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2008年8月 2日 (土)

職業病?

   さっき帰省の荷物をクロネコさんに持っていってもらいました。

   近くのスーパーはペリカンさんなので最近使ってなかったのですが、ペリカンさんの集荷時間を過ぎてしまって……。仕方なく、棚の隅にしまっておいたクロネコさんの伝票を元に携帯からアクセスして集荷をオネガイしました。さて、蓋をして玄関に出しとかないと……って、持ち上げたら、

   

ぱきょ……って。

   

魔女の一撃が。

   おかあさんぎっくり腰持ちで。

   注意しなくちゃいけないのに、廊下に実家からの支援物資、この前収穫したばかりのジャガイモの箱があったから胸より上に持ち上げて、背を反らしながらツイストして廊下を通ろうとしちゃって。

   やってしまいました。

   って、それから粘着テープを持ち出して脂汗を流しながらもう10往復ぐらいしてる崩壊寸前の段ボール箱に封をすべく格闘してると、

   ぴんぽーん!

   

クロネコ、早すぎ!

   インターホン取るよりすぐドア開けちゃった方がいいだろう! と、ドアに飛びついて、
   「オネガイ、今ぎっくりしちゃったの! ここへ来てこのままもってって!」とすがりついたのでした。

   「あーそれよりそのテープはがして貼り直してもらっていいスか?」

   クロネコのお兄さんはすぐさま玄関先にしゃがみ込み、テープをはがして箱をぎゅっと押さえつけてます。

   「ごめんなさい、帰りは新しい箱を調達するから」
   「別にいいスけど、これは全面的に貼って補強しないとダメですね」って、見る間にテープを貼っていってくれて。
   「新しい箱に詰め替えようか?」と言っても、
   「そんな時間ないス。受付終了時間ギリギリなんス」って。ああ、やっぱり。
   「ごめんなさい、テープ、剥がすとどんどん箱が弱くなるのよね。剥がさない方がいい?」としおらしく聞いてみましたが、
   「いや、そのままだとノリが付かないスから」それもまたダメだそうで。

   と言う間に伝票を端末で読み取って、薄いグリーンの受付ラベルをジーコジーコと出力、それを貼り付けて受付け終了。

   「助かったわぁ」と思わず腰をトントンすると、

   「ぎっくり腰は叩かないほうがいいスよ」とぼそり。
   「え?」
   「ぎっくり腰は、炎症起こしてますから、まずはアイシングっス」
   「まあ、そうなの?」と水を向けると、
   「いや、ぎっくり腰もイロイロっスけど、炎症起こしてる最初の頃は冷やして、あとの段階になったら暖めてやるんです。段階見極めないと」と、しゃべるしゃべる。

   「まーあるわ、サロンパス。すぐ貼ってみるわね」と、なんでも言ってみるもんだ、助かりました。

   で、帰省の荷物はちゃんと送れたし。自力でサロンパスを(面積2/3ぐらいになっちゃってるけど)なんとか腰に貼ったし。じんわり効いてきてます。はうう~。

   やっぱりお荷物を持って歩くから、クロネコさん達はぎっくり腰起こしやすいのかしら。なんでも言ってみるもんですね。ホントに助かりました。

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ソボクな疑問 2008

   

高校野球が始まっちゃいましたね。

   旦那様がつけっぱなしにして行ったたTVから開会式中継が始まってて、大会歌「ああ栄冠は君に輝く」なんかをご機嫌で歌い終わったところです。

   文部科学大臣(鈴木恒夫氏)じゃなくって松浪健四郎なんかが挨拶なのは内閣改造したばっかという大人の事情(認証式が今日あるらしい)なんでしょうが(タイミング考えろよ。福田くんは高校野球に思い入れはないと思われ)、そもそもなんでこんな時期に開会なんですか? 夏の高校野球は例年、広島原爆の日より後、長崎原爆の日より前に始まってたと思うんですが(原爆の日は正午に黙祷の時間があった/広島原爆記念のセレモニーは同じ時間帯で中継があったと記憶してるから)。

   今年はオリンピックがあるから?

   高校生はオリンピックに出ないんでしょ?(星野ジャパンには高校生いないよね?)

   

なんでオリンピックがあると高校野球が日程をずらすの?

   まさか、視聴率でオリンピックに負けるから? みなさまのNHKがオリンピックを全部中継するので高校野球なんて中継してる暇がないから先にやっちゃうの? 民放に任せれば?

