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2008年10月20日 (月)

嗚呼源氏千年紀

   それでなんで「絶対可憐チルドレン」の登場人物が「源氏物語」縛りなのかを考えていたんですが。

   「年の離れたちっちゃい女の子を育てて恋人にする」から源氏なんだ!

   嗚呼、男の人にとって「源氏物語」ってそんなもんなんだ!?

         …………源氏物語の神髄はそこじゃないだろう。

   って話をしようと思ったら、丁度今朝の読売の朝刊で、「光源氏は島耕作」ってやってて。ああもう脱力。
   いやまだソッチの方が良いところを突いていなくもないな。

   仕事もできるんだけど女性になぜか縁があり、おかげで出世もすれば失敗もする……という文脈で。
   いや島耕作の方は最近はもう迷走してる感がありますが(「これからは中国!」っていっといて日本バッシングに出くわすとつるりと逃げたり、そんでインドが脚光を浴びればインドに行ってみたり、でもテロがあるとまたさらりと離れて料亭で飲んで業界人とコネばっかり作ってて)。

   

ご都合のいい話を妄想で作ってるということに違いはないわけで。

   「源氏物語」はねえ、あれはもろキャラ小説ですよ。ラノベといいたいけど、あれをライトと言っちゃうと国文学者の立場がないしなあ。

   光源氏という美形キャラがまずあって、とりあえず父の后と許されぬ恋をするというメインストリームがあると。これはこれだけで女性にアピールする悲恋であります。
   で、そのキャラ萌えに応えるかたちで、「じゃ、今度は外伝的な話いってみようか」と、傍系のコメディエピソードが絡むわけですよ。
   「女性観をうだうだしゃべってるの見たい」
   「ブスに引っかかって痛い目見る話いんじゃね?」
   「じゃ、ババァネタも所望」
   「ぜ~ったい落ちなかったひともいて欲しいよね」
   「ライヴァルの前カノとなんかあっても面白いし」って、それをさらに元としてその娘が田舎に行ってたのが偶然見つかって引き取られるという長編外伝シリーズができたり。
   外伝を書いたのは別作者説、いや本人説、まだ曖昧模糊としてますが、結構いまの漫画や小説のファンの行動から類推するに、あっておかしくない流れと思いますよ。

   さて、その源氏物語同人説に妥当性は認めるにしても。

   正直、「藤原氏なにするものぞ! 政治・文化の正統は源氏、すなわち天皇家の子孫が担うべきで、げんに過去はそうであった。嗚呼古き良き平安初期……」というのが書いた人の本当の狙いだったという説もあり(滅ぼしちゃってゴメンという藤原氏からの鎮魂説もある)、理性ではそっちを支持したいところです。

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