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2008年7月11日 (金)

キャンドルナイトやりました

   夏至の夜にはできなかったので、七夕キャンドルナイトをやりました。午後7時から2時間、部屋の電灯を消して、蝋燭だけで過ごすのです。さすがにTV(とPC)を消すのは無理でした。

   前回も使った結婚式のキャンドルサーヴィスのゴールの大蝋燭、リボンやベルで飾られていて、「これからも結婚記念日ごとに愛の炎をともしてください」という恥ずかしい記念品なんですが、「停電の時に使えばいいじゃない」と捨てずに取っておいてあったのです。

   それを、10ウン年振りに取り出して火をつけたら、なんとものがハート柱(底面がハート型をしている)なせいか均一な溶け方をせず、周囲が決壊してとんでもない蝋の固まりになってしまって、しまいにはおかあさん火事にならないようにという名目で蝋で粘土遊びをやってたようなものでした(溶けたものをかき集めて蝋燭本体の補強工事をする)。

   今年もそれをまあうまく物置から発掘して(虎美はこういうことには才能がある。自分が必要だと思うがらくたを見事に掘り当てる)、テーブルの上に据えました……。さらに、実家の母が非常時用として直径2センチ、長さ30センチほどの太い蝋燭も送ってくれていて。もしかして、敷居やファスナの滑りを良くする用途のつもりだったかも知れませんが。

   それは割れちゃって現役引退まぢかの湯飲みに挿して、さあ、火をつけよう……?

   

マッチがありません

   今はもうどこの喫茶店やレストランも、名刺代わりの店の名前や電話番号の入ったマッチなんか作ってないですからねえ。旦那様の行くような飲み屋さんだと、百円ライターを作ってたりして、書斎で見たような気もしますが、さて、今はどうかな?
   喫煙もアウトドアレジャーもしない早乙女家では、火をつける道具の持ち合わせがなかったのでした。

   いいのかこれで!?

   花火はどうやってつけたんだっけ!?
   (そういえば去年はしなかった!)

   進退窮まったおかあさん、いやいや、こう言うときこそ冴えるのであります。

   「おばあちゃんからもらった方の蝋燭をよこせ」と言うなり、ガスレンジを着火、そこに蝋燭の先を突っ込んで、見事着火に成功したのでした。

   ……って威張るほどのこともない。

   その火をもう残骸と化したハートキャンドルに移して、みごとキャンドルナイトが始まりました。結構明るかったです。今年は光源が2つだし。

   食事を終えて、豹太はさっさと2階の自室へ逃げましたけどね。

   しかし、本当にハートキャンドルは使えない、最後の方は横腹の方に芯が曲がって出ていたとかで、もうとんでもない秘境の山の姿になっちゃってました。

   「絶対これは書いてあるとおり結婚40周年とかに灯すことを想定してないぞ」

   どんどん決壊して蝋がテーブルの上に流れ出てくるので虎美は食事どころでなく、来年からはこの蝋燭は使わないことに合意。
   「捨てちゃう?」
   「まさか。剥がしてヴィニル袋に入れとけ。おばあちゃんがこういうのとかし直してオリジナル蝋燭作るの好きなんだ」
   リ~サイク~ル♪

   それより、ホントに停電したときに火をつける道具をなにか手当てしておかなくてはいけない早乙女家でありました。お集まりの皆様も、非常持ち出し袋にはマッチかライターね。

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解ってる!?

   音楽は歌詞にこだわる方で。
   洋楽のヒットも、歌詞を一応理解して、口が回るようになってからノるものだから、いつも周回遅れで。
   「歌詞なんかどうでも、メロディーやリズムがノれればいい、もしくは、歌い手の声が良ければいい」という方には賛成できませんのさ。

   で、光源氏がその場に応じて独りごつかわりに催馬楽なんぞを吟じてみたように、場に応じた歌を口ずさんだりできればいいなあと思っているのですが、なかなかそういうふうには行かないのが現実で。

