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2010年9月16日 (木)

合唱コンクール行って来ました

   「今日どうしようかと思ってるんです」
   「なんだ?」
   今朝ほどの会話。
   「虎美の合唱コンクールなんです」

   演奏の時の身だしなみまで採点基準だとかで、昨日までいろいろ話し合いをして、スカート丈は「1回曲げまでの長さ、それ以上曲げると短くなって心証が悪い」って、そもそも曲げずに膝の長さでやりなさいよ。
   「ブラウスは絶対半袖着用で揃える」って昨日の申し合わせだったのに、今朝雨降っちゃって寒くて、お友達のヨーコちゃんから朝電話で、
   「あたし長袖着たいんだけど」と相談されて、
   「ハァ? 昨日言ったでしょ、絶対長袖!」と虎美は怒り狂ってました。
   「移動の間カッパ着るなり、長袖着てってガッコ着いたら着替えるなりしろ、風邪引いたらどうすんだ」と、母も子供の電話に参戦。虎美はもう聞いてるのが苦痛なぐらいの乱暴な言葉遣いで半袖着用を念押ししてました。

   「それは、親が行くようなものなのか?」と、旦那様は逃げ腰。
   「ええ。わたしどもの年頃では、学校の体育館で体操座りでやってたようなものですが、近年は大がかりになって、プログラムは刷るは、会場は区のホールだはで」
   それはたしか仙台でも同様で、わざわざバスに乗って、バブルの頃建てた大きなおステキな名前(わざわざ公募して付けたような!)の区民ホールに行ってやっていたような。ゴルドベルク中からは近いですから、みんなしてのろのろお山を降りて駅前の区民ホールに行っているようです。もう、一日がかりのイヴェントで。
   「行かなくてもいいだろう」
   「はあ。ただ、今年は虎美ちゃん、実行委員を引き受けて、がんばっているし、金賞確実だと行っているので、行かないとまずいかなと。……でも雨降ってますよね」
   「それを取るとどこか大会に行けるのか?」
   「学校内だけのものですが。……クラスの後ろの掲示板に賞状が一枚プラスされるだけだと」
   「……からだに気をつけていきなさい」
   「……でも今日、生協の配達日なんですよ。午後はうち明けられないんですよね。虎美ちゃんの出番いつだったかなあ」
   けっきょくぶちぶち言って、みんなが家を出ると同時に墜落睡眠(おかあさん昨日ゲーム3つも落として5時までやってて。ああ、あの3つ揃える系のゲームはルールが新しくて面白かった!)。 
   目覚めたら、明るいじゃないですか!
   やばい。これは行った方がいいな。
   のろのろ起き出して支度して、11時に間に合うように出ました、ら、パラパラ降って来ました。あららら。移動中の皆さんは大丈夫だったかしら(実行委員の虎美は9時集合、一般の生徒の皆さんは9時半)。
   着いたら「第25回合唱コンクール」と大きな立て看板が出てました。こういうものは美術部が活躍している模様。プログラムの表紙や挿絵も「作:2年2組聴衆力子さん(仮名)」というふうに個々人の得意な分野を伸ばしてくれる学校の姿勢のようです。行事プログラムの挿絵については運動会や文化祭その他でも同様の配慮がなされているように見受けられます。こういうところが「個性を伸ばす教育」というのがお題目だけではないなと感心しています。
   もう始まっていて、聞き覚えのある曲がエントランスのモニターから流れていて冷や汗をかきましたが、それは、
   「今年の一年の自由曲はみんな去年あたし達がやって曲だから!」と言っていたので。終わったあとのアナウンスでは、1年の最後のクラスの演奏曲だったようです。それにしてもいっぱいお母様方いらしてますね、平日の午前中……みんな働いておってPTA活動なんかできないんじゃなかったんかい。と、おかあさん少し理不尽に怒りを覚えております。
   1年の部が終わったので入って座席に着きます。前半分は生徒席、クラスごとに着席しています。真ん中が先生と生徒代表(2,3年生でクラスから2名出す)の審査員席、その横がPTA公報の取材席(写真その他)、後ろが保護者席です。あら、半分ぐらい埋まってますか。ほんと皆さんお揃いで。
   「ここが一番全体を見渡せるわ」マルシー月影千草@「ガラスの仮面」とばかりに最後列真ん中に陣取ったおかあさん、腕組みをして2年生の部を待ちます……。

   今はいいなあ、学校内の合唱コンクールぐらいで区民ホール貸し切りかあ。

   まあ、開けておくよりは使った方がいいか。「音楽のまち」だし、かわさきって。
   調べてくるの忘れました、リンネルベルクの区民ホール、定員はまあざっと800も入ればいい方かな、人見(記念講堂)は2300だったっけ、アレに比べればダンチで小さいもんなあ。と皮算用。箱物行政がいかんと皆さん仰せになりますが、足りないのはホールじゃなくてスタジオです。日本は音楽系サークルが結構盛んなので、区民会館の練習室はどこも取り合いなんだそうで。去年行ってたところも運営のひとが苦労して各地を押さえてて、3つ4つの候補の中から今日はそこ、来週はこことめまぐるしく変わってて大変でした。便利のいいところに設備のいい中くらいの練習室(オトナ7,80人ぐらいが立ってかるく体操ができる程度)をこそ欲しいのに、なんで役人は解ってくれないのかなあ。
   とりあえず、リンネルベルクの区民ホールは便利はいいです。ノイエ・リリエンベルク駅の目の前。音響は……ひでえとはとくに思わなかったのでそこそこいいんじゃないでしょうか。今日の所は聴衆の質が悪かったみたいでなんだかどこどこ物音がしてましたが。

