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2008年1月31日 (木)

なんこ林檎は甘いよ

   作ってみました、なんこ林檎

   というのは、「今日のお料理ビギナーズ」でイラストエッセイを連載しておるところのとりのなん子さんが今月紹介しておったメニュー。とりのなん子さんを敬愛する我が家で勝手に敬称略で名前を付けました。

   いわく、「うちでは紅玉は4つわりにして芯を取って、呼び水をしたところで鍋で煮る。林檎から水分が出たら砂糖を加えて軟らかくなるまで煮る」そうで。

   うちも、林檎を細かく切って砂糖をどんどん掛けて(もうジャムでも作ろうかってくらい)、シナモンとかレモン汁とかをちょっと掛けてラップしてレンジで5分、なんてのを風邪っぽいときのおやつにしてるんで、ああ、きっと美味しいだろうなと思って。
   虎ちゃんお腹こわしてるし、丁度生協でジョナゴールド(紅玉とデリシャスをかけた品種)が袋に一杯来てたから、やってみました。生協の入会プレゼントのきび砂糖500グラムなんてのも出てきたし。

   呼び水多かったかな? おかゆ用の高い無水鍋で炊いたからかな、ずいぶん水分が多くなっちゃいました。「皮を入れておくと色素が出て林檎が赤くなる」って書いてあったから楽しみにしてたのに、ジョナゴールドの皮にその作用はなかったのか、薄茶色はどっちかっていうときび砂糖から出たカンジ。
   ほぼジャムってぐらいとろとろになってたんで、わたくしも久々に明治ブルガリアヨーグルト(プレーンは酸っぱいからいつもは食べません。旦那様用)に混ぜて美味しく頂きました。
   もしかしたら、なん子さん本人は「そんなにお砂糖入れなくても。素材の味が消えますって」とまたシニカルに思われるかも知れませんが。
   とりあえず、なん子さんの世界をまねてみたい娘のリクエストに応えましたよというお話。
   お風呂上がりの虎ちゃんは「ダメ! 明日!」とお預けを喰らって(だって、お風呂はいる前に、切ってた林檎まるまる1個食べたんだもん! おかあさん黙って林檎また切り直しました)、今朝早起きしてご機嫌でヨーグルトに混ぜて食べていきました。ちょっと! 朝ご飯それだけ!?

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挑め! とりパンライフ 10

   記念すべき10回目のネタがこんなんでスイマセン。

   今日は木曜なのに、虎ちゃんがちゅんパンを昨日全部食べちゃった!
   ま、彼女も可哀相なのです。お腹に来る風邪で月曜は休み、火曜ものたうち回り、昨日はやっと出かけたのに、せっかくの自校献立(川崎市は各校に栄養士さんを置かないで、近隣の学校をひとまとめにして共通献立で給食を回している模様。センターじゃない、自校給食なんだけどね。購入とかで無駄が出ないのでしょう。ま、栄養士さんの人件費対策かな? しかしながら、月に一度ぐらいは、その学校の児童の好みやらなにやらを勘案した自校献立という日があるのです。別に特別豪華と言うことはないはず……ちなみに昨日はドリアとミネストローネとフルーツポンチ)だというのに、
   「少しにしておきなさい!」との厳命に小鳥ほどしか食べないで(ミカンはお腹によくないからと全部取りのけたらしい)帰ってきてたのでした。よしよし。
   それでお腹の空いてた虎ちゃんはこれならいいでしょうとばかりちゅんパンを一気……。
   「こら!」
   「……ちゅん」とスズメさんの真似までされたら怒れなくて。

   「カビ餅まだ残ってるし」
   ごめん! でも結局食べたじゃん!

   そして昨日の深夜、虎ちゃんに風邪を伝染(うつ)されて唸っている旦那様におかゆを炊こうとお米の袋の封を切ったら、ざら、とお米零しちゃって。
   いつもなら一粒残らず拾うんですけど。

   あ、ちょうどいいじゃん、と生協で買った手作りミニ座敷箒なんか出してきて(買ったはいいけどなんか使いそびれて1年ぐらい経ってて)、おお、これは使える、なんていいながらさっさと掃いて、勝手口から出しちゃった。

   というわけで、本日はちゅんライスが出ております。

   今朝ちゅうりっぷにお水を上げにいったらあっという間になくなってたみたいだけど。

   ま、もう少し待ちたまえ。節分には思いっきり豆を撒いてあげるから……あれ? お豆は食べないんだっけ?

   田舎にいた頃は、節分の後はスズメがおうちの窓のところに群がってた気がしましたが。ま、やってみれば解るか。

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2008年1月30日 (水)

「篤姫」4 明君の顔も三度

   キライな訳じゃないですよ、ただちょっと引っかかっただけ。宮崎(これホントは異体字の方ね、以下同じ)あおいちゃんは純粋に可愛いし。去年の眉毛姫と比べたら本当に虚心にこっちの頬も緩みます。特に今週はもう。

   ってことで、大河ドラマレヴュー今週もいってみようかぁ!

   明君斉彬体制になって、薩摩藩士の皆さんご機嫌かって言うと、そうでもない。この方、さすが明君、復讐人事をやらなかったのです。
   あの文人公方、徳川家宣すらやったのに。てゆーか、このひとのやったネガティヴキャンペーンのせいで綱吉は実際以上の暗君てことにされたそうですんで。待たされたのは斉彬君も同じなのに、偉かったなあ。ご時世を弁えてたってのもあったでしょうが。

   しかしながら、急に斉興(パパ)派を追い落としたりもしない代わり、自分についてくれて、結果、処罰を受けてた大久保君たちのような藩士の赦免もしなかったってのはどうよ? 公平、っちゃ公平ですが、それじゃ、新藩主誕生に沸き返ってたご家中が沈みます。開始から可愛いヒロインの顔が曇っておるのはそういうこと。ま、これはおかつちゃんが大久保君に共感しておるからで、お由羅派に義理があったら「なんていいお殿様」一色ってことになってたでしょう。
   どうなってるの、どういうこと、とパパに迫りますが、そこで小市民中間管理職大音声。
   「おなごがまつりごとに口を挟むな!」
   とりあえず、時代設定的に正しいですな。ちゃんとこういう憎まれ役がないと物語は進みません。人間的魅力のある明君に高橋英樹、進取の気性のヒロインに宮崎あおいを持ってきて、優しいんだけど頭の中はこの時代までの常識に縛られてるパパに長塚京三を持ってくる、これはいいキャスティング。

