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2008年2月 2日 (土)

今週のジャイキリ #52

   地味に盛り上がってきたジャイアントキリングです。ETU応援バナーなんかが配布されてるみたいですが、おかあさん取ってきたはいいけど、どうやったら自分のブログに貼れるのか分かんなくて旦那様待ちです。情けないゾ。

   三つどもえのFWレギュラー争い篇となりましたが、今週は横浜戦。とりあえず出してもらえたのは世良です。スコアボードは0-0、時間は後半15分を回った辺り。鋭い目つきから走り出し、ボールをもらったところでページが改まり、タイトルページ。ああ、でも1ページ使っておいて
   「オフサイド!」と非情の笛。サッカーで唯一ルールの難しいところ、「待ち伏せ禁止」の法則に世良は引っかかってしまったのです。守備側のチームのひとが全然いないところでFWが待っててボールをもらっちゃいけないってアレ。コレを許すとすぐGKと1対1になって、シュートがバンバン打てますからね。
   「さっきから焦りすぎだぞ世良ー!」とコーチからの声。
   じゃあこれセリーはどうすれば良かったの? パスを出す方が加減する問題じゃないの? やっぱりサッカーの理解ははここんとこがネックだわ。
   とりあえず、セリーは結果を出さなきゃと焦っております

   セリー以外はどうかというと、横浜は吉田を封じてきたんですね、解ってる。で、吉田はどう対応してるかというと、やる気なくしてました。ここんとこが代表に呼ばれない所以だ。だからって「下げるとプライド高いから大変」って、交代させられないって意味ですかね? サッカーの場合、戦術的にとる位置を前へ出すか後ろへ戻すかを上げ下げと言うみたいなんで、ちょっとこんがらがります。ま働かないからと言って交代させるとぶー垂れる吉田というのも容易に想像つきます。
   困った子ちゃんね(だから「王子」なんでしょう)。
   しかし、一昨年以来そこら中で使われてた「ナントカ王子」という呼び名ですが、この王子は全然そういう初々しさとは無縁ですね。あの「王子」と同じ言葉とはつい最近まで気がつかなかったぐらい。いわゆる「王子」の範疇に入りそうなのはやっぱり椿ですね。チキンだからひよこ王子か?

   この試合、ETUがぱっとしない理由はもうひとつ。
   椿がまたおどおどモードです
   この辺は村越が正しく考察。敵からはマークされ、味方からは期待され、また新たなプレッシャーに悩んでるのです。そんなにすぐさま脱皮して華やかな蝶として舞い始める訳にはいかないのでした(「脱皮」から「蝶」としてみましたが、なんだかいや~んな別なマンガのキャラクターを想像してしまいました。無関係です。忘れてください)。
   この子も困った子ちゃん。

   で、ピッチの外でアピールしまくる夏木。けれど、達海監督は彼を使うつもりはないとここで言明。昨年の成績から、横浜側にプレッシャーを与えるためのベンチ入りというだけなんですって。ただ、(精神的に)落とした後はちゃんと上げます。
   「でもしっかり怪我を治してきた それだけで評価に値する
   プロ野球もそうですが、故障で期待していた選手が揃わないのが監督は一番困ります。それを考えれば、怪我を治すなんて当たり前と思ってしまうんですけど、夏木はちゃんと自分の「仕事」はしたのかも知れません。

   場面はコーナーキックへ。ゴールチャンスです。吉田が蹴り、誰かがゴール前でそのボールに合わせて得点を狙いますが……。キャンプで緑川が「うちはセットプレーが弱い」って言ってましたっけ。必勝パターンは決まってなくって、敵の出方によって蹴る人間の裁量でナントカするものなんでしょうかね。世良も必死に頭を使ってどうしたらよいか作戦を立てます。……背の低い自分は高さでは勝てない、スピードを活かそう、と、「ニアに飛び込む」ことに決め、「ニアに頼んます」とテレパシーを送りますが、そんなん通じてないし、吉田には吉田の思惑があります。蹴ったボールの行方は……
   「ファーだ!!」
   両軍入り交じってボールの行方を追い、それはすかさず走り込んだ村越によってゴールへ。
   ETU1点先取!