   一度全員で課題曲の合唱があった後、事前の抽選の順に曲の演奏がありました。プログラムには、各クラスの自由曲名、それぞれの指揮者、伴奏者名に加え、クラスの意気ごみ文(この前虎美が呻吟しつつ書き上げたもの)、各パートの指導を担当した生徒の名まで上げてあって、ああ、もう、これはわたしどもの、球技大会の芸術版の「合唱コンクール」じゃなく、体育祭や文化祭と同様の教育の一環としての行事の「合唱コン」なんだなあと思い至りました。さっさと入場の後は、代表スピーチをする生徒がマイクの横に立ち、
   「最初はまとまれなかったぼくたちも、日々練習を重ね、少しぶつかり合って心を一つにすることができました。一生懸命歌いますのでどうかお聞きください」的なある種定番のスピーチをして、演奏に入ります。
   ……優等生はソンだよなあ。
   虎美のクラスは、奇跡的に男子に意欲ある生徒が多かったので、
   「たりーよ、歌なんてうたってらんねー」とかいって、
   「先生! 男子がまじめに取り組みません!」
   「君たち、それじゃあダメだろう」なんていう定番の青春な葛藤がなかった、おかげで仕上がりはいいが、スピーチのネタになるようなドラマが今までなくてしまらない、と虎美が腐ってました。もしかして、こういう多少のぶつかりあいもコミで「合唱コン」は学校行事としての意義を認められてるのでしょうか。よう知らんけど。
   今年は、
   「1組が、この課題曲はつまらないといって男子が課題曲をボイコットするって言って問題になってるの」
   「とうとう近藤先生(仮名)が出て説教されてた」云々と前々から波乱含みだったので、おかあさん虎美のクラスより1組が楽しみだったりして。
   5組はなんとも言ってなかったんですが、わりとまともでした。
   ……ってゆーか、なにこのいかにも「中学校の合唱コンクールですよ」的な歌
   ハーモニーが解りやすいっていうか、単純って言うか。あんまり不協和音ないのねってかんじで。
   素直なメロディラインで変拍子もそんなになく。
   男女の掛け合いは適当にあるけど、ヴェルディの「スターバト・マーテル」のような、開始早々いいとこ全部テノール持っていくかぁ! ってパートソロないし。
   「大地讃頌」みたいに途中、男声と女声がまったく別メロディ歌ってるって所もないし。
   そんでもって歌詞はたいしたこと歌ってなくて、思春期なボクらの心の持ちよう、思い出は大切だとかひとりひとり自分を大切にみたいなことをどのクラスも手を変え品を変え。

   つまんね。

   いわゆる合唱組曲から持ってくる所はありませんでした。
   「モルダウ」とか、「水のいのち」の「雨」とかさ、名曲じゃん。クラス対抗合唱コンクールレヴェルでは無理なのかな。ブルックナーのミサをやれとは言わないが(いい曲なのよう!)。
   翻って自分の中学時代はというと……「あの素晴らしい愛をもう一度」とか、「太陽がくれた季節」とか……フォークだよ。まあ、一応合唱曲として作曲されたものをやっておるだけましなのか。こりゃまた失礼しました。まあ、先年アンジェラ・アキに作曲を依頼した曲がコンクール課題曲になってヒットしたとかいって、今日も3年のあるクラスが自由曲に選んでるように、フォークと青少年向け合唱曲は垣根が低いようですが。

   虎美のクラスは、まあまあ、……言うほど男子は声が揃ってなかったと思う(大きな声では言えないが)。ライヴァルのクラスに至っては、舞台後方にダイソンの掃除機があったのかと思ったくらい声が出てませんでした。そりゃ、天井桟敷にいるおかあさんがいけません。審査員はちゃんと真ん中にいましたから。
   意外と、男子がボイコットの1組は歌えてました。先生に一括されてその気になったのかな?

   2年の部だけ聞いて、駅前の小田急のおしゃれスーパーでこの辺ではそこにしか置いてないオクラ入りめかぶのパックを買って、「図書館戦争」新巻出てるって虎美が言ってたので買って、とんかつ屋さんでお弁当買って帰りました。

   ご飯も終わって、暢気にこの文を打ってたら虎美が帰ってきて……あらあら泣いちゃった。うん、金は無理かと思ったんだけどさ。泣くほど入れ込んで行事に参加できて良かったね。
   担任の先生には、「明日ちゃんと学校来てね」って念を押されたそうで。
   ……もう行動パターン読まれてるなあ。

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2010年9月13日 (月)

おかんはじまりました

   とうとう来ました。
   「えーと、ほら、 アレ。TVが終わるって宣伝してる……デジタルトナカイ!」
   「おかーさん、それチデジカ
   「日産……? のアレとは違うんだよな」
   「違います! あれはダイハツのカクカクシカジカ!」
   中年女性の、物事をアバウトにしか捉えていなくて、ひとに説明するときも非常に大づかみなアレです。
   しかしデジタルトナカイ、本人はそんなに外していないつもりだから怖い。
   「デもカも入っている」意味もそんなに外してないしね。
   「そこしか合ってません!」

   やばいわあ。おうちの中の気安いひととしか会話してないってことよね。ちょっとリハビリしなくっちゃ。

   「なんだか最近は仮面ライダーも1年保たないそうだな。今年はもう変わって、今のは、ええと、仮面ライダー三重丸?」
   「オーズ(OOO)!!」
   555でファイズってのは前にいたけども。日本語がフリーダムになってきたせいもあるわよね? と責任転嫁。そんな、ぱっと来てぱっと消えるいかさまなものなど正しく覚えてやるかという気概もあったりして(迷惑な)。

   そして最近ネットの海の泳ぎ方を飲み込んだお兄ちゃんがにやり。
   「アナログマというのもいるんだよ……」

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