« 今週のジャイキリ #66 | トップページ | 「篤姫」 18 長い友達 »

2008年5月17日 (土)

「図書館戦争」 6 原作ネタバレ有り

   ええと、原作がイロイロやばいのでカットになった章の代わりに、今週はオリジナル・エピソードであります。

   どのようにヤバイかと申しますと。以下原作ネタバレ。   

優男然とした小牧教官には大切に思う女性がおりまして、幼い頃から知り合いの鞠江ちゃん。彼女も小牧教官のことを憎からず思っておったのですが(てゆーか、彼女の方こそが、年上のカッコイイお兄さんを慕っていた)、病気で彼女は聴覚をほぼ失ってしまったのです。ふさぎ込む彼女を身近な大人として世話を焼いているうちに、愛が芽生えてしまったわけだ。
   で、彼女は、読書を主たる娯楽にするようになり、図書館に通い詰めると。小牧教官は周囲に悟られないようにそれでも全力で彼女に便宜をはかってやっていたのですが。
   年若い女性であるところの毬江ちゃんに、「こういう本はどう?」と薦めた本が、「レインツリーの国」。聴覚障害のある女の子の恋の話だそうで。それを、学校の友達との世間話なんかでかるく出したら、噂がちょっと変な方へ。
   「図書館のひとが、これこれこういう本を推薦してくれたって」
   「でも、それって、耳の不自由な子の話でしょ? それを、当の耳の不自由な毬江ちゃんに読ませるのって……どうよ?」というわけで、「善意」の配慮がどんどん余計なお世話としてふくれあがっていったのでした。
   またそれを、小田原攻防戦その他で関東図書隊に煮え湯を飲まされてばっかりの良化特務機関が聞きつけて、図書隊に傷をつけるチャンス! とばかりに利用。
   小牧二正は「図書館の利用者に配慮を欠いた行いがあった」としてしょっぴかれてしまったのです!

   拷問にも近い非人間的取り調べの中、毬江ちゃんを守るために黙秘を続ける小牧教官。このことは毬江ちゃんには内緒に、という男の約束を守って、案じつつも動けない堂上教官に、その恋を見守ってきた柴崎と、つい最近知ってしまった郁が乙女の論理でぶちきれます。
   「そんなの男の論理だ! 相手が辛い目に遭ってるのに教えてもらえないなんて、そういうのがいちばん女の子には辛いんだから!」恋のことで女に口を出すな! だったかな? 上官その他の反対を押し切って、当事者、「権利を侵害された本人」とされている毬江ちゃんを迎えに行き、真実を伝え、王子様奪還作戦を開始するのです。
   ここで、小牧教官が連れ込まれた場所の特定に、手塚が謎のコネを使うんだ。
   飛び込んだ毬江ちゃんの啖呵がすごかった。
   この辺で暴露されてる、障害者を大切にして思いやってるつもりらしいんだけど認識不足でかえって失礼しちゃってる事情が、やっぱり難しいんでしょう。ま、いい大人が未成年と恋に落ちちゃってるってのもヤバイのかな? イマドキ。
   「聴覚障害と難聴と中途失聴の区別がつかないくせに」とか。耳が痛いです。色覚異常とかも、一般に思われてるものとは実情は違ってて、「持ってる人」は悔しい思いをしておられるそうですな。

   ……という、小牧教官がなかなか「」であるところ、郁が「乙女心」のためには堂上教官をも無視して無茶をやるところ、そして手塚がなにげに謎なところが欠番エピソードの肝でありますが。

   これを欠番にして、後半どう話をつなげるのよ? と思ってたら。

   まず、郁と小牧教官が逃避行。かれらは、山梨のとある古書店から検閲対象となる重要な書籍の寄贈を受け、それを図書館に持ち帰るという任務の途中だそうで。みごとに敵に見つかっちゃって、随伴の2名を囮に2人して本を守って逃げてる最中と。
   ここで、良化隊ったら市街地で発砲しやがって、流れ弾で小牧教官が負傷しました。命に別状ある怪我じゃないけど、郁怒った。隠れてた路地から投光器(?)の前へ飛び出して、叫ぶ!
   「ちょっと! 市街地で発砲するなんて協定違反よ! 今撃った奴出てきなさい!」って、おい、とりあえずその胸に抱いてる大切な本は置いてからいけよ。あきれて突っ込む視聴者とは別に、また笑い上戸のスイッチが入ってくすくすやりだす小牧教官。「ほんと、そっくり」これはあとで種明かしがあります。
   「そういうのは向こうはなんとでももみ消せるんだよ」と、穏やかに諭す小牧教官。今回は、ネットで突っ込まれ倒しておる世界観の補足も兼ねてる模様。