   喜んでおいて、世良は我に返ります。
   (俺……全然絡んでねーじゃん……)

   世良は煮詰まる一方。夏木は監督への信頼は強めた模様。堺は……今週未登場。

   まだまだ五里霧中

   ***< 今週のザッキー> ***

   今週は1コマ、吉田のボールを待つゴール前の一団として。台詞は(ザッキーとわかるものは)なし。

   ま、こういう週もあるさ。

   それより今週は、存在を噂されていた堀田(背番号8 毛先の白いツンツン頭)が途中登場でがんばってました。
   年次の清川>世良も、心中語ながらさん付けしてたので確定。じゃ、赤崎が最低21として、世良は最低22才ということに。

   ……Jリーガーっていくつくらいまで若手なんでしょう?

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2008年2月 1日 (金)

読んでから見るか、見てから読むか

   ただいまドラマ化されております「鹿男あをによし」、結局買って読んじゃいました。レヴューは左カラムで。先の読めないおもしろさはありましたな。

   「読んでから見るか、見てから読むか」は、往年の角川映画のキャッチコピー。おどろおどろしいTVCMとともに刷り込まれて、あの頃老いも若きも争うように横溝正史(森村誠一も?)のミステリを買って読み、映画館に見に行ったのでした。
   実際のところ、映画のCMは公開前から圧倒的勢いで流れておったので、待ちきれず買ってから見た人が大多数だと思いますが。映画というか、映像メディアは情報量が多いですから、それで物語はまとまっていると思って、見た後敢えて原作に当たろうという人はなかなかいないのでは? たとえかなり刈り込んであったり、犯人やらトリックやらの改変が行われておったとしても(「野生の証明」の原作の頼子はもっと小さい女児でしたよね。薬師丸ひろ子は可愛かったけれど)。わたしも、映画になったようなのはほとんど読んでますね。

   翻って、原作付ばやりの最近のTV連続ドラマ、「自前で脚本を作れないのか」とか苦言を呈しつつも、結局原作を読んでしまうのはなぜでしょう? その肝腎のドラマの方は見ないのに。「ガリレオ」は最終回だけだし、「鹿男あをによし」はまだ見てないし。TVドラマならただなのに、なんでわざわざ原作を買ってまで読んでしまうのか!?(おかあさんのケチ)  
   もともと3次元の実際の俳優に興味がないのかも知れません。目が悪くて、人の顔を覚えるのがヘタだし。昔、見ていた洋画も登場人物の女性が二人ながらブロンドだったときには区別がつかなくって話が全然解らなかったし。三宅裕司と渡辺正行の区別がつかなかったというのも懐かしい過去です。というわけで、俳優さん目当てということもないし。
   もともと小説という形態が好きなのかも知れません。ドラマの原作、だけじゃなく、映画や漫画のノヴェライズも好きだし。本なら集中すれば2時間もあればたいていのものは読んでしまうのに、連続ドラマとかは時間が取られますから。また、本なら後での読み返しも自由だしねえ。
   ドラマ化というものに信頼を置いてないのもあるでしょうか。とくにミステリなんかは、大人の事情とやらでとんでもねえ改変がされてることありますから。アヤツジの「霧越邸~」のときにはもうなんじゃこりゃ、作者はいったいどうしてこんなものにOKを出したんだろうと切歯扼腕でしたもん。

   てなわけで、ドラマなんぞ見るより原作を読んじゃおうという人間がここにいますが、じゃあ、ドラマ化なんかしなくてよいかというと、書評で取り上げられてたときにはへーほーふーんで、そもそもなんで興味を持ったかって、そのドラマの番組宣伝のために鹿がしゃべるというこの話で、しゃべる鹿を動物アンドロイドでもってこのように精巧にしゃべらせておるとかいう新聞の記事を読んだからって理由なんだから。

   

