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2010年6月25日 (金)

「牛角 塩キャベツのたれ」 ― これはいかがなものかと ―

   早々と食欲をなくしている早乙女家であります。おかあさん最近はもう夕食のおかずも枝豆豆腐、めかぶ、納豆にレタスと冷たいものしか食べたくな~い。これではいかんとご近所スーパーの中をさまよいますと、
   「嘘のようにキャベツが食べられる!」と宣伝文の付いた「やみつき塩キャベツのたれ」というものが特売になっていました。最近はレタスばっかりで、キャベツ食べてなかったなーと思って、試してみることに。
   いつもならバリバリむしった後はレンジでチンしてポン酢をかけるかそのまま食べてたんですが。あんまりドレッシングとかに凝るとそれでカロリーとか塩分くっちゃってかえって身体に悪いと思っちゃうほうで。でもまあ、あんまりワンパターンでも飽きられちゃうし、と。

   「コレをかけて食べるのだ」と、一口大に切ってざぶざぶ洗ったキャベツの山といっしょに出すと、朝、食欲がないとなんにも食べないで出ようとしたから、無理矢理好物のカントリーマァムをポケットにねじ込んでやった豹太が、
   「ダメ、昼も食べられなかったの、おれ」って。それでも押して与えましたら、半分は食べたようですが、ギブアップして逃げていきました。
   虎美は、
   「おかーさん、これ、だめ、塩辛い!」とやっぱり逃げました。一応はノルマは果たしたようですが。
   しょうがない、母が引き受けよう、と豹太のサラダボウルの上に自分の割り当てのキャベツをぶち込んで混ぜ混ぜして食べてみましたが……。たしかにこれはしょっぱいわ。我慢して食べ終わると、ボウルの底にざらざらと塩の塊が!

   こんなのほんとに牛角のお店にきたお客さんは喜んで食べてるの!?
   やばいって絶対!

   おかあさんここ数日足がむくんでむくんでぽよんぽよんになって、こりゃいかん、リニョウサヨウのあるものを食べなければ、胡瓜でいいんだっけとか思ってたのに! さらにしょっぱいもの食べたらもっとむくんじゃうじゃない! 旦那様に叱られちゃう!

   さて、まだ9割方残っているこのしょっぱいドレッシングはいかようにしたらいいものでしょうねえ?

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2010年6月22日 (火)

骨折っていろいろ得たよ

   昨日からちゃんと登校しております骨折り男子。昨日はタクシーに来て貰って、おかあさんも付き添っていきました。ちゃんと自分でタクシー会社に電話を掛けて、ちゃんと乗り込んで行き先を自分で言って、おかあさんとだべりつつも目的地が近づいたら、
   「そこ曲がってください」とちゃんと指示を出して、無事学校に行けました。よしよし。
   予鈴10分前なので生徒昇降口はまだ閑散としており、もたもたしていてもとくに皆に迷惑は掛けないようでした。
   「異様に早く来てる奴がひとりふたりいるから教室に携帯掛けて呼んでカバン持ってもらう。ホント無駄に早く来てるんだよ、なんで~ってぐらい」
   「それは電車が空いてるのだ。首都圏の智恵であるって、あれ? おまえらラッシュと逆方向だよな?」
   「そうでもない……よ?」
   「だが、みんなにゃんぶ線で来るのであろう? あっち方向から来るのでは東京都だから公立に東京の子がわざわざ入ることはないし、やはり川崎方向から都落ち通学……」
   さて、いかがなものか。この辺りのような県境の入り組んだところは越境もありなのかしら。とりあえず、リリエンベルク方向から通っている生徒は少数派と聞いて4月頃しょぼくれていました。

   帰宅して皆はどう反応したか尋ねましたところ、
   「おんぶまでしてくれたから驚いた」
   先生ありがとうございます。休んでた3日のうちに登校してきたら便宜を図ってやれとか根回しして貰っちゃったでしょうか。ホントすいません。みんないいこなんだなあ、神奈川県立流石高校。
   久し振りに学校に行ったからとおかずを大盛りにしたのに、
   「部活がないからそんなお腹すかなかった」って。これは完治したとき相当なまってたりして……?

