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2008年2月29日 (金)

今週のジャイキリ #56

   いきなりやってくれました。「ギャゴッ」って擬音入りで。

   交代早々、夏木、堂々復活のミドルシュートです。沸き返る江戸川スタジアム、観客席に向かってダッシュ、飛びついて、スタンドのサポーターにもみくちゃにされながら喜びを分かち合うアツイ男です。

   サッカーってさ、この辺がスゴイですよね。まだ熱心に見てたJリーグの、1年目? 2年目? 後期優勝を決めた広島の選手が、クリスタルガラスでできたそのカップを手に客席に見せようと駆け寄って、つまずいて転んで取り落として、材質が材質だから粉々になっちゃったての、まだ覚えてます。割れるのか。日本のガラス工業たいしたことねーな、なんて思ったり。アツイ気持ちの表れだからって、おとがめなしだったんだっけ、どうだっけ。

   でも、たぶん丹波と赤崎が付いていって、その後椿も(呼び戻しに?)行ってって、盛り上がりすぎでしょう。吉田と夏木復活について立ち話をしてた村越が、
   「いい加減戻れよ 夏木! カードもらいてえのか!」って言ってましたし。黙って夏木を見つめる審判の背中も描かれてたし(地味にコワイ)。
   やっぱり怒られるのね。「遅延行為」と2ちゃんで解説して貰いました。ホントにイエロー貰った人も過去にはいたそうです。

   「最高だ……娘 寝ちゃってるけど 最高だ……」と、笑いを誘いつつ(ここが冷たいようだけどリアル。お子ちゃまだもんね)、夏木は最高潮に盛り上がってます。

   対する世良と堺。世良は解りやすく落ち込み→堺の言葉を思いだす→再度闘志を燃やすという流れ。堺は静かに「奥でアイシングしてくるわ」と席を外し、黙って闘志をたぎらせると。まだまだFW生き残りシリーズ盛り上がりそうです。

   その流れを追って、読者の気持ちを代弁するように、今年からETUを中心に取材することにした女性記者、藤澤嬢のモノローグが入ります。
   「決定的な 仕事をしたわね 夏木……」
   「名古屋戦以降 好調続きのETU……夏木の復帰がそれに拍車をかける」
   「そう見ていいのかしらね 監督さん」

   そして考え込むふうの達海監督のアップへと画面は流れます。

   

違うんだ。

   結局あと1点は取れずに引き分け。でも、
   「ここ5試合負けなし」
   「去年4位のチーム相手に引き分け」
   「ここ3年連敗しまくった浦和相手に負けなかった」と、サポーター(おじさんたちが増えてる!)も選手もなんか満足してますね(ゲームセット後の相手選手との握手のシーンでは赤崎は不完全燃焼のような顔をしてましたが)。
   「俺たちは勝ったわけじゃねえんだぞ? はしゃいでどうすんだ」と村越もたしなめてますが、それでも内心、
   (チームが勢いに 乗れてる 証拠かもな)と深刻には取ってないようです。

   「いい調子ねえ……
   なにやら考えるふうの達海監督の大ゴマで次回へと引きます。ちょっと勝ち始めたからって満足しちゃってるのがいけないってこと?

   こういうのが好事魔多しってやつか? 次号が待たれます。

   *** < 今週のザッキー> ***

   たぶん夏木がスタンドでサポーターと喜んでる時に下まで寄って行ってるのがアタマの色といい背番号(10の位の1しか見えてないけど)といいザッキー。呼び戻しに行ってるのか一緒に喜んでるのかは不明。
   不満げな握手の相手はあの抜かれた浦和先取点の5番「イトイ」選手。そりゃ半身になって冷や汗も垂らすか。来週はいいトコ見せてください。

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苦労じまん

   1月の半ばという中途半端な時期からお花のお稽古を始めた虎ちゃんです。

   「うちの中にお花のある生活っていいわあ」と言っておられたのも2週目まで。この季節、お花がなかなか枯れなくてかえって困ります。嗜みのない早乙女家、花瓶も飾る場所もそんなになくって、気を遣ってくれた先生がお稽古用の水盤(平たい、小さなたらいのようなお花を活ける瀬戸物の器)を貸してくださって、とりあえず次の週から「じょうろに挿したっきり」は脱出できたんですが。5週目は休みで、2月に入ってまた大変なことに。
   「おかあさん、お花器が来たって」
   虎ちゃんはご機嫌ですが、その直径50センチほどの重たい割れ物の水盤は誰が持って帰るの? え? やっぱりわたし? (本人はその日のお花をお花屋さんの包み紙に包んで持って帰ります。ヴィニル製のすてきなお花包みというものもあるんじゃないかしらと思ったら、今はそれも注文しないとないとかで。後述)お値段は2080円とホントに良心的な価格でした。生徒さんが減ってるから大事にしてくれることったら。
   で、床の間もない今風のおうちでどこにその水盤を? と嘆息、お兄ちゃん用の卓袱台(うちには3人分ひとり用の卓袱台があります)を持ってきて、それをTVの前に置いてそこで活け直し&展示ということに。あ、TV見るときは横にずらしますよ。
   そんなことをしてるうちに順調に課程をこなして、
   「今日は投げ入れなの!」
   嗚呼、花瓶だってないですぅ! だって、投げ入れ用の花瓶って、シンプルな、それこそ竹を切ってすとんとソコにおいたようなものを使うんだもの。いくら手持ちでもチェコスロバキア友好杯(嫁入りの時に持たされた、かつて相撲で千秋楽に優勝力士に手渡されたようなチェコグラスの大きな花瓶)では口径と言いデザインといい不釣り合いなんですよ。
   「投げ入れの花瓶も注文する?」
   ……五月雨式にお金がかかりますね。

   イロイロジャムの空き瓶やら、ミネラルウオーターの大きいペットボトルを切ってみたりと苦労して、「ダメだ、ちゃんとした花瓶じゃないと」という結論に達し、とりあえずその日のはペットボトルを切って作った即席花瓶に放り込んで(口のところに切った枝を渡して支えにし、活けるという技術が使えないらしい)。