   大学時代、寮の公衆電話にぶらさがるようにしながら友達に毎日長電話をしておりました。相手は下宿生で気ままな暮らし、どうでもよい話をしながら、
   「ちょっと待って」と席を外してお茶なんか沸かして。その間、当時一人暮らしにも普及しだした多機能電話はお待たせチャイムを流し続けておるわけです。
   そのお待たせチャイムがね、「オリビアを聞きながら」でした。ちょっといい選曲ですね。一世を風靡したようなヒットではなく、小学生が弾くようなクラシックでもなく。
   流行に疎いわたくしでも聞いたことがあったようなサビの部分で、あんまりよく聞かされたから覚えちゃって。
   ついに、みんなで行ったカラオケで、そのまさしく「オリビアを聞きながら」の歌詞をフルコーラス聴くことになったのですが。

   「夜更けの電話 あなたでしょ 話すことなど もうなにもない……」云々という歌詞ではないですか!(2番の歌詞だったかもしれませんが)

   

ガクゼンとしちゃいましたね。

   ちょっとこれは電話のお待たせチャイムにはふさわしい歌詞じゃないんじゃないでしょうか。
   「……ねえちょっと、この前その曲カラオケで聞いたんだけどさ……もしかしてわたしが毎日電話してきて迷惑?」冷や汗を振り絞りながら聞いてみましたけど、気の回しすぎ、と笑い飛ばされました。良かった。

   今となってみれば、これは「あなたでしょ」と問いかけているので、実際にはその電話に出て掛けてきた相手を確認してない状態ですよね。取れなかった電話の相手を、別れた筈の彼と察して未練な彼に苦笑する、といった設定と見ましたが。

   でもやっぱり、どきーんとしましたって。

   若い女性にヒットした曲で、「電話」という歌詞があったから使ったのでしょうか。その時は「無神経」とか「歌全体の意味がわかってない」とか相当当たり散らしてしまいました。

   話は変わって。

   アニメはたくさんのひとが関わって作るものなので、毎週放映されるTVアニメは他の番組よりオープニングとエンディングに時間を取って曲を流しながらスタッフの名前を流しますよね。主題歌はその作品の顔として重要で、好きだった番組の主題歌は誰でも1曲や2曲歌えるんじゃないでしょうか。わたしもかなり歌い込んでいますが、とくに、「戦え!」「飛び立て!」というかんじの勇ましい曲の多い主題歌:オープニングテーマより、スローバラードふうのしっとりした曲の多いエンディングのほうに好きな曲が多いです。「宇宙戦艦ヤマト」だって、「真っ赤なスカーフ」は名曲だったじゃないですか。あの「機動戦士ガンダム」よりは、その後番組の「伝説巨神イデオン」の「コスモスにきみと」こそ透明な感じのいい曲でした。例は出しませんけど、ロボットが出てきてどっかんどっかんといったアニメでなくってもね。

   「スペースコブラ」というのはアメコミふうの独特な大人っぽいSF漫画をアニメ化したものでしたが、そのエンディングも、作品の雰囲気を反映してオシャレな曲でした。大人すぎてそんなに人気が出ずに番組がさっさと終わってしまったのでヒットしませんでしたけど、今でも時々口ずさんでいます。
   若い頃はカラオケで、最近は着メロで探したりしてるのですが、なかなか見つからない……と思ったら、この春入ってみた着メロサイトにありました!
   即、落としました! 
   そうそうこの曲、とご機嫌で聞いて、メイルの着信に設定して。

   ところが、知らなかったのですが、こういうサイトでは配信しているのはほとんどフルコーラスでも、じっさい着信音として流れるのは曲の一部なんですね。

   設定してから忘れていて、数日たってから着信があって、飛び上がりました。

   着信音として使用されていたのは、当然ながらサビの部分でした。

   「だけど今は いのちを掛けたくなるほどに LOVE YOU……

   主人公の女性パートナーの側からの心情を歌った歌詞だったのでした。

   解ってるわぁ、この曲の設定をしたひと。

   いやまて、この曲は前サビの曲でもあるから、単に一番最初のフレーズを出しただけかもしれません。その場合は、単にわたくしがこのサビの歌詞を以てこの曲を認識していただけということになりますでしょうか。

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2008年7月 9日 (水)

Bicycle management

   子供達が大きくなってきてなにかと物いりで、とくに最近は毎月が綱渡り。昨日も通帳を見ながら、なんとか6月はやり過ごしたなと一息ついておりましたら。

   ……なんか足りない?

   新聞、積み立て、中学校の校納金、小学校の給食費、クレジットカード、これでいいんだよね? あれ?

   

生協が落ちてない!!

   それも、2ヶ月も!

