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2008年5月 2日 (金)

「図書館戦争」 #4

   小田原攻防戦の第2フェイズ、葬儀に出席していた稲嶺司令が良化委員会賛同団体に囚われてしまい、回収した資料との交換破棄を要求される回です。

   細かいネタ、車いすを無頓着に持ち上げるなと言う話とかはカットながら、郁ちゃん窮地にはちゃんと脳も使うエピソードその1、任務より食い気な女子隊員を装っての柴崎嬢を通じた暗号通信はちゃんと描かれてました。って、どうして立川に入ったことが解ったのかと思ってたら、フロントグラスを凝視して、前に見える高速の道路標識で確認してた模様。この辺はアニメの映像があってよかったです。左右の窓は外が見えないようにしても、前面だけは運転のために見えるようにしとかなきゃなりませんものね。囚われの身でも、ちゃんと情報収集してて偉いぞ。

   そして、地味に装備の行き届いている稲嶺司令、
   「義足がずれちゃって痛いんです」と、介護が必要な可哀相なひとの振りをして、手を打ちます。
   「司令の足が外れました!」詰めていた隊員がパソコンの画面を睨みながら叫びます。
   「司令の義足はある手順を踏んで外すと発信器が作動することになってるんです」って、柴崎、なぜお前がそれを解説する!?
   ただ者でない柴崎の正体はアニメでは明らかになるんでしょうか?

   というわけで、潜伏場所が割れ、
   「ここからは図書隊の流儀でやらせて貰う」って、じゃ、警察出てきた意味ないじゃん。
   「あんた達がここで日和らんと言えるほど、俺たちの関係は喜ばしいものじゃなかったはずだ」でしたっけ。圧倒的な日野の悪夢を読んだ後だからカッコよかった台詞だけど、アニメのこの流れだとただカッコつけてみたいだけに聞こえないかしら。やっぱり、「警察は何をしている!?」の悲痛な叫びがあったからこそのこの大がかりな自衛武装なわけでしょ? ま、いいか。
   ごめん、あんまり頭よくないんで、原作は面白く読みました。その余勢でアニメも見てます。原作への思い入れ故に、間違って受け取られておとしめられるかも知れないのが悔しいのです。この作品の設定自体がおかしいとまでは思ってませんが、お見苦しかったらごめんなさい。

   で、解ってる玄田隊長、ムチャクチャな手だてで状況を整えて、実行は堂上に任せます。武装を整えて、建物を出るまでの長いモノローグ。切り捨ててきた未熟な過去の自分と、あまりにもそっくりな郁。見ていられなくて、ついつい厳しく接してしまったことを認めます。そして、それでもへこたれない郁を、私情から司令の介護につけてしまって、この事態を引き起こしてしまったことへの後悔。
   「無事でいろ」
   って。
   これは自白したようなもんですよね。
   安否が知れる前も、何かせずにおれなくて「後方支援を見てくる」と歩き始める堂上に「あ、俺が」とお役に立ちたい手塚が声を掛けますね。それを制して、
   「行かせてやって」と言う小牧。わかってますねおじさんたちは。

   で、うまく部隊は展開できて、窓の外で銃の部品をかちゃりと言わせる。これ、郁だけが気づいて窓を見ますが、やっぱり、プロフェッショナルだから気づいたんですかね? 麦秋会と言ってましたが(なにその紛い中国服)、武器を取っての戦いには精通してないってことかな。場所が突き止められてはいないという油断もあるでしょう。示された3本指、3秒後という合図? 見逃してたら大変だ。合図に従って、窓がたたき割られ、総員突入、銃は発射するほどのこともなく相手を圧倒、拘束して解決しました。よかったよかった。

   で、救急車で運ばれる稲嶺司令にねぎらって貰って、ご機嫌の郁に、堂上も、「足手まといと言ったのは間違いだった」と不器用な褒め言葉を貰って……やっぱり素直には受けないのか。
   「あたしやめませんから! アンタを越えるんだから!」って。もっとかわいげのあるしゃべりをしようよって、ああそうか、ここに兄ばっか3人の育ちが出るのか。うちの子は気をつけようっと。
   「……お前は定年過ぎてもやめない気か(=俺を越えるのは永遠にムリだ)」という堂上の返事は解りにくかったです。

