尋ねます。まあそうだ、今で言うと、聖徳太子の万札出してきたカンジかな。出所怖いよね? やばいひとのタンス預金じゃないかと。

   「わたしはこの寺の裏山に長年暮らす古狸でございます。
   平和になったので家族も増え、ちょっと増えすぎてお山の生り物だけじゃあ家族を喰わせていけなくなってきたところを、あなた様が取り仕切るようになってからはお供え物を裏山に捨てるようになったので、なんとかそれで食いつなぐことができるようになったので、お困りと見て手を貸したのでございます」
   それはいいから、この小判はどこから持ってきたのよ?
   「大昔に土佐と讃岐の山境に長宗我部が隠した軍用金でございます。余りにも山深くに埋めたので人間はもちろん、わたしども狸でさえ手の届かないものだったのですが、あなた様の危機に一族心を合わせなんとか20両調達して参りました!」って、狸も恩を返す返す! 
   「嬉しいけど困っちゃうよ……」
   進退窮まったお坊さん、ご住持に全てを告白して、狸の20両を出したところが、ご住持も困って、「おまえがマジメに勤めてくれているのは解ってるから、それくらいで死んじゃダメだよ」と使途不明金は不問にして、今度はお殿様に申し出て裁可を仰いだと。
   調べたらほんとに長宗我部のお金で、あの豊臣の金余り時代の小判だから純度高くって、当時って化政期だって、もう19世紀ね、100両に相当したのを、そのまま両替して当時流通できるお金で100両返してくれたって! 

   なんかいろいろいい話だと思って。
  ま、狸の方は「担当者死んじゃったら次の担当もお供え物こっちにまわしてくれるとは限らないもんね」ということらしいのですが、知らないうちに善を施してたのがめぐりめぐってという話。いや、日頃の真面目なお勤めぶりがあったからご住持も話を聞いてくれたんだと思うけど。

   それにしても、埋蔵金って全部眉唾な話だと思ってたのに、ホントにあった埋蔵金ってあったのね。狸も掘れない辺りの埋蔵金はまだ愛媛山中にあるのかしら、おかあさんちょっとスコップ持って四国に渡ってこようかしら。

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2010年12月 1日 (水)

ガンなぐ ― おかあさんもう実家に帰らせて貰います ―

   ええと、本日夕方ポストを検めましたら、「文芸金沢(仮名)」誌が届いておりました。ほら、例のローカル文芸誌、この秋ちょっと小説久し振りに書いて出してみたところ。あれからなんの連絡もないから、ああ、没ったんだなあと思ってたんだけど、念のため目次だけでも見ようかと玄関先でごそごそやっておって。
   「へえ、来たのー?」と虎美も顔を出しました。
   まあ、当然だったんですが。虎美が、
   「ねえ、どんな気持ち? どんな気持ち?」とうれしそーに、あのひとをなぶるときのいじめっ子の目つきで言うわけですよ、2ちゃんねるなんかでよく貼られてるにくったらしい熊のアスキーアートのコピペそのもの!
   「って、2ちゃんのアレだよー♪」
                       ∩___∩
     __ _,, -ー ,,             / ⌒  ⌒ 丶|     今、どんな気持ち?
      (/   "つ`..,:         (●)  (●)  丶        ねぇ、どんな気持ち?
   :/       :::::i:.        ミ  (_●_ )    |
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ねぇねぇ、バカやっちゃってるけど
今どんな気持ち?
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    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
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        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン
   「おまえ、それをリアルで人にやっていいと思ってるのか?」
   もうおかあさん渾身の短編がかすりもしなかったことよりそっちの方がショック。
   「えーだって家族だしー2ちゃんでよくあるからいいかと思ってー」
   「そんなのをリアルでやるヤツがいるかーッ! 現実世界の、たとえば学校の友達にそんなことやったら殴られるぞ! エビゾウ並に!」
   おかあさん最近はちゃんとニュースも見てます。っていうか、あれはNHKがニュースでやるようなことなの?
   「ガンジーが助走を付けて殴るレヴェル?」
   「ああそうだ、ガンなぐだッ!」
   ええとこれは最近ネットの方で流行っている言い回しで、とっても人を怒らせるレヴェルであることを、「(あの非暴力主義の)ガンジーでさえ助走を付けて殴りたくなる程の怒り」と表現するんだそうで。わたくしもこれは面白いなとは思ってるわけですが。

   お腹を痛めて、ここまでいろいろ悩みつつ育ててきた我が子がこんなひとの心の解らない欠陥人間であることが判明してもうおかあさんショックでショックで、……天の岩戸ってどこですか?