   慌てて生協の連絡書類をひっくり返したら、「5月分が落ちませんでした」との通知が! 来月一緒に落としますけど、2ヶ月連続で引き落としができないともう注文受けませんからねと言う 最 後 通 牒 が!! その6月分の引き落とし日がもうとうに過ぎてるのです!!

   やばい!

   朝になってから慌ててその最後通牒に記された生協の番号に電話して、平身低頭、善後策をお尋ねすると、係の方は慣れてるのか、
   「じゃ、本日ATMが動いてる間にそのお金をうちのビバリーヒルズ信用金庫(仮名)の口座に振り込んでくだされば、取り扱い停止手続きを解除しますから」と仰ってくれて。

   家事を済ませてお昼に出かけて、なんとかお金を工面してゆうちょ銀行のATMに取り付いた!

   「他行への送金」と。
   「金融機関は信用金庫」ね。
   「最初の1文字はビバリーヒルズ信金だからビ!」

   ところがATMちゃんは
   「指定の金融機関に該当するものがありません」というエラーメッセージを出して止まってしまったのでした!

   「えーーーーーっ!?」

   「信用組合だったっけ?」と、戻ってやり直すも、結果は同じ。
   「もしかして、タッチパネルの押し間違い?」と、もう手を横にして小さな画面の領域をそっと確実に押してみても、やっぱり

   「ありません」

   こういうときに限ってうちに携帯忘れて来ちゃうんだな。

   半べそでうちに帰って電話をかけ直しました。

   すぐ出てくれた担当の方は、
   「ああ、言葉が足りなくて失礼しました、信金というのは信用金庫です
   「そうじゃなくてーっ!!」
   「金融機関を信用金庫で選んでいただいて、最初の文字、ビを押していただくとビバリーヒルズ信用金庫が出てくる筈なんですけど」
   「それが出なかったんですぅ~!」
   あまりにも丁寧で親切なので、コッチがなにか間違えていると思いこんで、
   「これ、紙で振り込んだらダメですか? ATMだから1日で対応できるんですよね?」と聞いてみると、
   「いいえ、ATMの方がお手間がかからないのでご案内しましたが、紙でも電信扱いなら大丈夫ですよ。ただ、名宛人を一字一句間違えずに書いていただく必要が」と、
   「にこにこ生活協同組合 理事 屋敷建(仮名)」の字まで一字一句説明を受けてメモを取り、携帯も持って再度挑戦。

   そんな、半べそでパニくりながら携帯片手にATMを操作してたら、今流行りの振り込め詐欺だと思われてしまいませんか?

   やっぱりダメだったので、窓口に行って、心乱れるまま汚い字で口座番号やらを書き留めた最後通牒を恥ずかしげもなく差し出して、
   「ビバリーヒルズ信用金庫って名前変わったんですか? どうしてもATMがそんなのないって言ってくるんですけど」と泣きつきますと、さすが、ゆうちょ銀行の窓口嬢、
   「え? ああ、ビバヒル信金さんはまだオンラインのお取扱いがないんです。全銀がナントカで」
   「ええーっ!?」二度ビックリ。そりゃ、聞いたことない名前とは思いましたけど。じゃあ、毎月の口座引き落としはどうやって落ちているのよ?
   「農協さんなら大丈夫だと思いますよ。この並びのかながわ農協さんに行かれたら?」
   「だってもうお金通帳に入れちゃったのに……出して現ナマでやってみればいいのかな?」
   「ええどうぞ」

  というわけで、せっかくかながわ農協で下ろしてゆうちょに入れたお金をまた出してかながわ農協に持っていって、ATMを操作しました。

   「金融機関は信用金庫」
   「初めの文字はビ!」
   すると、ちゃんとその他の信用金庫に混じって、
   「ビバリーヒルズ信用金庫」の名前が挙がるじゃないですか!
   それをタッチして、支店名もちゃんと出て。
   口座番号も入れると、ちゃんと
   「にこにこ生活協同組合」が呼び出されました。

   680円も振り込み手数料を取られましたが、まあ、なんとかなったということで(もしかして、その現ナマを手数を厭わずまた口座に入れてカードで振り込めばもっと安かった?)。