やっぱり小説の映像化はしてみるもんだ。

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2008年1月31日 (木)

なんこ林檎は甘いよ

   作ってみました、なんこ林檎

   というのは、「今日のお料理ビギナーズ」でイラストエッセイを連載しておるところのとりのなん子さんが今月紹介しておったメニュー。とりのなん子さんを敬愛する我が家で勝手に敬称略で名前を付けました。

   いわく、「うちでは紅玉は4つわりにして芯を取って、呼び水をしたところで鍋で煮る。林檎から水分が出たら砂糖を加えて軟らかくなるまで煮る」そうで。

   うちも、林檎を細かく切って砂糖をどんどん掛けて(もうジャムでも作ろうかってくらい)、シナモンとかレモン汁とかをちょっと掛けてラップしてレンジで5分、なんてのを風邪っぽいときのおやつにしてるんで、ああ、きっと美味しいだろうなと思って。
   虎ちゃんお腹こわしてるし、丁度生協でジョナゴールド(紅玉とデリシャスをかけた品種)が袋に一杯来てたから、やってみました。生協の入会プレゼントのきび砂糖500グラムなんてのも出てきたし。

   呼び水多かったかな? おかゆ用の高い無水鍋で炊いたからかな、ずいぶん水分が多くなっちゃいました。「皮を入れておくと色素が出て林檎が赤くなる」って書いてあったから楽しみにしてたのに、ジョナゴールドの皮にその作用はなかったのか、薄茶色はどっちかっていうときび砂糖から出たカンジ。
   ほぼジャムってぐらいとろとろになってたんで、わたくしも久々に明治ブルガリアヨーグルト(プレーンは酸っぱいからいつもは食べません。旦那様用)に混ぜて美味しく頂きました。
   もしかしたら、なん子さん本人は「そんなにお砂糖入れなくても。素材の味が消えますって」とまたシニカルに思われるかも知れませんが。
   とりあえず、なん子さんの世界をまねてみたい娘のリクエストに応えましたよというお話。
   お風呂上がりの虎ちゃんは「ダメ! 明日!」とお預けを喰らって(だって、お風呂はいる前に、切ってた林檎まるまる1個食べたんだもん! おかあさん黙って林檎また切り直しました)、今朝早起きしてご機嫌でヨーグルトに混ぜて食べていきました。ちょっと! 朝ご飯それだけ!?

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挑め! とりパンライフ 10

   記念すべき10回目のネタがこんなんでスイマセン。

   今日は木曜なのに、虎ちゃんがちゅんパンを昨日全部食べちゃった!
   ま、彼女も可哀相なのです。お腹に来る風邪で月曜は休み、火曜ものたうち回り、昨日はやっと出かけたのに、せっかくの自校献立(川崎市は各校に栄養士さんを置かないで、近隣の学校をひとまとめにして共通献立で給食を回している模様。センターじゃない、自校給食なんだけどね。購入とかで無駄が出ないのでしょう。ま、栄養士さんの人件費対策かな? しかしながら、月に一度ぐらいは、その学校の児童の好みやらなにやらを勘案した自校献立という日があるのです。別に特別豪華と言うことはないはず……ちなみに昨日はドリアとミネストローネとフルーツポンチ)だというのに、
   「少しにしておきなさい!」との厳命に小鳥ほどしか食べないで(ミカンはお腹によくないからと全部取りのけたらしい)帰ってきてたのでした。よしよし。
   それでお腹の空いてた虎ちゃんはこれならいいでしょうとばかりちゅんパンを一気……。
   「こら!」
   「……ちゅん」とスズメさんの真似までされたら怒れなくて。

   「カビ餅まだ残ってるし」
   ごめん! でも結局食べたじゃん!