   そろそろ花器の方が空くかなと思ったのにまだまだ元気で。玄関寒いし。

   今度は先生の方から「ごめんなさい」と。
   ハサミを注文したのですが、
   「お花屋さんは、まだ小さいから1000円ぐらいのでいいでしょうって、こういうのを持ってきたんだけど、わたしはちゃんとしたものの方がいいと思ったの。4500円だけど」
   「ああ、ちゃんとしたのにしてやってください、これからうちでも使うでしょうし」おかあさん一点豪華主義なんです。1年に1度のことでも、10年続けたらいいものが10点貯まります。って、しろうとが買える程度の「いいもの」なんて、10年以上も耐用年数ないかもしれませんけどね。
   ところが、今はお稽古人口が少ないからお花屋さんにも問屋にもおいてなくって、お取り寄せしようにも現物がないとか。そこまで危機的状況なの、○○流!?
   「お花包みも、ないんですって。あなた、在庫があるというお店を教えてあげますからご自分で買いに行って」おいおい。
   お稽古場では先生のハサミをお借りして、うちでは100円均一で買った庭のお花を切るときに使ってるハサミを使うことでしのいでます。

   そして、先週、とうとう出ました!

   「お花の展覧会があるから、見に行ったら」

   お茶とお花はこれがあるんだよ!(いや、バレエやピアノだってあります)自分が出品するんじゃなくて(するときもある)、先生のおつきあいで、その流派の展覧会があると入場券が回ってくるんだってば! そして、4~500円のその入場券を買わされるのであります。学生時代はこれが痛かったですね。会場は、近くの池袋の百貨店だったりしましたから、行くのはそんなに苦痛じゃないですけど。
   今は、入場券より交通費の方が痛いなあ、どこよ、銀座松坂屋!? ……行ってみようか?(百貨店の方もこういう噴水効果を期待して場所を貸すのであろう)こういう機会でもないとお出かけできない奥様の事情もきっと反映しているのであろうし。

   てなわけで、お稽古生活もなかなか思わぬ苦労があるのでした。
   でも、ホント金の卵扱いで、「花瓶がないなら当分投げ入れはやめましょう」とか、課程も融通していただいてるし。虎ちゃんご機嫌で通ってるし。

   だがしかし! 帰ってきたらお花は玄関に放り出してTVにかじりつくのはどうよ!?(水曜日はヘキサゴンとはねるのとびらがあってもともとTV前から動かなかった)

   とりあえず、花材の覚え書き。

   1月3週   ギンコウボク 菊
     4週   レンギョウ 菊 スターチス

   2月1週  アオモジ 菊
     2週   クロメヤナギ カーネーション
     3週   モモ 菜の花
     4週   カンヒザクラ チューリップ  

   ギンコウボクとアオモジはもう処分しました。レンギョウは挿し木できるという話なので根が出てくるまで待ってます。でも、この寒いのに挿してホントに根付くかなあ? クロメヤナギは芽吹いてきて面白いのでまだ放置です。
   TV前の水盤は今週のサクラ&ちゅうりっぷが入りました。邪魔っけでお蒲団干せないんだけど、しばらく我慢。玄関の、借り物の方の水盤は、今朝お兄ちゃんが引っかけてひっくり返したジャムの瓶から救出したサクラの枝を活けました(それよりじょうろに放置されてる満開のモモを活けてあげるべきだろう!)さて、水曜までにまたどこかを空けないと……。

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2008年2月28日 (木)

春の嵐の恨めしさ

   もうサングラスは夏じゃなくて春先の季語でいいと思うの。

   火曜、お腹が痛い、おかあさんが無理に引っ張った手が痛いとうだうだいう虎美を引きずって登校したら、ちょうどその時間は体育。
   「今はお外でサッカーしてるの」
   「お前は保健室行ってろ」と、大岡先生に連れてきましたよとご挨拶するために運動場に入ったら、すさまじい風が。グラウンドの子ども達は悲鳴をあげて、しゃがむやら、顔を覆うやら。もうずいぶん雨降ってなかったですもんね。
   ……先生、お水を撒いてから体育したらどうかな?

   試合の切れ目までそのままウロウロし、気がついた先生は自ら寄ってきてくださったので、虎美を保健室に預けてきた旨話して帰宅しました。その間も、春の嵐はわたくしの髪を服をめちゃくちゃにかき回してくれて。

   もう口の中までジャミジャミ(というのはうちの実家でしか使わない擬態語だそうです。砂まみれである様なんですが……ホントに知らない?)

   

雨が降るから絶対傘持って行きなさいとNHKのアナウンサー殿が言ってたので、豹太にはきつく言って傘を持たせたというのに、夕方まで保って。そして豹太は傘を学校に忘れてきたと。嗚呼、いつものパターン。

   そして、夜更けにやっと雨音がしだして
   「都内の方がスゴイ雨だよ」と、日付変更線を越えて旦那様がご帰宅。
   「それは大変。良いお湿りと思ったんですけど」

   ああそれなのに、起きたらまたキレイに晴れあがっちゃってて。

   今日は豹太の忘れたお弁当届けに中学まで行って、また埃まみれになってきました。わたしは花粉より砂埃が目に入るのが怖いです。ハードコンタクトはこれが難点。大きめのおばさんサングラスでしっかり顔を隠して。あの辺、小中高と学校が集中してるから。いや、昨日よりはマシかな、多少。

   途中、マデノコージさんに遭ったんだけど気がつかれなくって。やっぱりそれくらいヘンなサングラスなのかしら……。
   「それ、花粉対策?
   「まあそんなとこ。ファッションは二の次なのよ」
   「お外に洗濯物なんて、干せないわよね」
   「えーっ、でも内の中が大変だから、今日はお外に出しちゃった。クサナギくんのCMで、晴れてても妻は部屋の中に干す、なんてのがあったけど、あんなの」
   「ウソよね、あんな爽やかに干したりできないわよ」
   ホントのこの季節は。

   せめてオシャレな花粉対策ゴーグルを探してみましょうか。

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2008年2月27日 (水)

「とりのなん子の雑食生活」最終回!