   で、「そなた供のものをまいて出歩いておるそうな」云々と、口頭で今までの「非行」についてはやっちゃならんことだと視聴者様向けに説明し、かつ劇中釘を刺すという高等テクニックを披露してくれました。う~ん、脚本もがんばっております。
   それでも茶店デートは許容された模様。尚五郎ちゃん相手に愚痴ってます。そこで小菊ちゃん(脳内お女中)がよしずの向こうかなんかで(ひーめーさーまー! そろそろお戻りを~!)と気をもんでいるとおかあさん脳内フォローを自分のために入れることにしました。
   「というわけでパパ上からは全然情報が入らないの! アンタなんか知らない?」と無茶振りのおかつちゃん。またしても尚五郎ちゃんの返事は、
   「何でわたしが……」だってアンタしか頼める相手はいないんだもんって、ちょっとうれしがらせを何気なく言っておいて、
   「この際お城の忍び込んじゃおうかしら」って、それ、姫の発想じゃありませんよ(脱力)。おかあさん同様さすがに「ちょっと!」とたしなめようとした尚五郎ちゃんに、
   「いい人がいる!」って、ひらめくおかつちゃん。

   

小松先生がいたじゃないですか。

   1話でおかつちゃんが男装して紛れ込んでたのは、私塾じゃなくて学問所だったんですね。公立学校の先生を任せられるとは、ホントに切れ者だったんだ。
   で、もやしにいちゃんを立てて、尚五郎ちゃんと3人でまた話を聞きに行ったわけだ。

   そして高橋斉彬の次の人心掌握策は「ご一門の皆さんと一緒」のイヴェント開催でした。殿様連中とはまだ会う機会もあるというので、今回は奥方や子女までみんなお呼び出しだそうで。洋物ドラマじゃないので、広間にみんな立ち並んで舞踏会と言うことはなく(当たり前だ!)、謁見の間のようなところに順繰りに呼び出して二言三言って感じらしいです。
   おかつちゃんは直接質問する千載一遇のチャンス! と思ってるのに菊本ったら、
   「ライヴァルのナントカ島津家のお哲さまに負けちゃいけませんよ!」って、お着物の差配にばっかり夢中で。
   嗚呼、菊本がどんなにできたお女中でも、限界はそこか。
   ま、ご挨拶とか立ち居振る舞いはパパが毎日稽古付けてくれてますけど。
   別に舞やお琴をご覧に入れるというわけでもないし。
   よその姫に負けないように! っていう発想自体わたしには脱力ものですが、その張り合う分野がお着物だけだなんて。

   

ツ マ ン ネ エ。

   パパも「趣味は何じゃ?」という想定問題集で「史書を読みます!」というおかつちゃんの答えに「女らしくないからダメ!」とダメ出ししてました。「活け花とかにしとけよ」と言われても「ウソはダメだっていつも言ってるじゃないの」とやりこめる、ここはちょっとすっとしたけど。「読むと言っても……物語ぐらいでどうか?」っていうすり替えをしない辺りやっぱりパパも小物とはいえ薩摩隼人なのかな?

   あ~よかった。歴史物語読むの好きですって堂々と言えるご時世で。

   「碁を打ちまする」はウソでもなく結構姫っぽくてさらにお利口そうでポイント高いと思うんだけど、そっちはスルーですか、そうですか。

   で、待ちに待った謁見DAY、パパママの謁見も無事済み(ママもけっこーもの申してて、高橋斉彬に美人の上に才長けた嫁で結構とか言われてたよね)、ライヴァルお哲ちゃんも「お花を少々」とか無難にこなし、さあ、我らがおかつちゃんの番です。

   横には小松先生がついてて、こりゃ気安い。練習通りにご挨拶ができて……?
   やっぱり「史書を読みまする!」って言っちゃった。でもま、殿様ご機嫌で立ち去りかけて、おかつちゃん安堵のため息って、おい!

   殿様耳をとめて、戻って来ちゃったよ! いかがした? って!

   「毎日父から稽古を付けられておったので、安堵の余り……」って、イイワケしたかな?

   あんなり率直なかわいらしさに、殿はご機嫌。その隙に、パパから言いつかった、「安産のお守りのお礼」もちゃんと言えました。さすが明君とはいえ、17年前のお守り袋の色柄は覚えてなかった模様、肝付くんのを泣き落として取り替えて貰ったことには気づかれなかったのでした。めでたしめでたし。小松先生も、男装して学問所に紛れ込んでた話はばらすし。そのときには殿様も「おなごとして立派に育て」とかご機嫌に相手してましたね。

   で、去りかける殿をさらに呼び止めるおかつちゃん。

   しつこいぞ。

   大昔の忠臣蔵大河「峠の群像」で、赤穂藩取りつぶしを取り消してはもらえないかと、お城を接収に来たお役人に緒方拳の大石内蔵助がお願いするんです。お役人は接収のためだけに来てて、取りつぶすかどうかの判断はこの人の権限にはない、交渉の窓口でもない、それでも、唯一の手づるとして許されないお願いを内蔵助はかますわけですが、当然無視される。もう一度、重ねてお願いする。やっぱり無視。お城を出て行くお役人に、もう一度、決死の呼びかけをする……。武士はスッキリしてなきゃならんのです。一事不再理どころじゃなく。一度ダメと言われたことを3度も言いかけたらそれはもう罪となり、処罰の対象にもなるそうな。その、同じことを3度、というのを、内蔵助はやってしまったのです。
   さすがにお役人足を止めて。
   3度ともなるとその方に罪が及ぶ。だからそれがしはなにも聞いてない。聞いてないけど、気持ちは伝わったから、と去る。
   見てたときは子どもだったし、なにぶんわたしにとってのファースト忠臣蔵だったので意味もわかってなかったんですが、今これだけ思い出せるぐらいには印象に残ってました。

   って、3回やるってのはそれだけやばいんでしょ?
   おかつちゃん、殿様を3回も呼び止めちゃダメじゃん。あ、呼び止めたのは2回か。

   そんで、聞きたいことがあるのです! って、やばすぎ。小松先生も焦ってます。
   なんで斉彬さまのために動いてた人間がまだ島流しなのよう! 許してあげないの? 小娘の必死に、高橋斉彬はとたんにこわ~い顔。
   「おかつさま! 控えられよ!」先生も必死。
   「なぜじゃと思う?」と逆に質問返し。
   「パパ上をはばかっておられるのですか?」ま、及第点かな?
   「この大変な時代に内部分裂してる暇はないからだ! 憎しみは憎しみしかもたらさない」って。ああ、ご立派。海の向こうのお偉いさんにも聞かせてやりたい。

   それでも、「この斉彬のすることに文句があるならこの国を出て行け」とも一喝。ホント、明君の見本のようなお方。

   圧倒されて帰ってきたおかつちゃんに、菊本はご機嫌、うまく面接は切り抜けたらしいし、お着物も、お哲さまよりずっと豪華だったらしいしって、ほんと、あんたの世界はそこが限界ですか。

   菊本の心をよそにまつりごとに大きく心を惹かれるおかつちゃんでした。

   しかしながら、姫が着飾って公の場に出ると、反応はふつうこうなんだな。次回予告。

   「今和泉の姫を見初めたァー?」誰だよおまえ。

   

おかつちゃんに縁談です。振れ。思いっきり振れ。

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2008年1月29日 (火)

You shall get out!

