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2007年11月17日 (土)

垂れながすな

   昨日2ちゃんねるを見て遊んでいたらNHKニュースの画面を貼ってあって「オシム監督脳溢血で死亡」って。すぐさま、そういう冗談は人として絶対やっちゃいけない云々とコメントが付いてたから(意外とそういう正義のひとがちゃんといます)そのままたちの悪いイタズラなんだと思ってましたが。

   

ホントに倒れてたんだイビチャ~~~~!(とりあえずまだ存命らしい。ガンバレ!)

   そんな、65のおじさんが激務で倒れるんだったら、楽天の野村監督なんかどうしたらいいのよう!(そういう危険性があるからヒロオカなんかは高齢の人が監督を引き受けることに否定的なんだそうだ。けしてやっかみで言ってるワケじゃ……ま、身から出たサビ)

   夜のニュースでは涙ぐみながら「なんとか命を取り留めて欲しい」とか絞り出してる川淵キャプテンが映ってました。泣くなよ。「川淵キャプテンがここまで言うなんて、容態は絶望的?」とまで言われてて。オイオイ。

   三国志漫画「蒼天航路」の中盤、天下取りに踏み出すべきか自分は果たしてその器なのか悩んでは泣いたり愚痴ったりの劉備に対して、軍師が「垂れ流すなよ、玄徳」とキツイコトを言うんですね。もう周りはあんたを担ぐことに決めてる。お頭なんだから、その苦悩は解るけど、俺たちの前に見せたりしないで、てな意見でしょうか。

   

垂 れ 流 す な よ 、 三 郎 

   このひとこのオシムさんに決めるときも、まだ会議にかけてないんだったか、Jリーグ側の承認貰ってなかった(当時現役のJリーグチーム監督だったよね?)トップシークレットをうっかり漏らしてなかったですか?

   ま、わたしもそういう理性で押さえるべきところを押し流しちゃう人間なので言いたかないですが。
   病状の詳しいところを垂れ流しちゃうことによってオシム家や日本代表チームにイロイロ不利になることがないといいのですが。ほら、偉大な指導者の死は隠したりすることもあるじゃん。ダメならダメではやいとこ後任を探したりしなきゃならないにせよ、もう絶対後任が要るってのと、もしかしたら代わって貰うかもとじゃ交渉の有利さが違うでしょうが。

   このサブちゃん、Jリーグ発足時はやり手だとか言われてたと思いますが、現在はどうなんだろう???

   

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「生徒会長はメイド様!」ガールズ・コミック?

   こないだ駅前にお出かけしたときに虎美が
   「おかーさんコレ読みたい!」と袖を引いたのが「会長はメイド様!」タイトルを見るなり(これはきっと貧乏な少女があり得ねえ富豪のうちにメイドとして入ってあんなことやこんなことをされるとても少女向けといえないえっちなコミックね!?)と判断して

   「ダメ!」と却下したのであります。でも、ぐずぐず駄々をこねる娘に

   「自分のお金で買え」と言ってしまって。おかあさん、それは正しい親の姿勢じゃないです。で、うちに帰って貯金箱やらへそくりやらを漁っていた虎美は

   「図書カードが残額残ってた!」と昨日いそいそ出かけて買って来ちゃいました。

   「おかーさん! コレとっても面白い!

   ……読ませていただきました。ほら、親としては子どもがどんなの読んでるか押さえておかないと。

   「面白いじゃんか!」

   謹んで訂正させていただきます。「会長はメイド様!」は男前なお嬢さんが元男子校でだれだれの校風を改めるために生徒会長として君臨しつつ、家計を助けるためにメイド喫茶でアルバイトをしているお話しでした。掲載誌LaLaだし(少コミじゃない!)。健全。そんでもって、ひょんなことからそのヒミツを知ってしまった彼女に唯一太刀打ちできる(美形、成績優秀、スポーツ万能)オトコノコが、彼女のことをからかったりフォローしたりして恋愛が密かにに進んでゆくという 王 道   でありました。

   

バ ッ チ コ ー イ !

   彼女にストーカーするお客なんかもでて来て、彼女が掴まって「きゃーっ!」と思ったら
「お仕置きしてもらいたくって……」ってそっちかよ。ああ、なんだ、だいじょうぶ、女の子向けなのね、と安心したら4話にキスシーンが出てきて(ここまで引っ張ったんだからむしろスゴイ)「ひゃ~!」って、おかあさん乙女がえりして読んじゃった。

   ヒロイン美咲ちゃんの境遇に同情して(そして某エロゲのメイドヒロインそっくりという外見に惚れ込んで)彼女になにかと便宜を図ってくれる店長(たぶん腐女子、いや貴腐人)もよいのですが、そのプロフィール「身長158センチ、AB型、30永遠の18歳、好きな言葉:妄想」は……他人の気がしない。

