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2008年6月 6日 (金)

「図書館戦争」 9

   

ラブコメだったよう。

   王子様の正体が判って大混乱の郁、ところが、悩んでる暇はないのでした。昇任試験がやって参りました! 原作もこの順だったんでしょうか、もう忘れた。ネタバレになってしまって未読の方失礼しました。

   

手塚兄からの手紙を取り合って大技炸裂のシーン、冒頭でなかったからまごつきました。次回予告では手紙を取り合う絵じたいはあったと思ったので。それは、試験勉強を始めてからに移動してました……。いやそれは背負い投げじゃなくて大外刈りだったんじゃないかなあ、おかあさん旦那様に実演してもらってまでしつこく食い下がって調べたから(聞くなよ)。ホントに山猿ちゃんなんだから。よく堂上も愛想を尽かさないもんだ。
   でも、この作品はここがミソなんだからなくしちゃ困ります。

   いったい、高校生の時から6年越しの憧れのひとに、王子様の正体という最大の秘密(を郁が知ってしまったこと)がばれちゃこまるからって大外刈り(でも背負い投げでもいいから、ここは)かますかァ~!? どんな乙女だ!? そんな乙女がおるか!? って、いますここに~~~!!
   という爆笑モノのでもきゅんきゅんする恋バナなわけで。

   日本国の中で二つの合法組織がドンパチやるっていったいそれはどういう状況!? とか、そんなにその場所を取りたいならミサイルでも武装ヘリでも持ってこいとかあの堂上の行動は戦術的にはアホすぎるとかそういうことを論争する作品ではないのですと と う と う 制 作 側 も 出 し て き ま し た。

   前回ぐっと接近した方の2人も、手塚は手塚で「なんで今年に限って実技が『お子様に読み聞かせ』なんだ~!?」と麻子様に泣きついておりますし。あれだけ初登場時つっぱらかっておった手塚も、郁や麻子様の前では弱点をさらけ出してわめいたりできるようになったのが成長というものなのでしょうか。なんだかしみじみ。

   今回はらぶこめだ~。

   で、面倒見の良い堂上教官、郁の困惑も気づかずに昇任試験の勉強をみてくれるんですね。

   意識しまくった郁が角砂糖を無数にぶち込んだコーヒー(正化三十一年でも職場に角砂糖があるようです、あっちの世界は。さすがパラレル)を飲まされた堂上教官の、
   「お前の前世はクワガタか!?」は良かったな。
   頬を染めた郁(そして堂上教官)が何度もでてきておりますが、本当に今回は絵がきれいで、見ていて楽しくはあったです。ああいうほんのりとした色は、昔のセルアニメではなかったと思いますから、これはCGならではの表現なんでしょうね。セルにこだわるクリエイターの話しか聞いたことがなかったから、この先日本のアニメはどうなるのかと思ってましたが、今日のこれを見てCG化も意味があるのか、としみじみ。

   あ、そこで、ポケットから落ちた封筒を見て、「見せてみろ」となって、前述の背負い投げ炸裂シーンになるわけ。
   で、無用に完璧美形(この回このひと恋バナに無関係なのに力を入れて美形)な小牧教官が相談に乗ってくれるのですが。

   

天を仰いで(王子様の正体を)無言で認めるシーンがカットだったよ。
   なんだっけ、「(手塚兄って)子供っぽい嫌がらせが好きな人だね」だっけ?

   わたしゃ原作のそういう細かい小牧教官の脇役っぷりが好きでしたが。
   こういう細かいところが好きでねちねち覚えてるタイプはやっぱり原作を手元に置いて、引っ張り出しては読んでる方がいいんでしょうね。

   「話を聞いてもいいかな?」から場面が切り替わって肩を並べて外を歩いてる間に、全部郁が話しちゃったことになってました。

   で、「堂上教官に嫌われてるんですあたし!」という短絡にはフォローを入れて。

   なんだか今回から堂上教官もカワイイです。郁のために要点ノートを作ってくれていて。それを小牧教官に指摘されると赤くなってて。しかも、変質者のような格好をしてまで女子寮に忍び込んで郁に届けようとするし。
   集中できずに勉強が進まず、夜逃げを決意した郁に誰何され、お約束の展開になってましたが。

   なんかもう開き直ってらぶこめしてるカンジ。

   「この作品はらぶこめです! ラブコメなんだよ! 固いこと言うなよらぶこめなんだから!!!」と拡声器使って叫んでる印象を受けます。いいよそこまでしなくっても。

   で、手塚パートでは、手塚は麻子様の配慮でお話し会の手助けというかたちでおこちゃまに慣れさせてもらって。それですぐ何かを掴むところが手塚の優秀な所よね。

   あっさり三十分のうちに試験の日はやってきます。今回ドンパチはありません。ラブコメだから(しつこい)。前日にイヤガラセで良化隊の殴り込みがあっても面白かったのに(オニ)。いやかえってそのぐらいあった方が、もう双方本来の意味を見失ってるってことを印象づけるために良かったか? さすがにそれは原作者が許さない? 
   勉強の合間に見回りやってるふつうの図書隊の顔見知りなんかと挨拶したり、ハイポートやってる遠景ぐらい入れたらどうよ。ホント堂上隊の4人(+1)しか描いてないよな、原作と言い。寮生活で昇任試験の前なら、食堂で仲のいいもの同士ノート広げてたり、ロビーでも立ち話しながら問題出し合ってたりとか、なんとかサンもう3回落ちてるから必死だって噂してたりとか、「試験前!」な雰囲気が欲しいぜ。きれいすぎる、あの世界。

   

実技はあっけなかったです。3人分は一応何をやったか、どういう評価か、ぐらいは押さえてあったけど、その他の、「かえって上手すぎてもダメ」「キャラクターものの絵本に頼ってもダメ」とか、「札付きのこどもコーナー利用者におしおき」ネタ、そして「ここしかないというタイミングで電源を落とす」工作にすでに手塚が使われているネタがカットされたのがおかあさん的には一番惜しい!
   郁の「実技はトップクラス」も、試験勉強をしながら図書館の外をネタを探してウロウロする前振りがあるべきだったと思います(原作ではあったと思う)。突然葉っぱ出してこられてもなあ。番組前半で「読み聞かせ」と言ってしまってるのに、狭い意味で読み聞かせてないじゃん。「必ずしも読み聞かせでなくても、制限時間内子供を集中させること」という原作ではあった定義を出してないし。と、突っ込みどころイロイロ。いや、人の作品を要約するのは難しい、と。

   ま、いいか。3人とも受かったし。
   で、郁と堂上のお勉強シーンで出てきた「カミツレ」のアロマオイルをお礼に渡し、
王子様からは卒業します」ときれいに締めます。それに対する堂上教官は、「今度カミツレのお茶を飲めるところに連れてってくれ」とデートへのお誘いとも取れる発言で返します。赤面する郁。

   ああ、どんどんラブロマンスになるよう。

   いや、これでいいんだ。

   って、次回予告、これは茨城出張へのイントロですな?
   ドズル兄さん玄田隊長が吠えてるってことはどの辺までやるんだろう?
   今回から3巻内容に入ってるってことは、あと1ヶ月でゆっくり茨城事件をやると言うことかな?

   とりあえずは出発前日、郁が手塚をつぶしちゃうエピソードを期待(でもあれ真似る人が出ると危険だからカットの可能性高いな)。

   この先麻子様の出番が減りますね。オリジナルで頑張ってくれるんでしょうか?

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