   本当に冷や汗をかいた自転車操業でした。

   ちなみに、正式な英語で言うところの自転車操業は
   precarious day-to-day management. と言うのだそうです。

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みどりのおやゆび グリーンカーテン篇

   もう7月に入ったというのに、グリーンカーテンの生育がぱっとしません。

   朝顔と胡瓜で挑戦しているのですが、肥料もちゃんと与えているのにまだ1メートルばかりのフェンスから1,2本が手を伸ばしたところで。びっしり直射日光を遮るという目標にはとても届きません。

   でもまあ、もしかして行き詰まっているだけかも知れないから、と日曜日、ご近所の園芸センターにツルもの誘引用ネットを買いに行きました。

   バス停2つ先、山の上なのでアップダウンがある道中を考えてポットにお茶を入れていったのが恥ずかしいぐらい(でも、熱射病対策に、坂を下がりきったところで信号が赤だったから一息いれた)。15分ぐらいでしょうか、さすがにお店の中に入って冷房が効いていたのにほっとしたりして。

   「ツルモノネット」745円

   ビニールロープを網に編んだモノで、180㎝×180㎝がMサイズでした。もう少し大きいLサイズもありましたが、とりあえずこの辺で。

   包装された状態ではポストに入れるときの夕刊より小さいサイズだったのでお買い物袋にスッキリ入りました。

   おうちに帰り着いて、よくよく説明書を読みますと、畳んだ状態で入っているので、とりあえず真ん中の紐をほどくと。
   両端は結束したままで付属のロープを通すと絡まずにロープを通すことができる……って書いてあるのに、やってみたら団子になってました。何かが違う!
   で、両端に通したロープを使って好みの張り方をしてくださいと。
   竹などを使うとよりよい仕上がりになるでしょうなんて書いてありました。

   とりあえず、物干し兼用のヴェランダから垂らしてみましたが、180㎝ではとても地上に届きません!
   よく考えてから買いに行きましょう!

   ま、その辺は荷造りヒモで調節するつもりだったし。

   両端に荷造りヒモを足して垂らしてみましたが、途中で団子になったせいか、なんだかネットが美しく開かなくて、歪んでいます。とりあえず、上辺のところにきれいに編み目が四角く出るように、去年のトマトの支柱に使ったニセ竹を出してきて、それをロープと一緒に通してみました。

   ーΛーΛーΛーΛー
     V V  V  V 
    Λ Λ  Λ  Λ

   まさしくこんな乱れ具合。

   で、その乱れ網を、ロープにつないだ荷造りヒモで、ヴェランダから吊ってみました。
   「まだとどかないよう!」
   下で娘がぴょんぴょんしてます。
   いろいろ試行錯誤してなんとかフェンスの上30㎝ぐらいに垂らすことができました。

   さらにそれを下に通したロープで引っ張って、フェンスに結び止めます。足りないところはまた荷造りヒモで引っ張って。

   なんだかとっても美しくない仕上がりですが、とりあえず朝顔と胡瓜が絡む土台は作ったということで。

   「5月にココで買ったうちの胡瓜、全然伸びないんですけど、今から伸びますよね?」お店で聞いてみたんですが、
   「まあ! うちはもうわしゃわしゃ伸びて収穫もできてますよ。どこに植えたの?」
   「プランターですけど」
   「それはかわいそう。胡瓜はやっぱり地植えしないと」って、今更言われても。小振りのプランターとはいえ、ひと株に1個だから十分余裕だと思ってたのに。だいたい、プランターを置いている南側はなんだか土が硬くて雑草も他より少ないぐらいで、とても育たなそうだったんだもの。
   ひとつを試しにひっくり返してみたら(殻レスかたつむりが例によってくっついてましたが無視!)、みごとに根詰まりしてました。
   ごめんよ。
   でも、牛乳パック4本分ぐらいの大きさのプランターでも小さいとは思わなかったです。
   そのままごろんと土の上に置いて、今からその先を土にのばして頑張りなさいとやったんですが。

   2日経過して、朝顔はぎゅんぎゅん蔓を伸ばしてネットに絡み始めましたけど。

   プランターから出た胡瓜の方が、目に見えて萎れはじめました。 

   なんで? ここ二日は雨だったのに。

   いや、洗濯物を干すにはあやしいけれど、実際雨が降ってる時間と量はそうでもなかったみたい。夕方見に行ってみて、土を間近で見ると、もう乾いてました。

   ほら、プランターから出しちゃったから。

   そんで、土もかけないで放置したから。

   

表面積が増えちゃったのです。そこから、水分が蒸発する一方で。

   悪いコトしたなあ。

   あわてて、「プランターの土」の残りを出してきて、根本にどさっと掛けて根っこを隠してきました。もちろんその上からお水をどっさり。

   これで元気を取り戻してくれればいいけど。

   神奈川県は明日は曇りだそうです。

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2008年7月 8日 (火)

「篤姫」 27 やっぱり唐変木

   娘が学校で自由時間にお友達とじゃれていたと思し召せ。
   「虎美ー髪の毛結んであげるー」   
   「うん」
   「はいおまたがえしー♪」
   小学生女子も喜んでみている大河! 篤姫はやっぱり画期的?