   そして昨日の深夜、虎ちゃんに風邪を伝染(うつ)されて唸っている旦那様におかゆを炊こうとお米の袋の封を切ったら、ざら、とお米零しちゃって。
   いつもなら一粒残らず拾うんですけど。

   あ、ちょうどいいじゃん、と生協で買った手作りミニ座敷箒なんか出してきて(買ったはいいけどなんか使いそびれて1年ぐらい経ってて)、おお、これは使える、なんていいながらさっさと掃いて、勝手口から出しちゃった。

   というわけで、本日はちゅんライスが出ております。

   今朝ちゅうりっぷにお水を上げにいったらあっという間になくなってたみたいだけど。

   ま、もう少し待ちたまえ。節分には思いっきり豆を撒いてあげるから……あれ? お豆は食べないんだっけ?

   田舎にいた頃は、節分の後はスズメがおうちの窓のところに群がってた気がしましたが。ま、やってみれば解るか。

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2008年1月30日 (水)

「篤姫」4 明君の顔も三度

   キライな訳じゃないですよ、ただちょっと引っかかっただけ。宮崎(これホントは異体字の方ね、以下同じ)あおいちゃんは純粋に可愛いし。去年の眉毛姫と比べたら本当に虚心にこっちの頬も緩みます。特に今週はもう。

   ってことで、大河ドラマレヴュー今週もいってみようかぁ!

   明君斉彬体制になって、薩摩藩士の皆さんご機嫌かって言うと、そうでもない。この方、さすが明君、復讐人事をやらなかったのです。
   あの文人公方、徳川家宣すらやったのに。てゆーか、このひとのやったネガティヴキャンペーンのせいで綱吉は実際以上の暗君てことにされたそうですんで。待たされたのは斉彬君も同じなのに、偉かったなあ。ご時世を弁えてたってのもあったでしょうが。

   しかしながら、急に斉興(パパ)派を追い落としたりもしない代わり、自分についてくれて、結果、処罰を受けてた大久保君たちのような藩士の赦免もしなかったってのはどうよ? 公平、っちゃ公平ですが、それじゃ、新藩主誕生に沸き返ってたご家中が沈みます。開始から可愛いヒロインの顔が曇っておるのはそういうこと。ま、これはおかつちゃんが大久保君に共感しておるからで、お由羅派に義理があったら「なんていいお殿様」一色ってことになってたでしょう。
   どうなってるの、どういうこと、とパパに迫りますが、そこで小市民中間管理職大音声。
   「おなごがまつりごとに口を挟むな!」
   とりあえず、時代設定的に正しいですな。ちゃんとこういう憎まれ役がないと物語は進みません。人間的魅力のある明君に高橋英樹、進取の気性のヒロインに宮崎あおいを持ってきて、優しいんだけど頭の中はこの時代までの常識に縛られてるパパに長塚京三を持ってくる、これはいいキャスティング。

   で、「そなた供のものをまいて出歩いておるそうな」云々と、口頭で今までの「非行」についてはやっちゃならんことだと視聴者様向けに説明し、かつ劇中釘を刺すという高等テクニックを披露してくれました。う~ん、脚本もがんばっております。
   それでも茶店デートは許容された模様。尚五郎ちゃん相手に愚痴ってます。そこで小菊ちゃん(脳内お女中)がよしずの向こうかなんかで(ひーめーさーまー! そろそろお戻りを~!)と気をもんでいるとおかあさん脳内フォローを自分のために入れることにしました。
   「というわけでパパ上からは全然情報が入らないの! アンタなんか知らない?」と無茶振りのおかつちゃん。またしても尚五郎ちゃんの返事は、
   「何でわたしが……」だってアンタしか頼める相手はいないんだもんって、ちょっとうれしがらせを何気なく言っておいて、
   「この際お城の忍び込んじゃおうかしら」って、それ、姫の発想じゃありませんよ(脱力)。おかあさん同様さすがに「ちょっと!」とたしなめようとした尚五郎ちゃんに、
   「いい人がいる!」って、ひらめくおかつちゃん。

   

小松先生がいたじゃないですか。

   1話でおかつちゃんが男装して紛れ込んでたのは、私塾じゃなくて学問所だったんですね。公立学校の先生を任せられるとは、ホントに切れ者だったんだ。
   で、もやしにいちゃんを立てて、尚五郎ちゃんと3人でまた話を聞きに行ったわけだ。

