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2010年4月 8日 (木)

まいぞうきん伝説リターンズ

   (これまでのお話:おかあさんが家計をやりくりしてやっと積み立ててくれていたお金でコンピュータミシンをお嫁入りに持たせてもらったまいちゃんでしたが、ほとんど使わないうちに引っ越しのどさくさで壊してしまい、1台ミシンがまた買えるほどのお金を払って直してもらいました。その際、今後一生雑巾はそのミシンで縫うからと約束して旦那様に許して貰ったのですが、必死に雑巾を縫う姿を見て育った猫科のこどもたちはミシンが大好きになって、小学校高学年からは自分でざんざん雑巾を縫って持っていくようになったのでした。めでたしめでたし……?)

   気温の上がり下がりの激しい春でございます。頭は痛むは鼻水は止まらないはで今日はだめだなーと早めに判断して、買い置きのレンジでチンするドリアだのリゾットだので夕食をすませ、お花のお稽古も休んで蒲団に潜り込んできて夕方から死んだように眠っている虎美に声を掛けたところが、
   「おかーさん、明日雑巾提出なの」
   まるっきり忘れてました! 中学校も雑巾持ってくんだっけ?
   最近は豹太も虎美も自発的に楽しそうにお雑巾を自作するし、首都圏に越してからは、「雑巾を自分ちで縫うってどんだけ田舎もの!?」と言われることのないよう買い求めたお雑巾をちゃんと持たせていたのに! 今年はすっかり忘れてました! 何枚かセットで買って物置に放り込んでおいたお雑巾も、一枚二枚と使っていって、残っているのはピンク色のものだったような。やっぱりそれはまずいって!

   2軒先のスーパーはもう閉まってました。

   手持ちの白いタオルから作ろうにも、ミシンは虎美がお部屋に持っていってなんか作って遊んだきり帰ってきてないし、手で縫おうにも裁縫箱が今ちょっと行方不明で(要反省!)。
   「まだコンヴィニ開いてる!」とばかりに、丁度帰宅された旦那様に買い置きのお弁当を食べていただくようお願いして、雨の中おかあさんは走り出したのでした。
   説明しよう! 非常に洗練された住宅街である(笑)イーヴィヒベルクでは、コンヴィニエンス・ストアも夜11時には閉店するのである! 青少年夜歩きできません。平和、平和。駅前に深夜営業のスーパーがあるのでほんとにせっぱ詰まったひとは車でそこへ行くのでしょう。車のない早乙女家は……(泣)。
   だがしかし! 1丁下のヤマザキデイリーも、2丁下のローソンも、お雑巾は売り切れていたのでした。
   「売り切れでした。虎美にミシンとお針箱出しとくようにいってください。白いタオルはその辺に在庫があります」
   携帯を持って出るのも忘れたので、ローソンの前の公衆電話から10円玉を使って掛けました。あんまり久し振りでお金を使ったかけ方忘れてました(危険!)。電話を取った旦那様の声の険しいこと……。
   暗い上に雨が降ってたので、店を出た途端信号が青に変わったのに急かれるようにうっかり反対側に渡ってしまって。あやうく逆方向をさまようところでした。気がついて良かった。
   帰り着いたら、さすがに虎美は自分でミシンを使うべく自分の部屋をひっくり返してました。
   「おかあさん、白い糸ない?」って、糸まで切れたか!
   「下糸が2個あったから下糸を上にセットしてなんとか1枚は縫ったけど、もう1枚要るの」
   おや、虎美も意外にやりますね。
   「手で縫いなさい!」
   「さすがにそれは死んでもいや!」
   とりあえず、上糸は小学校の時何か縫ったときに買った青い糸でごまかしたようです。
   「これで明日ちゃんと学校に行ける!」
   それより雑巾だけ縫い倒して糸を1つ使い切ったことになりますか。思えば遠くにきたもんだ。

   ところが、熱があったのに夜中にそんなことをした虎ちゃん、今朝はぶり返して新学期早々また学校を休んだのでした。なんだったんだろう。
   そして、朝起きてきた豹太に
   「おまえは雑巾ないんだろうな?」と尋ねると、
   「あ……」って。
   「ジャイアンツランド前のファミマで買って来いッ!」
   ああ、もう、ホントに。

   「なぜ学校で使うものは学校で一括購入しないのだ?」
   旦那様がお尋ねになりますが、
   「数纏まるとそれなりの金額になるからではないでしょうか? うちから要らないタオルを1枚縫って出せはたいした負担ではありませんし」
   「うちのように温泉に毎年喜んでいくうちばかりでもないだろう」
   たしかにうちは温泉旅館で出されるタオルを持ち帰ってその後キッチンのお手ふきタオルや湯上がりに頭をまとめるタオルにしてますが。
   「温泉に限りません! タオルぐらい、新聞屋が持ってくるものでしょう」
   「だが読売新聞は白くないぞ」
   ジャイアンツ・カラーのオレンジ色ですね、そういえば。
   「新聞屋に限らないでしょう!」
   ああ、もう、ほんとに。
   でも、それはそれとして雑巾を縫うのはうちの子には楽しい新学期前のイヴェントみたいです。

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コメント

たしかにあれはオレンジですな。
字が色糸、ぐらいだと、中に入れ込んで縫っちゃえるんですけどね~。
うちはもう学校提出はありませんが、学校提出がないないとおもって油断していたら、家で使う雑巾がなくなっちゃってて、あわてたことがありました。

投稿: とむ影 | 2010年4月 9日 (金) 16時58分

 そうそう。でもジャイアンツの城下町としては、オレンジの雑巾でもいっこうに構わないのかもしれません。虎美に確認すると、「もっと凄い花模様のタオルの雑巾のひとがいた」そうで。なんだ、自作でもいいんじゃん。
 そして自分ち用は……そんなもん縫わんといい加減古くなったやつから雑巾にしておるのでした。深く反省。
 

投稿: まいね | 2010年4月11日 (日) 01時21分

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