   昨日は豹太にご飯の支度を手伝って貰っちゃいました。

   「人参は銀杏切り。先に円柱を4等分しておいて、それを2ミリぐらいにスライスするんだ」
   「ああっそうか!」と、この前お手伝いしてくれた虎美を叱りつけた意味をわかってくれて。
   「そう! 輪切りをいちいち4等分してたら一晩かかるぞ!(かかりません)」単純な手順の前後関係なんですけどね。それでも、おっかなびっくりの中学生はこっつん、こっつんとがんばってくれてます。とりあえず虎ちゃんよりはいい仕上がりかな。

   「よし! よくやった。助かった。それは鍋に直行。皮はそっちに捨てといて」
   「あとは?」
   「あとはもうこっちがやる。行ってよし!

   ……と機嫌良く放免してやったのに、お兄ちゃんしおしおと哀しげ。

   「どうした?」

   「『逝ってよし』って言われちゃった、リアルで」

   

って、そういう意味じゃない! ネットでそれは、「死ね」があまりに見た目強烈な言葉であることから、掲示板などでの削除対象であるための言い換え語、「死ね」とか、「おまえ退場しろよ」って意味ですよね。

   

ネット用語を実社会に応用しないように、まったく。

   ああ、これだから実社会の経験の少ないうちからコンピュータ社会に慣れちゃダメなのね……。

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2008年1月28日 (月)

夫婦茶碗ぶるーす

   え~コホン。今となってはジャニーズ事務所のタレントと言っても誰が誰かとんとわからないおかあさんになっていますが、昔はマッチ命でしたよ、オホホ。ってことで替え歌をひとつ。

   ♪ ペアで揃えたお湯のみ~ 春夏秋と放置で~ 忘れ去られて冬が来る~
      一度だけでもいいから~ 俺と一緒に使って~ 片方だけが古びてく~ 

   一頃は夫婦茶碗も女性差別だとか言われたことがあって、リベラルな女性としてはこんなものを喜んで使っていてはいけないのだろうかとか、結婚祝いにも贈るのを差し控えたりなんかしたんですが、今は逆にアンチ・フェミの揺り返しが来て、なんでも男女平等を言い過ぎるのも野暮だと解ってきているとか。ホントかな?
   わたくしは寂しい青春を送ってきた身として、ペアのカップなんか、使ったこともない、手に取るのもイヤらしいという自意識過剰だった反動で、結婚したら使ってみたくってしょうがなくって。ま、お祝いでもあの極彩色の繊細な花柄が有名なブランドのカップなんか頂いちゃって、喜んで使ってたんですが。

   専業主婦と普通に働いてる旦那様ではうちにいる時間が違って
   割とお茶のみで、だらだらだらだらいつもカップには何か入ってて、テーブルに出しっぱなしのわたくしのカップ/湯飲みは茶渋でどんどん汚れていき、そしてそこらにぶつけて欠いたり割れたりして先に寿命が来てしまうのでした。

   

やもめの夫婦茶碗ほどわびしいものはありませんな。(ここは「シクラメンのかほり」で攻めるべきだろうか?)

   また、お相撲好きの旦那様は地方巡業のチケットが当たったりしてお出かけになり、お土産に番付が絵付けされたお湯のみなんか買ってこられて、それをお使いになってしまって。まだ、貴乃花VS曙なんていうバブリーな番付のままです。しょーがないからわたくしはその辺で安いお湯のみを探して。

   夫婦二人別々のお湯飲みになったわけです。

   その後、ある年の暮れ、
   「藤崎百貨店で猫の模様のお湯のみが売ってました! 今年のクリスマスはそれを!」ってわざわざお願いしたんですが、説明が不十分だったようで旦那様のお土産の箱を開けたらなにやら金がぴかぴかした招き猫のレリーフがくっついた夫婦茶碗がちんまり(全部金ぴかじゃないのよ! 鈴とか、小判とかだけよ!)。  
   「……これじゃないんですけど」
   しかしながら、ものが猫ならご自分も使ってみたいのか、わざわざ夫婦茶碗を買ってこられたことにちょっとうれしくなって、それまで使ってたピンクのボーダー柄のと時々入れ替えながら使ってました。もう2,3年。
   やっぱり少し欠いちゃって。

   引っ越しの時、食器棚の奥から大きな無傷の招き猫つきお湯のみが出てきたときにはなんだかとっても悲しくなりました。

   だいたい、ボーダー柄のお湯のみだってペアなのに。最初は柄が気に入って自分のだけ買ったんだけど、ブルーのもあったから、やっぱりペアで使うべきでしょうって、あとで買い足して、むなしく食器棚に1年眠らせてあったんだもん。

   豹太がそろそろ「俺も緑茶飲む」とか言い出して、ピザのおまけで貰ったハム太郎のカップなんか卒業してお湯のみが必要になったとき
   「これは? おかあさんとお揃い」と、そのペアの片割れブルーのお湯のみを出しちゃって。
   「それはお父さん用なんだがな」
   「え? ダメ?」
   「まあいい」母親とお揃いを喜ぶ中学生ってのもなんだかですけど、ま、あるものを使って貰えば節約できるし。

   とりあえずやもめ夫婦茶碗はひとつはたまに食卓に出てます。

   で、この前、
   「あ、湯飲み書斎に忘れてきた」と食後のお茶を煎れてるときに旦那様が仰ったものだから、
   「じゃ、こちらを使ってください」と、やっと金の招き猫湯飲みの出番が出たわけです。

   「ペアで揃えたお湯のみ~♪」と前述の替え歌を歌いながらお給仕して。
   お湯のみに描かれたにゃんこたちも心なしかうれしそうでした。

   でも、替え歌が間に合わなくなってもとの歌詞が出ると……

   「♪ベイビー スニーカーぶるーす ベイビー おまえが好きさ ベイビー 誰よりも好きさ……」

   薹のたった夫婦にはちょっとアツイかな(いつまでも2昔前のアイドルソング歌ってないで途中でやめればいいんです)。

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2008年1月26日 (土)

挑め! とりパンライフ 9

   木曜は近所のパン屋さんがお休みなので、パン耳が出せません。

   それでいろいろ変ったものを出してみてますけど、今週はがんばってみました

   年暮れ、実家に呼ばれて猫科の人たちががんばってついたお餅(ついたのは餅つき器。もともと実家の年中行事なのを、幼稚園に行ってる仔猫ちゃんの頃から喜んでお手伝いし始めて)をいっぱい持たされたんですが、豆入りの伸し餅は売れ行きが悪くって。たぶん、誰も手を付けてないと思う、ジップロックの中でじわりじわりと汚染が始まって……。おかあさんだいたいそんなにお餅好きじゃないもん。自分じゃ餅つきの手伝いもしないし。

   「捨てなさい」
   とうとう旦那様の判断が下りました。

   ちょっと待った!

