「篤姫」 18 長い友達
宿題がたまっております。周回遅れも2周目、もう、どんな話の週だったか覚えてないよ。
地震でまたしても婚礼が先延ばしになった篤姫ちゃんです。この辺はなかなかむづかしい。やっぱり万全の体勢で臨みたいというのは解りますが、こういうのも勢いですから、タイミングを外すと双方の気持ちが盛り上がりに欠けちゃって、しらけた気分のまま新体制に入り、ふたりの相性にも関わってきますから。だいたい、何があるか解らない世の中、先延ばしにしてる間に病気とかまた政治的一大事とか天変地異とかがあったらまた延びちゃうし、最悪死んじゃったりしたら元も子もないし。
小休止の間に、薩摩に帰った尚五郎ちゃんの方が先に結婚しました。
っても、尚五郎ちゃんは、小松先生の死に呆然、自分がそのうちを継ぐことになって重責に呆然。とてもお近ちゃんのこと考えてる余裕ありません。それを、大人の分別のあるお近ちゃん、やっぱりおかつちゃんのこと忘れられないのねと勘ぐって、
「縁談、断っちゃっていいよ」と言うのです。
「わたし、7コも年上だし、カラダ弱くてうちのことなんもできないし。香道だけね。お嫁さんってガラじゃないから」
嗚呼、顔で笑って心で泣いて。
別にそんなに尚五郎ちゃんのことは好きじゃなかったかも知れません。
わたしはその方がいいな。密かに7つ下の少年に想いを掛けてたりしたらホントこの事態は可哀相だもん。自分にラッキーすぎて後ろめたい。
だからって、自分と結婚してうちに入り婿することにそんなに気乗りしない顔されちゃ、女として哀しすぎますよ。
他の、身分の低い「ご友人」は、小松家に婿入りできてラッキー、みたいに言ってたじゃないの。
ここは無神経にも「ラッキー」と建前は喜んでいて欲しかったです。
尚五郎ちゃんはあまりにも自分の感情をそのまま出しすぎで(お前が言うか!)。
でも、向上心のある尚五郎ちゃんはまたしてもそこで気づいて、謝る。
小松先生の死に心を奪われていて、当の妹であり、お断絶の瀬戸際に立たされてるおちかさんの心を無視してしまっていたこと。
篤姫様への想いはもう穏やかなものになっていて、それが婚儀の妨げになっているわけではないこと。
情けない自分を叱咤して目を覚まさせてくれたことには感謝していること。
結婚なんて、このぐらいの心理的近さではじめちゃっていいんじゃないですか?
あんまり、身も心も一心同体のところからはじめると、絶対ないはずはない2人の意見の分かれるところでその一致しないことが許せなくなるから。
長い年月それぞれの道を生きてきた人間同士なんだから、知らないこと、合わないことがあって当たり前。そういう相手と、すりあわせをして、一緒に生きていくのが結婚生活でしょ? 相手のこと、少しは知ってるけど、多くは知らない。でも、知りたいと思うし、ちょっと尊敬もしている。そのぐらいから初めてみたらどうでしょう? なに、なんとかなるさ。
最近の大河は、余りにも、主人公たちを結婚前かららぶらぶカップルとして描きすぎなカンジで。「利家とまつ」とか、「功名が辻」とか。時代的に、結構おおざっぱな見合い/紹介婚だったはずですよ。結婚してから、よい関係を作るために努力したと思うんだな。そして、長~い人生を戦い抜く戦友になった。自分がお見合い結婚だからそんなところにこだわるのかしら、やーね。
というわけで、薩摩の方は何とかなったみたいです(例によって空気読めないモヤシ兄ちゃんがなにかやっていたような気もするが)。
江戸の篤姫ちゃんも、そういう感じでお嫁入りできるといいのですが。
とうとう日取りも正式に決まって、前回くどくど申しましたところの「次期将軍は一橋にしてね」工作についてはじめて明かされた篤姫ちゃん、頑張る決意をして薩摩藩邸を出たところ、までかな?
しかし、相手がアレじゃあなあ。前途多難。
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