   これはグルメカテゴリでいいのかな?

   「きょうのお料理ビギナーズ」で連載していたイラストエッセイ「とりのなん子の雑食生活」が今月発売の3月号で打ち切りでした! ホントよ、本人が本文中で挨拶してたんだもん!

   そんなぁ! もう買わないから!!!

   「献立の参考にならなくてスイマセンでしたね」みたいな締めだったので、アンケートが悪かったのかと切なくなりましたです。って、漫画雑誌じゃないから、こういうコラムページは1年、12回契約になっていて、よっぽどのことがない限り年度替わりで打ちきりなのかも知れず。外国人青年ケイレブさんが和の食文化にトライするページも最終回だったし。そんなに悲観したものじゃないかも知れないけど。

   カラーイラストが麗しく、ちゃんと食べ物と東北に絡めた話が毎回達者につづられていて、おおこれはいい読み物になるだろうと思ってたのに。

   とっても残念でした。

   おかあさん、料理は自己流で味の素とハウスと最近じゃ永谷園がないと毎日の献立回らないぐらいの情けない主婦だけど、いくらなんでも「ビギナーズ」はあんまり参考にならないし、これを機に購読やめちゃうから。プンプン。

   最終回はネコヤナギ。食べ物には絡んでなかったかな。でも、しなやかなメルヘン世界でしばしうっとりでした。

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2008年2月26日 (火)

「篤姫」 8 ここがソコ?

   待たれていると思うと励みになるなあ。

   晴れて島津本家の姫として鶴丸城入りしたおかつちゃんであります。って、高橋パパは参勤交代で江戸に行ってて、お留守なんだ。「江戸城大奥に習って」それなりの組織になってる奥向きに迎え入れられます。義理のママ上になるご正室様にはまだ挨拶しないのかな、気を逸らしてるうちに済んじゃったのかな。
   で、おかつちゃんつきの「老女」は広川。コレを聞いて虎美が素っ頓狂な声を上げてました。これも、「重役」程度の意味なのでまだまだ三十路ぐらいの(ヘタすると20代)大きいおねえさんです。これがキャリア系お女中。マジで50代のホントに「お年寄り」だったりする場合もありますけどね。ま、新しい「過去」なので記録も残ってて、実年齢に近いキャスティングなのかもよ。

   それでおかつちゃんがうまく女の特別急行薩摩1号お江戸行きに乗り換えられたかというと……。やっぱり窮屈だったか。広川君は将来的なことを聞いていたのかどうか現時点では不明ですが、
   「お庭には出ないでください。転んで怪我すると大変だから」って、そりゃどこの箱入り娘に向かって言う言葉ですか。おかつちゃんがそれくらいで怪我するかい。いや、世の中ナニが起きるか分かんないけど。うちにいても隕石が屋根を破って落ちてきて怪我したご婦人だっていますから(小学生の頃「うちゅうとほしものがたり」で読んだ)。
   おかつちゃん籠の鳥です。
   最初のご挨拶の時に、するすると隣の間のふすまが開いて「お召し物もこの通り」とゴージャス打ち掛けが3枚ほど衣桁(鳥居型の、着物を広げて掛けとく家具)に掛けて用意してあったり(そしてふすまを阿吽の呼吸で開けたひと組のお女中がははあと平伏。自動ドア!? とビックリしてた虎美によくよく見せておきました)。女の子の機嫌を取るにはコレって思ってるみたいでなんかスッキリしないなあ。
   「この部屋のインテリアも全て新調しました」ってのも、ま、だいじなお客人(客じゃないか)ということを示して見せたと言うところだろうけど(和室でどんなインテリアを入れ替える余地があるというんだよ。襖紙か? 後ろの床の間に飾ってあった偉そうな茶壺か? せいぜい脇息ぐらいだろ)、
   「へっ! 成金!」とどうもすっと心に入ってこない。
   「はい、史書。本読ましときゃいいんでしょ」的扱いもちょっといやーん。
   「双六しますか?」ってのもおかつちゃんは双六じゃなくて囲碁派なんだよ、そんなこともリサーチしてないのかよと人ごとながらイライラ(いや、面談の時に言わなかったしね)。
   それなのにらしくなくソワソワなおかつちゃん。がば、と立ち上がると、5人ほども侍ったお女中を蹴散らして歩き出して、
   「姫様どちらに!?」って、かるくパニック。
   「手水所じゃ!」って。そうだよ、どこよりまずトイレ案内しろよ。

   「広川カッコつけてても気が利かねーな。おかあさんなんか虎ちゃんが小さいころはかならず『チッチ行かなくていいか?』って聞いてたよなー?」と虎美に振っても、
   「えーそうだっけ?」と本人は覚えてないのでした。張り合いないな。ま、彼女はそっちは手のかからない子だったしなあ。

   で、スッキリしたおかつちゃんにまた広川君
   「姫様! これよりはたとえお手水所といえどもお一人でゆかれてはなりませぬ」って。
   「ああ。昔のお姫様はお尻を拭くのもお付きの人だったから。でもおかつちゃんは普通のうちからお嫁に行ったから、江戸城の大奥でも『お尻は自分で拭きます!』つって実行してて、記録にも残ってるんだ」
   「ええーっ」
   ああ、エンギョ(三田村)読んどいて良かった、また娘をオドロかせられる♪
   「ちなみに大の方をするときには横にお女中がいて、どれがホントのウンか解らないようにタイミングをずらして泥団子を捨てるようになっている」
   「いやーっ!」
   ああ、愉快、愉快。

   というような籠の鳥生活で、すっかりおかつちゃんは 鬱 になっていくのでした。

   すいません、ちょっとザマミロって思っちゃった。

   原作忘れちゃったよ。ホントにこういう苦労したかしら。ま、このドラマ的に好き放題してきた姫様だったら、いきなりホントのお姫様生活になったら苦しくてしょうがないだろうけど。また、現代の視聴者の感覚に合わせると、たしかにプライヴァシーない生活で、いきなり格式も上がったらストレス堪らない方がおかしいだろうし、クラスチェンジにすぐさま対応できてたらお話しにならないし。ここは「お話として必要なフィクション」かな?

