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2010年4月18日 (日)

「保健室の死神」オカルト復活の流れ

   今週は頑張って学校に行った虎美のお出かけカバンを見たら、なにかコミックスがはみ出してる。手に取ったら、「保健室の死神」って。ジャンプでやってる漫画のようです。
   ほうほうと一読。
   「……イケメンなぬーべーであるな」
   その昔、「地獄先生ぬーべー」という妖怪退治の学園ものがジャンプでかなり長いことやっていて、たしか、1話完結ではジャンプの歴史上最も長く続いたとかウィキペディアに載ってたような気がしたけど、それじゃあ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の立場ないのでは? 「こち亀」はギャグのジャンルにはいるから別カウントなのかしら。まあいいや。
   主人公の鵺野鳴介先生は身体に妖怪の一部を取り込んだ「鬼の手」を持っており、それと白衣観音経を武器に小学校の児童達にたかってくる妖怪変化をやっつけてくれるというお話でした。黙っていれば眉も凛々しい好ましい男性なのですが、ありがちにスケベで金銭感覚がなくてお人好しでオバカという体育会系な「人気の先生」でした。

   「保健室の死神」のほうは、養護教諭であります。派出須逸人先生は、白面の貴公子……だと思うんだけど、顔に残念なひび割れがあったり、眉がなかったりと、どちらかというと怖い容貌です。根はいいひとで、生徒達(舞台は中学校)のことを大切に思い、どうか保健室に来て自分に懐いていろいろ健康な学校生活を送る手助けをさせてもらいたいと思っているようなのですが……ひとを外見で判断しちゃいかんよ、きみたち。
   なぜか不気味な雰囲気と、妙に粘着質な対応に皆はすっかり怖じけてしまって、保健室の利用者は全然ないのでした。

   その謎の人にいやいや関わりを持つことになってしまうのが主人公のアシタバくん。美術の授業で怪我をしてしまって、手当をしてもらいに行って、その派出須先生のもう一つの顔を知ってしまうのでした。
   やっぱりこの先生も、身体に何かを取り込んでいて、それで「毒をもって毒を制す」戦い方をして生徒を守ってくれるのです。敵は「病魔」という、人間に取り憑いて異常な行動を起こさせるモノのようです。

   気弱だけど周囲に動かされないで相手の本当の姿を見極めようとするアシタバ君は、ジャイアン的美作君やイケメンだけどサボり魔の藤君たちとともに、派出須先生と一緒に学校に襲いかかる病魔退治をしていくことになります……。

   「ぬーべー」を今描くとこういう感じになるんだなあ。現代科学で割り切れないモノと闘うヒーローは、うざい、キモイ存在。たとえ他者に奉仕したい真心を持っていても、キモイと噂の立ったモノにはひとは敢えて関わろうとしない。あ、派出須先生可哀相。
   絵は結構あっさりめです。やや画面は白い感じ。あんまりトーンをごてごて貼り重ねていないせいかな。描線も細くて、「病魔」のデザインもそんなにおどろおどろしくない、スタイリッシュなものが多くて気持ち悪さは感じませんでした。やっぱり、オカルトモノも今はこんな?

   ただ、現在のジャンプの連載は先行の「ぬらりひょんの孫」や、「四ッ谷先輩の怪談」など、オカルトっぽい話が多いのが気になります。被らないのかな? そりゃ、ブンブンじゃあ「学校の怪談」と「トイレの花子さん」を堂々と並立させてたけど。景気が悪いとホラー映画が流行るとか、雑学クイズで言ってましたねえ。でもそれは、ロケが要らないから安上がりってわけで、見る方が怖い話を望むってことじゃないと思うけど。いったいどうしたことなのでしょう? 時代が閉塞してるから、スポ根の爽快な上昇・出世物語が受け入れにくいってことかな? 現在のジャンプでスポ根って、「黒子のバスケ」ぐらいしかないし。「バクマン。」もスタンスはスポ根なのかな? スポーツじゃないか、ええと、起業もの?

   「……どう?」と虎美が恐る恐る尋ねてきました。
   「まあいいんじゃないか?」
   「じゃあ、今度から買うから」って、おまえはジャンプの連載漫画のうちいくつ買っておるのだ!?(「ワンピース」・「ハンター×ハンター」・「スケット・ダンス」・「バクマン。」・「べるぜバブ」・「めだかボックス」そして「保健室の死神」)
   ああ、集英社の新しいビルはうちの姉弟が建ててやったと昔は豪語したモノでしたが(「キャッツ・アイ」とか「こち亀」とかその他いろいろ買い倒した)。次に新社屋を建てるときはうちの娘が貢献していそうよ。

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