   その後に及んでいそいそとまな板と包丁を出し、がっこんがっこんと賽の目に切りました。

   ちゅんちゅんおねがいね~っ♪(カビはどうすんだよ!?)

   今朝まで放置しましたが、やっぱり減ってませんでした。

   餅がイヤなのか青カビまみれなのがいけないのか。
   いや、前、梅雨時にちょっとかびたちゅんぱん出したけど食べてくれたって。イヤ、

      

野 鳥 は 生 ゴ ミ 処 理 機 で は あ り ま せ ん(要反省)。

   お餅は食べないということで。ゴメンゴメン(しかし、あと6個ほど残ってるカビ餅どうしよう?)。

   今日貰ってきたちゅんぱんを夕方出しときました。大丈夫、星も光ってたし、明日まで雨は降らないでしょ。明日は日曜だし、寝坊させてよ。

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2008年1月25日 (金)

花嫁修業じゃありません

   それは一昨年の暮れのことでした。
   「ママ、まいこさん、ちょっと虎ちゃんをつれて公民館に行ってきて頂戴」早乙女おかあさんから指令です。いつもだったらおかあさんが行ってくるお正月のお花の講習会に、わたしが行けとの仰せです。

   南無三!

   おかあさんごめんなさい、わたしは数寄ごころと食欲との2本立てでお茶は表裏みっちりやりましたけど、お花はさっぱりなんですう! お正月の玄関のお花なんて活けられません!! こちらにお嫁に上がれるほどのたしなみがなくってゴメンなさい!(それを考えたらお花の方がよっぽど実利的なお稽古ごとだよな)

   ところが
   「いいのよ。あなたじゃなくて。虎ちゃんにさせてあげてほしいの」
   わたしゃ番犬ですか。もう日はとっぷりと暮れておりました。

   おうちの裏手の公民館(ホラ、地域の寄り合いに使う会議室とかの入った建物で、昼間は大正琴のお稽古やらくもんの学習教室とかに貸してる建物。仙台の方じゃコミュニティセンターなんて舌噛みそうな名前になってました)には、ご近所のおばさま達がより集まって、花材の選定を真剣にやっておられました。どうも、婦人会かなんかでこちらでお花を教えてる先生にお願いしてちょっとご教授されつつお花を共同購入してお正月のお玄関や床の間を飾っちゃおうという企画のようで。
   お花を選ぶと和室に入り、適当に持ち込んだ自分のうちの花器(花瓶その他お花を活ける器ね)にマイ花ばさみでもってチョキチョキ活けこんで、多少先生に声をおかけして助けて貰って、いいカンジになったらそれを持ってどんどん帰ってるようでした。ホラ、みんな主婦歴長いし、暮れの忙しいときだし、みんなそれなりの年頃のひとだから、華道ぐらいある程度かじってお嫁に来てるし。草月のひとにごちゃごちゃ言われたくないわ、わたし池坊の名取りですなんてひとははなっから来てないし。

   

途方に暮れるのは早乙女母子だけでした。

   「早乙女でぇす! ことしはおかあさんがお忙しくって。この子にさせてやってください」と叫んだ後は立ちつくすばかり……。スーパーでお会いしたり、おかあさんのやってる太極拳にいつも飛び入り参加してたりするので虎ちゃんはもう覚えてもらってたみたいでよかったけど(いや、古式ゆかしく嫁の実家から白無垢で嫁ぎ先まで訪問して両家の水を混ぜて飲んだりという儀式やら、お仏壇にお参りして嫁入りの挨拶をするなんて嫁入りをして、毎年盆暮れに相当日数帰省してるんだからわたしだって覚えて貰ってなかったら情けないよ)。

   虎ちゃんは親に似て(イヤ違う!)恐れを知らないので、とっとと花材を選び出し(2種類から好きな方を選択)見よう見まねで枝を花瓶に突っ込みます。
   「いや、そうじゃなく! 枝には心、副え、控えちゅう役割があってだな、メインの枝にたいしアシンメトリーに三角を作るのが華道の基本で……」クラブ活動で半年やっただけの記憶をたぐるたぐる……でも虎ちゃんそんなの聞いちゃいねえ。
   枝が太くって切れないときだけ、
   「おかあさぁん」と振り向いて上目遣いになるのでした(おまえ、長生きするよ)。おかあさんはそのときとばかり愛想よく
   「すみませぇん!」といいハサミを持ってるひとににじり寄り、お借りして切らせて貰って、
   「こちらのおねえさんにお借りしたから。ほら! ちゃんとお礼を言う!」と無駄に大きな声を出します(おかあさんも十分世渡り上手だよね)。

   おかあさんが無駄に消耗するのを尻目に虎ちゃんはご機嫌でお花遊び。
   「だから左右対称にするなっつの! それは西洋のフラワーアレンジメント!」おかあさん、講釈を垂れさせたらなんでも言うけど実際には何もできないの。
   「まあまあ、可愛いじゃないの。早乙女さんのところのお孫さんなのね。虎ちゃんは小学何年生? 大きいわねえ」なんて先生はやっぱり人格ができてる。ちょいちょいと直して、
   「立派だこと、筋がいいわ」なんておだてて帰すのでありました。うん。気がつくともう7時近く。周りに人はなく、花材ももうあとひとり二人分しか残ってませんでした。

   ご機嫌で花瓶を持って帰ると、またおばあちゃんが褒めそやすから、虎ちゃんご機嫌で。お正月、挨拶に参ったうちの親だの親戚のおねえさん達にも披露してお世辞を強要して(?)。

   

虎美の得意になることったら

   ここまで一昨年の話。

   ほぼ同じことが去年の暮れにもあり、
   「虎ちゃんは筋がいいみたいだし、興味もあるからお花をやらせてみたらどうかしら」ということになったのです。お姑さんには逆らわない長いものにはロ~ル♪ な処世観もさることながら、密室の子育てになりがちな今時、親とは違う価値観の大人に触れさせておくのも必要と思っておるので。

   さて、21世紀になってお花のお稽古。
   今はフラワーアレンジメントだよね。ま、それも、小学生がやってるかって、もう少し年上のおねえさんでしょう。
   それでも、日本の文化をなにかちゃんと身につけておくに越したことはないか、と前向きになってみましたが。

   

お花ってどこで習うのよ?