   そして高橋斉彬の次の人心掌握策は「ご一門の皆さんと一緒」のイヴェント開催でした。殿様連中とはまだ会う機会もあるというので、今回は奥方や子女までみんなお呼び出しだそうで。洋物ドラマじゃないので、広間にみんな立ち並んで舞踏会と言うことはなく(当たり前だ!)、謁見の間のようなところに順繰りに呼び出して二言三言って感じらしいです。
   おかつちゃんは直接質問する千載一遇のチャンス! と思ってるのに菊本ったら、
   「ライヴァルのナントカ島津家のお哲さまに負けちゃいけませんよ!」って、お着物の差配にばっかり夢中で。
   嗚呼、菊本がどんなにできたお女中でも、限界はそこか。
   ま、ご挨拶とか立ち居振る舞いはパパが毎日稽古付けてくれてますけど。
   別に舞やお琴をご覧に入れるというわけでもないし。
   よその姫に負けないように! っていう発想自体わたしには脱力ものですが、その張り合う分野がお着物だけだなんて。

   

ツ マ ン ネ エ。

   パパも「趣味は何じゃ?」という想定問題集で「史書を読みます!」というおかつちゃんの答えに「女らしくないからダメ!」とダメ出ししてました。「活け花とかにしとけよ」と言われても「ウソはダメだっていつも言ってるじゃないの」とやりこめる、ここはちょっとすっとしたけど。「読むと言っても……物語ぐらいでどうか?」っていうすり替えをしない辺りやっぱりパパも小物とはいえ薩摩隼人なのかな?

   あ~よかった。歴史物語読むの好きですって堂々と言えるご時世で。

   「碁を打ちまする」はウソでもなく結構姫っぽくてさらにお利口そうでポイント高いと思うんだけど、そっちはスルーですか、そうですか。

   で、待ちに待った謁見DAY、パパママの謁見も無事済み(ママもけっこーもの申してて、高橋斉彬に美人の上に才長けた嫁で結構とか言われてたよね)、ライヴァルお哲ちゃんも「お花を少々」とか無難にこなし、さあ、我らがおかつちゃんの番です。

   横には小松先生がついてて、こりゃ気安い。練習通りにご挨拶ができて……?
   やっぱり「史書を読みまする!」って言っちゃった。でもま、殿様ご機嫌で立ち去りかけて、おかつちゃん安堵のため息って、おい!

   殿様耳をとめて、戻って来ちゃったよ! いかがした? って!

   「毎日父から稽古を付けられておったので、安堵の余り……」って、イイワケしたかな?

   あんなり率直なかわいらしさに、殿はご機嫌。その隙に、パパから言いつかった、「安産のお守りのお礼」もちゃんと言えました。さすが明君とはいえ、17年前のお守り袋の色柄は覚えてなかった模様、肝付くんのを泣き落として取り替えて貰ったことには気づかれなかったのでした。めでたしめでたし。小松先生も、男装して学問所に紛れ込んでた話はばらすし。そのときには殿様も「おなごとして立派に育て」とかご機嫌に相手してましたね。

   で、去りかける殿をさらに呼び止めるおかつちゃん。

   しつこいぞ。

   大昔の忠臣蔵大河「峠の群像」で、赤穂藩取りつぶしを取り消してはもらえないかと、お城を接収に来たお役人に緒方拳の大石内蔵助がお願いするんです。お役人は接収のためだけに来てて、取りつぶすかどうかの判断はこの人の権限にはない、交渉の窓口でもない、それでも、唯一の手づるとして許されないお願いを内蔵助はかますわけですが、当然無視される。もう一度、重ねてお願いする。やっぱり無視。お城を出て行くお役人に、もう一度、決死の呼びかけをする……。武士はスッキリしてなきゃならんのです。一事不再理どころじゃなく。一度ダメと言われたことを3度も言いかけたらそれはもう罪となり、処罰の対象にもなるそうな。その、同じことを3度、というのを、内蔵助はやってしまったのです。
   さすがにお役人足を止めて。
   3度ともなるとその方に罪が及ぶ。だからそれがしはなにも聞いてない。聞いてないけど、気持ちは伝わったから、と去る。
   見てたときは子どもだったし、なにぶんわたしにとってのファースト忠臣蔵だったので意味もわかってなかったんですが、今これだけ思い出せるぐらいには印象に残ってました。