   そして、江戸の方ではちゃんと歴史が動いていました。

   ペリー来航、それに断固たる対応策をとれない幕府の威信の崩壊。そして、あのバカ殿が将軍世子であることを憂う老中、有力大名の将来を見越した布石……。

   おかつちゃんは単に「子どもいないから可愛がりたいので貰った」養女じゃないのでした。
   参勤交代の帰り道に寄った近衛さんちで高橋パパがスカウトした人材は……。

   さて、坂も下りきると、そろそろ光が見えます。鬱状態でご飯も喉を通らないおかつちゃんに広川君焦り始めます。ノイローゼで死なれたりしたら責任問題だし。
   「貝合わせする?」
   「中国直輸入のお香やってみない?」やっと当たりを引きました!

   「香、とな?」ホームシックのおかつちゃんの琴線に引っかかるキーワードです。
   「小松様のおうちのお近様を呼べ!」そうそう、お近様はお香をやってましたよね。
   そして、にーちゃんともども一を聞いて十を知る聡いお近さん、ちゃんと今和泉のママ上のところに「おかつ様に呼ばれたんだけど、なにか言伝ありますか?」と聞いてくれるのです! 尚五郎ちゃんにも一声掛けるところがニクイ。

   心を許せる人と語り合い、懐かしい人の消息など聞き、ついでにママ上から菊本の遺書なんか託されて(「あなたはもっと上に行かれるお方」なんて持ち上げられて自信回復したりして、現金)、スッキリ持ち直したおかつちゃんでした。

   「ええい、黙れ黙れ! 控えよ! このわたしを誰と心得る! 藩主島津斉彬様の娘なるぞ!」という次回予告で流れたまるで水戸黄門のご存じシーンのような啖呵はこの後。
   びしっと締めておいて、広川以下平伏。その夜はご飯もしっかり食べられたようで、
   「気に入った」とかいっておかわりまでしてました。豊かだよなあ。この時代、よそだとお大名といえど魚は片身以上食べられなかったとかいうのに。いや、そうでもないか。吉野葛使ってあっても所詮は豆腐のあんかけ。いやいや、ちゃんとした料亭で食べるとそれもそれなりのお値段???  ……おかあさんのいやしんぼ。 

   そして、嵐を呼ぶお局、幾島が京都からやってきました。これからおかつちゃんのお妃(NO! 御台所)教育がはじまります。

   上り特別急行薩摩1号お江戸行き、アテンダントが増えたところで発車時刻が迫って参りました。ま、がんばってね。あれだけの人間が束になって「格式、格式」といっても「自分の尻は自分で拭く(期間限定)」と通したところは尊敬します。うん。なかなかできんよ。

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挑め! とりパンライフ 最終回

   本日お向かいの方から訪問を受けました。
   「鳥のことで」あーあ、来たか。
   一昨日辺り、お買い物から帰ってくる途中、何気なく道路を見たら、うちのお庭に面したところにぼつぼつとすごい白いしぶきが飛んでいて。鳥の糞です。これは旦那様怒るなあ、とりパンを始めたときから、「バス待ちの人に迷惑がかからないように」ってガンガン言われてたし。と思ってたんですが。

   「餌付けをやめていただけませんか」

   くわえてお向かいのおうちの上の電線に行って、そしてぽろりと取り落とすことも多く、ゴミで迷惑してるそうです。

   さもありなん。翌朝になったら皮も残さずなくなってたことが何度もありましたからねえ。

   「この辺は、猫も鳥も、なにもしなくても生きていけてますから」
   いやおかあさんいくら猫可愛いからって、猫にまで餌付けしてませんって。でも、そのときはとても突っ込む余裕なかったし。お向かいさんも、余計な一言だったわね。でも、やっててご近所で迷惑になってる方がきっといらっしゃるのね。

   大変穏やかにしかしきっぱりとお願いされてしまったので、今日を限りに(今日またリンゴとパンを出したところ)やめることにしました。って、お玄関先で話を聞いて、その足で木から外して地面に置いたんだけど(まだ身が残ってたのでもったいなくて捨てられない)、かえってそれをくわえてもってって落として、迷惑掛けるんだから、木に刺しちゃった分はおいとくしかなかったんじゃないかな?

   というわけで、ちゅんちゅん、ムクちゃん、ヒヨちゃん、メジロちゃん、短い間だったけれどありがとう。もう何にも出せないけど時々は来てね

   と、今日貰ってきた明日の分のちゅんぱんを、無駄になったわねとぱくつきながら打ってるおかあさんでした。

   あーっ! 今日の夕食にと思ってた厚切りロース肉の脂身どうしよう!?

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2008年2月25日 (月)

佐保姫様はじらし上手

   週末は大荒れ、なんだか大変だったようですが、各方面被害に遭われた方にはお見舞い。
   首都圏は遅めの春一番が吹き荒れたそうで、うちの梅の紅い方も咲きました

      白梅のあと紅梅の深空あり
                                    飯田龍太
   うちの紅天女ちゃんは奥手なのかしら、こっちの方が風の通り道だからかしらと気をもんでいたのに、今朝の読売新聞によると白梅の方が先に咲くものなのだとか。心配して損した。

   ローバシンで補足しておくと、一世を風靡した少女漫画の「ガラスの仮面」では、上演権が初演の主演女優に握られていて幻の作品といわれている戯曲があるのです。それが「紅天女」。主人公とライヴァルは、その往年の名女優に認められて主役の紅梅の精、紅天女を演じる日を夢見て演劇の道を進むという筋書き。完結手前で話は動かなくなっておりますが、もう「きっとマヤは紅天女を演じることができたのね」と夢見るだけにしておこうと思ってます。結末はどうでもいいから、この漫画家オリジナルの「紅天女」という戯曲の筋書きだけでも公開してからあの世に旅立ってほしいわ。気になってこっちも死ぬに死ねない。

   リンゴを出すようになってからメジロちゃんだけでなく、ムクちゃんもヒヨちゃんも千客万来。キーキーピョロピョロとすごい騒ぎになっております。でも、紅白咲きそろった梅の枝をメジロが行き来している姿はもう、

