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2009年3月 7日 (土)

おかあさんは物知り博士?

   豹太がしみじみ申しますには。
   「物知りキャラの子供を育てるときは、たいていそのおかあさんが、なんにも知らない天然系で、『まあ、○○くんはなんでも知っててエライのね』とか褒めるからうれしくなってどんどん自分でものを調べて物知りになってくものなんだよね」
   「おお、それはスマンかった。おかあさんキョーヨーがありすぎて。ここは、自分の知識をひけらかすのではなく『さあ、どうかしら?』とぶりっこしておまえの奮起を促すべきであったのだな」嗚呼、今更に知る教育の神髄!
   「もーいいよ」
   「知らないとか言えないもんなー」
   「その知ったかなところは少しまねさせてもらってる
   「それはおまえまずいだろ」

   てな話を旦那様にしておりまして、
   「というわけで、こと子育てにおいてはそういうときは『ググれカス』(ネットスラング:「いちいちひとに聞かないでグーグルなどで自分で検索しろ」の意)というのが正しかったのかもしれませんです」と申しましたら。
   「『インターネットで調べなさい』でしょッ!」
   「……はい、丁寧な言葉を使うようにいたしますです」

   「もっと辞典とか図鑑とかを自分で広げるくせをつけさせないと……」と旦那様はブチブチ。
   「でもぼく自分で調べるのは好きなんですよね。虎美とかは、そこまでしてくれなくていいとか言うんですけど、自分が気持ち悪くって検索とかしちゃって……」
   「……その言葉遣いをどうにかして(アラフォーのぼくっ娘はあり得ないでしょう)」

   でもおかあさんも子供に威張りたいんだもん! おかあさん料理は漢の料理だし、お裁縫はおばあちゃん任せだし(いつもすいません)、掃除は嫌いだし(それは能力ちゃう)、なんか子供に尊敬されるネタが欲しいんだもん!
   それで子供が萎縮したら意味ないんだけどね、そうだよね……。

   

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2009年3月 6日 (金)

キャベツ<寒波?

   今年は旦那様のキャベツダイエットにお付き合いして、毎日少しずつキャベツのレンジでチンしたやつを夕食の時に食べていたから(なにも掛けずにバリバリ! これがいいっ!)、今までほとんど風邪らしい風邪もひかず、ラッキー! やっぱりキャベツには免疫を活性化させる効能があるのねと喜んでいたのに。あ、ダイエット効果はあんまりなかったです。ホントは、御飯の直前に食べて胃を埋めるためのキャベツだから。あとじゃダメなのよね。

   あのひな祭り寒波の日が、虎美のカウンセリング初日で。お話しが済んだらノイエ・リリエンベルクのレストランでなにか美味しいものを食べさせてやるといってベッドから引きずり出した虎美を伴って駅前へ。
   ……まともな格好した方がいいかなと、ここ数年バラでしか着たことのないアンサンブルを、買ってから2回目ちゃんと上下揃えて着用して行ったら。

   ……とっても寒くって、待合室でもがたがた震えて。虎美は涼しい顔して備え付けの「名探偵コナン」なんか読んでて。他の人もなんとも言ってないし、これは自分だけが寒いのかなと思ってたら、案の定、そのあと寝込みました。

   

寒波だと判ってる日はおしゃれとか礼儀とか関係なく着込んで行かなきゃダメだな、というオチに持っていこうと思ってたんですが。

   このアンサンブル、なんで着なくなったかって、12月30日に、虎美の咳が止まらない、こんな状態で年を越させるのは可哀相だから、まだやってる医者に一応診せて薬をもらっておいでと早乙女おとうさんに言われて遠くの医者まで行った年があって。案の定、とんでもない風邪っぴきのお子さんで待合室は満員、なんだか今日は週刊誌がすいすい読めるぞ、1冊丸々読み終わっちゃったぜと思ってたら、もう3時間も経過してて(虎美は大人しく寝てたのかな?)。子供達とは違って熱帯仕様のわたしは暑さにはけっこう強いので、なんだかぽかぽかするなーこの部屋、とか思いながら人いきれと強めの暖房で蒸し風呂のようになった病院から一歩出たら、冬の金沢の風がぴゅ~。
   見事に風邪をもらって帰ってきて、31日は潜伏期で気づかず、1月1日に、お正月だからこのアンサンブルをおろしましょう、と着て、母屋でお正月のお膳のお手伝いをして、なんとかお雑煮食べてから、
   「寒い、寒い!」とそのまんま横になり高熱を発し……3日3晩苦しんだんですよね。

   その時のアンサンブルだ(横になる前に脱げよ)。クリーニング、やってなかったかも!!(出しなさい!)それでなんかけちがついた気がしてずっと着てなかったんだよ!(今年になって、あらこんなのがあるじゃないのとスカートだけ使ってた)

   寒波じゃなくって、服についてた病原菌だったのかしら?

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2009年3月 4日 (水)

風邪ひいたっ!