   って、3回やるってのはそれだけやばいんでしょ?
   おかつちゃん、殿様を3回も呼び止めちゃダメじゃん。あ、呼び止めたのは2回か。

   そんで、聞きたいことがあるのです! って、やばすぎ。小松先生も焦ってます。
   なんで斉彬さまのために動いてた人間がまだ島流しなのよう! 許してあげないの? 小娘の必死に、高橋斉彬はとたんにこわ~い顔。
   「おかつさま! 控えられよ!」先生も必死。
   「なぜじゃと思う?」と逆に質問返し。
   「パパ上をはばかっておられるのですか?」ま、及第点かな?
   「この大変な時代に内部分裂してる暇はないからだ! 憎しみは憎しみしかもたらさない」って。ああ、ご立派。海の向こうのお偉いさんにも聞かせてやりたい。

   それでも、「この斉彬のすることに文句があるならこの国を出て行け」とも一喝。ホント、明君の見本のようなお方。

   圧倒されて帰ってきたおかつちゃんに、菊本はご機嫌、うまく面接は切り抜けたらしいし、お着物も、お哲さまよりずっと豪華だったらしいしって、ほんと、あんたの世界はそこが限界ですか。

   菊本の心をよそにまつりごとに大きく心を惹かれるおかつちゃんでした。

   しかしながら、姫が着飾って公の場に出ると、反応はふつうこうなんだな。次回予告。

   「今和泉の姫を見初めたァー?」誰だよおまえ。

   

おかつちゃんに縁談です。振れ。思いっきり振れ。

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2008年1月29日 (火)

You shall get out!

   昨日は豹太にご飯の支度を手伝って貰っちゃいました。

   「人参は銀杏切り。先に円柱を4等分しておいて、それを2ミリぐらいにスライスするんだ」
   「ああっそうか!」と、この前お手伝いしてくれた虎美を叱りつけた意味をわかってくれて。
   「そう! 輪切りをいちいち4等分してたら一晩かかるぞ!(かかりません)」単純な手順の前後関係なんですけどね。それでも、おっかなびっくりの中学生はこっつん、こっつんとがんばってくれてます。とりあえず虎ちゃんよりはいい仕上がりかな。

   「よし! よくやった。助かった。それは鍋に直行。皮はそっちに捨てといて」
   「あとは?」
   「あとはもうこっちがやる。行ってよし!

   ……と機嫌良く放免してやったのに、お兄ちゃんしおしおと哀しげ。

   「どうした?」

   「『逝ってよし』って言われちゃった、リアルで」

   

って、そういう意味じゃない! ネットでそれは、「死ね」があまりに見た目強烈な言葉であることから、掲示板などでの削除対象であるための言い換え語、「死ね」とか、「おまえ退場しろよ」って意味ですよね。

   

ネット用語を実社会に応用しないように、まったく。

   ああ、これだから実社会の経験の少ないうちからコンピュータ社会に慣れちゃダメなのね……。

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2008年1月28日 (月)

夫婦茶碗ぶるーす

   え~コホン。今となってはジャニーズ事務所のタレントと言っても誰が誰かとんとわからないおかあさんになっていますが、昔はマッチ命でしたよ、オホホ。ってことで替え歌をひとつ。