   

花札そっくり。

   嗚呼 あ可よろし。(あの短冊に書いてある文言は2字目が変体仮名なんですよ。「の」じゃなくて「か」! 赤よろしと書いてあるのです)

   そうそう、うちの猫科の人たちに日本文化の常識というものを伝えておかなくっちゃ。
   「君たちは花札というものを知っておるかね?」

   それで、飯田龍太は飯田蛇笏とはどんな関係かと見てみたら、ダコツの方がパパでした(それでも国文科か!? いいの、ダコツはATOKじゃ変換されなかったから。一般人が知らなくてもいいってことだもん!?)ふうん。鳶が鷹じゃなくてヘビが龍を産んだのか(産んでません)。龍太の子どもは俳人じゃないの? さすがに3代は続かないか。俳壇、歌壇は伝統芸能じゃないのね。3代目がなんと名乗るかチョット興味あったけど。龍まで行ったらもう「とどのつまり」かなあ? 
   コツの「笏」は、お内裏様や神主さんの手に持つあのシャク(おじゃる丸が閻魔大王からかっぱらったアレだ)のことだそうで。ヘビをシャクとして持つなんて、剛胆な方だったんでしょうか。田舎の文化人って自虐なのかな?

   というわけで、朝からちょっとお勉強しちゃった。新聞も隅まで読んでみるもんです

   2月ももう残りわずか。楽天はまーくんも仕上がり順調のようだし。佐保姫さまもごゆっくりながらお出ましのご様子ですね。

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2008年2月24日 (日)

甲冑を婚礼衣装に

   うーん負けた。

   甲冑を、結婚式用に貸し出してくれる会社があるそうです。
   ここ。http://www.rakuten.co.jp/yoroi/409726/184532/

   日本男児、いくら体格が良くなったとはいえ、やっぱり似合うのは民族衣装でありますからして、紋付き袴の花婿がりりしいであろうというのはアタマで考えても解ります。

   それが、甲冑に身を固めてくれるのですから、もう、どうせ披露宴は女のためのもの、俺しらねーとか言わせません。どうぞ真ん中で堂々とお写真に写ってください。最近はホラ、ゲームとかの影響で、戦国武将に憧れる若い方が増えてるそうですから。
   直江兼続殿の「」の前立てなんか、もう、結婚式にぴったりだし!
   甲冑は「身を固める」ものだから、結婚式との相性もバッチリ(!?)

   上手いこと考えたよなあ。
   経験者からの声で、「友人席の盛り上がりが凄かった」「うらやましい、俺もやりたいと言われた」とか紹介されてて。そりゃあ、同好の士が揃ってたんでしょうけどさ。五月人形も、ご当地のお殿様の兜がよく出るそうですが(仙台はほとんど三日月だった!)、それも最近はホントに着られる鎧兜のセットが出ているそうだし。
   男の子もやっぱり着てみたいのねえ。ってゆーか、実際着られないものを飾る方が意味不明?

   で、鎧兜に身を固めた新郎に寄り添う新婦はというと、戦国の打ち掛け姿(髪は垂れ髪)だったり、普通に文金高島田の色打ち掛けだったり、着物ドレスだったり、韓国の婚礼衣装だったり。どれも結構似合ってるような。ウエディングドレスにはちょっと無理があるかもだけど、きっと理解のある新婦さんばかりだったのであろう。

   コレは結構いけるかも。見たら当分話のネタにできるし。レンタル料は一式で送料含まず5,6万から、有名どころになると8万。式場のタキシードよりは高いかな? ものが具足なのでこの会社のスタッフさんに着付けて貰わないといけないのが難点ですな(場所も6畳ほど取るらしい)。島津さんに例の直江山城、謙信、信玄、政宗と有名どころは揃ってる模様。あの、水牛のような福島正則殿の兜もありました!

   いっぺん話のネタに見てみたいわぁ。って、不謹慎かなあ?

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2008年2月23日 (土)

千客万来ならず

   2ちゃんねるに当ブログが晒されました。

   ジェイアントキリングのスレッドで。「キモいオバサン」って。

   まーお若い人に取っちゃそうかも知れんが。
   確かにひとりのキャラクターにミーハー的盛り上がりをしておるし。

   勝手に、男の漫画の登場人物に過剰な思い入れをしている女イコール同人誌とか、ホモ好きと思われてるのかも知れないけど。

   違うんだけどなあ。

   ま、慌てて管理画面開けてみたけど、急にアクセス増えてるとか、煽るような書き込みが付いてるわけじゃないので急に閉じたり控えたりもしなくていいかと。
   2ちゃんに反論の書き込みもすんでの所でやめたし(少しは進歩?)。
   これでここでもナニも書かずに流せたらもうブロガー初級免許皆伝なところだけど、どっこいそうもできた性格じゃなくて。

   ま、痛いヤツですが良かったらおつきあいください。

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2008年2月22日 (金)

先生、お願いします!

   虎美とパスタを食べていて。スパゲティが微妙なところで切れたので、マカロニをゆでて虎美の分にしたのでした。
   「おかあさん、ペンネはペンの根っこなんでしょ~?」
   「ぱーどん?」
   うっかり聞き流しそうになりましたが。
   「うん、だからペンの根っこ」
   「根っこというのはいったい何だ?」
   「え~っ、だから字を書く端っこのところ
   「ペンネはペンネだ。根っこって言うのは日本語だろう。なぜ日本語をくっつける必要がある?」
   「だってM山小のりみ先生が言ったんだもん! ペンの根っこのカタチだからペンネなんだって!」
   「違う!」つっても、先生に対する尊敬を失わせてはいかんとそれ以上つっこめず、かといって可愛い虎美がお外で間違いを指摘されて恥ずかしい思いをするのは可哀相だし。だいたい今時の子どもは付けペンどころか万年筆も見たことないんだよなとぶちぶち。何度か虎美が口にするたびに悶絶していたおかあさんでしたが、先日TVのうんちく番組で「ペンネはイタリア語でペンのこと」と言っていたので虎美にも見せて納得させ、なんとかリューインを下げたのでした。