   あーもうっ雪降ってるのにこんなハナが出てッ! 絶対これ花粉じゃないって!!
   すっごく寒気するし! 喉も痛いし! 昨日の精神科すっごく寒かったって! 待合室でコート巻き付けて震えてたんだからッ!
   虎美、おかあさんもう温かくして寝てたいんだからお願い学校行ってよう!
   子供を送り出してから2度寝して体力回復してたのに、いつまでたっても行かないからおかあさん最近寝不足できついよう……(学校から取っ替え引っ替え、養護の先生とか教頭先生とかお誘いの電話が来るので寝てられない)。

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ページをめくれば - ちょーシリーズ再評価 -

   じゃあちょっと趣向を変えて。

   文章がうまいというか、いかに文字を配置するかまで演出というかに凝っているという文脈で出てくるのが、京極夏彦が、もうあとはこのまま紙に印刷するだけというところまでレイアウト込みで原稿を出力して持ち込んだという話。それがどのくらい凄いのかというのはまだちょっと意味が実感できてないです。熟語がページをまたがってないとか、そういうの?
   そういえば、幻冬舎が、 郷・ひ・ろ・み の離婚に合わせてそれにいたる経緯を綴ったエッセイだか自伝だかを出すとかいって、極秘で印刷するその原稿が、たとえ一ページを持ち出したとしても内容が漏れることのないように、離婚という文字と語り手である大スター ・ 郷・ひ・ろ・み の名前とがページの中で一緒に存在することがないようレイアウトに気を配ったとか、そういう苦労話まで披露されてたなあと思うくらい。

   小説を読んでて、おお、これはやったなあというレイアウトは、「ちょーシリーズ」でした。
   これは、最初の長編が「ちょー美女と野獣」というパロディものの可愛らしい少女向け小説で。とある王国の王子が、王位簒奪を企むイトコの陰謀で野獣に姿を変えられ、「その姿でも愛を誓ってくれる人が現れたら魔法は解けるよ」なんていって森に閉じこめられてたところ、旅の途中迷い込んだまたとある国の国王の命を偶然救ってしまい、「うちの娘を嫁にやろう!」と約束され、そこの人間バナレしているとまで陰口を利かれる一番の美姫を差し向けられてしまうわけです。で、なぜか一心に彼に尽くす姫君に絆されて恋に落ち、二人は永遠の愛を誓って、彼は晴れてもとの姿に戻った……ところが。
   「え~なんでぇ~? もとの方が良かったぁ~」と、いきなりガラ悪くなってしまう姫君。姫君は、初恋のひとが半獣の姿の魔神なので、獣が好きな人だったんです……。という、抱腹絶倒ながら人間の価値は見かけの美しさじゃない、正義を志向して努力する気高い心にある、というテーマを持っておるじつに名作でありました。

   地味にこれ、ジョジュツで。たぶん、このイトコさんは……なんだな、と、良く読めば解るんですが、解ったあとはじつに爽快で、そうだろそうだろ、と肩入れしたくなります。二度読み推奨作品。悪役ながら、見事に主役カップルに敗れたあと、続編以降はじつにいい主人公側の脇役として活躍してくれます。悪役のときでも、自分に従え、とばかりに王子の親友の魔法使いをけっ飛ばすシーンは妖しい魅力がありましたって、おいおい。

   さて、そういうわけで地味に筆が立つひとであると認識しておるこの方(野梨原花南)の、「文章レイアウトが凄かった作品」例は。
   パート2「ちょー夏の夜の夢」のクライマックスでは、魔法合戦があります。
   前述の、王子の親友の魔法使いA、彼は、シリーズ中、第1作のように心ならずも王子を害する魔法を掛けさせられたり、敵に潜入した結果主人公側と敵対させられたりと可哀相な役どころ。もう1人は、パート2でなんとも因果な過去を背負ってることが判明したけれど、飄々としたいい年寄り(でも容姿は青年、ズルイ!)、自称、美貌の流浪の大賢者。主人公達を導いたり、ヒロインの姫君とホントに子供のような口げんかをしたりとなかなかいい脇役をやっておるのですが、物語のクライマックスで、敵の魔法使いに操られ、心ならずも王子を害しようという魔法使いAと、主人公の危機に颯爽と現れた魔法使いB(大賢者)が、目を見合わせて、同時に呪文の詠唱を始めるんですな。これが何を典拠としておるのだろう、魔法っぽい美しい言葉を延々紡ぐのであります。高まる緊張。なんの呪文かは解らないなりに、なにか、凄いものを召喚しているであろう雰囲気に気づいて、悪の魔法使いは戦慄します。大げさな、今まで以上の美辞麗句が重なって。呪文は最終段階、との地の文が。
   「いざや来たらん魔術の宰(つかさ)!」と、あとは魔法使いBが名乗って。次にはAが名乗りを上げる。そして、リフレイン。
   「いざや来たらん魔術の宰! この場に音律の波は満ちたり!! ……マジックマスター……」
   ここまでで、ちょうどページの終わり。
   読者の方も、疑問を抱いたところで、ページをめくります。
   いいや、期待だ。
   魔法使いのレヴェルの上にある、魔神(マジックマスター)、しかも、主人公の味方といったら、読者が知るのはただ1人。

   「バロックヒート!」
   このページには、この一語のみ。

   彼が現れてしまえば事態は一変するというのが、如実。じっさい、片付いておるし。

   

今までこれよりスゴイレイアウトには、出会っておりません。

   シリーズは完結しておって、そうなるとこういうライトノヴェルは店頭から消えるのが早いですが(わたしはこの巻までしか買っていなくて、去年発掘して読んではまった娘に泣かれた)。これはテーマといい、こういう文章の巧みさと言い、わかい人には読んで欲しいと思いますね。こういうの、中学校の図書室に入れてくれるような司書のかたって、いないのかな。

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