   「なんか誰かを思い出すんだよね」とつぶやくと、

   「うん」と虎美。視線はじっとわたくしを見つめているのでありました。

   そして「絶対面白いから!」と無理矢理読ませられたとおぼしき豹太は
   「少女漫画というモノはナニをいいたいのかワケがわからない」とつぶやくのでした。
   「ナニ言ってんだ、『動物のお医者さん』も少女漫画じゃないか。ほら同じ花とゆめコミックス」これは幼稚園児時代から読んでました。
   「え~~~~~っ!? 知らなかった! 考えたこともなかった!」んーそういえばおかあさんが買って子どもに読ませてるのは「ワンピース」も「犬夜叉」も「武装錬金」もみんな少年漫画……「ジャイキリ」に至っては青年漫画だし。
   「じゃ、『カードキャプターさくら』たんは?」 
   「あれは……少女じゃなくて小女(コジョ)」
   「はいはい幼女ね」と、少女漫画も読まない豹太は国語力がさっぱり、と。

   ……ホントはおかあさん「乙男おとメン」が読んでみたかったんだけど。

 

 

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2007年11月16日 (金)

血は水よりも!

   また不快なことがあったようで、怒りつつ帰ってきた豹太、がさごそゲームの入っている箱をひっくり返して、なつかしいピクミンを始めてしまいました。おかあさんは触らずごろ寝(家事をしましょうよ)。

   そこでお外で犬が二声鳴いたぁ!

   「……ツーツー」と豹太。

   思わず吹き出すおかあさんに、不機嫌に豹太は
   「なに?」

   「おかあさんも心の中でいってたんだよね、2,2」
   二人して爆笑。
   なんでこんなとこもいっしょなのよう!?

   でもその犬の声は実のところ「ばうわう」に近かったんだけど。

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今週のジャイキリ

   ……まだまだ引っ張るし。

   押してるはずなのに、勝ちパターンは崩れてないはずなのに点の取れない名古屋、逆に、どんどん調子が上がってくる、歯車がかみ合ってくるETU。とうとう 椿 覚 醒 ?  上手いプレイのあと、スタジアムの見え方が変っている自分に気づく……! というところで終わり。

   連敗中はスコアだけで4試合すっ飛ばしたりしてくれたのに、やっぱりスポーツ漫画だ、一試合に平気で単行本1冊とかかける気だわ。

   今週のザッキー

   ……ロングで1カットのみ。もしかして、このままクローズアップされないまま脇役として消えていくのかなあ(泣)

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2007年11月15日 (木)

「ニコリ」出世した友

   ええと、本年10月23日の項「ジャイキリ3巻出ました!」にてちらっと申しました「ニコリ出張馬房」の件について(ずいぶんフォローが遅れてゴメンナサイ)。

   本年の流行語に入るじゃないかという(もう去年入った?)「数独」0~9までの数字をヒントに従って枠のなかに配置していくというパズルなんですが、これの発生源と言われておりますパズル雑誌が「ニコリ」で、これを編集・出版しておるのが株式会社ニコリなんであります。説明終わり……って、それだけじゃない!

   自作の中でも「置いてある本屋を探す方が大変なパズル雑誌」なんて紹介したこともあるんですが、これは趣味人であるところの社長が同好の士と語らって1から作り上げた雑誌で、なんの後ろ盾もコネクションもないところから立ち上げたもんだから、大手の流通に乗せられず、結果、社員が現物を手に書店を行脚し、飛び込みで店長に掛け合っては「面白そうでしょ、置いてください」とお願いして置いて貰うというある意味豪傑な配本をしておったそうなのです……とりあえずわたくしがここの雑誌を喜んで購読しておった二〇年前の話。そのため初期のこの出版社の雑誌には(ニコリ本誌の他にパズルの増刊がいくつかあった)「ニコリ出張馬房」というタイトルで「この雑誌を買える書店一覧」が、わたくしが今述べたような流通事情とともに見開きで載せてあったのでございます。雑誌の性格上、いきおい暇で知的好奇心のある学生対象という感じになって、学生街の書店、大学生協が多く名を連ねておりましたねえ。わたくしの通った大学の生協、当然東大生協、早稲田大学生協、そういえば金沢工業大学生協も載ってたかしら。わたくしの入っていた寮のあった商店街の大地屋書店(@板橋)も載ってましたとも(ある種広告ページだな)。その他紀伊國屋書店なんてメジャーどころもあったように記憶してましたけど。

