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2008年2月29日 (金)

苦労じまん

   1月の半ばという中途半端な時期からお花のお稽古を始めた虎ちゃんです。

   「うちの中にお花のある生活っていいわあ」と言っておられたのも2週目まで。この季節、お花がなかなか枯れなくてかえって困ります。嗜みのない早乙女家、花瓶も飾る場所もそんなになくって、気を遣ってくれた先生がお稽古用の水盤(平たい、小さなたらいのようなお花を活ける瀬戸物の器)を貸してくださって、とりあえず次の週から「じょうろに挿したっきり」は脱出できたんですが。5週目は休みで、2月に入ってまた大変なことに。
   「おかあさん、お花器が来たって」
   虎ちゃんはご機嫌ですが、その直径50センチほどの重たい割れ物の水盤は誰が持って帰るの? え? やっぱりわたし? (本人はその日のお花をお花屋さんの包み紙に包んで持って帰ります。ヴィニル製のすてきなお花包みというものもあるんじゃないかしらと思ったら、今はそれも注文しないとないとかで。後述)お値段は2080円とホントに良心的な価格でした。生徒さんが減ってるから大事にしてくれることったら。
   で、床の間もない今風のおうちでどこにその水盤を? と嘆息、お兄ちゃん用の卓袱台(うちには3人分ひとり用の卓袱台があります)を持ってきて、それをTVの前に置いてそこで活け直し&展示ということに。あ、TV見るときは横にずらしますよ。
   そんなことをしてるうちに順調に課程をこなして、
   「今日は投げ入れなの!」
   嗚呼、花瓶だってないですぅ! だって、投げ入れ用の花瓶って、シンプルな、それこそ竹を切ってすとんとソコにおいたようなものを使うんだもの。いくら手持ちでもチェコスロバキア友好杯(嫁入りの時に持たされた、かつて相撲で千秋楽に優勝力士に手渡されたようなチェコグラスの大きな花瓶)では口径と言いデザインといい不釣り合いなんですよ。
   「投げ入れの花瓶も注文する?」
   ……五月雨式にお金がかかりますね。

   イロイロジャムの空き瓶やら、ミネラルウオーターの大きいペットボトルを切ってみたりと苦労して、「ダメだ、ちゃんとした花瓶じゃないと」という結論に達し、とりあえずその日のはペットボトルを切って作った即席花瓶に放り込んで(口のところに切った枝を渡して支えにし、活けるという技術が使えないらしい)。

   そろそろ花器の方が空くかなと思ったのにまだまだ元気で。玄関寒いし。

   今度は先生の方から「ごめんなさい」と。
   ハサミを注文したのですが、
   「お花屋さんは、まだ小さいから1000円ぐらいのでいいでしょうって、こういうのを持ってきたんだけど、わたしはちゃんとしたものの方がいいと思ったの。4500円だけど」
   「ああ、ちゃんとしたのにしてやってください、これからうちでも使うでしょうし」おかあさん一点豪華主義なんです。1年に1度のことでも、10年続けたらいいものが10点貯まります。って、しろうとが買える程度の「いいもの」なんて、10年以上も耐用年数ないかもしれませんけどね。
   ところが、今はお稽古人口が少ないからお花屋さんにも問屋にもおいてなくって、お取り寄せしようにも現物がないとか。そこまで危機的状況なの、○○流!?
   「お花包みも、ないんですって。あなた、在庫があるというお店を教えてあげますからご自分で買いに行って」おいおい。
   お稽古場では先生のハサミをお借りして、うちでは100円均一で買った庭のお花を切るときに使ってるハサミを使うことでしのいでます。

   そして、先週、とうとう出ました!

   「お花の展覧会があるから、見に行ったら」

   お茶とお花はこれがあるんだよ!(いや、バレエやピアノだってあります)自分が出品するんじゃなくて(するときもある)、先生のおつきあいで、その流派の展覧会があると入場券が回ってくるんだってば! そして、4~500円のその入場券を買わされるのであります。学生時代はこれが痛かったですね。会場は、近くの池袋の百貨店だったりしましたから、行くのはそんなに苦痛じゃないですけど。
   今は、入場券より交通費の方が痛いなあ、どこよ、銀座松坂屋!? ……行ってみようか?(百貨店の方もこういう噴水効果を期待して場所を貸すのであろう)こういう機会でもないとお出かけできない奥様の事情もきっと反映しているのであろうし。

   てなわけで、お稽古生活もなかなか思わぬ苦労があるのでした。
   でも、ホント金の卵扱いで、「花瓶がないなら当分投げ入れはやめましょう」とか、課程も融通していただいてるし。虎ちゃんご機嫌で通ってるし。

   だがしかし! 帰ってきたらお花は玄関に放り出してTVにかじりつくのはどうよ!?(水曜日はヘキサゴンとはねるのとびらがあってもともとTV前から動かなかった)

   とりあえず、花材の覚え書き。

   1月3週   ギンコウボク 菊
     4週   レンギョウ 菊 スターチス

   2月1週  アオモジ 菊
     2週   クロメヤナギ カーネーション
     3週   モモ 菜の花
     4週   カンヒザクラ チューリップ  

   ギンコウボクとアオモジはもう処分しました。レンギョウは挿し木できるという話なので根が出てくるまで待ってます。でも、この寒いのに挿してホントに根付くかなあ? クロメヤナギは芽吹いてきて面白いのでまだ放置です。
   TV前の水盤は今週のサクラ&ちゅうりっぷが入りました。邪魔っけでお蒲団干せないんだけど、しばらく我慢。玄関の、借り物の方の水盤は、今朝お兄ちゃんが引っかけてひっくり返したジャムの瓶から救出したサクラの枝を活けました(それよりじょうろに放置されてる満開のモモを活けてあげるべきだろう!)さて、水曜までにまたどこかを空けないと……。

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コメント

 3月1週の花材 
   サンゴモミジ ストック 観葉植物

投稿: まいね | 2008年3月 7日 (金) 22時00分

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