   上様と心が通い合って、前回にはあわや体も! というところだったのですが、あまりにビックリする篤子たんに上様もその気が失せて、子供の前なのでクールに流しながらも心中切歯扼腕のおかあさんでした。

   その間に、表(史実パート)では水戸嫌い派に担ぎ出されたか、れいの井伊直弼がとうとう登場、臨時にしか置かれない大老位を狙っておるのです。今週は、その井伊を大老への嘆願書を大奥からも出そうという所から始まりました。

   へえ。

   大奥ってそういうこともできる圧力団体だったんだ?

   これは当初意図したところなのか春日局どのに聞いてみたい気もしますが。まあ250年経ってるし。変質してるんでしょうね。史実だとしてもちょっと意外でした。

   篤子たんの所にも滝山くんが署名板(違う)持ってきて。「御台様もオネガイ」って。なんだかいやーんな篤子たんでした。どうするのよ?

   「もうヤダこいつ映さなくっていいって! ウザイもん!」娘にまで言われるようになった哀れな小松帯刀(尚五郎ちゃん)。殿になにやら申してましたね。先週にはもう開眼して、自分の地元を固めることからお国に奉公というスタイルを確立したように言ってました。

   いろいろあって、上様と差し向かいで碁なんか打ちながら表(政治)向きの話をするようになってる2人でした。おかあさんしみじみとにんまり。ま、篤子たんが得意なのは囲碁ですが、上様はそんなのしないと仰せなので、じゃ、と2人は連珠(五目並べ)をやっているのです。この辺がまた好ましい。自分の得意分野を押しつけるんじゃなくて、相手に寄り添おうとするところが出てきたんです。ああ、ひとって進化するのね。
   また、エンギョで読んだんじゃないんですが、たしか大奥では囲碁は禁止なんですよ。賭け事にならないまでも、真剣になりすぎるから、だったかな。「徳川の女人たち」吉屋信子で読みました。連珠はOKというのもそれに出てました。
   とにかく、さしむかいで五並べって、カワイイじゃないですか。道具は結構いいものみたいでしたが。

   で、井伊を大老にするか、阿部くんが後任に推していった堀田にしておくか、またも思案の上様は、篤子ちゃんに聞いてみるんですが、答える先に、「両方に逢ってみろ、だろ?」と微笑むのです。
   ヤバイ。
   「きゃー! この上様ホントに劉輝みたい!!」虎美はお気に入りのラノベのバカとの王様になぞらえて受けまくってます。ラノベの王様と同一視されて熱狂される大河のヒーローねえ……。いやいや、ラノベを軽く見てはいけません。

   で、キミとボクとは一心同体の夫婦だから、と、大老の面接試験に御台所を同席させた家定くんでした。おひな様のように2人並んでではなく、正面に上様、向かって右に控えて御台様という位置取りでしたけど。井伊君うろたえてましたね。

   結局井伊君が大老に採用で「タイロー? タイローってなに!? ロージューじゃないの?」という猫科の人たちにおかあさんもうろたえながら解説。非常時にだけ置かれる権限の強い老中、でいいんですよね? いやござん(1853)なれの翌年の日米和親条約の時は阿部くんで、イヤでもコワイよ(1858)シューコーツーショー条約が井伊大老。ああ、歴史の勉強になる大河です。歴史はどんどん明治維新に向けて進んでおるのです。