   さて、どうしてなんでしょう???

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2008年7月31日 (木)

自A隊がファンタジー世界に遭遇したら

   なんかイロイロ面白かった。

   どこか忘れたけど、リンクをたどって紹介されたのが「自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた」http://fwsdf.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?FrontPage

   現在の自衛隊の皆さんが剣と魔法のファンタジー世界に出会って、どうする、といった仮想戦記のようなものを皆さんが書いてみておもしろがるといった趣向のところのようです。ホラ、「戦国自衛隊」みたいな。最初は近代兵器で圧倒するでしょうけど、そのうち人的含む補給が途切れて悲惨なことになるかもよと。ま、大まじめにバカなことを論議するのは楽しいことです。

   「メイド」という話では、領主の趣味で編成された武装メイドさんが取り残された城館を、ヘタレ新任自衛官さんが占領して統治するすることになっちゃうのでした。でも、「マのつく」シリーズのユーリ陛下のようにニッポンで平和で平等で人権を重んじる教育を受けてきた人からすると、中世っぽいファンタジー世界の被支配階級は想像を絶する悲惨さで。彼らが「ヒドイ敵と思われないように紳士的に」振る舞えば振る舞うほどに感嘆され、懐かれてしまうのでした。全然エロエロな展開でなくてこっちがビックリしましたよ。ううむ、本当にこうなればいいけど。

   「サキュバス娘」なんて作品では、センセーショナルなタイトルで、きっとエロエロで過激なのねと開けてみると、確かに同僚達をたらし込んで「食らい」尽くしたサキュバス(え~と、女の淫魔です)を退治したところがその娘を保護しなくちゃならなくなった自衛官さんのお話で、多少ヴァイオレンスなシーンがありますが、かれは多少のトラウマがあり、女性を近づけないんですな。その辺、ややドタバタ的で面白かったです。彼を気に入っているたぶん吸血鬼(作中そういう文言はないですが、自衛隊に協力することによって血液パックの配給を受けているような記述があることから)の女性領主がもう絵に描いたようなツンデレレディーで、いじらしくて、「YOU,契っちゃえよ」と声を掛けてやりたいぐらい。なかなか男らしい結末だったのですが、きっとわたくしと同様の感想を寄せた方が多かったのでしょう、パート2が連載中のようです。
   これは、そのサキュバスの少女に女性吸血鬼の領主にさらにパート1クライマックスで彼を迎えに来たいわゆるヴァルキリーのひと、さらに魔法学校の女性教師など女性キャラが(いや、彼を愛するヘルマフロデュトス的上官もいたな)盛りだくさんになって、男性の夢♪ 的展開になっております。その分、文中誰が誰だか分かんなくなって読みにくくなってますけど、華やかは華やかですね。あ、そんでもって健全だし。

   ん、なんか面白かったです。

   やっぱり自衛隊に詳しい人が書いてるのでしょうか、装備やなんかの詳しい描写はありましたけど、現実世界でぶっ放すことができないからという欲求不満解消、イケイケどんどん、やったぁやっぱり強いぞニッポンといった描き方ではなかったですね。中身はヘタレな日本の若者である自衛官たちがその優しさや身についた平等意識でその国の被支配層に受け入れられるといった描き方の方が多かったです。読み手の方でそういうものをより好んでいるとしたら、自衛隊ファンの皆さんもそんなに恐ろしい人たちじゃないんですね。イヤ「桃太郎」の昔から、恐ろしい侵略者より心優しい解放者としての軍隊をみんな期待しておるのだよ。

   どうせ世論やら市民団体とかがうるさくて積極的な作戦行動が取れないとか、補給が続かないとか、状況の悲惨さをよく解ってない民間人がしゃしゃり出てきて迷惑だとか結局在日米軍だのみとかいったネタがいちいち重くって、これはなかなか興味深かったです。

   待て、こんなの喜んで読んでるおかあさんも「自衛隊ファンのコワイ人」になるのかしら?