   新しい住宅地であるイーヴィヒベルク、わたしどもの田舎とはちがって「○○流生け花教授いたします」なんて看板、どのうちにも提がってないし、だいたい、ちいさい商店街すらないからお花やさんの2階にお教室が、なんてこともない。学校のクラブに来てくださってる先生をお願いしようにも、そんなクラブないんだって! 

   まあそうだ。わたしの友達も結構先生になっているけど、誰がそんなもんのお免状を持っていたというのだ(お茶にお花に着付けの免状を取ってた才媛の後輩はシステムエンジニアになっちまったし)。

   

日本の荒廃はこんなところにも出ていますな(また大げさな)。

   外国の人が日本の文化に憧れて留学なんかしてこられても、そんなの教えられる先生が学校の方に既ににいないという情けなさ。

   まあいい。
   この前大きなお散歩をしたついでに、昔ながらの商店街が軒を連ねるアルト・リリエンベルクでお花屋さんを発見、教室を紹介して貰って先週行ってきたのでした。

   やっぱり「こんな若いお嬢さんいないわあ。今最年少なのはこちらの方」と、どう見てもOLさんをご紹介されちゃって。中学からもう10年通ってるとかさらりと年を暴露してたり。でも先生もうれしかったようで、入会金不要、ハサミと花器はすぐ注文するとして、来るまでは貸してあげる、小さいお嬢さんは夜道が心配だから、もっとお稽古の時間を繰り上げてあげると便宜はかりまくりでした。恐れ入ります。
   「この下のお花屋さんで、その日のお稽古の花は自分で選ぶのよ。初めてだからこんなもので。青文字と、菊」その日は750円ぐらい。2度目のときは、レンギョウと菊で680円だったので「あんまりお花屋さんに申し訳ないからもう一つ買って貰ったのよ、ごめんなさい」と、紫色のスターチスが付いてました。
   「今時お花代千円以下でお稽古できるところもないわよ」ううむ。1500円ぐらいを想定してました、わたしも。
   華道のお稽古で使うお花はどうも和風で辛気くさいカンジがして(それで積極的に習う気がしなかった)、虎美はどうかしらと思ったのですが、余り気にしてない様子。だって菊ってさ、何のためにあんなにお花屋さんに並んでるのかって、お花のお稽古のためだったんだ!
   「菊は初心者に向いているのよ」茎が太くて比較的切りやすい割にしっかりしていて、たしかに剣山に刺しやすいですね。それに、割合日持ちがいいし。

   第1回目のお稽古の時には
   「おうちにお花器ある?」と聞かれ
   「すいません、たしなみがないんで、ありません」って。チェコスロバキア友好杯はあるけど、活け花には向かないと思います。だいたい、引っ越しの時どこに放り込んだか思い出せません。
   そしたら、「ここのお稽古場のものだから」なんて、半月型の黒い水盤貸してくれて、おかあさんそれ抱っこしておうちに帰りましたけど、先生肝腎の剣山を貸してくれるの忘れて。往生したあげくお庭に転がしてたじょうろにお水を入れて、それにぶち込んで玄関先に置いときました。それが、まだ今週になっても咲き誇ってて。いや、お玄関って寒いし。

   今週はちゃんと剣山も貰って、お稽古場で活けたとおりにまた活け直して。下駄箱の上も片付けてなんとか大きな水盤を置けるようにして。やっぱりナマのお花がうちにあると気分が違いますね。

   「おかあさん、虎ちゃんがこれから毎週お花のお稽古に行ったら
   豹太が困ったような顔をしてました。
   「なんだよ?」

   「花瓶が10個ぐらいいるんじゃない?
   大丈夫、来週はお休みだから。その頃には萎れてるでしょ。

   「今のひとは華道を花嫁修業と思ってるみたいですけどね、違いますよ。絵画教室と同じです」って仰る先生だから、安心してお預けしましょう。
   「そうそう芸術ですよね」

   さて、虎美ちゃんの心にいい影響が出るといいけど。

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2008年1月24日 (木)

今週のジャイキリ #51

   先週復帰の夏木がもうノリノリで話を引っ張ってます。欄外の登場人物紹介にも出てるしね(セリーもザッキーも出てました)。
   松原コーチが達海監督に説明し直すというかたちで読者にも事情のご説明。

   判明した事実

   ETUは外国人選手を取らないわけではない。
   昨季の外国人選手が失敗(元アルゼンチン代表のフェルナンド)。
   その外国人選手にお金がかかったため今季ETUは貧乏(お国に帰って貰うにも違約金がいるのであろう)。
   その昨季苦しい中、絶対落とせない試合で決めてくれたのが夏木。
   夏木は夏に怪我で離脱
   残った戦力でETUは1部残留。
   治療中に我慢できずボールを蹴ってまた傷を悪化させ、復帰延期(「スラムダンク」の三井のエピソードをホーフツとさせますな)。
   チームから隔離してリハビリ、開幕1ヶ月遅れ(作中の現時点)で復帰。

   というわけ。いろいろの謎も一気に解けましたね。ご機嫌の本人がイロイロしゃべくったおかげで人間関係とかもクリアになったし。
   (年の順 堺>夏木>世良
         清川、石浜>世良>赤崎ってことは、
         小心コンビ(ひどい)と赤崎が2歳差だからこの辺1歳差かも。
         返す世良が敬語だったので年上と見ましたが、
         声を掛けてたのは黒田と丹波なので、
         SB小心コンビとの直接の序列はまだ確定じゃないですが。
    世良は背が低いことを気にしている 等)

   闘志をアピールするタイプなので、若い連中にはわかりにくいみたいですが(世良は「無神経すぎる!」「やっぱり無神経すぎる……」と独白してました)、内心とっても焦っていたようです。緑川が(なんか敬称略しづらい感じ……)
   「8ヶ月ぶりだってのに 不安とかないのかあいつは」と苦笑してた時には無言を保っていた村越も、ランニングが始まって
   「うらやましいよね悩みがない人って」と吉田(ああっやっぱり全部本名で通すのはわたしには無理!)がのたまうに至って、
   「悩んでても周りにそうは見えなかったりするんだろうが……」と、やたら電話相談を受けてたことを披露。……コッシーでも相手を見て反論するのか(おかあさん、注目すべきなのはそこじゃないです)。 
   「今季のあいつは 気合いがハンパじゃなさそうだぜ 負けてらんねーな おまえら」と振り返ると、鳩に豆鉄砲のFWコンビでした(しかし、世良に夏木が後輩だとうるさくってしょうがないだろうな、堺)。
   「負けねえっスよ!! 俺だってFWなんだ!!」と世良は絶叫して、「よく言ったぞ」とDFのおじさん(丹波とか、黒田とか)連中に褒められてました。「おおーっ」と驚きの声は、たぶんSB小心コンビ。反応要員だし。……そのとき堺はどういう顔だったんだろう?(ホントに堺大変だろうなあ)