   りみ先生は「ラマは駱駝と馬のミックス」という珍説を虎ちゃんに吹き込んでくれたひとでありますから。法螺吹きーの大岡先生ならまだしも、まじめなりみ先生にそんなこと言われたら信じちゃうよ。「八木山動物園で聞いてきたって言ってたよ」って、嗚呼、仙台八木山動物園のHP今見てきましたが、そのラマは「ラクダの仲間の動物」ってちゃんと書いてあるじゃないの……ま、母が駱駝だったらそりゃ「ラクダの仲間の動物」だけど。

   先生、お願いですから春秋に富む幼い子には正しい知識を付けてやってくださいよう。

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今週のジャイキリ #55 

   ホーム隅田川スタジアムでの浦和レッドスターズ戦であります。ま、浦和からなら出てきやすいしね。思いっきり敵サポーターで満員みたいです。ピッチの上と同じ心でウオーミングアップをしている夏木、勢い余って堀田にぶつかったりして。
   「ま、前見ようぜ夏木」
   堀田「さん」は夏木よりは年上なんだ? ふっとばされて這いつくばっても頭ごなしには怒ったりしないタイプなのね。 
   0-0で拮抗した試合内容、揺さぶりを掛けるためにとうとう達海監督動きます。
   「夏木呼んで

   めくったところで一枚絵で夏木の立ち姿。次のページも大コマで不敵な顔のアップ。
   夏木、やる気です。
   これが、ピッチに足を踏み入れたとたんにでんぐり返りですから。
   涙ぐんでるし。叫ぶし。
   「普通にできないの? あいつ……」と、達海監督も引き気味。う~む、キャンプで出てきてすぐに実力を認めさせた吉田とはまた違うようで。
   「ありがとうサポーター」から始まる芝居がかったモノローグで、熱く胸の内を語ってくれてますが、すぐさまボール奪われてカウンター、いきなりミドルシュート打たれてます。
   1点取られました。……先に取られたときはなんて熟語で言えばいいのよ?
   すぐ切り替えたのはザッキー。
   「前掛かりに行かなきゃ点取れねえぞ!」おかあさんはにんまり。でも、ページをめくると黒田が、
   「お前んとこで決められたんだろが 赤崎(バカさき、とふりがな)」え? とページを戻して確認すると、確かに、シュートを放つ5番イトイ選手に後れを取っているのは赤崎だったのでした。ま、しょーがない。
   「くだらない言い合いするな!」と一喝してくれる緑川(ドリさん)! 嗚呼よくぞ言ってくれました、言ってくれるようになりました。
   「ディフェンスライン もう少し上げろ!」 「下げろ」の間違いじゃないです。もっと積極的に攻めていいと言ってくれてます。やっぱり、黒田造反を経てドリさんも変わったんだと思います。

   前回、囲み策に遭っていて働けていなかった吉田、珍しく困りがおです。眉根が寄ってます(ほんと珍しい!)。実際不調? ボールを奪われても、忠犬の椿が汗をかいて取り返してくれます。何とかなるのかな? と見ていても丹波は
   (チェック早くて……ボールが前に運べねえ!)
   ナルホドなあ。
   Jリーグを見ていても、なかなか点が入らない、こっちにボールが渡って、よしよしゴールまで持って行けよと見ていてもなかなか動かないでいらいらするのは、こういう状態だったんですね。小学生のサッカーだとみんなが取りに行って押しくらまんじゅうになるんだけど、そうじゃない大人のサッカーはボールが渡る先、渡った先をつぶしていって進めさせないんだなあ。
   そこへ夏木。このパスは通ります。
   「よし 夏木(ナツ)さん もう一回サイドから組み立て……」へえ、ザッキーはこういう指示を出す役もするんだ?
   しかし、無言で動き始めた夏木、次のページをめくるなりまた1枚絵でシュート!

   先週堺が言ってたなあ、そういえば。チャンスがあったらシュートを打つのがFWって。 
   FWの素質をアピールする夏木でした。

   客席から見ている(本日怪我で見学)世良はどう受け止めるかなあ。
   もう動揺はしないかしら。

      * * * < 今週のザッキー >   * * *

   前述の通り。失点後切り替え早く気合いを入れるところと、ボールが味方に渡ったと見るや指示を出すところ。
   そんで、指示を無視してシュートにいった夏木に来週なんて言うかが問題だな。そこで心はFWなのか、やっぱ骨の髄までMFなのかが解るのかな? まだ早い?

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2008年2月21日 (木)

「ハニーローズ」 ヴィクトリアン・サスペンス

   とうとう最終話までダウンロードできたので。

   「アンダーザローズ」の先行作品であり、この世界の10ン年後であるというサスペンス漫画「ハニーローズ」、原稿がなくなったとか破損したとかで、単行本はもう出ないとか、国会図書館行ってコピーして来いとか、今オンライン雑誌で連載中の「アンダーザローズ」の第2章で次男が陥ってる背徳の関係の結果が示されてるとかでもう一部で噂になっていたのでしたが、秋以降ダウンロード販売がされてたんですよ。3回に分けで、1回400円前後で。決済はクレジットカードとか、ネット通貨? おかあさん良く分かんないので、カードを作ってやっと購入できました。

   物語は、ヴィクトリアンな時代のロンドン下町、両親を失って、雑貨屋で下働きをしつつ暮らしていた14才のフィオナが、義兄と名乗る男(牧師)に引き取られるところからはじまります。
   父は伯爵で、3ヶ月前になくなっており、これを機にフィオナを含む3人の庶子(愛人さんの子どもね)を引き取ることになったのでした。眼鏡のトムは気さくでけっこういいやつ、坊ちゃん刈りのエリオットは意地悪で口が悪いと。
   見たこともない豪壮なお屋敷に着くと(ま、伯爵だし)、容姿端麗な紳士がずらり。お父様は、「恋愛ばっかりしてた」ので、トム&エリ含む12人のお兄さんがいたのでした。
   伯爵女好き(なんかカワイソーな事情があったらしいが)。
   その辺の女の戦いの影響か、雰囲気悪いロウランドファミリー、とりあえず女性は4人おって、正妻の子は4人まで、キングさんの息子が最初の牧師さんとその弟、スタンリーさんの子がえっと、吃音ぽいヴィンセントとその弟、双子みたいなヴォルテール兄弟(これが最悪にイヤミっぽい。正妻が精神を病んでたとか当てこすってたけどよっぽどお里が知れるぜ)、あと残りの3人組のママたち。
   ……伯爵女好きすぎ