   ♪ ペアで揃えたお湯のみ~ 春夏秋と放置で~ 忘れ去られて冬が来る~
      一度だけでもいいから~ 俺と一緒に使って~ 片方だけが古びてく~ 

   一頃は夫婦茶碗も女性差別だとか言われたことがあって、リベラルな女性としてはこんなものを喜んで使っていてはいけないのだろうかとか、結婚祝いにも贈るのを差し控えたりなんかしたんですが、今は逆にアンチ・フェミの揺り返しが来て、なんでも男女平等を言い過ぎるのも野暮だと解ってきているとか。ホントかな?
   わたくしは寂しい青春を送ってきた身として、ペアのカップなんか、使ったこともない、手に取るのもイヤらしいという自意識過剰だった反動で、結婚したら使ってみたくってしょうがなくって。ま、お祝いでもあの極彩色の繊細な花柄が有名なブランドのカップなんか頂いちゃって、喜んで使ってたんですが。

   専業主婦と普通に働いてる旦那様ではうちにいる時間が違って
   割とお茶のみで、だらだらだらだらいつもカップには何か入ってて、テーブルに出しっぱなしのわたくしのカップ/湯飲みは茶渋でどんどん汚れていき、そしてそこらにぶつけて欠いたり割れたりして先に寿命が来てしまうのでした。

   

やもめの夫婦茶碗ほどわびしいものはありませんな。(ここは「シクラメンのかほり」で攻めるべきだろうか?)

   また、お相撲好きの旦那様は地方巡業のチケットが当たったりしてお出かけになり、お土産に番付が絵付けされたお湯のみなんか買ってこられて、それをお使いになってしまって。まだ、貴乃花VS曙なんていうバブリーな番付のままです。しょーがないからわたくしはその辺で安いお湯のみを探して。

   夫婦二人別々のお湯飲みになったわけです。

   その後、ある年の暮れ、
   「藤崎百貨店で猫の模様のお湯のみが売ってました! 今年のクリスマスはそれを!」ってわざわざお願いしたんですが、説明が不十分だったようで旦那様のお土産の箱を開けたらなにやら金がぴかぴかした招き猫のレリーフがくっついた夫婦茶碗がちんまり(全部金ぴかじゃないのよ! 鈴とか、小判とかだけよ!)。  
   「……これじゃないんですけど」
   しかしながら、ものが猫ならご自分も使ってみたいのか、わざわざ夫婦茶碗を買ってこられたことにちょっとうれしくなって、それまで使ってたピンクのボーダー柄のと時々入れ替えながら使ってました。もう2,3年。
   やっぱり少し欠いちゃって。

   引っ越しの時、食器棚の奥から大きな無傷の招き猫つきお湯のみが出てきたときにはなんだかとっても悲しくなりました。

   だいたい、ボーダー柄のお湯のみだってペアなのに。最初は柄が気に入って自分のだけ買ったんだけど、ブルーのもあったから、やっぱりペアで使うべきでしょうって、あとで買い足して、むなしく食器棚に1年眠らせてあったんだもん。

   豹太がそろそろ「俺も緑茶飲む」とか言い出して、ピザのおまけで貰ったハム太郎のカップなんか卒業してお湯のみが必要になったとき
   「これは? おかあさんとお揃い」と、そのペアの片割れブルーのお湯のみを出しちゃって。
   「それはお父さん用なんだがな」
   「え? ダメ?」
   「まあいい」母親とお揃いを喜ぶ中学生ってのもなんだかですけど、ま、あるものを使って貰えば節約できるし。

   とりあえずやもめ夫婦茶碗はひとつはたまに食卓に出てます。

   で、この前、
   「あ、湯飲み書斎に忘れてきた」と食後のお茶を煎れてるときに旦那様が仰ったものだから、
   「じゃ、こちらを使ってください」と、やっと金の招き猫湯飲みの出番が出たわけです。

   「ペアで揃えたお湯のみ~♪」と前述の替え歌を歌いながらお給仕して。
   お湯のみに描かれたにゃんこたちも心なしかうれしそうでした。

   でも、替え歌が間に合わなくなってもとの歌詞が出ると……

   「♪ベイビー スニーカーぶるーす ベイビー おまえが好きさ ベイビー 誰よりも好きさ……」

   薹のたった夫婦にはちょっとアツイかな(いつまでも2昔前のアイドルソング歌ってないで途中でやめればいいんです)。

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