   ヒステリックに慶喜派エージェントとしての役目を果たせと迫る幾島くん。
   「このひとも顔丸くなったなあ。なにこのあご! 虎美や。このおばさんとおかあさんとではどっちが顔が丸いかな?」
   「おかーさん!」OTL。ま、松坂慶子と張り合おうということ自体が間違いだったんだけど。でも、往年のいろっぽい美人女優の代表も、今やヒステリーおばさんが当たり役。時の流れは哀しいものです。
   井伊くんを推すかどうかで滝山くんと篤子ちゃんの目の前で声を荒げて大げんかして。大奥ってこんな政治的な場所だったんですねえ。
   そこで忽然となにかに気づいた篤子たん、歩き出します。追いすがるお女中衆。この辺が、ドラマチックにやりすぎ。
   「御台様!」
   「御台様!」
   「ゆかれてはなりません!」って、ただ金切り声を上げて追いすがるだけ。

   大奥の女性たちは、お錠口というゴールドの南京錠のはまった境界のドアより表側(江戸城の政治方面の部屋)へは行ってはいけないであります。それが、政治と私事とを分けた春日局の頃以来のルールなんです。それを破って、篤子たんは何事かを告げに日中、上様に会いに行こうというのです。
   「夜にしろよ」
   おかあさんは冷め加減。なによその足首モロ出しの着崩れた歩き方。
   「金切り声上げてねえでおまえらもタックルしてでも止めてみろ、そんなに大奥の掟が大事なら」すいませんおかあさん最近アメフト漫画にはまっていて。
   その言葉に反応してか(なわけない)、
   「その御台が命じておる。その鍵を開けよ」って、篤子たんが命令しちゃったら、お女中達が進み出て、金の鍵は開けられるのでした。

   で、いきなり執務中(?)の上様に面会した篤子たん、今までは嫁いできながら徳川家の嫁として徳川家のことを一番に考えてはいなかったと謝罪。これからは、上様の妻として徳川家のことを一番に考えて行動すると誓いました。

   なんだ、そんなことか。

   夜にしろよ。
   って、思いついたら即行動の篤子たんらしい、と言うべきでしょうか。夜まで待ってたら政治情勢変わっちゃうぐらいのご時世だったかもだし。
   怒らないで、にっこりとその言葉を受けてくれる上様でした。

   ヤバイ。

   ホントに、このひとを家定にキャスティングしたのは正解だったかも!

   ほんとに篤子たんのように上様を慕わしい気持ちが沸き起こって来るじゃないですか。

   夜のシーンでも、二人して寝間着になって、お蒲団の上でじゃれじゃれしていても、まだ彼らは清い仲なのです。これはホントにいい仲だよな~そろそろあってもいいかもよ、と思っていると、
   「さて、今宵は体調が優れぬ故、中で休むことにしよう」と上様はあっさりかわして去るのでした。

   

このトーヘンボク!!

   上様は、中奥といって、お錠口の向こうにも一人になりたい時用のプライヴェイトルームをお持ちなのでした(かわりに男のお小姓が侍っている)。家定じゃなくても、御台所と険悪だったりする上様は結構ソッチでお休みになる場合も多かったりとか。この日も、ここまでその気にさせて、そうするといったのでした。

   そりゃナイぜセニョール!

   「これは、うっかり一緒にいるとその気になってしまいそうだから逃げたんだな。先週、篤子たんはびびっていたから上様的にはまずいと思ったんだろう」と虎美向けにつぶやきますと、
   「でも上様はだめなんだよ?」と申します。
   「子どもができないとはどうしてわかるんだ? 本人が言ってるだけだろう。上様は不能なのか? ピーなひとなのか? じゃあお志賀ちゃんとは何をやっているんだ?」とついつい畳みかけてしまって、純情な娘は半泣き。

   実際大奥ではとりあえず側室が召されるときには隣の部屋で聞き耳を立ててるひとがいたらしいから、お志賀ちゃんと何をしていたかはばれてる筈ですよね? お志賀ちゃんとはしていたけれど、篤子たんとはそこまで行かなかったと言うことかな?

   これから徳川の屋台骨をささえるってのになんもなしというのはあんまりではありますまいか。一心同体というなら正真正銘一心同体にしてあげなさいよ、可哀相に。

   可哀相なんだかそうじゃないんだか。

   バカとのから悲劇のプリンスへと画期的な変身を遂げられるかはあと一回にかかっております。家定! 夫としてびしっとしたところを見せてみろ!