   ここで終わるのかと思えば、後日喫茶店で
   「よく考えたんだけど、やっぱりつきあえない。アンタのこと好きじゃないし」と手塚に正式にお断りをいれるシーンまでついてて。
   「ここでガッカリしてない時点でもうあたしのこと好きじゃないって解るし」そりゃそうだ。で、堂上教官から「笠原を知れば自分の為にもなる」云々言われたとネタを割ってしまい、
   「あんたあたしが好きなんじゃなくて堂上教官が好きなんじゃん!」とギャンギャン吠えられて注目を浴びてしまうと。
   そこで困らないで、「友達としてならお前は面白い奴だ」と笑う手塚も十分変な奴だと思いますけど。ま、いいや。セイシュンしてなさい。

   で、さらにもう一騒動。
   柴崎がケーキを提げてご帰寮。そして、「職場を見せて貰いに行くから」と両親からのお葉書も郵便受けから取ってきました。

   「どうしよう!!!
   叫ぶ郁で4回は終わり。原作1巻分を終えて2巻へ繋ぎましたね。

   これは必要があっての演出でしょうが、柴崎嬢、ひとの親書を勝手に回収してこないように。葉書だし。これは部屋ごとに集合ポストがあって配達されてるのを、玄関で回収してきたんでしょうか。いくら同室でも、自分のをチェックしたついででも、持ってくるのはマナー違反だと思うけどなあ。その辺、お節介もしくは無神経な振りでちゃっかり情報収集できるひと、という暗示なのか。郁はそういうの気にしなさそうだし。
   でも、現実、気にするひとは気にしますから。そういうシチュエーションのお住まいの方はやらない方がいいと思うな。ト、大学4年間寮生活のおかあさんのローバ心。そういう方向で見ると、2段ベッドが懐かしいです。おこたはなかったけどね、うちの部屋。

   次回は……両親がかき回すだけで図書隊としての事件はなかったのかな?(困った記憶力だ)

   学校図書館からラノベが撤去される事件での少年との交流がカットされたから、その写真が折口さんの雑誌に載って親バレというネタは使えないんですよね? どういう風に料理するのかな、楽しみ。

  

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コメント

 ここで手塚が男女関係には鈍いのが助かるよなあ。柴崎並みに鋭かったら、あの性格じゃ、
「教官は笠原をひいきしていませんか!? 笠原は昔図書隊員に助けられてそのひとに憧れて図書隊に入ったって言ってましたよね!? もしかして……」とあっさりネタバレをしてくれそうだ。
 図書隊のみんなって大人だよなあ。

投稿: まいね | 2008年5月 2日 (金) 04時34分

 もうはやDVD発売情報が流れてました。単行本3冊分の内容を12話でやるというのだからいろいろ刈り込まれるのは覚悟の上ですが。
 小牧教官の恋を描いた話は放映予定がなくて、でもDVDの3巻には収録予定だとか。
 な ん じ ゃ そ り ゃ 。

 うっかりネタバレしちゃいましたが(以下さらにする予定、ご注意)、彼の恋の相手は中途失聴者で、幼なじみの年下の子なんですね。ま、いろいろあって大変なハンデを負った少女を、周りは気遣ったり、でもちょっと迷惑したり、想いが行き違ったり余計なお世話をしたりそれをまた「敵」が利用したりで小牧教官が危機に瀕するわけなんですが。
 今って、物語の中で未成年と恋に落ちちゃイカンのだったっけか?
 中途失聴者について便宜を図ったことをいろいろあげつらわれる辺りが差別に引っかかると思ったのでしょうか?
 ホトンド「ラヴコメ」で世界設定に大穴があるとか突っ込まれてるらしい物語ですが、とりあえず「いかなる検閲にも抵抗する」なんて組織を描いたお話で自主規制があろうとは。
 深夜枠でもアニメをつくるのは大変なのね。

 単に、「DVD購入特典用に脇筋のエピソードを間引いただけ」だったらごめんなさいよ。

投稿: まいね | 2008年5月 2日 (金) 04時57分

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