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2009年5月13日 (水)

羽ばたけサンダーバード!

   去年の夏、黒四ダムを見に行った豹太のおみやげの雷鳥のぬいぐるみ、たっての願いでショルダーバッグに付けていたのですが、いい頃に鎖が切れて、おうちにお留守番になりました。いやだってストラップを必要以上に携帯につけるのさえあんまりいい気持ちはしないのに、握り拳ほどもあるんだもん。ぶっちゃけ邪魔でした。内緒ね。
   で、ころりころりとリヴィングを転げ回って、窓の側まで行っていたらしく、先ほどシャッターを閉めた虎美が、
   「おかあさん、受け取って!」と投げてきましたが、見事に1メートルほども離れてドアに当たりました。
   「らいてうだよ!」
   「ああ、雷鳥な。おまえやっと旧仮名遣いを習ったのか」と、豹太が出てきて申します。
   「ううん! 去年暇なとき社会の教科書パラ見していて、この人の名前らいてうっていうんだーって気になってて覚えてたの!」
   「ああ、平塚らいてうな(おかあさんは卒業公演の時女性運動家の平塚らいてう先生……やや今で言う田嶋陽子先生的役どころでしたが、の役をしたんだよな。だから他人の気がしない)」
   「平塚雷鳥ってなにげに凄い名前……」 
   「平塚サンダーバードだもんな、いや、 サ ン ダ ー バ ー ド 平 塚 !  これは凄い! 羽根のついたマントつけた女性覆面レスラーみたいだ。トップロープから華麗な空中戦!」金沢に日頃JRを使って行き来しておりますれば、雷鳥イコールサンダーバードという関連づけは頭に既にできております。
   「それは凄い!」と、仔猫ちゃんたちにも大受け。
   「それで、冬には純白のリングコスチュームに華麗に衣替え
   「それってもうすでに小林幸子……」

   雷鳥のマスコットひとつで盛り上がる早乙女家でした。

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2009年5月11日 (月)

「カルミナ・ブラーナ」8 Chramer, gib die varwe mir 小間物屋さん、紅ちょうだい 豪傑訳

   社会人の合唱団、ゴールデン・ウィークは意外や練習はありませんでした。やっぱり家族サーヴィスしなくちゃいけないからかしら。その代わり、4月半ばには合宿がありました。
   文化系サークルだって、合宿します。大学時代は、みんなでバスを借り切って観光地へ行って、その民宿や旅館の宴会場やら会議場で缶詰になってランラン♪ と歌ってました。合唱は楽譜とキーボード(と譜面台)だけ持ってけばいいから楽です。オケは大変だろうなー。出る音が段違いだから、防音のしっかりしてあるところじゃないとできないだろうし。その辺、「のだめカンタービレ」の初期、「ニナ・ルッツ音楽祭」でしたっけ、長野に見込みのある学生を集めてやる合宿形式の勉強会、オケはこういう風にやるんだなあと思って見てました。お金かかるね。
   で、さすがに家を空けられないおかあさんはおうちでユーチューブ流しつつ心の中で熱唱。もうだいたい頭に入ってきました。
   なんたって、「カルミナ・ブラーナ」は小曲の集まりですから。 
   25曲のうち、最初の曲と最後の曲は同じだし。
   オケだけの曲も1曲あるし(フルートの聞かせどころ♪)。
   バリトンのソロ曲が4曲、ソプラノが3曲、
   テノールソロに男声合唱付が1曲、バリトンソロに男声合唱付が1曲、ソプラノソロに児童合唱付が1曲、
   男声だけの合唱(これがカッコイイ!)が1曲、児童合唱だけの曲(可愛い!)が1曲、というふうに、アルトの出番のない曲をどんどん省いていくと、残りは12曲。あら、半分♪ 

   さらに、この「小間物屋さん、紅ちょうだい」なんか、ソプラノは3回の繰り返しを可愛く色っぽく歌わなくちゃならないのに、アルトはハミングで「むーむー」と言ってればいいんですよ。それがまた「ファファミミファファミー、ファファミミファファソー」(ハ長調!)という幼稚園児も歌えそうな!
   ソプラノは、例によって田舎の古いドイツ語ですっごく気持ち悪い歌詞を早口で歌ってて、毎回先生にダメ出し喰らってます。これがまた例によってシモヤナギ先生の
   「プロフェッショナルの女性は、あんまりプロっぽく見せないもんなんです。すっごく清純に。その方がぼくらは引っかかるんです」とあやしげな豆知識を披露して、「だからここは可愛く誘ってください」って、とんでもねえ曲想の付け方アドヴァイスするし。
   「ソプラノさん達ご苦労さん」と思ってただ見てるだけじゃ悪いので、豪傑訳付けましょう。 
   Chramer, gib die varwe mir (小間物屋さん、紅ちょうだい)

   1 紅給(た)べ 小間物屋、頬紅 給べ、
     紅塗って 若者を 恋の虜にして見しょうぞ 
     
      ささ、ご覧 若者よ この身を汝が意のままに
      ささ、ご覧 若者よ この身を汝が意のまま 意のまま、思うがままに

   2 恋せよ紳士諸君 愛らし女(おみな)に
     恋は汝を意気高く 面持ち気高く見するもの
   
      ささ、ご覧 若者よ この身を汝が意のままに
      ささ、ご覧 若者よ この身を汝が意のまま 意のまま、思うがままに

   3 この世は幸いなり かくも喜び満ちて
     恋の力に従いて 我が身はこの世に仕えまつらん
     
      ささ、ご覧 若者よ この身を汝が意のままに
      ささ、ご覧 若者よ この身を汝が意のまま 意のまま、思うがままに

   今回は相当大技が決まってゴキゲン♪
   「紅給(た)べ」なんてクラシックに始めて、一曲同じ調子で通せるか結構危うかったんですが、なんとかなりましたかね?

   樋口一葉ぐらいなら、紙に書く文は建前上紫式部と同じ文法で当たり前、それを樋口一葉じしんも見てたでしょうから全然書くに当たって後ろめたさとか心許なさとか感じなかったでしょうけど、こちとら言文一致から100年、当用漢字も当然に使って育ってきましたから、韻文の古語なんて恐ろしくて。びくびく。でも、やっぱりこういう曲は擬古文な歌詞の方がカッコイイと思うんだなあ。

   れいの、消されたフィルムだと、ここは「節制」だの「美徳」だの「正義」だのという名札の付いたローマの女神たちや、かなり大きいおねえさんたちが道化に頬紅をもらって思い思いにお化粧をするんですが、これがまた、過ぎたるはなお及ばざるが如しで、もともとオバサンどころかおばあさんに近かったらしく皺にまでおしろいがはまりこんだコワイ姿になってしまってて!(道化が「ぐえ~」っという顔をしてみせる)これに比べたら八代亜紀(わたしの若い頃、化粧が濃いといってよくネタにされた)なんてじゅうぶん若くてきれいですよ。いよっ演歌の少女! 
   そして、アルト以下のハミングの部分への切れ目でれいの主人公役の学生さんたちに手を伸べて誘ってるんですよ、大胆にも。そこんとこで、リズミカルで軽いソプラノと対照的に下3パートは「むーむー」となるんですが、誘われた学生さん達が木の前に寝そべって「全然イケてません」と首を振ってみせるのがおかしい! 惜しい映像をなくした。図書館とか探したらあるかしら? いったい誰が撮ったんだろう?

   繰り返しの部分は鈴を転がすように上昇&下降のお山の音型を3度繰り返してるので、歌詞もそれっぽく繰り返してみました。
   さて、可愛く色っぽく決まりますでしょうか。

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