   そういうおかあさんは、自分が流石高校から帰るときはやっぱり歩きよねーと行きの時から車窓をじっと観察しておったので。
   「おまえも雨の日はこのルートを使っているのであろう」
   「ああ、ジャイアンツランドについてからはジャイアンツランドの中を通るけど」
   「そういえば、一度そのルートについては聞いたような気がする、駐車場を突っ切るんだったな?」
   「うん、このファミマの横の所を入って真っ直ぐ行って、道なりに行くと出口があって、そこを左に行って右に行ってまた右に曲がると……」と延々解説をしますが。
   「待て、それはこちらからの行き方だろう! 母が今日これから帰る帰り道として説明しろ。……そのルートの高校側の入り口はどこなんだ?」
   「生田スタジオの向かいに階段があるから、それをまず登るの!」ってやってるうちにもう学校に着いちゃったんですよね。
   「……だめだ、うちに帰ってから聞く」
   「どうしてわかんないの!」って、最初から今日これから使うルートとして聞きたいってことを理解してしゃべれって!

   というようなことがあって、流石高校の裏門を出ながらおかあさん暫し考えましたね。昨日はほどよい曇り、風もいいカンジに吹いていて、歩いている分にはそんなに汗もでない様子でした……。
   「虎穴に入らずんば虎児を得ず! 迷えよさらば到達せん! 行ってみよう」
   こうやっていつも迷子になるんだよなあ、わたし。

   たしかに生田スタジオの向こう岸にはちょっと傾斜を登る階段があって。丘を削った住宅地だから。まあ、とりあえず2階建て住宅ひと棟分ぐらいの高低差を登りました。えーと、左から来たんだから左を目指せばいいのよね? と、野生のカン。あとは、ジャイアンツの匂いのする方に向かって歩けばいいのよって、どんな匂いだ。とりあえず、高い方に行きましょう。お山で迷子になったときの鉄則。嶺はだいたい一つだけど、裾野は360度広がってます。おかあさん山岳遭難もの好きだから、違う! 極限状態からの生還ものが好きなだけ! 戦記とかも実は好きです。って、おいといて。

   って、気がついたら、ヴェルディの事務所の前に立ってました。
   「ヴェルディの事務所前なう」って、メイルしようと思ったら携帯忘れた。
   迷子注意報発令!?
   しかしながら、時は丁度予鈴が鳴ったばかり。生徒指導が行き届いて生まれ変わったと申してはいても県立中の下の流石高校、タイミング良くいいところから誰も彼もブルーのシャツをズボンから出して携帯片手にたらたら歩いてくるので方向が解るのです。
   ありがとう流石高生のみんな! でももうちょっとおうちを早く出よう。
   ということで左に進路を変えると、あったあった、駐車場のゲート。ここから入り込んで、言われたとおり歩道に沿ってノコノコ歩きます。芝の美しい練習場もありました。ヴェルディって川崎から出て行ったと思ったのにまだ施設残ってたんだ? 今はなんか東京の市をホームタウンにしてません? どこだっけ、味の素スタジアム(今見たら、ホームタウンは「東京」みたいですね。ふうん、23区全域? 都下も含めて? 味の素は調布市にあるそうです。チームの本社はジャイアンツランドがもともと東京都稲城市と神奈川県川崎市にまたがってるせいで稲城市側にもともとあって、昔から「東京」を名乗るのもあながち嘘ではないようですが……セコイと思うのは田舎ものの感覚かしら?)などとJリーグ発足当時からのヴェルディのややこしいあれこれについて思いを致してる間に歩道はジャイアンツランドの駐車場を突っ切り、プールの入場ゲートを経てバスプールへ直結。これは簡単でいいですね。車には全然行き会いませんでした。安全!

   そして、バスプールの電光掲示板を見上げたら! 
   ……携帯忘れたんだったよ。
   キョロキョロしてたら、隣の別路線の方にバスが来たので、そこから時刻を類推するに8時45分!
   ……ノイエ・リリエンベルク行きはあと30分来ないみたいです。
   諦めて、バス通りではなく今朝タクシーで通ったショートカットを歩くことにしました。いいカンジで風も吹いてましたし。朝、冷凍庫から出してきた半分だけ水を入れた空きペットボトルが融けてお水が飲み頃で。ゴキゲンで歩けました……。
   家に帰り着くと9時10分でした。ええ、アホヅラ提げて待ってなくて良かったです。毎日やってたら痩せるかも知れませんねーって、毎日はイ、ヤ