  ということで、「FW全然スポット当たってないんだけど」と今まで読者の不審をさんざん煽っておいての三つどもえFW勝ち残りシリーズに突入の模様。さっそくボレーシュートを披露して(でも達海は見てなかった!)バリバリに示威行動を成した夏木一歩リード?(いや、すぐまた故障しそうだ)

   ***< 今週のザッキー>***
   さっそく「昨日はナイスゴール」と夏木に挨拶されてました。「いーなー!! おまえはテクニックあって!」って言われてます。あるのか、テクニック。それにしてもオープンマインドですね夏木。「あ……どうも ごぶさたっス」と愛想のないザッキーですが。……本当に愛想ないよね。試合以外で笑顔の描写の記憶がないよ。

   そして、ランニング中、夏木を悩みがないヤツ呼ばわりして
   「ボクなんてこの前女のコ達に車囲まれちゃってさー」とお気楽にのたまうジーノ(ホントに、お、ま、え、に、だ、け、は、悩みがないとか言われたくない!!)に
   「何の自慢話っスか」とクリティカルな突っ込み。

   いいよいいよ~今週はザッキーの魅力が余すところなく描かれたカンジです(バカ)。

      そして。
   巻末、切り絵作家梅吉ちゃんによる連載漫画のフォロー企画「そこもまた魅力」で、スポンサーの「OEDO EXPRESS」(ユニフォーム胸などにロゴがある)について
   「お江戸エクスプレス」って、浮世絵の絵の付いた新幹線の絵を切って(切り絵です)、こんな新幹線が走ってるのかしら」って……。
   梅吉っちゃん! それ運送会社だから! (大江戸通運)3巻の巻頭おまけで説明してあったから! ……でもおかあさんもスタジアムへのシャトルバスなんかにそういうのあればいいと思っちゃった。

   さあ、次の試合が楽しみ! ……次はどことだっけ?

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一発ネタ。 ドラえもんがいたら

   ……しょうもないネタではやすやすと炎上するのに渾身のいい話ネタをスルーされたおかあさんがドラえもんのひみつ道具で欲しいのは、

    

じーんマイク

    ……いや、どくさいスイッチじゃなくて。

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猫の消息

      太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪降り積む……

   この週明け、金沢の早乙女おかあさんからお電話。
   「みんな元気かしら?」穏やかな物言いながらずいぶんいつもの明るいオーラが減衰した感じ
   「実は、こにゃんが死んだのよ」
   早乙女おかあさんは、さすが、旦那様のママだけあって猫の子の呼び方も可愛らしいです。
   「それは、誰ですか?」今年は柄違いとはいえ3つ子でしたから。
   「一番茶色や黒やなんかがごちゃごちゃした面白い模様の子、光輝」こっちもいまひとつ個体認識ができてません。とりえあずあの人なつこいミニケル(茶虎)ではないと。
   「他の二人に比べて痩せてきてるなとは思ってたんだけど、昨日の朝、お父さんの自転車の下で……」おや、死骸を曝すとは猫も最近はたしなみがない。
   「おとうさんが庭の隅の杏の木の下に埋めてくれたから。どうかしら、虎ちゃんには言わない方がいいかしら」
   「あ、じゃ、どっかに貰われていったことにしますか?」
   「いいえ、それはだめよ、こういうことは、いくら小さい子でもちゃんと言わなくては」いや、大きいおばあちゃんのうちにいた黒ちゃんで、もう死は経験してるし。今の猫たちとちがって、人慣れしてない黒ちゃんはご飯の時間に隣の部屋から覗かせて貰うだけの付き合いだったとはいえ、幼稚園時代に「お空にいった」と認識して神妙にしてました。
   で、うろたえたわたくしはすぐ電話を替わって、辛い役割をおかあさんに押っつけてしまったのです(ホントにできの悪い嫁だ)。

   もう5年生ですから、れーせーに受け止めてました。どうも、この夏うちに入り込んだあげくが出られなくなって大騒ぎになった子だそうで。ああ、あの子か、とやっとわたくしも認識。「面白い」というのは婉曲表現だったのね。サビ柄というか、ある種の犬のような混ざり具合の(猫としちゃー不細工? な)毛並みでした。

   ま、7匹全部が天寿を全うしてたらすげえ猫又屋敷になってしまいます。ある程度はしょうがない。この寒さが堪えたのだろうし(ホントに冷たい女だ)。

   しかしながら「おにーちゃぁん!」と豹太に告げたところがおかあさんと同レヴェルの対応しかされず、ケンカになったあげくにこの前レンズを替えたばかりの虎美のメガネが粉砕……。

   

高いものについた猫の消息でした。

   

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2008年1月23日 (水)

「聖☆おにいさん」 画竜点睛

   雪の中買って参りました「聖☆おにいさん」中村光。世紀末を乗り切ったイエスとブッダが仲良く立川で清貧バカンスです。

   う~~~~~~~~~む。
   大プッシュしといてなんですが、微妙です。笑えるは笑えるんだけど、爆笑系ではないです。
   やや人間くさいところも残っている二人ですが、3大宗教の開祖二人だけあって、地味に奇跡起こしまくりです。ごろ寝をすれば涅槃かと動物が集まってくるし、雨の日に外出すれば、傘代わりに鳥が頭の上を飛ぶ。イエスのワガママにキレればブッダは光り、我慢が限界を超えたイエスの聖痕からは血がしたたり落ちる……。金槌イエスがプールに沈められれば「アーメン!」の声とともにぱっくりと……(いやそれ人違いだろ。モーゼ! モーゼ!)

   笑うにはちょ~っとキョーヨーが必要かな?

   お腹を空かした二人、苦行慣れしてるブッダは寝て起きれば次の日だよと涼しい顔、さらにだだをこねるイエスに「キミ、これだけあればパンと葡萄酒にできるよね?」と水と石を並べて黙らせる……(人格者ですが時々怖いです)。

   そして、大家さんに「猫が騒いでうるさいんだけど」と言われて出ていくと、その猫は彼らに……!
   元ネタうさぎでしょうよ!(いや、立川にふつうにうさぎはいないから)

   受けたんだけど、地味に面白かったんだけど、

   

肝 腎 の 猫 が 可 愛 く な か っ た。

   小ネタはひとつひとつ面白いんだってば!!!