   ええと、ガンダム世代の愛読書「銀河英雄伝説」において、若き皇帝はは秘書官とできちゃった結婚をするんですが、その女にしておくのがもったいない怜悧な秘書官、ただ一度の逢瀬で妊娠して結婚に至るんです。そのあと物語は怒濤の結末を迎え、彼女は摂政母后となるらしく(ネタバレゴメン)。もしかして、彼女はその一回しか美貌の皇帝に抱いてもらってないのでは、もったいないもったいないとしみじみしたことを思い出しました。って、ラノベと大河を一緒にしてるじゃん、自分も。 

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2008年7月 7日 (月)

大丈夫? 鎌倉散歩

   虎美(小6)がちょうど一ヶ月ほど前に鎌倉にグループ学習に行ったと思ったら。
   総合学習のよいところはそれを国語の紀行文の単元の材料に持ってこられるところ。しかも、それを製本して自分だけの小冊子を作って展示してありました。
   ヴィジュアル世代ですから、パンフレットや自分で取った写真を切り貼りしたり、きれいな千代紙を切り抜いてバランス良く配置してみたり。表紙や中の記事はなかなかきれいに仕上がっていました。
   また、お隣のゴルドベルク中も2年生は鎌倉に現地学習に行くので、やっぱりそのあとグループで書かされた壁新聞(去年の秋のもの)を借りてきて一緒に展示してあったりして、2年の年齢差をつくづく感じたり。

   内容は、やっぱりまだお子ちゃまなので、主語と述語がねじれてたり、白い紙に書いた文がどんどん右や左に寄っていたたりと可愛らしいんですけどね。

   聞き捨て(?)ならないところが2,3。

   「赤い寺」って、鎌倉観光の目玉、鶴岡八幡宮のことですか!? そりゃ柱やなんかは朱塗りだったかもだけど、八幡宮ってお寺だったっけ!?
   それが、ひとりふたりのうっかりくんだけじゃなくって、5,6人も堂々と書いていて。お寺と神社の違いなんて、そんなもん常識だから学校で教えるはずもなく、教科書に載ってないのは確かでしょうけど……八幡宮って、神仏習合してたっけ!?
   「八幡宮の八の字は鳩が背中合わせになったかたちになっている」なんてトリヴィアより、本質をちゃんと学習してきてください!!
   鎌倉の守護のために石清水八幡を勧請してきて云々って……中学校の壁新聞にはちゃんと書いてあったかしら。

   さらに、
   「入り口には白い石のシーサーがおいてありました」って、これも、受けを狙った子だけじゃなくて、どの子もどの子も「シーサーのようなものが」「白い石の虎が」「石のししまいのようなものが」って……。

   おーい!! 日本の子供はいったいどうなっているんですか~!?

   うちに帰ってきてから我が子に問いただしてみました。
   「神社の門の所にいる2匹の石のアレはなんて言うか知ってるか?」
   「狛犬でしょ!」
   こいつは「我が家のお稲荷さん」を読んでるんだった(光牙と影牙という動く狛犬が登場する)。ああ、ラノベといえど読ませといて良かった。
   「シーサーじゃないってのは……」
   「解ってるって!!」

   ねえ。沖縄のシーサーを「狛犬のようなもの」と表現したり認識したりするならまだしも。

   「お宮さんとお寺さんの違いは知ってるよな?」
   「お寺はお坊さんがいるけど神社は鳥居があって無人なの」

   お~~~~~~い!!
   「神社にだって神主さんがいるぞ!」
   「いつも行ってた所にはいなかったじゃない」
   「普通の大きさの神社にいるんだよっ!」

   日本の常識はほんとうに危機的状態かも知れません。

   さらに、鎌倉大仏に行ったグループでは、

   「鎌倉やみほとけなれどしゃかむには美男におわす夏木立かなという与謝野晶子の詩のようなものが飾ってありました」って……。
   詩のようなものですか。
   そんで、揃えたように、
   「意味はよく解りませんが」って……。
   悩むほどの歌意じゃないだろう! 鎌倉大仏ってイケメンよね、ああ、鎌倉ってさわやかでいいところ、てなカンジ。
   晶子はこういうご当地ヨイショ歌を良く詠んでるとか。 
   ここで、晶子は「釈迦牟尼」って言っちゃったけど、大仏は阿弥陀如来なので厳密には違うと突っ込まれて、結構ムキになって直そうとしたんだけどどうにもゴロが合わなくてとうとう「いいのよアレはアレで」と開き直っちゃったというこれこそトリヴィアがありますが、ま、小学生坊主には早かったかな。

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