   わたしはクラスの友人に教えて貰いました。彼女の高校では結構知る人ぞ知る人気雑誌だったようです。サークルに持って行くと「あ~! 知ってる」とわらわら愛読者が寄ってくるというはやりっぷりでしたが、ま、全日本的に有名な雑誌だとはそりゃ思ってませんでしたとも。その「数独」やらクロスワード、クロスワードより言葉どうしの重なりの少ない文字通り骨組みのようなパズル「スケルトン」、解いてるうちになにやら絵が浮かび上がってくる「浮き出し迷路」、古典的な「覆面算」、「虫食い算」、新たに提案されるパズルなど、盛りだくさんな内容でわたくしの学生時代はこれで極彩色だったような気がします。パズルに親しんでいたおかげさまで、プログラマ適性検査に合格して、教員採用試験に落ちて路頭に迷う寸前で某都市銀行に拾ってもらえましたしね。

   就職したら、とてもパズルなんかやっておれず、また、引っ越して「出張馬房」のない街だったりして、ニコリとは縁が切れてしまいました。その後、怒濤のバブル崩壊で出版界はすごいことになって(あれって漫画方面だけ?)、もしかしてもうなくなってしまったかしらとか思ってたのに。

   サンデー毎日? 週刊文春? 週刊誌でちょっと気の利いたパズルを載せているという噂を聞いたのがバブル崩壊後しばらくしてからでした。文春をみてみたら「手こずるパズル」制作協力ニコリって、びっくり。その後、数独やナンクロなどをジャンル別に編集した小さなパズルの本「ニコリのペンシルパズル本」がたくさん普通の書店に並ぶのを見て、ああ、もうパズル制作集団になってしまったのね、雑誌のニコリは休刊ね、と思ってたんですが。

   はるばる仙台を離れ、川崎はリリエンベルクでまさかニコリを置いてる書店があろうとは。そんで、一二〇号まで続いていようとは!(当時で23号ぐらいまで出てた。季刊で25年も出せばそりゃ100号行きますね)さらに「漢字パズル一丁目」なんて増刊は出てるし、小学生もパズルをやろうってんで「ニコリくん」なんてのも出てるし、ペンシルパズル本は山だし。

   

思 え ば 遠 く に き た も ん だ。

   出世した旧友を見るような、って、そんなに近くないって。
   昔遊んでもらったおにいちゃんが、大物になったのを見るような気持ち。

   で、買っちゃって、また寝不足(いっしょに楽しんでくれたのは娘でした)。

   おかあさん大人になろうよう。 

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茫然自失

   いいお天気なのに干し物をうっちゃって一時間もかかって打ってた内容が、登録! キーを押したとたんに「エラーが発生した模様」とかいって異次元に消えました。

   気がついたらもうお昼だった。洗濯機の中にはまだ干されてないタオルがとぐろ。@

   

おかあさんぐれちゃうから。

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お手伝いさせてください 

   本日の一発ネタ。やや前振り長し。   
   旦那様の仕事がかなり立て込んでいるようで、お帰りは午前様、休日も出勤。
   「なにかわたくしにお手伝いできることがあればお申し付けください。ワープロをただだらだらと打つぐらいならできます」本業であったところのプログラミングについては無謀であるので口に出しません(SEとは名ばかりの落ち零れプログラマでした)。
   「ありません
   「でしょうねえ」という毎日だったのですが、昨日は旦那様帰るなり
   「メイルは見ましたか?」いえ、いっこうに。というとがっかりされて
   「大至急で文に起こして欲しい書類があったからメイルで送ったんだけど」
   それは大変。
   というわけで、昨夜はバリバリとワープロ打ちをしておったのです。
   見ると、実際に紙に出力された状態で受け取った仕様の指示書。画像データとして取り込みはしたけど、このままではデータとし社内で共有できないので、ワープロに打ち直して文書データに直して欲しいと。書式は適当、一太郎どころかメモ書きテキスト形式でよいとのこと。

   

任 し と け

   パソコン通信のリアルタイム会議(今で言うところのチャット)で自然に覚えたブラインドタッチは分速ウン十字、今日こそお役に立って見せますわ!

   デザートの林檎も剥かないで(おみかんを食べていただきました)パソコンに向かい、2時間ほどで、みごと完成。さあっと目を通して、メイル経由で旦那様に提出。

   「こういうお仕事でしたらなんぼでもお手伝いいたします。うちに持って帰って嫁にご用命ください。
   コレがホントの 家 内 制 手 工 業 

   たまに役に立ったと思って口が減らない奥様でした。

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2007年11月13日 (火)

1日1ネタの本屋

   本日は駅前に下りてお買物。時代屋に寄れば虎美はまたイロイロと店内をうろつき回って……ん?

   「遼 来 来  悪事があった場合張遼が来ます」細かい表記は違ってたかも。

   時代物の本、グッズを扱う店でこれ以上の万引き防止の張り紙があるでしょうか!?

   説明せねばなるまい!