   しかし、お祭り、年末年始と年中行事をクリアしたらそろそろお二人さんもネタ切れでバカンス終了になりますかね? ちょっと心配。

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寒波襲来 -寒い夜は嫌いさ♪

   降ってますね。

   いくら地球温暖化といっても引っ越してきたとたんに1回も雪が降らないまま春を迎えるなんてことがあるものかとは思ってたんですけど。

   昨日も「夜半から雪になるおそれがあります」なんて予報が出ていて、どうせまた外れだろ、なんてたかをくくってたら。

   「畳の上に直に蒲団を敷くと寒い」との仰せに、年明け以来実家からせしめたところの羊毛蒲団をマット代わりに敷いて、その上にお蒲団を敷いていたのですが、なにぶん、高級すぎて「体が沈む。腰が痛くなる」といって旦那様ったら2日も寝ないで書斎に脱出。え~っ、モモンガ(四隅に敷き布団に引っかけてずれないようにするヒモ付アクリルボアの防寒シート)も付けてぬっくぬくなのに! この羊毛蒲団が一回り大きいせいで、わたしの蒲団はちゃんと敷けてないのに! 窓からの冷気の防波堤であるナニモノカがいないとわたしだって寒いのに!
   旦那様は狸の毛皮も虎美に取られ、書斎で電気ストーヴに背中を炙らせつつひとり羽布団にくるまって寝ておられたのでした。

   それって、かちかち山?

   絶対わたしだったらけっ飛ばして火事になるよう!

   いろんな理由から旦那様にはわたしの横に来てやすんで欲しかったんですけど。
   「小学生時代からの癖。こたつで勉強して疲れてそのままひっくり返って朝まで寝てしまう生活習慣から」だって。もう新婚時代からずっとそういう回答を何度も貰ってました。
   いいわねえ、コンタクトを外したりお化粧を落としたり、また最低限何か補ったりしなくてもいい人は。
   もう諦めて、こっちも適当に自分だけで寝るサイクルになっちゃってますけど。

   その旦那様が!(寄り道長すぎ!)
   昨日は
   「ココで寝る」と、書斎に行かずにゴハンの後すぐお蒲団に入られたではないですか! 羽布団一枚では耐えきれないと予想されたのでしょうか。
   やったあ! 今夜はぬくぬく♪
   しずしずとお蒲団を掛けて差し上げて、自分はお風呂上がりに髪の毛を乾かしながらネットで遊んで翌日図書館で返す本を名残の一読してネットで遊んで。

   「じゃ、失礼しま~す♪」と、ココ毎日は抱っこしていたペットボトルにお湯を詰めた貧乏湯たんぽを、今日はいらないわねと放り出して。
   「今日は靴下はいてるから大丈夫」と、靴下にさらに生協で買い求めたアンゴラ混のぬくぬく足首ウオーマーをはいた足を突っ込んで(色っぽくないからホントはイヤなのよ)。

   旦那様を湯たんぽにしてぬくぬくしました♪

   で、起きてみたら。

   

スゲー降ってた。

   東北の龍角散スノーじゃなくて、綿をちぎったようなべしゃ雪です。アスファルトは白いと言うより黒。それでもどこからか少しずつ積もりはじめてました。

   「首都圏はこれから積雪3センチだそうだ。はやくゴハンを」と旦那様はニュースを凝視。
   「ここは首都圏かな?」
   「多摩」
   「多摩って山?」
   「山!!」

   怒んなくてもいいじゃない。猫科の人たちをたたき起こし、お弁当をなんとか詰めて送り出しました。

   まだ降ってる! 薄く、お蒲団用の綿をごく薄く剥いだのをかぶせたみたいに雪化粧が始まってます。首都圏って雪かきしなくていいんだよね!?(いや、多摩だけど) うちの裏のバス停のところだけでも掃いておいた方が親切?

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2008年1月22日 (火)

「篤姫」 3 シンクロ率下がりまくり

   篤姫ちゃんのレヴューを忘れてたわよ。

   なんとかパパの悪行の証拠を揃えて、やっと藩主の座に着いた高橋斉彬でございます。って、ドラマの前半ではまだパパも悪あがきをしておって、とうとう将軍直々に「茶器を贈った」って。「もう隠居して、茶の湯にでもはまっちゃって頂戴」という最後通牒なんだそうで。へうげものの読者の間では「茶器にそんな意味が込められる時代とは!」なんて話題になってましたよ。いやまた婉曲だよねえ。今ならゲートボールのスティックをプレゼントするようなものか。バリバリの現役ならまだゴルフでしょ? いやいや平成の今なら絵手紙セットかな?
   彼と仲のいい老中阿部正弘って、史実でも「容姿端麗で大奥でモテモテ(NHK大河ドラマストーリーより)」だったそうで。それで草刈正雄を持ってくるか。バッチコーイ! でも、念のため今ウィキペディアを開けてみたら、写真が貼ってあって(さすが、幕末のひとだ)……ま、草刈正雄クリソツではないな。下ぶくれのお公家さん顔だ。蘭学を奨励しまくったくせに自分じゃ蘭方医にかかるのを拒否したっていうヘタレッぷりについては記述があったけど、大奥でもモテモテとは書いてなかったです。でも、享年39の青年政治家(ドラマの時点では31ですねえ)に50過ぎのおじさま俳優を当てなくたって。こういう時にはハ……ラショーは去年大活躍したからだめか。おかあさん、ひいきの引き倒し。ちなみに、このときの斉彬も43だそうで。……ま、舘ひろしのあぶなが様もじじいはひっこめっていわれてたしなあ、最初の頃は。円熟のわざを見せていただきましょう。

   ってなかんじで史実パートは粛々と幕末を迎えておるのですが、まだお子ちゃま扱いのおかつちゃんには情報は流れてこない。しかし、姫も然る者、囲碁の対局の名目で子分の尚五郎ちゃんを呼びつけては情報収集に余念がないのでありました。

   ココ!