   でも、丁度校門のところですれ違いになった流石校生がにこって笑って挨拶してくれて、あれ? ダイスケくんだったかしら? と手を振って帰ってきて、
   「ちょっと髪のくるくるした可愛い子が挨拶してくれたよ、ダイスケ君だよね?」と豹太に言ったら、
   「それはケンちゃん! パン屋さんの!」
   ああ、パン屋さんのお兄ちゃん、中学は別だけどそういえば流石に受かったって言ってたっけ……そういえば合格者説明会で会って挨拶したかも。
   「なんでわかんないの!?」
   だってそれっきりだったし……? いや、パン屋でも2,3度会ってたかも。そういわれると、ご主人に笑顔が似てた……かな?
   でも、もう名前で呼び合うほどに仲良くなっていたとは意外。同じ中学からのダイスケくんやカイくん以外ともつきあってるようで、高校生活にはちゃんととけ込めているのだなと安心しました。

   さて、今日も同じルートでした。今日は駐車場の入り口に門扉を立ててかんぬきがささっててちょっと狼狽えましたが、諦めて少し道なりに行くと「歩行者通路」とサビかかった看板があって、ちゃんとアーチの付いたジャイアンツランドの歩行者用ゲートに案内されました。今日は1時間目に遅刻して行ったのでヴェルディのひとが練習してるのが見えました。なんで判ったかって練習してるときもユニフォーム(緑色)なんですね。お洗濯はチーム持ちなのかな? ジャイキリもそうだったかしら。プロはいろいろ大変。

   何にも考えないで、鳥の声なんか聞きながらのこのこ歩いてると楽しいですね。また、ブログにはこう書こう、ここまで書くと脱線しすぎ?……とか、自由に考えてますと時間を忘れます。やっぱりお散歩ってものを考えるにはいいんですよね、あとはトイレと寝る寸前だったっけ……結婚式のスピーチじゃないけど、3つのなんとかって結構あるけど必ず1コ忘れるよね、なんて。ホント、いろいろ朝から活動して、夜もよく眠れました。豹太には悪いいけど、おかあさんのダメダメな生活にはいい刺激です。

   ……ちょっとふくらはぎとか張って来ちゃってます。毎日はキツイかなー。今日は朝一でギプスを付けて、それから登校したので、これから楽になるらしいんですけど。階段の上りがいきなり楽になったと申しておりました。さて、どうしよう?      

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2010年6月21日 (月)

球児の母

   それで昨日流石高校に行って来たのは、豹太の部活の保護者会。もう夏の全国高校野球大会の地区予選の日程が発表になっているのでした。先日、神奈川県版にトーナメント表が載っていたとかで、旦那様が地味に、
   「3つ勝つと横浜球場だな」と呟いておられました。
   うわー! 本物の高校球児だ! 骨折れちゃったけど。
   Y校と当たったり、東海大相模とか桐光学園とかとも当たるかも知れないんだ!(いやそういうとこはシードだから)
   ホントに「おおきく振りかぶって」(マネジャの仕事とか球児のママの負担とかをややリアルに描き込んである)の世界です。
   「まさか対戦相手の試合のヴィデオ撮りとか行くの?」
   「いや、うちはそこまで本気じゃない」
   でも、ふつうに2つ、3つは勝つところらしいです。そりゃー、練習試合が近隣校と語らってダブルヘッダーだったりするから。あれ? そういえば「おお振り」の西浦高校も、直接描写はなくても練習試合はダブルヘッダーって言ってましたかね。ううむ、そこそこ熱心な所じゃああれは普通に行われてることだったのね。
   そういえば、休みの日に珍しく早く帰ってきたと思ったら、
   「うちの3年生に今年結構打つひとがいて、今日も練習でホームラン打ったら普通のひとの家に入ってガラスが割れて怒られて、今日試合中止になった」
   「それはドラえもんのカミナリさん?」
   「そんなカンジ」
   それは頼もしい。で、しばらくは流石高校を会場にする練習試合ができずにしばらくゼーキントやらシーレックス球場やらに遠征していたわけですね。

   ところが、事実は「おお振り」よりも酷なり
   「大会中の選手の移動ですが、応援してくれるブラスバンドには楽器もありますから、やはりバスをチャーターしたいんです」って、1回7万円を頭割りすると3千円~3500円だそうで。厳しい。西浦高校は10人だから志賀先生が調達したマイクロバスでいけたけど、流石は(ベンチ入り登録可能人数にはちょっと足りないみたいだけど)3学年フルにいるのでさすがにちゃんとしたバスを借りないとダメみたいです。事故とかのことを考えると、やっぱりプロに運転して貰いたいしね。ああ、西浦高校は開会式は確か自転車で行ってたのに!(開会式は用具要らないしね!) やっぱり事故の危険を考えるとあれは非常識っていうかのどかだったのかなあ。「音楽のまち川崎」ですから、流石高校はブラバンもそれなりに人数いますし(西浦高校はこの前負けた試合で有志がトランペットと太鼓をやってくれていた程度)。
   うう、この物いりな時期に……でも球児の母はがんばっちゃう!

