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2009年7月31日 (金)

「ジェネラル・ルージュの凱旋」真っ赤な将軍

   ええと、読んだ感想ではありませんので念のため。

   「チーム・バチスタの栄光」に始まる海堂尊の医療ミステリ(?)のシリーズ、まだ読んでないんですけど。映画になったり、凄いんですってね。で、第3作目の「ジェネラル・ルージュの凱旋」の、たぶん映画化を当て込んで出されたお手軽なコミックを古本屋で見つけて。パラパラと流し読み。

   この内容なら原作をしっかり読みたいな、と思っていろいろ検索をしましたが、どうも、「バチスタから読め」「バチスタから読め」「バチスタから順に」って。誰か持ってませんか(セコイ)。
   映画の感想とかのサイトもいろいろ見ましたが、「ジェネラル・ルージュ」というキーワードについて、認識というか読む前のイメージが人それぞれなのに笑っちゃいました。いえ、そんなに嘲弄的意味合いはないんですが、ああ、日頃の行いがココに出る? すいません、ほんとに、ああ、そう言うこと考えちゃうのねって、面白かったですよ。

   

ジェネラルを将軍だと解らないひとがいるというのに「「5へえ」ぐらい。いえ、みんながあんたのようにミリオタ気があるわけじゃないですから。

   ルージュが口紅と結びつかないひとも。これは男性はしょうがないかな。
   「血まみれ」というならブラッディだろうという突っ込みも。これは、別の小道具とのかねあいもあり「野暮天」とお返ししておきましょう。それに、このジェネラルはフランス語であろうと思われるので。とりあえずエキサイト翻訳の中のひとが将軍のフランス語訳は「général」と言ってました(いや、発音は微妙にジェネはルとかなのかもしれないけど)。後ろから修飾する感じといい、これはフランス語のつもりなんだろうと。いやしかし、森鴎外の昔から、日本の医学界はドイツをあがめておって、
   「ドイツの医学は世界一ィィィィィィィッ!」(ああ、とうとうやってしまった。ええと、ジョジョの2部に出てくる個性的な脇役、ナチスの将校さんの迷台詞です)とばかりに、医学用語はみんなドイツ語なんだと思ってました。おフランス語も堪能なのね。
   わたくしは、「クメール・ルージュ」からの連想で、共産主義の将軍かと思いましたです。なんかそういう、思想のあるお医者様が問題を起こすのかと

   コミック版を見る限り、そう言うんじゃないみたいですね。

   「平家物語」にも、あったなあ、年老いた武者が、なめられまいと白髪を染めて、化粧して頬を染めて戦に臨むっての。
   ちょっと違うか。でもまあ、指揮官からトチ狂ってちゃ困りますってのは、解る感覚ね。

   そこらへん、ネタバレになるんで詳しく言えないけど、インパクトはあるけど、絵にはなるけど、そこでルージュかぁ? 血色よく見せるなら頬紅だろう? 化粧直しの為に口紅は持ち歩くけど、頬紅は持ち歩かないからかなと自分で自分を納得させて、ついでにエキサイト様に、
   「じゃあ頬紅はフランス語でなんて言うのよ?」とお伺いを立ててみたら。

   「Rouge」

   とひとことお返しになったのでした。あ、そう。

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コメント

 そういう将軍様には、大昔の佐伯かよの漫画「口紅コンバット」からのヒロインの〆の台詞、
「男は兜の緒を締めて闘うけれど、女は口紅を引いて闘うのよ」
 を贈らせて貰いましょうか。やっぱりあのクライマックスシーン、彼女たちの奮闘、地の文で読みたい! 今年の夏休みの課題図書はきみに決めた!

投稿: まいね | 2009年7月31日 (金) 23時56分

遠い昔、仏文専攻の男の子(君も知ってる子だ!)と食事した後、『ルージュ、引き直さなくていいの?』と聞かれ、ドン引きした私。
男はルージュ=口紅は知らない方がポイント高いですだよ。

投稿: 姫 | 2009年8月 2日 (日) 00時22分

 だ、だれよそれ~~~~!?
 そんな台詞、ハラショーぐらいじゃないとそぐわない! ルージュだけじゃなく「引く」という動詞がまた合わせ技で!!!
 心当たりにそういう格のある美形はいませんねえ。
 ドイツ語に詳しくて言葉の端々に出てもああ、旧制高校みたい、と微笑ましく思えるのに、フランス語が頻出するといかがわしい気がするのはいったいな~ぜ~!?
 エルキュール・ポワロの口癖(間投詞とかにフランス語が出る)が原作で意図している以上に日本の読者に嫌らしく感じるような気がするのはわたしだけでしょうか?

投稿: まいね | 2009年8月 2日 (日) 11時22分

おもしろいという話は聞くのですが、読んでないんです。(というわけですんません持ってません(^^ゞ)
だって最近は、読んでいるミステリーはクリスティなの♪
コージーなミステリーがいいの♪
社会派のミステリーはちょっとご勘弁♪
クリスティ文庫って100冊もあるんですよ。
半年ぐらいかかってちまちま読んで、今ようやくポアロの長編をコンプリートしたところ。
おかげで、「モナミ」とか「ボン!」とかいう間投詞が得意になりました。もちろん間投詞のみで、長い文章が差し挟まれていると、いやいや~(;_; )( ;_;)ヤンヤンですが。

投稿: とむ影 | 2009年8月 3日 (月) 17時30分

 帰省の車中で読みました。急いでたので将軍様だけ文庫で上下買いました。
 面白かった! この作者は登場人物や場所のイメージの作り方が濃いと思いました。カリョウビンガ(正しく字を拾える自信がない!)とか火喰い鳥とか、絢爛豪華な架空の生物にたとえられる登場人物。明るい希望の施設になるはずの病棟が落日とみなされる現状。舞台がぐいぐいと読み手に迫ってくるのでした。
 これはいいシリーズかも。

投稿: まいね | 2009年8月17日 (月) 21時11分

 それで虎美が部活に行ってお友達に久々に逢って話したところが。
「『ジェネラル・ルージュ』あるって? 虎美のおかあさん凄い!」
 はいはい判りましたよ。このお嬢さんは「探偵ガリレオ」とかを貸しているらしいんですが、次にはこれも回しましょうね……?
「でも、『バチスタ』はないって言ったら、ええ~って」
 ああ、そうですか。じゃあ、近いうちにバチスタも買ってみましょうかね。
 コミック版の最後、愛人関係を匂わせる描写があったので、その辺も本編での描写を期待したんですが、十分中学生のお嬢さんに見せていいお話でしたことよ。

投稿: まいね | 2009年8月25日 (火) 19時13分

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