   ひみつの小説サイトの方のお友達に、
   「おねえさまぐらいだったらオリジナルの小説でもバッチリデビューできちゃうんじゃないですか?」なんて持ち上げられてたのが、もう、あたまっから冷水でしたわ。まあ、時代小説とかが主流の所へ敢えて空気読まずにハイ・ファンタジーなんか出した方も悪いが。ああもうがっかり。

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2010年11月28日 (日)

「Haevest」 生き残ったものの義務

   「WEB漫画には傑作が多い」とかいうタイトルに、「アンダーザローズ」の噂でも聞けるかと開けてみたら、面白いものを引っかけました。
   「女神が基本おっぱい丸出しのギリシャ神話みたいな話」とか紹介されてたかな。

   ……えーと、確かにその通りですが。
   「Haevest」→ http://www.charamuse.net/sagon/haevest/h/Haevest.html  
  ええと、「収穫」とか「実り」を意味する英単語がタイトルの由来なんですが、いろいろあってこの綴りでいいそうです。突っ込み禁止で。

  実りの女神の娘が、ちょっとした事故であの世に紛れ込んでしまって帰れなくなり、その彼女の救出作戦といった出だしだったのですが。
  多分タイトルやシチュエーションからいって、ギリシャ神話のペルセポネーがハデスに嫁入りする辺りの話を翻案したものになるはずだったようですが、
  「頭のいいヤツ連れてこないとダメだわ」って、連れてこられたもと大賢者、今は調整神セシウス君の献策により、あの世とこの世の境の裂け目に落ちてしまっているのではとその各人の過去を振り返らせる力を持つ裂け目に実りの女神がダイヴしてしまって、物語は彼らがまだ人間だった頃に戻っています。

   これは「神殺し」のあとの世界の話なのです。

   理性を失って、創った世界をこわし始めた創世神に対し、やむなく反旗を翻した人間達が、かれを倒し、その血を浴びて神通力を得て自分たちが「神」になってしまった、「神」としての心構えもないうちに、という世界観。そりゃ、ノルック族を侮辱されたといって女神がいきなり神殿で立ち回りもするよなあ。もと「女騎士」だそうだから。

   実りの女神デールがまたいいお姐さんで。
   村を焼き討ちされてひとり生き残った娘、鍛冶を特殊能力とするいかつい少数民族ノルック族に保護されて、まだ健在だった創世神に癒され、ノルック族を夜盗どもに襲わせないために身体を鍛えて女騎士になるのです。けっこー頑固で武闘派。美人でナイスバディです。この世界の倫理観なのか、本人おおらかなのか、トップレス姿が多いです。大股開きで(ショーツは穿いてます)立ち回りをしてすごいです。
   だーりんは元こそ泥のハシウス。同様に村を襲われて帰るところがなくなり、「しょうがないでしょ」と盗みに手を染めて生きてきた優男ですが、腕は立ちます。世界を流れて生きてきたので、いろいろ村の外の事情にも詳しく、剛のデールに対し、柔で村(というかデール)を護ります。殺すのがイヤだから盗む、を選択した辺りなかなか理性もあり骨もあるお兄さんです。この「ご主人を失ってずっと荒れている」状態が冒頭のデールさんなんだそうで。過去のらぶらぶな冒険エピソードを見てても解りますわぁ。

   大賢者セシウスになると、もうハッキリ草食系の優男。もとは農政家というか土壌改良学者? 賢者といっても哲学とか専門に修めた感じではないですが、問題を理性的に把握し解決しようというスタンスです。社会はどちらかというと、自分が食えなくなったら奪って自分が生きる、というものなので、彼は苦しみます、賢者という名を捧げられても飢えた人々になにも与えることができない、でも、かれの理性は殺して奪うことをよしとしない。魔女ガーラに捕えられ、挑発され蔑まれても彼女と対話しようとするところが偉い。

   そう、魔女ガーラ。作中魔女とは言われてませんが、動物と話ができるとかで、様々な動物を操り村村を襲い、「人間どもを殺し尽くした後の世界が完全なる世界」とうそぶく姿は魔女と言っていいでしょう。あれだ、環境テロリスト。村を襲われて行くところのない人々に食べ物を乞われ「今度はあなたが殺して奪いなさい」と言ってのける。「人間が壊れてゆく姿を見るのは最高」とその一団の乳飲み子を飢えで失った若い母親を連れ回す。もしかして、このひとはツンデレで、心の底には癒しきれない傷があってのことかも知れませんが(セシウスはそう見ている)、現時点では悪の元凶。

   最後に、創世神。この神が「壊れて」世界を壊そうとしたのを止めたが故の「現在」なのですが、世界が復興して数百年を経ても彼がなぜ「壊れた」のかは明らかになっていないのです。人間を飢えさせないために「おいしい」種を作り出し、広め、心の痛みに哭くデールを癒し、悩みながらも世界の完成を目指していた彼が壊れたのはなぜなのか。物語の本筋は虹の女神プルセナ奪還ではなく、そちらなのかも知れません。
   彼が努力しても人心の荒廃は止めがたく、徒労の末に魔女ガーラの禍々しい思念に影響されたのか、そこまで自分の創造したものを追いやってしまったことに絶望しての暴走なのでしょうか。物語の行方が案ぜられます。

   総天然色一千ページ超。大河です。まだ物語は続いています。昨夜一気読みしちゃった。個性的な登場人物もステキ、グラマーでたくましい女性たちもステキ、飄々と生きる男性たちもステキ。これは拾いものでした。おためしあれ。

   お召し物はトップレスで立ち回りも派手ですが、劣情を刺激することが目的のエロティックなシーンや、ことさら残虐なシーンはありませんので全年齢オッケーかと思われます。女性がおっぱい出してたりぱんつが見えてたらいやというお堅い方には向かないかもだけど。

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