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2009年2月 5日 (木)

天才の頭の中

   

天才が気を落ち着かせるために頭の中でちょっとした計算をする、といったシーンを描く必要があって。
   天才が脳を疲れさせるためにする計算ってどのレヴェルかなぁって、思いました。
   凡人だとそれこそ「ににんがし」レヴェルからいろいろ描写されつくしてるし(わたしは頭がとろいので「ににがしにがはちにじゅうろく……」と2を10乗までしていくうちにいいカンジで疲れます)。
   素数を数えるってのは、結構一般的になってるんでそれは外そうかと。
   「すべてがFになる」で、「11は素数だから寂しい数字」って言ってたのは、天才らしいクールな感覚を表わしてたと思います。
   ちょっと外す方向で開平はどうかな、と思って書き始めたら、なんとやり方を忘れていました。本格的にヤバイ! いや本当に微分積分どころか、開平もイマドキ日常生活じゃ使わないしね。でも、使わないから覚えなくていい忘れていいって言う論理は好きじゃないんだ。

   さて、じゃあどういう計算をしていたら天才っぽいかというと。

   「すべてがFになる」では、大きい数の計算をいきなり科してましたか? 電卓にも入らないような大きな数同士のかけ算。ちゃんと途中の数も覚えておいてあとで足せるんですねえ、天才さんって。
   あと、何年何月何日は何曜日? って計算。これは、基準月日からの日数を7で割った余りを基準月日に足していけば出るけれど、それにしても大きな数でしょう。これは、「ファイブスター物語」でも天才の才能の確認に使われてましたね。幼い天才少女が、
   「どうして他の人は大きな数の計算に機械を使うの? そんなの見れば解ることなのに!」って言ってくれてました。そうか、見れば解るのか、いいなあ。
   「大阪豆ゴハン」では、珠算1級のおねえさんの特技に、ちょっとした表の数字をちらっと見て「この数字(の合計)違ってますから」ってのがありました。彼女は努力をして免状を取ったひとでありましたが。
   理系の天才はその「違い」が解りやすいですね。

   

文系の天才って、その辺わかんないですね。
   だいたい、社会科学とか、人文とかの分野で天才ってありえるんだろうか?
   「こもよ 御こ持ち ふくしもよ 御ふくし持ち……」から、日本の和歌全部(長歌、旋頭歌、仏足石歌、連歌、俳諧、狂歌、川柳まで)暗記していて全部そらで言えるってのも凄いけど、そりゃただのデータベースだし。
   昔のひとは神武天皇から昭和(の当時の今上)まで天皇の諡を全部言えたらしいから、ただ記憶力だけじゃあ尊敬には値しないみたい。組み合わせないと。

   あ、ちなみに、うちの高校は「宴会芸にいいですよ」というノリで白居易の「長恨歌」覚えさせられました。「漢皇色を好み傾国を思う……」って。オチは「この恨みは綿綿として絶ゆるとき無からん」しまった、もうほとんど覚えてないっ!! 
   金沢銘菓長生殿を人様に差し上げるときに唸るとありがたみが増します。
   「これは有名な玄宗皇帝と楊貴妃を歌った『長恨歌』に由来してるんですよぉ~。
   七月七日長生殿、夜半人無く私語の時、
   願わくば天に在りては比翼の鳥と成し、地に在りては連理の枝と成らんと」
   組み合わせ、組み合わせ♪

   シチュエーションを与えられたらすぐさまそれなりの歌をすらすら読めたら「天才歌人」ぐらいではあるかな。随分偉人度が下がる気がするけど、当時の社会においては「使える天才」だったでしょうね。

   そうか、そういう感じで、必要なときにぴたっとくる描写がちゃんとできるのが「人間観察の天才」ということになるのかな?

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コメント

 ああ、開平法見てきました。
 そこで立った商をもとの割る数に足してから、次の桁の割る数にするのね、そうそう、思いだした……。
 図形を示しながら原理を紹介してくれてたんですが、さすがにそれはやってなかったので一度忘れると再現出来なかったです。やっぱりなんでも基本をしっかりやっておくのが忘却対策ですかね?

投稿: まいね | 2009年2月 5日 (木) 14時27分

開平法を使う機会がないですねえ,近ごろ.まず平方根が必要になることがあまりないし,必要なら電卓でできちゃう.でも,開平法も心得ていた方が楽しいでしょう.

投稿: 三ねんせい | 2009年2月 5日 (木) 22時34分

 あはは、釣れた釣れた。
 わたしの時代で既に、発展学習的教科書のコラムでしたからねえ。今の教科書ではどうなのかな?(おかあさんもたまには息子の数学を見てやりましょう)

投稿: まいね | 2009年2月 6日 (金) 00時47分

わはは,釣られた.今の教科書にはないんでしょうね,私も確かめてないですが.
電卓のなかった時代に,小さな会社の女性社員から聞いた話.役所へ何かの届けに行って,面積だけ書けばいいのだと思ったら辺の長さも書けといわれ,あれは正方形だったはずと,その場で開平法で一辺の長さを計算して記入したら,役所の窓口の人が驚いていたとか.

投稿: 三ねんせい | 2009年2月 6日 (金) 16時19分

 それはカッコイイなあ。
 今なら電卓、もしくはすぐ携帯で電話して問い合わせ、かな?
 やっぱり社会が便利になると人間がおバカになる?

投稿: まいね | 2009年2月 9日 (月) 21時44分

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