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2008年4月 7日 (月)

「ヘタリア」逃げれば追うの癖があり

   ……それでどうやって「ヘタリア」を入手したかというと。

   発売日は28日なんですが、締め切り地獄で外出はままならず、おまけにそんな発売日に駆けつけるほど絶対欲しい本でもないし(素直じゃない)。水曜に娘のお迎えついでに麓に下りて、本屋をハシゴした程度。

   当然売ってないし。

   有隣堂で検索掛けるか注文すれば一発なんだけど、そこまでして外したら立ち直れないし。

   まあいいや、縁がなかったんでしょうとうちに帰って。

   土曜、スニーカーがもう限界だという娘を連れてまた麓に下りてお買い物。ウエンディーズのバーガーショップに入ってみたら、バンズと言いパティと言い、こちらの方がマクドナルドより口に合うぞとご機嫌になって、でも大きすぎて口からはみ出したダブルバーガーが崩壊して呻吟する娘をぼんやり見ながらおかあさん思いを巡らして。

   「虎ちゃん、今日はちょっと遠くまで行ってみようか

   わざわざ電車に乗って、多摩センターまで遠征しました。いや、おかあさんも結構土地勘ないところ行くの怖い人だし。町田よりまだ多摩センターなら2回ほど行ってるから。

   カリヨン館にくまざわ書店が入っているとの情報で駅舎を出ますと。

   この週末はお天気が良かったですね。

   花粉症ゴーグルつけていったんですが、どこからか入った砂埃がわたくしの目に。

   「黄 砂 許 す ま じ

   目薬は持って出たんですけど、なかなか洗い流すまでいかなくって。もう、10歩歩くごとに目を押さえるカンジ。

   「赦 さ ん 中 国 !

   せっかくのアイメイクも落ちて、右側と左側で違う顔の人になってしまって。

   そこまでして行ったくまざわ書店でめざす「ヘタリア」を見つけましたトサ。
   新刊を置いた台の真ん中に出版社の作った印刷の小振りのポスターまで張り出してあったし。本当に幻冬舎力を入れてたんだ。

   おうちに帰って一気読みしました。

   思ってたよりエスニックジョーク色は薄かったです(左脇カラム参照のこと)。「沈没船から客を逃がす必要があるとき、日本人に海に飛び込ませるためにはこう言う。『もうみんな飛び込んでますよ』」云々とかいうエスニックジョークは好きで、「世界の日本人ジョーク集」なんて、本を買ってまで喜んで読んだのに。

   HP公開分にあったそこはかとないホモ臭はなくって、ご家庭でも楽しめる……かな? 12禁ぐらいかなという仕上がりになっております。気のせいだったか。おかあさん最近ホモフォビアが出ちゃって。ダメよね。気にしすぎよね、作者男性なのに。普通の男性としての脱ぎネタと「ホモ怖い」ギャグだったのよね(これで興味を持ったひとは公式サイトhttp://www.geocities.jp/himaruya/t.html に行こう)。

   事実に即した(?)ヨーロッパ諸国(&日米中)の殺伐とした関係ネタなので、オーストリアとハンガリーの唯一とも言える相思相愛カップルがほほえましくてよろしいです(あ、ほほえましいヴァレンタインネタはHP掲載だった)。ちゃんと異性愛だし(ハンガリーは女の子という設定)。お上品でかくれ毒舌なオーストリアのキャラも好ましいし(眼鏡キャラだし)。

   ドイツがイタリアを小さいころから想っているというのは確かに史実に則してはいますな。ロマンチック街道なんてのは浪漫的なと言う意味でなく、そのものずばりローマへ道であるわけで。陽光溢れる文化の国イタリアは神聖ローマ帝国の憧れだったというのは高校世界史レヴェルで聞いた話です。今となっては腐れ縁か。それもまた初恋のなれの果てとしてあり得ない関係じゃないな。というわけで、国際関係を人間関係に置き換えるこの作者の着眼点は間違ってないです。

   でもやっぱり1050円は高かった気がするな。多摩センターまでの交通費もかかってるし。売れたら2巻の単価下がるかも知れないから宣伝しておこう。

   見かけたときお財布に余裕があったらどうぞ。
   でもやっぱりもうちょっと丁寧に絵を描いて欲しいな。

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コメント

 で、また読んできたら。
 ハンガリーさん、ちょっといけないおねーさんでした(Hっていうか、あの、その……)。
 冷戦期に義務教育だったおかげで東欧が十把一絡げのおかあさんとしては(冷戦のせいにするな)、バルト三国はどーでもいいから(オイ)東欧のみんなを詳しく紹介して欲しいです。  チェコとスロヴァキアはどうして離婚したのかとか、ルーマニアはやっぱイタリアちゃんの親戚なのかとか。

投稿: まいね | 2008年4月 7日 (月) 13時33分

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