   菊本がお菓子を持って来つつ探りを入れてましたから、制作側としてはアリバイ成立なのかも知れませんが、どうも、物足りません。やっぱりリトル菊本の、そーねー小菊ちゃん(仮名)ぐらいが「ひーめーさーまー!(小声)菊本殿がお越しになりますよーっ」って、お外で見張り番とかさせられてて欲しいな。台詞は毎回「姫様~!」しかないんだけど、そういう史実っていうか昔のしきたりに対するいいわけ要員、「嫁入り前の娘が殿方と密室で1対1になったり、ひとりで出歩いたりなんかしないもん」っていうのを守ってて欲しいです。そんで、「八代将軍吉宗」(いつの話だ)の時の「さればでござる!」パートの遠野凪子ちゃんみたいに、ただいるだけなんだけど可愛いよねってキャラになってほしいの。
   いや、ホントにほんとに史実でも一人歩きをしてた大胆な姫様だったらごめんなさいよ。

   というわけで、今回のあんみつおかつ姫様はお由羅騒動で当主が島流しという大久保家の様子を窺いに行くのでありました。尚五郎ちゃん連れでね。

   やっぱりできるひとは若いうちに下々の生活を見ておかないとダメですかね? 吉宗といい、井伊直弼も若い頃は部屋住みだったらしいし。モックンの一橋慶喜が新門辰五郎のところへ出入りしてたってのは原作オリジナル? おかつちゃんは困窮する大久保家の様子に、自分のできることはないかと考えを巡らしますが……。

   「おかしいなァ」賄い方のお女中の独り言。
   「どうしたんだろう」しつこいっつうの。2,3分もそんなこと言ってて、上役に
   「どうしました?」なんて言われて、やっと「カツオがありません」って。

   

なんて手癖の悪い姫様だろう!

   そのカツオは手提げ桶に入れて、おかつちゃんがしっかり大久保家におみやげにしてたのでした。
   「みんなで食べましょう」って。おいおい。
   それがなくなったことでおかつちゃんちは困らないかも知れないけど、賄いのお女中は絶対叱られてたと思うぞ。調所殿失脚で倹約令は取りやめになってたかもだけど、だからって潤沢なわけじゃなかったじゃん。自分のゴハンを取り置いて持って行けよって、捨て犬じゃあるまいし、無理か。

   そのときは、大久保家の皆さんも、多少困りつつ、ご厚意だからと箸を付けてたかな?

   そしてしばらくして、今度は斉彬の藩主就任で沸き返る御家中、またしてもお屋敷を抜け出したおかつちゃんは尾頭付きの鯛に角樽ひとつ持っていて(イヤ待て! ここんとこ画面見てなかったけど、姫様いったい手何本!? 片一方は尚五郎ちゃんに持たせたのかな?)。向かうは大久保さんち。ほっと一息のそこには、れいの片眼の伊地知くんとかも集まってたのでした。ゆにぃくな姫様、と単純に喜ぶ男どもに比べ、奥方はなんだか複雑そう。
   そこで、姫様は見ちゃうんだ、内職の団扇の骨を。大久保さんちは苦しい暮らしをこうやって堪え忍んでるんだ。まだまだ箱入りのおかつちゃんはショック。で、つい直接的な行動を……。  
   「これを」って、平打ちの銀のかんざしを抜いて、奥方にあげちゃう。
   「使ってください」って、そんなの困るよね。質屋に持ってくにしても出所探られるし、たとえホントに貰ったものだって言っても、なんで貰ったって追求されちゃうし。
    で、次回予告でもあった台詞が出るんだ。

   「私どもは物乞いではございません

   そんなつもりじゃなかったから、おかつちゃんショック。己の信じた道を行ったがための困窮で、それを恥じてはいない。それは、自分たちでなんとかすべきことで、なんとかできている。それを、ひとのお情けで改善しようとは思わない。
   一理ありますな。
   おかつちゃんは、単純に自分と同じレヴェルでないことに驚いて、そのレヴェルを引き上げるためにはどうしたらいいか、と思ったんでしょうが、そうじゃない、貧しくても意味がある、誇りがあるという別の価値観に気づかされたというわけだ。

   いや、誇りはおいといて。
   コレはしつけでしょうよ。上に立つものは、簡単に人にものをあげてはいけません。相手に負担にならないように口実を付けるものです。
   「ピグマリオ」和田慎二で、皇子クルトは敵に対抗する強い武器を必要としていて、母の旧友、大地の女神ユリアナのところを訪れます。そこで、どんな英雄も持ち上げることのできなかった大きな剣、「大地の剣」を持ち上げてみせるのですが、ユリアナったら
   「やれぬ」って。しょぼくれるクルトに
   「これは我が宝。しかし、そなたの腰のその短刀、さぞかし名のある鍛冶の鍛えた名刀であろう。それと引き替えならやってもよい」って。
   「これは小さいころ庭師のじいやがくれた……」って口走るクルトを案内の精霊が止めて、
   「好意を受けましょう」って、交換しちゃうんだ。
   ただで貰っちゃ負担だから。
   どうしても欲しかったから交換したってことにしてくれたんです。
   気の利くひとなら、こうするんだ。

   じゃあ、おかつちゃんはどうするべきだったのかって、ま、箱入りだし、ここは一発ぽっきり折られるべきイヴェントだからこんでよかったんだけど、わたしなら、団扇ムーヴメントでも起こしますか。
   「わたしのために、団扇をたくさん求めてください」って、菊本に言いつけちゃう。
   「家中のものも、ひとり1本以上持ち歩いて、涼はそれで取るように」って、もうノルマにしちゃうんだ。お兄ちゃんにもおねがいして、塾でも流行らして貰う、剣術の稽古にも団扇もってって貰う。そんでいきなり団扇の需要急増して、内職の工賃も上がるってのはどうよ? 流通に疎い箱入りちゃんには無理かな?

   「ご恩は一生忘れないけど、もううちには来ないで」とハッキリ言われちゃって、落ち込んで帰るおかつちゃんでした。
   うちに帰ってもまだぐずぐず悩んで
   「わたしは今日あるひとの誇りを傷つけました」って、ママに打ち明けちゃう。
   でも、
   「その人の誇りが傷つけられることはない。傷つけたというのはあなたの傲りです」って、ママもしっかりしとるわ。もっぺんポッキリ折りながら、気にするなと伝えてる。こういう大局観のあるママになりたいものですね。

   で、切り替えの早いおかつちゃんは
   「姫様がまじめに和歌の勉強してる!」
   「でも長すぎるんじゃない?」
   「ちょっと様子を見てきましょう」って、菊本が見に行ったら、まぶたに目玉を描いて
   「こうすれば目をつむっていても目を開いているように見えるであろう!」って、大河のヒロインがなんてことを! ギャグでは聞くけど、ホントにやったひと初めてみたよ!

   同情する甲斐もないたくましい姫様でした。

   困ったな、どんどん嫌いになりそう。いや、嫌いじゃないけど、痛い。見ててハラハラしちゃう。ま、見ますけど、見ますけど……。可愛い! ダイスキ! とは言えないよ(いや、おかあさん大部分の宮尾ヒロインについてそうだから)。

      

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みどりのおやゆび 2008