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2009年1月 7日 (水)

「カルバニア物語」 この冷血人間が!

   虎ちゃんとわたしは似ているようでやっぱり違う話(育児カテゴリに入れようかと思ったけどやめた)。
   わたくしは理屈をごたごたとこね回しますが、やるときは完全に感情に乗っ取られる人間で、小学校高学年でもちょっとしたことで教室で泣くは喚くはで、成績はいいのに……と皆に呆れられておりました。

   その娘たる虎美も学校で「気に入らないことがあると席を立って保健室に避難してしまう」といちど聞いたときにはああやっぱり! と思ったものでしたが、先日歯医者に掛かったら。
   「おかあさんちょっと来て!」と一雄歯科(仮名)の先生。
   「このこ歯をかみしめる癖があるでしょう? ひどいよこれ、歯の根がぐらぐら。頭痛も肩こりもそのせいだね」
   ぱ~どん?
   「虎美や、おまえにはそのような癖があるのかね?」
   「あるよ。学校とかで泣きたいときや腹が立ったときにぐっと噛んでるの」
   「それはいったいどのような周期なのだ?」
   「毎日、何度でも

   「泣けよ、そういうときは堪えずに」

   信じらんねー。まだ12でそんなのコントロールできる女がいるんだ?

   昔、泣きたいときには「冬景色」という唱歌を口ずさむ、それでいつも涙を堪えることが出来る、という女の子の話があって、感動して、実行しようとしたけど無理で、やっぱり現実には無理だと思ったのに(あんただけです)。

   それで、金沢早乙女家に送っておいた「カルバニア物語」を、帰省中に発掘して読ませてみたら、あの爆泣のエキューの過去篇とタニアの過去篇を読んで、
   「おかあさん! これ泣けるね!」と言って、声が、一瞬すこぅし湿った、かな。

   おかあさんは後追いで追っかけて、男勝りの美少女エキューが自分のしたいようにしているだけなのに「女に負ける情けない男」友だちを傷つけ、「男装してまで自分に言い寄るよう命を受けた」と大好きなライアンを傷つけたと知って苦しむ幼少期に涙ボロボロだったので、

   「ええいこの冷血人間が!」と言いたいところを親としての理性でぐっとこらえたのでありました。

   泣けるというところさえ解って貰えれば。

   というわけで、タニア篇のそこんとこがいかに凄いかと言ってるところを見つけたので貼っておきます。http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080809/p3

    「カルバニア物語」凄いよ、ほんと。

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