   親戚へのお披露目の会で「ロウランドを名乗る資格を認められる」ように、という指令を貰い、フィオナとトム&エリのお屋敷生活が始まりますが。

   フィオナは本当に下町の子なのでお屋敷の生活に慣れないし、エリは今まで引き取られなかったことで自分は望まれなかった子と思い、その裏返しに攻撃的だし。 
   さらに、イギリスの古い屋敷と来れば付きもののアレ、
      幽   霊   が現れて彼女を脅かすのです。
   やさしくて切れ者のメイドさん、アニーも思わせぶりなことを言うし。
   自分は本当に伯爵の子なのか、
   親戚に認められるような貴族らしい一芸を披露できるのか、
   幽霊を見る自分の精神は正常なのか
   自分の命が狙われているのではないか、
   ストレスの極致でお披露目会(=正餐会)を迎えます。

   フィオナの命を本当に狙っているのは誰なのか。
   フィオナの父はいったい誰なのか。
   今まで不審死を遂げている館の女性達を殺していたのは誰なのか。

   敵と味方が2転3転するクライマックス、黒幕の登場(いや、バレバレだけど)。

   兄弟が揃って母たちの敵に銃を突きつけるシーンは圧巻。

   そして泣き笑いの、心が温かくなる最後のどんでん返し

   確かにこれはいい話でした。いや、最後の救いに至るここまでの泥沼を思うともうあちゃーな世界でしたけれども。ここまでひどい目に遭ってたら救われないと割に合わんわというぐらい。

   入手に手間がかかっても、その値があったカンジ。

   いやしかし、これ小説とかだと編集者とかに一発でダメ出しされる設定ね。なにこの兄貴だけで12人って!(しかも正餐会にならないと登場しないのが2人いるし)メイドとか、そういう脇役も結構いるし。自分の死んだママとか。幽霊レディーズとか。数えようかしら、何人か。……22人はいたな、兄含めて。その12人の兄がみんな描き分けられてます。性格も、容姿も。12人勢揃いのラストなんか、その性格も伺える描き方で(意地っ張り組と、素直組、格式に従う組と、市井で気楽にやってる組、それぞれ)ほんとに尊敬します。

   ダウンロードしたデータは、支払いの手続きを取るとパスワードを発行され、それを入力することで読めるようになる仕組み。同じパソコンでおなじOSを使ってる限りは何度でも読み返せるとか言ってますが。やっぱり紙媒体で見たいかなあ。お蒲団に持ち込めないし、お友達に見せてあげたいし。パソコン更新したらもう読めないってのは困るし。全170ページってのは単行本一冊に足りない分量でしょう? それを合計1200円程度ってのはやっぱり。同じ作者のその「アンダーザローズ」の単行本が大きい版のコミックスで900円ぐらいだし。高いぞ!

   ま、これも地道にリクエストしてくれた方と発達したネット環境のおかげ。感謝感謝と。

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2008年2月20日 (水)

早乙女おかあさんより支援物資

早乙女おかあさんより支援物資
仙台は阿部蒲鉾店謹製お雛蒲鉾。金沢から電話一本でクール便。おつかい物に重宝とのこと。

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2008年2月19日 (火)

主婦失格。

   うにゃ~。
   百歩譲って虎ちゃんの給食がカレー南蛮だったのはしょうがないにしても、おかあさんと豹太(期末試験で午前中)もカレーペーストを使って大人の味にしたチャーハンだったというのに、ご近所スーパーがカレー鍋フェアをやっていたからといって夕飯もカレー鍋というのはおかあさん芸がなさ過ぎ。

   しかも、できあがったカレー鍋は単なる具が闇鍋なカレーだというだけで(ソーセージ、鶏肉団子、ちくわ、キャベツ、ブロッコリ、人参)。おばあちゃんからの援助物資のふつうのバーモントカレーを使ったせいかな?

   旦那様に叱られないようもう一品なんかつくっとこ。

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メジロちゃん

メジロちゃん
構えると逃げる法則がある。

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「篤姫」 7 旅立ちの日

   イヤホント、今和泉のおうちを出て、島津本家に行くだけで1回使ったよ。

   菊もっちゃんの自害は意外や不祥事とされてしまったのでした。
   「屋敷を血で穢したのじゃぞ!」パパ上いたくお怒りで。
   ……慶事を控えた大切なおかつちゃんの心を傷つけたからじゃないのね。

   その理由は……なんか解らん。アマサイちゃんのご指摘もありましたが、自由奔放な性分のおかつちゃんが気ままに「出もどったり」するのに釘を刺すという考えは解りますね。でも、作中では「卑しい身分のわたくしが姫様の乳母であることが姫様の傷になってはならない」ということで、屋敷うちでの自害、罪人として処罰、記録の抹消、と持ってきて、「死を以て自らを消し去った」ってなによ? あんたは自分がお育てした姫に責任を持てないわけ? どんなご身分のレディなら藩主の姫のナニーにふさわしいって? 意味不明!! だいたい、今までの菊もっちゃんがただの口やかましいお女中ぐらいの重さしかないから、トートツに死んでくれたなあとしか思えない。しつこいようでも、ギャグになっても毎回「ひーめーさーまー!」と追っかけて、お説教ガンガンして、調所が死んだときには一緒にわあわあ泣くぐらいしてくれてたらああ、菊もっちゃん寂しかったんだねえぐらい思えるのに。原作は尚五郎ちゃんがいなかったから、ああ、ずっとおそばで見守ってきてくれたお乳母だからヤッちゃったんだなあと違和感感じなかった気がするのに。

