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2008年3月15日 (土)

取り込まれ

   ああっ こ そ ー じ ゃ く ち ゃ ん カ ッ コ イ イ ッ !

   失礼いたしました。ゴールが見えていいカンジにまとまると見せてまだまだ波瀾万丈な朝ドラ「ちりとてちん」、今朝はお寝坊して、再放送を見終わったところです。

   でも、猫科の人に「ごはんー」とプレッシャ-を掛けられて、キッチンから遠くTVを望んでおったのですが(最近流行りのオープンキッチンはTVが見たい奥様の需要あってのものなんですね)。

   ヒロイン紀代美ちゃんが故郷のお箸イヴェントで落語を披露することになっておったと昨日までは進んできたと思っていたのですが、当日なんか不手際があったようで。

   高座の方に注目を集めなくてはいけないところがおじちゃんたちは責任のなすり合いをしてケンカを始めるし、集まってきたお子さん達は興味を失ってざわつきはじめるし。パニくった紀代美ちゃんは
   「皆さん聞いてくださぁ~い!」と青筋を立てて叫ぶし(噺家がそれは野暮ってもんだ)。

   どうしようこれ、とこっちも胃が痛くなるような状況。

   そこに居合わせているのが兄弟子の小草若です。この子は亡き渡瀬恒彦の草若師匠のひとり息子なんですが、落語が下手。ママの死に目に師匠が間に合わなかったとかなんだとか、プロフェッショナルとしてはありがちな理由で師匠と仲違いをしておったのですが、草若師匠復活の頃に和解したところが、やっぱり才能が無くて(でもタレントとしてはそれなりに売れていた)、悶々としておったというカンジ。
   そこへ草々(紀代美のダーリン)が草若を襲名してはどうかという噺が来て。
   もともと草々とは若い頃からライヴァルであったのに、彼は成功し、思いを寄せていた紀代美も取られ、父の名も取られるとなって落ち込んだ小草若は失踪してしまったわけですな。

   草々は、仲は悪いけど師匠の実の息子と言うことで小草若に遠慮をし、いろいろかばってやったりもしてやってたのですが、今回も手をさしのべようとします。それを、皮肉屋のおとうと弟子しーそう(四草)が止めるわけです。
   「放っとけ」
   「あんなヤツに構うな」
   つべたいです
   落ち目の小草若ちゃんは往年のギャグフレーズ「そーこーぬーけーに!」も封印し、マンションのローンも払えなくなってしーそうくんのアパートに転がり込んでおるのですが、その時もしーそうくんはあまり親身にもならず、多少いたぶりつつおとうと弟子としての距離を保っていたかに見えたのですが。

   「あのバカを追い詰めないでやってくれ」と、しーそうくんは泣くのです。
   「もう落語をやめさせてやれ
   「これで無理に草若の名を継がせたらあいつは死んでしまう」
   草々と同様、家庭に恵まれてなかったしーそうくんは「師匠とおかみさんに可愛がられて育ったくせに」とややジェラシー混じりながら、それなのに才能がない、稽古もしない、あんなやつ知るかといいつつじっと彼を見つめていたのでした。ちょっと胸が熱くなったかな。

   で、失踪した小草若ちゃんはふらりと小浜に立ち寄っていて、あの紀代美の天然系無敵のママ(和久井映見キレイ♪)にとっつかまっていたのでした。で、冒頭、お箸のイヴェント開場にもおったと。

   ざわつく会場、錯綜する過去の楽しかった頃の記憶、自分が高座で失敗して混乱する場を収拾してくれた亡き父の姿。
   気がつくと、小草若は高座に向かっていました。すっと座る。Tシャツに黒いコートを引っかけた姿で。

   「そーこーぬーけーにー!

   発した声はお客の目をしっかと捉えたのでした。

   もう、あとは「底抜け」連発。掴みはオッケー! 
   「お箸といえばお茶碗」と、かねてから練習していた(でも披露できなかった)「はてなの茶碗」を語り出すのでした。

   カッコイイ。
   心の傷に自分の仕事から逃げていたとしても、ヒロインの危機に立つ、これぞヒーロー!

   ああ、来週が楽しみ。
                               ……というように、半期末ごとにちゃんと視聴者をノセておる朝ドラはやっぱりたいしたものであります

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