   なんと、「全国高校野球大会神奈川大会参加高校メンバー」とかで、各高校の野球部の名簿が新聞に載ってたんです! たぶん県の東の端から順にということで、川崎北(?)とか例の市立マンデリンとか、イクターア、オスティクターア、リリエンベルク、ハマーに甘木と、受験で多少検討した辺りのまだ知ってる名前(仮名)の学校がずらりと並んでいまして、その中に「流石高校 監督 佐藤潮(仮名)」以下、ポジション順にフルネームが上がってます。学年が黒数字は主将です。3年が7人、2年が3人、1年が7人! ああ、その中に「補:早乙女豹太 1」って! その他、中学時代のお友達も数人。

   ああ、生きててよかった!

   高校にはいって部活、どうしよう!? 硬球は怖いから別のスポーツにしたいとか言ってたとき、あんまり親身に相談に乗ってやらなかったんですけど。
   そういえば、「カイのやろー高校じゃあチャラくテニスするからって、裏切った!」って 4月に言ってた同じ野球部から行ったカイくん、ちゃっかり野球部に入り直したそうで、すぐ下に名前載ってました。同じ野球部脱落組でも「翼は帰宅部生活満喫してる」そうですが。
   硬球は硬球用のグローヴじゃなくちゃ痛いって言われて、なんでこの入学でお金がかかったときにまた一式買い換えるのってぶちぶち言ったんだけど、ちょうどおじいちゃんが入学祝いを下さって。豹太喜んで買いに行ってましたっけ。
   やっぱりゴールデン・ウィークには身体をこわして、全然部活できてないじゃんとか言ってたけど、それなりに補欠としては数のうちに数えて貰ってたんですね! まあ、17人じゃあ声だし要員も必要でしょうし。女子マネは別に計3名いるそうです。生意気!
   ……はて、豹太のポジションってキャッチャーだったっけ? たしかにゲームのおかげで配球の指示は絶妙とかいっぺん聞いたことがあったような……まあ、足は遅いしなぁ。

   よそのチームもじっくり見て、豹太を相手にいろいろ聞いてみました。
   「あ、ここ、この前練習試合して、豹太がまだおれの方がまともっていってたところ? 10人しかいないよ。廃部寸前!? これ、この10人も1年生の半分くらいはよその部から借りてきてたりして。『アイシールド21』みたいに!」と本人に確認しますと、
   「そんなカンジだったかも」と、なんだかうらやましそう。いやいや、きみも2年生3人じゃあ、来年何かの間違いで試合に出して貰えるかも知れないよ。
   「へえ、10人目はキャッチャーなんだな」
   おかあさんこの時点でなにも考えていません。
   「ハマーはさすが、文武両道の名門校、2,3年だけで枠を使い切っておる。きっとカズヤくんはスタンドから応援組だな」
   同じ野球部からハマーに行った子もいますが、残念、メンバーには入ってませんでした。
   「甘木もぎりぎりだな。ここは2年生も多いが……キャッチャーばっかりだな。ふつうピッチャーとか外野を予備に入れるものだろう……? あれ?」

   おかあさん、老眼始まってますね? それは補欠の「補」! 捕手は手偏です!

   キャッチャーを5人もベンチに入れるチームありませんって!

   ああ、恥ずかしい。
   こんなおかあさんも球児の母になれるでしょうか?

   とりあえず、骨折してる豹太は開会式(横浜球場!)の行進には参加できませんが、応援には行ってきます。第1回戦は相模原球場……かな?(相模大野駅からバスだそうです)流石高校にはほどほどに勝ってもらいましょう。甲子園に行くほどがんばっても、豹太の足の回復は間に合わないみたいだし(せこい)。

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漫画の中の良き父、良き母

   父の日記念で、goo が「こんなお父さんならいいかも!」と思う漫画の登場人物ランキングを発表していて、1位が「ドラゴンボール」の孫悟空、2位が「サザエさん」のマスオさん、3位が「クッキングパパ」の荒岩……今は係長なのかな? と、有名どころが選ばれていました。

