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2008年12月 8日 (月)

ファザコン娘の作り方

   ケーキのイチゴで思いだした。

   つかこうへいですか? 「2代目はクリスチャン」で、言ってましたが、末っ子のお嬢様は鍋が食べられないっての。解る解る。
   「はい、おあがり」と、自分の小鉢によそってもらわないと食べられないんですよね。漫画とか、コントとかで、すき焼きの肉の取り合いとかあるじゃないですか、あれは、戦後の貧しい時代のことを今もやっている、と言う意味で時代錯誤的なところを笑うネタだと思っていて。まさかそんな、お肉の取り合いなんか本気でするひとがいるとは思ってなかったです。それが、中学の修学旅行で鉄板焼きがあって。……気がついたらキャベツとタマネギをかじってました。
   大学の合宿で鍛えられましたから、もう、就職する頃には恐くも何ともなく、リクルーターの反省会と称した宴会でも、とうとうと輝かしい実績を述べる人事担当を尻目にお鍋の世話を焼いていて、
   「気持ちはわかるけど聞いてるふりぐらいしなさい!」と先輩にこづかれるぐらいになって。お奉行様には及びもないが、鍋与力ぐらいはつとまりそうな修行を致しました。

   さて。箱入りとまでは行かぬものの、父にはたっぷり目を掛けてもらって。
   鍋のときは自動的に鉢に具が追加され、ステーキをちびちび食べておれば、
   「なんだそんなしみったれた食べ方をして!」と、どんと肉が降ってくるし、
   カニと言えば、
   「おお、もうちょっと待ちなさい。いまおとうさんが食べられるようにしてあげるから」と、ミソも脚もキレイに出してもらったのがお皿に山なのをただ掻き込むだけという食生活をしておりました。さすがにお魚は自分でほぐしたかな? ……たぶん。
   新婚旅行で北海道にいって、カニの専門レストランに行って、晴れて自分の手でカニをほぐして食べましたが……あんなに手間のかかるもんだとは。
                       ……実のところ、カニはもういいです

   「郊外のケンタッキーにドライヴスルーというものができたらしい」といってはチキンを買いに連れてってくれたり、
   「親戚への挨拶回りに付いてきたら飯を奢ってやろう」といってドライヴに連れてってくれたり。それで車中でいろいろ、
   「大聖寺のあの山は戦国時代、城があって、その城が落ちたとき、お城のお女中衆がみんなそこの谷へ身を投げた。そのせいで、あの山の蛇はことごとくかんざしを挿した形の模様が付いている」とか眉唾な歴史話を聞かせてくれたんですよね。

   というような幼少期~青年期を送ると、いい年をして、
   「おとうさんと大河ドラマに突っ込みを入れるのが一番楽しい」という娘ができあがります。困ったものよ。

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