« ちょっとまて!  | トップページ | 思えば遠くへきたもんだ »

2010年3月25日 (木)

空の名調子

   かなた東京農工大の生協にクレーム回答の名人あれば、こなた全日空の機長にアナウンスの名人有りと聞く。

   またしても面白いものを引っかけました。全日空でフライトした某氏、無事離陸直後の危険な数分間を脱して出発後の機長のご挨拶のアナウンスが始まったと思いねえ、これは法律で定まっておるんだかどうだか、自己紹介から始まって、到着先の天気を軽く紹介して終わる定例文、と思いきや。
   「優秀な地上スタッフとお客様の速やかなご搭乗のおかげをもちまして定刻に××空港を出発いたしました」で始まる名調子。「途中天使のゆりかごのような揺れがございましても、本機の飛行にはまっ………………たく影響ございませんので安心してお掛け下さい」だの、眼下の景色の流ちょうな説明だの(天気が悪い場合には心の目でお楽しみ下さいと言うらしい)、全日空の地上スタッフやクルーの身内ほめだの、もうとどまることを知らない名調子。しまいには一句ひねるし。気がついた客室内は次第に静かになって耳を澄ませ、失笑、爆笑。思いっきり楽しませて貰ったそうです。見事目的地に着いて、「またのご搭乗をお待ちしております」と結んだときにはもう客室は拍手喝采だったそうな。

    そう、それは伝説の山形機長機だったのです。

    なんでも全日空のヴェテラン・キャプテンで、毎度搭乗前にバター舐めとるんじゃないかというすばらしい名調子で定例のご挨拶をエンターテインメントに変えてしまうという有名人だとか。どのくらい凄いかというと、講演会も何度も企画されているとか。ファンクラブもあり、山形機に乗ったらそのサイトに行って申告すればファンクラブ会員になれるんだそうな。ファンクラブ会員はその講演会に希望すれば潜り込めるんだとか。スゴイネ。

   もちろん「しゃべりすぎ、うるさい」という批判もあるそうですが、そんなことより、フライトを楽しんで貰いたい、スタッフに親しんでもらいたいという前向きなサーヴィス精神でここまで好意的に迎えられているんだと思いますね。わたしも聞いてみたいなあ。

   どこにでもちょっとしたプロの有名人っているんだなあ。おかあさんもこんなひとになりたい。

   山形機長、今年が定年だそうで、山形節を聞くならお早めに。って、機長を指定してチケットって取れるんでしょうか、やっぱり運?

   

|

« ちょっとまて!  | トップページ | 思えば遠くへきたもんだ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/47908407

この記事へのトラックバック一覧です: 空の名調子:

« ちょっとまて!  | トップページ | 思えば遠くへきたもんだ »