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2008年7月30日 (水)

メモリアル夏のデザート

   おかあさんワルイ大人だから、ふと思いついて子供をうらやましがらせちゃう。

   「かき氷なんてのは昔はうちで作って食べたナァ」
   「えーっ?」おお、乗ってくる乗ってくる。

   「付属のアルミカップに水を張って、プラスチックのギアパーツを浮かべて凍らせるんだ。そうすると。ギアパーツ付の氷ができる。それをかき氷器に載っけて、上からハンドルをかぶせると、ハンドルの方にもかみあうギアが付いてるから、回すとあ~ら不思議、かき氷がしょりしょりできるのだ」
   「どこにあるの!?」
   「お里のじいちゃんち。でももう回す方の機械が壊れたからできないぞ」

   「シロップはイチゴやらメロンを買ってきて掛けるんだが、お勧めはカルピスだな。フルーツカルピスだともう最高」
   これが自家製の醍醐味。もう、娘の顔にはうらやましいと 明 朝 体 で書いてあります。

   「じいちゃんは、シロップが残り少なかったりするとおかあさんたちに譲って白砂糖を山盛り
   「スゴイ!」うん、それについてはわたしも思いますね。旦那様はここまでやって(3時のネスカフェには山盛り3倍白砂糖がデフォルトとか)どうしてこの一族には糖尿が出ないんだろうと恨めしくお思いかも知れませんが。いや、でも今になってしみじみ思う親の愛。
   「かと思えばアイスデザート用の抹茶を買ってきてオリジナル宇治かき氷とか」
   「削り終わってギアパーツの方に少し残った氷を割り取って食べるのがまたいいんだ、つららみたいで」

   「いいなー。虎ちゃん今までかき氷って4回ぐらいしか食べたことない」って、数えるな! 覚えるな! 早乙女おじいちゃんが怖くてホントに食べさせないできたんだよ! おかあさんだってフビンだよな~って思ってたって!

   「それはもっといいものを食べておるだろうが。おかあさんだって、それ以降はちゃんとした2ドア冷蔵庫がうちに来たからアイスばっかりだ」  

   冷凍庫にいつもアイスがある生活がどんなに豊かなものかこの仔猫ちゃんたちはわかってないですね。わたくしは昭和50年代、お買い物に行った小春日和の小松でアイスがふと食べたくなってそこら中回ったけど(暑かったんだよ!)、11月の石川県でアイスを置いてる店はなくって哀しかったことを今でも覚えてます(なんて食い意地だ!)。

   「手作りアイスの素をおじいちゃんが取引先から調達してきたから、牛乳と混ぜて大きなタッパに作って30分おきにかき混ぜて、もう自分で掬って食べ放題……」

   「いいなー!」

   そりゃ太るよな。いやいや、活田家(仮名)はアルコール分解酵素を持たない分甘いものには目がないのでした。
   「ママそっくり」と各方面から太鼓判を押されている豹太はともかく、虎ちゃんは糖尿家系の早乙女家の血が濃く出てますから、やっぱり今頃から節制させた方がいいかな?

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にゃろめーたー

   

降りませんねえ。
   あ、金沢とか、神戸とか、鳥取とか、局所的にはわっと降って大変なことが起きたようで、お見舞い申し上げます。ホント、気候が熱帯化しておりますな。
   今日の午後、ごろごろ、とまた雷の音がしたので洗濯物を入れ、ヤッタ~! キタ~! と小躍りしておったのですが(それから読書タイムで暗くなるまで外のことは忘れました)。

   お買い物に出たら、外は乾いておるではないですか。

   嗚呼、またか。

   いつものパンやさんに行って、
   「降らなかったでしょ?」と話を振りますと、
   「ええ、全然」って。
   ただ、
   「小麦粉の配達に来たお兄ちゃんが言うには、同じ頃横浜の方へ出た同僚が、土砂降りで荷物下ろせないと泣いてきたらしい」そうで。

   やっぱり粉は湿気を吸ったらまずいから雨の日は気をつけるのね。

   一つお利口になったから皆さんにもお知らせ。

   ちなみに、台風は台湾を過ぎて中国の南海岸の方に行ったらしいですが(ん、もう消えた?)、2,3日前からうちの猫科のひとは、
   「超~ねむい」とごろごろしてました。いや、喉を鳴らしてたんじゃなくて、横になってだらだらしておったのです。かれはもとより喘息持ちで低気圧が来ると元気がなくなる男でしたが、台風も察することができるのかも知れません。

   「大阪豆ゴハン」にもそういうひと出てきませんでした? 3女の菜奈子さん。台風が来るととにかくねちゃう人で、彼女の周囲の人たちはそれで天気予報をしていたとか。あれはフィクションでしたが、作者の周囲の人を観察してネタにしていたところもあるそうなので、じっさいそういうひとはいるのかも知れません。

   豹太もくだもの電池なんかをやってないで夏休みの宿題はこれにすればいいのに。

   あ、おかあさんの裏研究にしよう。

   とりあえず、台風が温帯低気圧になり、日本列島の上の低気圧もある程度通過した今日になってからは比較的スッキリとお友達と遊んでいた模様。

   明日は降ってくれるかな?

