自A隊がファンタジー世界に遭遇したら
なんかイロイロ面白かった。
どこか忘れたけど、リンクをたどって紹介されたのが「自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた」http://fwsdf.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?FrontPage
現在の自衛隊の皆さんが剣と魔法のファンタジー世界に出会って、どうする、といった仮想戦記のようなものを皆さんが書いてみておもしろがるといった趣向のところのようです。ホラ、「戦国自衛隊」みたいな。最初は近代兵器で圧倒するでしょうけど、そのうち人的含む補給が途切れて悲惨なことになるかもよと。ま、大まじめにバカなことを論議するのは楽しいことです。
「メイド」という話では、領主の趣味で編成された武装メイドさんが取り残された城館を、ヘタレ新任自衛官さんが占領して統治するすることになっちゃうのでした。でも、「マのつく」シリーズのユーリ陛下のようにニッポンで平和で平等で人権を重んじる教育を受けてきた人からすると、中世っぽいファンタジー世界の被支配階級は想像を絶する悲惨さで。彼らが「ヒドイ敵と思われないように紳士的に」振る舞えば振る舞うほどに感嘆され、懐かれてしまうのでした。全然エロエロな展開でなくてこっちがビックリしましたよ。ううむ、本当にこうなればいいけど。
「サキュバス娘」なんて作品では、センセーショナルなタイトルで、きっとエロエロで過激なのねと開けてみると、確かに同僚達をたらし込んで「食らい」尽くしたサキュバス(え~と、女の淫魔です)を退治したところがその娘を保護しなくちゃならなくなった自衛官さんのお話で、多少ヴァイオレンスなシーンがありますが、かれは多少のトラウマがあり、女性を近づけないんですな。その辺、ややドタバタ的で面白かったです。彼を気に入っているたぶん吸血鬼(作中そういう文言はないですが、自衛隊に協力することによって血液パックの配給を受けているような記述があることから)の女性領主がもう絵に描いたようなツンデレレディーで、いじらしくて、「YOU,契っちゃえよ」と声を掛けてやりたいぐらい。なかなか男らしい結末だったのですが、きっとわたくしと同様の感想を寄せた方が多かったのでしょう、パート2が連載中のようです。
これは、そのサキュバスの少女に女性吸血鬼の領主にさらにパート1クライマックスで彼を迎えに来たいわゆるヴァルキリーのひと、さらに魔法学校の女性教師など女性キャラが(いや、彼を愛するヘルマフロデュトス的上官もいたな)盛りだくさんになって、男性の夢♪ 的展開になっております。その分、文中誰が誰だか分かんなくなって読みにくくなってますけど、華やかは華やかですね。あ、そんでもって健全だし。
ん、なんか面白かったです。
やっぱり自衛隊に詳しい人が書いてるのでしょうか、装備やなんかの詳しい描写はありましたけど、現実世界でぶっ放すことができないからという欲求不満解消、イケイケどんどん、やったぁやっぱり強いぞニッポンといった描き方ではなかったですね。中身はヘタレな日本の若者である自衛官たちがその優しさや身についた平等意識でその国の被支配層に受け入れられるといった描き方の方が多かったです。読み手の方でそういうものをより好んでいるとしたら、自衛隊ファンの皆さんもそんなに恐ろしい人たちじゃないんですね。イヤ「桃太郎」の昔から、恐ろしい侵略者より心優しい解放者としての軍隊をみんな期待しておるのだよ。
どうせ世論やら市民団体とかがうるさくて積極的な作戦行動が取れないとか、補給が続かないとか、状況の悲惨さをよく解ってない民間人がしゃしゃり出てきて迷惑だとか結局在日米軍だのみとかいったネタがいちいち重くって、これはなかなか興味深かったです。
待て、こんなの喜んで読んでるおかあさんも「自衛隊ファンのコワイ人」になるのかしら?
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