   その自害のお作法も気に入らん! よく見えなかったけど、女性の自害は裾が乱れないように膝のところで紐で括んなきゃ! 血で穢したってパパ上に言われないようになんか敷物敷くなり。畳を裏返すのは切腹の作法かな、そういうの、気が回らなかったかしら? 泰平の世で実際そういうのに触れてなかったのかな? いや、泰平っていってもついこの前お由羅騒動で切腹も出てたじゃん。これは、あまりに急激な仕事上の環境の変化にストレスとか、空の巣症候群とかが限界に達して発作的な自殺だったんじゃないかなあ。

   ま、あとは、よくよくいい方に考えて、乳母として、他の誰もが教えてあげられない作法を示して見せたんじゃないかと。
   藩主の娘ともなると、薩摩77万石の体面を背負って嫁入りすることになりますから。自害も、究極の局面での選択肢の中に入れとかないといけない。それは、お母上におさせするわけにいかない大切な教授。というわけで、責任持って菊本が手本を見せたってカンジ。……いや、だからその手本万全じゃないって。

   ぐじぐじ悩むおかつちゃんは、一枚脱皮した尚五郎ちゃんに一喝されて、胸を張ってご本家入りに臨むことにします、と。

   で、形見分けなんかはじめるし。それは養子縁組前として正しい行動なんですか??? そんなに鹿児島城は伏魔殿? あ、呪いのお札がリアルに存在したか。

   別れの宴に押しかける尚五郎ちゃん、パパ上も解ってるところを見せようと、指2本をかざして、「どうじゃ、一局打っていかんか?」二人っきりにしてやろうという心配りです。さすが中間管理職(いや、違うから)。
   今和泉家の石高1万3000石ったら、最低の大名のレヴェルだよなあ(法律上、1万石から大名格。おうちの門の作り方まで大名とそれ以下とは規則で分けられてます。「お城」と呼んでいいのは10万石ぐらい以上の殿様のお住まい。未満は「陣屋」……だったっけかね?)。金沢だと、御家老にそれくらいのいるけど。あのオオオカエチゼンが定年間際(いや、定年ないけど)にやっと大名になれて、江戸城の控え室がランクアップして大名のお部屋(柳の間だっけ?)に行ったら元からの旗本大名に嫌がらせされたとかいうのが1万石レヴェルだから。ま、そういうわけで、余所でも苦労してそうな年収レヴェルです。大河冒頭も、調所さんからの節約命令と下々の暮らしていけねえ陳情とに板挟みになってたし。
   で、腹をくくった尚五郎ちゃん、心乱れるおかつちゃんに最後にやっと一矢報いて、お別れ。廊下で呼び止めて、前髪に挿したかんざしを抜いて、「お近さまに」って、あんた、今の今まで頭に刺さってたもんを直に人に渡すか! (その方がぬくもりが残ってていいって感覚? スポーツ選手のユニフォームプレゼントも、洗濯しないマンマあげて、貰ってもそのまま保存が常識らしいし。書いてるだけで匂ってきそう! 理解できませんな)せめて懐紙で包めよ。持って帰るときにつるんと落としそうだよ。このドラマはそういう、史実とか時代考証以前のゆかしい嗜みが全滅してる気がするよ。

   はー、はー、深呼吸しよう。
   そのあと、尚五郎ちゃんへの餞別……は発つ人にやるのか、やっぱり「形見分け」が正解? それには、「やっぱり書物?」「いいえ、頂戴したい物が」といって、あの因縁のお守りを所望するわけだ。それってナイス、西洋の親友同士みたいよって、無邪気に喜ぶおかつちゃんに少し胸の痛む尚五郎ちゃん……初恋っていいなあ。
   「このお守りが、尚五郎さんを守りますように」
   「このお守りが、おかつ様をお守りしますように」あれ、おかつ殿だっけ、とにかく、さりげに身分の違う二人は言葉も違うのでした。

   出発の日まで、パパ上となんとか話をしたいおかつちゃんなのに、パパ上は逃げまくってるところが秀逸。男親はこの辺だらしないですなあ。うちの父も、結婚式の日は朝から立ち働いて、「遅れるといけないから支度しなさい」とかいってさっと背中を向けちゃいました。ま、古式ゆかしくやったからいろいろ朝は大変だったんだけど。うちの母まで「わたしはまいちゃんと朝いろいろ挨拶する暇がなあ~んもなかったわいね」とまだぐじぐじ蒸し返すことがあります。こちらのママ上は、それでもちゃんと、上に立つものの心構えを必要最小限語って聞かせてたみたいですな。やっぱりママ上は偉大。片やパパ上は庭の木に向かってむせび泣いてたりして。

   「立ちませい!」とお迎えの行列の責任者が一声。屈んでいたお供がすっくと立って、門を出て行きます。まあ、おかつちゃんの御駕籠の美々しいこと。○に十字の島津の紋所が金でこれでもかと! これはあのルイ・ヴィトンのモノグラムの元ネタになったぐらいファッション的に意味のある意匠なんですのよ。室内も、お背なの当たるところは朱色の錦かなんか貼ってクッション的なものを当ててあって。これなら長旅も快適ね(旅長いしなあ、薩摩の御家中)。窓も、蝿帳みたく(たとえが悪い!)薄い網戸のようなものが張ってあって、じかにのぞけたりしないし。でも通風は確保されてるし。ああ、ごおじゃす大大名。

   辻辻に町のものが土下座したり、身分に応じて片膝ついてたり。おや、アレに見ゆるは尚五郎ちゃんじゃないか。水戸黄門、じゃない、格さんだっけ、印籠持つ方、のようにれいのお守りをかざしております。お幸せに、それだけを心から願っておるというポーズ。おかつちゃんも、ふところから取り出しますけど、出して見せたって見えねーって。窓からにょっきり手を出したりはもうしません。チョット哀しいね。
   その後ろには、伊地知くんや西郷君や大久保くんが土下座。ああ、こういう下々くんたちに慕われて、お城のお姫様になるんだなあとここだけ見てても前半のまとめになってたカンジ。

   そしてご本家の姫様になって……来週は大変みたいよ。

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