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2008年7月28日 (月)

「犯人に告ぐ」トリックスターの安息

   世間一般に小説を映画化! というときには、原作ファンが見てくれることを期待して企画されるんでしょうね。また、映画を見、また、映画化のの噂を聞きつけて原作に興味を持った方が本を手に取ることも考慮に入っておるのでしょう。たぶんこの本は、トヨエツ主演で映画化されたという線でとむ影さんのお手に触れ、そしてわたくしのところに回ってきたという因果でありましょう。いやでもこの主人公はトヨエツじゃ若いだろう。小泉純一郎元総理をちょっと想定して読んでいたかも。若い頃アイドル顔のやり手警視、今はすっかりおじいちゃん、だもんな。

   この「犯人に告ぐ」  雫井 脩介は警察もののミステリであります。発端の事件は幼児誘拐。あ、地元だ。神奈川と東京都の、山際の国境の入り組んだところ。被害者の関係もあって、警視庁は出張ってくるし、やりにくい。被害者は非協力的だし。結果、捜査は失敗、哀れ、誘拐された子は無言の帰宅、主人公の巻島警視、プライヴェイトも難しい時期だったので、うっかり記者会見で切れてしまいます。結果、左遷。

   

警察社会で捜査に失敗するってこういうことなんだ? 「聖母の暗き淵」柴田よしき、RIKOシリーズのこの作品も、誘拐事件でうっかりミスで犯人を逃してしまった刑事の背負った十字架がひとつのテーマにありました。最善を尽くしたつもりでも、指からこぼれ落ちることはある、それがひとの命だったとき、どう責任を取るか。刑事というのは因果な商売であります。

   それから6年、その事件をきっかけに奈落の底に転がり落ちるように不祥事が表出して威信に傷が付きっぱなしの神奈川県警、幼児・男児連続殺人事件の捜査が暗礁に乗り上げて参ってました。そこへ新しく着任の切れ者キャリア、心機一転の策をぶちあげます。

  

 「劇場型犯罪には劇場型捜査だ」

   足柄署で地道に検挙率を上げておった巻島警視に、白羽の矢が立ちます。この足柄ってところがまた臆面もなく「山奥」で笑っちゃうよね? え? 土地鑑ないですか? 「金太郎」の足柄山ですよ? 小田急の特急ロマンスカーの名前が「あしがら号」ですよ?  熊でも出そうな田舎と思ってください。実際出ないにしても。

   で、自分の背負った十字架の重さをはねのけようとあがき続けていた巻島警視、二つ返事で引き受けます。ちょうど、犯人を煽る発言をしたと言って犯人から脅迫状をもらったキャスターのいるTVニュースショウに定期的に出演、事件を解説しつつ一般視聴者からの目撃情報を求める作戦、と見せつつ、犯人を煽り、ぼろを出させる罠を張るのでした。
   「小田急百貨店にアルマーニのスーツを買いに行く」とか、じつに判りやすい固有名詞をちりばめてあるのでイメージがしやすいですね。さっきの足柄もそう。

   マスコミに足を掬われた男がマスコミを利用して立ち上がる、これは壮大な駆け引きのお話で、打った手が効いてさまざまな反響がかえってくる、またそれにさまざまな対応を取るさまが非常に興味深かったです。

   そして、現れる獅子身中の虫
   やり手キャリアの甥。巻島警視の上司として付けられて。
   「引き立ててやってくれ」って、まともなキャリアなら身内をそんな近くで使いません。昔の外務省か? ここでこの部長の株5円安。
   で、この坊ちゃん課長の昔のどうにもなびかなかった青春のほろ苦い幻影的女性が、そのライヴァル番組のキャスターをしておるのだな。
   彼女に対し、再度挑戦のための武器として、坊ちゃん課長は捜査情報をリークするという手段を取るのです。

   まさかこんな色ボケ坊ちゃんに脚を掬われるとは思わず。

   情けないよなあ。

   しかし、最後の最後に糸はホンボシに繋がっておったのでした(この、主人公には直接関わってこない脇役ちゃんがナイスでした。いや、1度となく、こいつが犯人だったりしてと思ったことも)。

   正義は勝つ……?