   ところが、「孫悟空って作中我が子の成長を期待する余り敵の攻撃に敢えて曝しておいたエピソードがあって、戦友(ピッコロさん)から面罵されてるんだぞ!」と、2ちゃんねるのほうで突っ込みが入っていたのでした。該当シーン貼ります
   → http://f.hatena.ne.jp/tyokorata/20100423194212
   おまけに、悟空がいかに親として失格であるかを細かく挙げたサイトまで紹介されていて。→ http://d.hatena.ne.jp/tyokorata/20100512/1273598659
   一読すると、なるほどよく考えるとヒドイよなあと思ってしまいますが、あとで思いっきりファンからの反論を喰らっています。ここまで深い読み込みを許す作品だったのかとびっくり。すいません、バトルものとして手に汗握る! 展開しか追求してませんでした。反省。

   (今1時間ぐらい読み込んでそのサイトから帰ってきた。家事やろうよおかあさん)落ち着いてよくよくもとのランキングを見てみると、ただ有名なだけで、じっさいどこがいいの? というお父さんキャラクターも結構入ってたりして。  

   「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしが入ってないのは信じられないという説もありました。ああ、それは解るな。

   「ちびまる子ちゃん」のさくらひろしについては、わたしはこの作品はなんというか、あまりにも等身大過ぎて、人として尊敬できない登場人物にときどき行き当たって、かえっていろいろ考えすぎて娯楽として楽しめなくて見ていませんので判りません。

  「島耕作」は、社長にまで登りつめたことを考えるとそりゃ表面「カッコイイ」お父さんとしてはいいのかもしれませんが、よくよく読むと、家庭は崩壊してるし、離婚して別れ別れになった娘がたまに調理実習で習ったからと料理を作りに来てくれてもありがた迷惑としか思ってなかったりとか(タイミングも悪かったが)、その娘がまた思春期の微妙なところはすっ飛ばして、ある程度美しく優秀に成長してからまた現れて多少自分のビジネスのお手伝いもしてくれてウレシイなんていうムシの良さが非常に不愉快で、あんな父親がいいのかと思ってしまいますね。あんな父親だから子の方も有名企業社長という側面だけを利用してやろうと見るのでしょうか。

   「クッキングパパ」の荒岩さんは、逆に出世より家庭を大切にしていて、(本人の趣味や得意分野と言うこともあって)料理の苦手な奥さんの代わりに毎度手料理を披露してくれてたので、入賞もむべなるかなとおもえますが。同じお料理系ではランキングの下位に「大使閣下の料理人」の大沢公が入ってました。これはちょっとその他に比べるとマイナーかとも思われましたが、この作品は好きだったのでうれしいです。ただ、料理人としての精進を求めてヴェトナムに単身赴任、料理助手とプラトニックな恋愛をしてたりと、家庭人としてはちょっとどうよという感じがしますが……人間として、料理人としては十分尊敬できますけどね。そういえば「モーニング」誌の連載作品ばかりですね、講談社強いな。アンケート対象はオジサンだったのかしらん。

   母の日には同様のアンケートは実施しなかったのかしら?
   漫画の中の理想のお母さんというと、わたくしは「ふたり鷹」の沢渡緋沙子様をあげたいですね。随分古い作品になっちゃいますが。

   駆け落ちで結婚して若くして出産したその翌日ぐらいに病院が火事で夫を亡くし、そのどさくさで生まれたばかりの我が子も有名自動車会社のオーナー社長の子とすり替わった疑惑を持ってしまう(同名の「鷹」、彼らは奇しくも16年後に出逢ってしまう……それがタイトルの由来)。それでも、女手一つでその子を育て上げ、自分も美容師として成功するという朝ドラの主役が張れる波乱の人生を歩んでおられます。
   すごいのが、そういう半生ながら、新谷かおる作品の女性なので、輝く美貌に衰えぬ肉体美、しかも気っぷが良くて美容師としての技術は日本トップクラス。さらに、丁度届いた直輸入もののカミソリを振りまわして不良どもからヒロインを守って大立ち回りの、息子の危機にスカートの裾を引き裂いてひらりと跨ってナナハンかっとばしの、自宅を襲撃した暴走族には岩塩を詰めた散弾銃で応戦(奥様、銃刀法違反です)。素晴らしいスーパーママさんです。わたくしはいまだかつて彼女以上のお母様を見たことがありません。
   ああ、キレると重火器を使ったという意味では「有閑倶楽部」の剣菱百合子様がおられましたね、あの方もグレイトだけど……。美貌といい、ロマンチック度といい、財力といい、タメを張れますね、じゅうぶん(いや、格が違う)。

   こういう特異なモデルを若い頃に見て憧れたから、変な親になってしまったんですかねえ。

   さて、漫画の中の理想のお父さん・お母さんに他にご推薦はありませんか?

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