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2010年8月24日 (火)

懐メロの季節

   NHKの番組名としては「思い出のメロディ」なんでしょうか。

   結構この手の番組は昔から見ていて、結果、自然と覚えて、高度成長期うまれのおかあさんが加山雄三メドレーや「東京ラプソディ」、「リンゴの歌」をそらで歌えたりするのもそのせい。
   学生時代、ちょっとした会話の糸口で「チャンチャンチャーン、チャンチャンチャーン」から歌の続きをどうぞ、ってのをやって、大部分の人は「ジングルベル」を歌うのに、うちの大学の子はみんな「わっかくあっかあるいうったーごえにーっ」と「青い山脈」を歌い出してしまうってのがありましたが、ええもう、フルコーラス歌えますがなにか?

   高齢化が進むとこういう「お年寄り向け」の選曲も、対象年令に幅が出てきてさ、「わたしの青春はGSよ」とかいうおばあちゃん出てきそうで、とか言ってたら、とうとう今年は自分が小中学生の時に喜んで歌ってた歌がバッチリ! 出てきてもう嬉しいやら情けないやら。ええもう、「恋の季節」はフルコーラス歌えますよ。40代は懐メロの対象年齢なのね。

   ええと、具体的に申しますと、渡辺まち子が「迷い道」歌ったり、八神純子が「みずいろの雨」と「パープルタウン」をメドレーで歌ったり。甚だしいのは、榊原郁恵が「夏のお嬢さん」歌ったよ! 季節的には合ってるけど! うわー。
   「これはおかあさんが小学生の時に流行ったのだ」
   「これは中学生だ」と、いちいち講釈するのも恥ずかしい。

   途中、フォーク・ソングも何曲か取り上げられてました。こちとら第1次ブームの時に幼稚園児で、童謡もフォークも一緒くたに歌って育ちましたのよ。幼稚園児が「はーなーよめーはー夜汽車に乗ってー♪」とか歌ってるの。コワイネ。「戦争を知らない子どもたち」が万博のフォーク・イヴェントのそのとききりの記念歌のつもりで書かれたというのにびっくり。そのわりに歌い継がれてますが。時代を切り取ったいい歌というのはそういうものなんでしょうか。ええ、「せんそーをーしらないー」と、幼稚園児の頃から口ずさんでましたとも。知らなくて悪かったなと開き直って。「いまのわたしにできることは 涙を堪えて歌うことだけさ」でしたっけ。じゃあ、長野オリンピックソングが「輪になって踊ろう」と歌うだけだといって嫌っちゃいけないのかな、なんだ伝統かぁ。

   こういう番組では、懐かしのあの曲はオリジナルの歌手で歌うべきなのかってのがあります。もし現役で活動をしているのなら、それは、ご本人が歌うに越したことないんですが。
   「山本リンダすごーい!」
   「まだ現役なのか、幾つだよ」と盛り上がるのもいいですが、中村雅俊が「ふれあい」を歌ってみたら、来年還暦だと言ってましたが、なるほど、残念、昔のように声の伸びがない。しかも、なんだか変な風に声をひねってうたうようになっていて、昔のぼくとつというか素直な味がなくなってました。やっぱり、昔を偲ぶという番組の性格上、あんまり今風のアレンジはしないで歌って欲しいものです。衰えちゃって、もとのキーやテンポで歌えないというのなら残念ですが……このひと歌手本業じゃないしなあ。
   これが、歌手本業で、今も時代に合わせた活動してるから、とても、昔の歌をそのまま歌うなんてこっぱずかしいコトできない! ってなら、今風のアレンジをほんの少し入れて、昔のファンが違和感を感じない、でも、結構こういうノリもいけるのね、という歌い方をしてもらっても嬉しいですが、あんまりそれが決まってることってなくって。難しい。いやでも、あの時代のあの恥ずかしいノリが聞きたいってのもありますから、もとの調子でお願いしたいんだけど、ヒデキ、もう「薔薇の鎖」とか「情熱の嵐」とか歌わないのかな? いつも、「YMCA」じゃなければ「傷だらけのローラ」だよね、哀しい。

   かえって、その数日前にBSでやっていたアニメソングの特集のささきいさおのように、いつまでも同じ歌い方、いつも朗々とした同じ声の方が、難しいけど、歌手本人様には飽きちゃってイヤかもだけど、正しい歌い方なのかなあと思いました。いやあ、本当にお変わりなくて、
   「キャーッ!」っと黄色い悲鳴を上げましたです。アニソン界の3大テノールなんだそうで。いやあ、なんでも極めるというのは凄いですね。

   さて、榊原郁恵とか風見慎吾が懐メロに出る時代になっちゃいましたが、やっぱ、次は来るならユーミンと松田聖子かな。中島みゆきは大丈夫、出ない

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