   しかしながら、6年前の事件の影はまだ色濃く残っていて。

   「劇場型捜査」の短所、巻島警視本人に対するバッシングが暴発……。

   最後まで息をつかせぬ展開、非常に高度であったと思います。

   TVを中心とするマスコミの過剰報道、視聴率競争的側面も面白く掘り下げてありました。未央子たんはファム・ファタルというにはまだ腰が据わってない、やっぱり「女子アナ」な女の子なんでしょうとちょっと悔しかったり、うまく捉えてるなァと兜を脱ぎたいような気もしたり。

   やっぱ、結局は誠実さ、たゆまぬ努力が全てに勝利する、というのが、テーマとしてはひねりがないかもだけど、良かったと思いますよ。社会はこうあるべきと思います。

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2008年7月27日 (日)

逆転生活

   先ほど、お食事を終えられた旦那様に連絡事項など語っておりまして。
   「アイスがまた3割引でしたので……ん?」
   左後方から話しかけておった旦那様のお口元が、なにやら……。

   「旦那様おひげをたてたんですかぁ~?」

   例によって週末は無精、なのかと思いましたが、たしか今日散髪に言ってきたと聞いたばかりでした。

   「それとも1000円カットだからおひげまでは剃ってくれないの? でも、もみあげはきれいですねぇ~?」と、すり寄って肩に手を掛けてじっくりと検分。
   「それは自分で。髭なんか剃ってくれません、1000円カットじゃ」と、ややご機嫌斜めです。
   「じゃあホントにおひげを伸ばしてるんだ~?」
   「……たが……ボソボソ」
   「この週末でですか? 凄いな、レット・バトラーだ、渋ぅ~」こちらはおもしろがって、あっちからもこっちからも見て。お鼻の下に、唇に添ってハの字型に、8ミリぐらいのおひげが揃ってきてます。方向はてんでんばらばらで。やっぱり櫛とか入れたりしないとダメなのかしら?
   イマドキの若い者のオシャレ無精髭はあんまり好きませんが、一昔前の紳士の黒光りする口ひげなんか、もう旦那様も不惑を過ぎましたからよろしいんじゃないかとかねて思っておりましたのよ。そういえば、今日の午後は、ファンファン→岡田真澄→レーニンと立て続けに検索して「いや~ん、おひげが渋~い」とのたうち回っておりました。

   「って、あれ?」
   「先週から伸ばしてます」と、非常に憮然としておられます。
   「会社の方では何も言われないんですか? やっぱりえぐぜくてぃう゛だから?」
   「もう俺は誰からも構われないんです」
   「またまた~一週間もそんな……ん?」
   ……それはもしや?
   「って、先週、わたくしが申しましたところの……?」
   「この際髭を剃るなとあんたが言ったから……」
   そう。先週の昼下がり、週末は髭を剃らないことにしていて無精髭の旦那様を捕まえて、この際口ひげをたててみてはどうだ、威厳が備わるに違いないとか勝手なことを申したのでありました。だって若い頃も言ってみたけど、「俺は髭が薄いタイプなんです」の一言で却下されてそれっきりだったし。
   「まさか本当にするとは……本当に先週から?」
   「先週からです
   朝は寝ぼけ眼だし、夜もこっちは沈没寸前だし、なにやら顔に影が落ちておるなあとは思ってましたが、まさか口ひげ建造中とは。

   

全 く 気 づ き ま せ ん で し た。

   「えーと、わたくしが髪を切ってきたりとかした場合には、その日のうちに気づいたりなさいますか?」
   「まあね」
   「ごめんなさいっ!!」
   いや、わたしは髪型そうそう変えませんから。行くときには子供を見て貰わなくちゃならないから宣言して出かけるし。気がつかない方がおかしい。

   でも、わたしって、結婚記念日も忘れがちで、旦那様がお花を買って帰ってきてから冷や汗かいたりってことが多いんですよね(5月30日の項参照)。

   ふつうのご家庭とだわ。

   いたくご傷心の旦那様は「どうせこれ以上濃くならないし」と、髭を落とす気満々で書斎に入られましたトサ。

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