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2009年8月 9日 (日)

メイ曲アルバム 「ファランドール」 目眩

   またもやらかした話。

   青少年向けの話(のつもり)を書いていて。ちょっとワケアリの家に育った優等生の少年、小さいころからリコーダーが得意で、ちょっとした曲ならみんなあの縦笛でピッピと吹いてしまうんです。上手だし、そんなに好きならとフルートへの持ち替えやスクールバンドへの参加を勧めても、がんとしてリコーダーにこだわっている。そういう、ガンコで、家族に遠慮する優しい心を持った少年が、少女と出会って、自分の恋心を自覚せず、別れる。それを見ていた母が、彼にリクエストする曲が、ビゼーの「アルルの女」からファランドール。同じくメヌエットなら、フルートの名曲なので試したことぐらいはありそうなのを、あえてファランドールという趣向でした。

   これは、第1組曲で既出の「王の行進」のテーマと、プロヴァンス民謡(「馬のダンス」というそうです)によるテーマが絡み合うめまぐるしい曲で、熱狂的に盛り上がる名曲です。中学校の時に聴いたでしょ? 
   日舞の小道具で、蛇の目じゃなくて、渦巻きに模様の描いてある傘がありますでしょ? あれを、花柳社中の皆さんが手に持ってぐるぐる回しながら踊る、渦巻きがぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、目も回る、心が迷う、脳が惑乱する……そんなイメージ。肩から提げるプロヴァンス太鼓がばっしんばっしん鳴ります、あれが、胸の鼓動。それを恋の悩みに重ねる象徴的シーンだったのですが。

   楽譜を見て、真剣に聴いたら、これはリコーダーでやれる曲じゃなかったですね。

   だって、リコーダーって一つの音しか出せないもん。

   金管が王の行進を、木管や弦が馬の踊りをやってるのが絡んでもつれて……なのに、どっちのメロディを吹けと?
   ピアノかギターでならかろうじてやれるのかも知れませんが。でも、その話は彼がその大切なリコーダーを彼女のために壊してしまうエピソードがあるので、ギターはともかくピアノはNG。

   あーあ。

   かといって別な曲のイメージが沸かないし。

   ということで、その話はお蔵入りになってしまいましたとさ。

   一応ハッピーエンドのラストシーンは書き上げはしましたけど。書けるエピソードだけ書いてつなぎを埋める書き方なので、途中で放り出すとつなぎがない断片になります。情けないなあ。

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