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2010年11月18日 (木)

ゆとりの調理実習

   もう時効かと思って。

   うちの子はわたしがいろいろ手伝わせるものですから、調理なんか最低限のことぐらいはできるかと思いますが。夏休みにも実家に泊まっていた頃は、餃子なんか、わたしは自分でだって作らない位なのに、母が包み方を教えてやらせるもんだから、面白がって覚えて仙台のうちに戻っても「餃子やらせて」とうるさくって。助かるけど。

   調理実習も、けっこう好きで積極的らしいですね、今日はなにをやった、巧くできたと嬉しそうに申します。豹太が6年生のある日、各班児童の立案したメニューで実習をやったらしいのですが……。
   「おんなのこコワイ」って。
   「どうした? 同じ班にはエリカちゃん(仮名)いたろ? こども会活動でよく虎美の面倒見てくれてるし、しっかり者だからきっと調理実習も……」
   「そのエリカがコワかった!」
   「ぱーどん(大変恐れ入りますがもう一度お聞かせいただけますか)?」
   「マカロニサラダだったんだけど、マカロニとジャガイモを一緒に茹でた
   「そ、それはエリカちゃんちではふだんやっていて実績があるスピードアップの裏技?」
   「違う、茹でるものだから一緒でいいだろってぶっつけで」
   「それでちゃんと両方いいカンジにゆだったり……?」
   「ジャガイモ生だった! コワイって! おれみてて心配でしょうがなかったって!」
   ……それ以来彼はしっかり者の女の子だからといって料理がうまいと頭から信じたりしなくなったそうです……。

   まあ、そういう豹太、中学の参観日の梅ジュースづくりでも楽しそうに取り組んでいた感じですが。この前高校でも調理実習がありまして。生意気にペスカトーレのピザ! 時代は変わったわ。
   「どうだった?」
   「アァ? うちの学校バカ高校だからおれが仕切ったよ」またですか。
   「女子は?」
   「うちのクラス特進で女少ない上に、混合名簿だから出席番号が丁度前の方ばっかに偏ってて同じ班に女いなかった」
   はあ、さようで。
   でもそれなりのものはできて美味しく食べてこられたみたいです。
   驚いたのが、
   「弁当? 普通に作って」っていわれたこと。
   「だって、3,4時間めで作るんだろピザ」って言っても、
   「大丈夫入る」って。
   帰ってきてから聞いてやっても、
   「ピザあってやっと腹一杯ってかんじ。ああ、練習の後も腹減らないなーって」
   高校球児の食欲を舐めていました。それ以来、お弁当はキッチリ詰めるようにしたんだけどね。

   虎美が最近お邪魔しているつばさちゃんちのママ、わたくしが具合が悪いときなど、
   「自力解決頼む」とお食事をつくってやらない話にショックを受けたそうで、
   「大丈夫? 御飯食べられてる? うちで食べていく?」といつも聞かれると言われたときにはもう穴があったら入りたい心地でしたが、そこんちはつばさちゃんに包丁を持たせない、ガスも点けさせないとかで、まあそういううちのひとが子供に自力で食事作らせると聞いたら驚くだろうなと少しホッといたしましたです。そこのうちそれぞれよね。

   本日の調理実習(コンソメが溶けきってなくて偏在していたスパゲティ・ミートソース)、虎美はそれなりに目配りして、
   「タマネギのみじん切り、いきなり右手だけでエイエイやってる子がいて、こっちの心臓に悪いから左手添えろと注意した」 そうです。いるのか、そういう子がやっぱり。
   うちの猫科のひとたちが小さいころは、NHK教育で、子供にお料理をさせる番組が流行ってたから、今時のお子さんはみんなお料理ができるもんだと思ってましたわ……。

   付け合わせの「林檎とバナナのヨーグルトソースサラダ」は、「マヨネーズとヨーグルト和えるなんて信じられない!」と班員全員一致で拒否して、それぞれただ剥いて切って食べたそうです。いや、給食ではそういうの出てたと思うよ。調理実習のメニューを拒否って、今時は自由が利いていいねえ……。ああ、それで林檎剥けないやつがいる云々言ってたわけね。
   いや、きっと、プロ級の子がいて、林檎が普通に剥けて、豚肉のハリハリ煮ふう程度のお手軽料理ができるぐらいで仕切ってる虎美のことを片腹痛く思っていたことであろう。

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