   とりあえず、その大切な本を図書館に持ち帰ればこっちの勝ち、とばかり、2人は逃避行を続けます。逃げ込んだのは車両基地。なら持って逃げる必要はない……。
   本部に連絡を入れ、救援を待つ間に、さっきの笑いの理由を尋ねる郁、少し迷いつつも情報開示の小牧教官。

   若かりし時、とある児童館の図書を守る作戦行動中、子供に威嚇射撃をした良化委員に対し、堂上教官もやっぱり「出てこい!」とやって大乱闘になったのだとか。そう来ますか。これはなかなかなオリジナルエピソードですね。堂上の単細胞な過去をうまく出してくれてます。

   時間も稼いだし、と良化委員側に投降する2人。「本は?」 「隠しちゃった」「なによ、爪の間に串を刺したりするんじゃないでしょうね(拷問する気)?」となにげに恐ろしいことを言う郁に、「ははは、まさか」と言っといて、
   「俺は何をされてもいいけど、うちの女子隊員に手荒なまねをすると後悔するよ」(堂上その他が逆上するといいたいのでしょうね)改変されても地味に男前な小牧教官でした。さきに別れた囮の2人とも合流。こういう「捕虜」になったひとってどうなるのかしら、その辺もちょっと描いといて欲しかった感じ。

   小牧負傷の報にいきり立つ堂上はじめ留守部隊。お迎えのために出かけます。ここで手塚不審行動。どこへ電話を……? 現地にたどり着き、これからまたドンパチ? と見せて、良化委員側に電話が入ります。
   「内務省の方から停止命令が出た。住宅地で発砲した件でもクレームがあった」って。なにやら、現場で逆らえないところから作戦中止の命令も出せるんですね。小牧教官は、発砲してはいけないところで発砲した件ももみ消せるって言ってましたが、あながちそうではないと……?

   意味不明ながら良化特務機関は撤収。夜が明けて発車した電車に隠された本は彼らの手を逃れて日野に向かって移動中。収まらないのが堂上教官。
   「発砲した奴は誰だ!?」と進み出ます。
   (教官、……殴るの?)小牧から聞かされた過去を思いだして、堂上を見守る郁。
   しかしながら、にらみつけて、脅しを掛けるだけ。
   「堂上は、学習能力はあるんだ。笠原さんも見習うといいよ」って、やっぱりしたたかな小牧教官でありましたと。

   本も回収され、無事基地にたどり着いた郁でした。
   「しかしなんで内務省がこんな時に圧力をかけてきたんだろう?」腑に落ちない堂上。そこに、電話を掛ける挙動不審な手塚の姿の記憶が重なり……?

   じゃ、次はエリート国家公務員が柴崎をナンパ? のあのエピソードが来ますね!

   「手塚の○○は実は!」
   「この後手塚は……」
   「そのとき小牧教官にっこりしながらなにげに凶悪」
   「麻子様(柴崎)最強!」とネタバレするおかあさんに猫科の兄妹は阿鼻叫喚でした。

|

« 今週のジャイキリ #66 | トップページ | 「篤姫」 18 長い友達 »

コメント

はじめまして、突然の書き込み失礼致します。
小牧と毬江のお話、私は好きなので期待していたんですが
アニメでは放送されないようですね。
ですが、DVDでは未放映話収録として
3巻目に収録されるとのことで
早速予約をしてしまいました。
原作ファンとしては、はしょりすぎなのが気になります。

投稿: 優花 | 2008年5月18日 (日) 17時36分

 優花さんいらっしゃいませ。暴走気味に語っておりますが、よかったら相手をしてやってください。
 そうそう、小牧教官と毬江ちゃんのこの話はDVDでは入るそうで。そうすると手塚の謎のコネがだぶることになって、コネ使いまくりな人になってしまわないか心配(杞憂だ)。
 たしかにアニメは大切なところがはしょりすぎで気になりますよねえ。後半はオリジナル展開だという話もありますし。心配だ、心配だ……。でも目が離せないといえば離せません。録画もできるようになったし、家族みんなで見るつもりです。

投稿: まいね | 2008年5月19日 (月) 01時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/41230699

この記事へのトラックバック一覧です: 「図書館戦争」 6 原作ネタバレ有り:

« 今週のジャイキリ #66 | トップページ | 「篤姫」 18 長い友達 »