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2009年1月25日 (日)

「わたしを数のうちに入れてください」

   アクションものなんかで、物語が佳境に入り、いよいよ決戦と言うときに主人公側に頼れる助っ人が入ったと思いねえ。ちょっとブランクのある友人とかで。それを受けて主人公が、
   「有り難い。数のうちに数えさせて貰う」とかいう言い回しが、ありませんでした?

   足手まといの初心者では、「数のうちに入らない」、働ける人員として作戦立案・人員配置の対象にならないのです。ちゃんと一人前の仕事はしてくれると信頼できるひとが「数のうちに入る」ひと。大規模トラブルで、もう管理者になってる往年の名システムエンジニアの課長が、上着うっちゃって出張ってきて、くわえ煙草で、
   「おれにもなんか寄越せ。テストデータの精査ぐらいはやってやる」っての、思い出しました。昔取った杵柄。あ、なんか懐かしいな、いつのトラブルだったっけ(あ、いや、三○銀行はそんなにトラブルばっか起こしてた訳じゃありませんよ)。そっちの業務は守備範囲外だったまいちゃん@失恋直後はこれ幸いと休暇取って、信濃に東山魁夷見に行ってきてました。空気読めよな、まったく。いや、どうせ足手まといだし、いいかと思って。

   そういう、いくつになってもイザとなったらまだまだ現役でやれるひと、それこそ地力のある人のことだと思って、尊敬してました。自分もそうでありたいな、とも。

   で、このお正月にお友達から誘われて、10年ぶりぐらいに現役復帰(虎美が1才ぐらいの頃、やっぱり助っ人のお声がかかって、仙台の南隣の市の市民合唱団に歌いに行ったことがあります。シューベルトのミサ、れいのG durでした)。

   それが、全然ダメだったんですよ。

   先週はまだご挨拶程度だったんですが、1週間経って、楽譜に歌詞を調べて書き込み、曲を掛けながら楽譜を追っていって一緒に歌ったり、難しい歌詞のところを読みを練習したりしていったのですが。

   やはり昔のようにすぐさま上も下も擦れなく声が出るとか、10小節も20小節も息が続いて肺の中の空気を、下半身を随意筋として駆使して全部使い切るとか、ローマ字の歌詞を目で追ってすぐ正しい発音でメロディに乗せるとかができなくなってます。だいたい、1週間も、よくCDで聞いた一番有名なフレーズを繰り返し楽譜を見ながら歌っておるのに、まだ歌詞とメロディが覚えられないんです! アリエネエ!

   

衰えております。認めたくないけど。

   そんなに昔、音楽や語学の天才だったという覚えはないんですけど。
   ただよく歌い、よく書いただけで。
   それこそ、長嶋茂雄がひとの迷惑を省みず、いつでもバットを持って素振りをやっていたが如くに、ただただ目的のための努力を楽しんで積み重ねていただけでありました。自分が努力をしておるという自覚がないぐらいに楽しかったのかも知れません。

   そう思って自分の一週間を振り返ると、まだ努力が足りない、まだ足りない、まだやれる余地はあった、そればかりが思い出されて、悔しくて仕方ありませんでした。
   とても、頼りにしてもらう水準ではなくて

   これからまた次の練習まで、ベストを尽くし、アルトはまいこさんがいるから大丈夫、と往年のように頼りにしてもらえるように持っていきたいと思います。

   反省終わり!

   表題、

   「わたしを数のうちに入れてください」は、Te Deum の固有文に、
   「AEternam fac cum sanctis tuis in gloria numerari」ってのがあったなあと思って書いてみましたが、あれは、「聖人の数のうちに入れる」、すなわち「エライやつをリストアップするときに、『わたし』も仲間に入れる」という文脈だったですかね。

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