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2008年12月16日 (火)

「篤姫」 とうとう貫き通しました

   終わっちゃいましたね。
   最終回、TV前に正座した娘によると、
   「オープニングのテロップが違うの!」?
   表現力がねえよこいつ。
   忍耐強く聞き出すと、いつもは映像の上に文字が静止して現れ、切り替わっていくのに、最終回はロール状に書かれたキャストがどんどん流れていったそうで。
   「最終回は登場人物多いから、そうじゃないと時間内に流しきれないのだ」
   「そっかー
   回想シーンすごいよ! 家定様、家茂様、幾島」
   「おいおい幾島死んだっけ?」
   「死んでないと思うけど……」
   「生きた状態では再会しないということか」と、もう始まる前からわいわい。オープニングがいつもどうだったか覚えてる程度には真剣に見てたんだなあ、虎美も。

   明治維新が成ってから、ドラマは急ぎ足。徳川家の領地を召し上げるからには薩摩も天皇に藩をお返しするべき、と尚五郎ちゃんが進言。版籍奉還はホントにこのひとのアイディアなんですかい。おとなになった小松帯刀はホントに維新の立役者。
   「帝の直参になると言うことです」との台詞に、  
   「じきさんってなーに?」と虎美から質問。
   「旗本だ。チョクの家来だ」
   よしよし、おかあさんこんな会話を子供としたかったんだよ。ようやく夢が叶ったというなら、「篤姫」を評価すべきなのでしょうか。
   ♪ for my dreams fulfill~,
     O my Atsu-hime, I love you……? 

   待て!

   病気の帯刀、なんだかんだいって最終回まで生き残り、病床でお近さんと愛人さんが鉢合わせたりして笑わせといて、いよいよ臨終です。やっぱりヘタレで、泣いてはドジョウ、じゃない女房を困らせております。いいのか、あんたはそれで。
   「主人公みたいに」とわたくしが鼻を鳴らしますと、
   「主人公でしょう!?」と娘がいきり立つのです。
   「タイトルロール(題名役)は篤子たんじゃないか。いや、W主人公? 裏主人公か」
   「うん、裏主人公」
   なら言っといてくれないと。
   主人公の、時代の変わり目に立ち会った立派な女性と、彼女を昔慕っていた維新を支えた青年との一生ってさ。
   でも、これはこれで面白い描き方だったですよ。
   ヘンにおてんば姫みたいにしなければもっと良かったけど。
   おてんば姫じゃなくっちゃ、中級藩士の子息とは接点ないしな。
   必要悪であったと。

   

男性が優しい時代を反映して、尚五郎ちゃんも、そして家定さまも、能力はあるけど心優しいひとでありました。頼りなさ、物足りなさは感じましたが、それはそういう仕様だったということで、最後まで見たからには頷けます。向かっ腹が立っても、やきもきしても、それも作品に心を奪われたと言うことで、終わってしまえば、天晴れ、プロデューサーというお釈迦様の手の内。

   今年も楽しい経験をさせて貰いました。

   最後まで独自の路線の本寿院さまも、憎たらしさは相変わらずで、
   「ババァ! 時代が変わったことを解れよ!」
   「ねーっ!」
   勝海舟から鮭と酒を貢がれて、
   「食い意地張ってるな、恥を知れよ!」
   「そーだよねー!」と、物語の中の自分の役柄を弁えた名演技で。ホントに見てる方は心を一つにしましたよ(笑)。

   晩年、勝海舟に案内させていろんなところへ行って遊んだとかいうエピソードは、民放でやってた特番とネタが被ってて、先にやられて悔しかっただろうなと心中察して苦笑したり。あれだけ若い頃苦労したひとが、晩年は好きに楽しく暮らしたみたいよ、と人気を反映して穏やかに軽い感じの最終回のまとめ方は、「独眼竜政宗」を思い出しました。

   ハラハラしたり、怒ったり、笑ったり。1年間、いい夢をみました。 

   次回大河の予告も見ました。

   「来年の上杉謙信は阿倍ちゃんか! かっこいい! 見る!」
   「見る!」と娘も同意。

   「直江兼継ってこのひとでしょ」と、虎美は「殿といっしょ」を出してくるし。
   大河ファンがここにまた一人誕生。よかったよかった。

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