   

張遼というのは三国志において、呂布配下から魏の曹操に下った武人です。これが強いのなんの、物語終盤(いや史実だし)、呉の孫権が合肥を攻めたときにはガンガンこれを追撃し、呉軍を殺しに殺しまくって孫権じしんのこともあわや、というところまで追い詰め、「遼来来(張遼が来るぞ)」と言えば泣く子も黙る、大の男も震え上がるというような故事成語を作ったほどの英雄であります。その迫力は、三国志漫画「蒼天航路」、あんまり長いし、もうモーニング誌上でも読むのやめようかと思ってたおかあさんを一気にコミックス全巻揃えさせたほどはまらせた魅力がありました。

   日本史で言うと、大阪夏の陣での真田隊の猛攻撃に相当するかな? いや、真田幸村ほど知将って感じじゃないけど。怖さをいうなら朝鮮出兵時の島津?

   ま、万引き防止の張り紙すらこれぐらいしゃれっ気があるということで。
   ネタに事欠かないお店でありますことよ。近くにお越しの際はぜひどうぞ。

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2007年11月12日 (月)

大物だぁーっ!!

   お洗濯好適日と言われ、病み上がりを押して洗濯機を回しまくっております。
   ふと胸をよぎるのは幼き日のCM。白いスーツ(ダブル!)に身を包み、馬手にはボトル、弓手にグラスを持って歌い踊るのは野坂昭如でありましたでしょうか(これまた白いソフト帽を目深に被っておったので定かならず。今時こんなカッコしたオッサンいません。あ、鹿賀丈司@松竹梅時宗)

   ♪ ソ、ソ、ソックラテスかプラトンか
   二、二、ニーチェかサルトルか
   みーんな悩んで大きくなったぁー(おっきいわぁ~大物よぉ~)
   俺もお前も大物だァーッ!

   

サントリーのCMがオシャレの代名詞だった古き良き七〇年代であります(え、今も?)
   このフレーズは訳のわからないなりに大流行して、当時小学生だった(筈よっ!)まいちゃんも喜んで口ずさんでおったのでした。その後高校で倫理社会というものを学んで深く思いをいたすことになると。

   で、この曲って、二番があるんですよね。「ギョ、ギョ、ギョエテかシルレルか」と、今度は文学者ヴァージョン。たしかもう一つのフレーズはシェイクスピアだったなあと思って、じゃ、もう片方は誰だろ、モリエール? いや、それはゴロ悪いし、当時のまいちゃんが納得する知名度を持ってたような……(ゴメンよ、仏文学者さんたち。でも、やっぱ一般的にそうじゃん)。

   こういうのは「教えてGOO」とかいうので聞いたらいいのかな、行ったことあんまりないけど。その前にまた教養人が釣れるかもだからここで聞いてみようか、いやいや待て、人様におすがりするよりまず目の前の箱を操作するのじゃ、と、グーグルに「ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか 野坂昭如 サントリー」と入れて検索すると

   

出 て く る じ ゃ あ り ま せ ん か

   ユーチューブに、フルコーラスヴァージョンが映像付きで(映像を先に見たから前述の詳しい衣装描写ができたのよ)。
   すごいな、「思い出みんな揃えてみせます」みたいな。

   久しぶりに堪能しました。

   ゲーテとシラーのドイツ浪漫派コンビが旧制高校ノリの文語読みだったのがまたいい。以下うんちく。
   ゲーテのスペル、GOETHE のOE部分はドイツ語の変母音で舌が前に出るe、オとエの中間みたいな音とかよく言われるアレですが、(固有名詞の時は上に点を二つ打つ文字でなく母音を二つくっつけて書くって習ったと思うんだけど)、それを直に原語に接するわけでない旧制高校時代の日本人はギョと呼んでたんですな。ま、当たらずといえども遠からず。「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」なんて川柳もあります。そんで後半はTHEなもんで英語と混ざってゴエセとか読んでた人もいたそうな。意外とそれが一般英語読みだったりして。
   さらに、シラーの方は、現代ドイツ語はERを英語のようにァーと伸ばしちゃいますが、19世紀に日本に入ってきた当時はそのまんまエルと読んでたんでしょうか、また、舞台の台詞、歌曲の歌詞なんかの芸術語としてはまだエルと読むのが生き残ってるという噂もあります。とりあえず、私は合唱団ではエルと習いましたね。じっさいドイツに留学したような若い先生が指導する第九だと「デァでいいです」とか言われる定冠詞 der も、おじいちゃん先生だと「デル」とか教わります。と言うわけで、現代ではシラーなんです。似たような例で言うと、その昔の唱歌の教科書なんかだと、「ローレライ」の曲を書いた人は「ジルヘル」になってたと思いますが、今は「ジルヒャー」だよね。そーゆーカンジ。まいちゃん@大学生は「あたし声楽やってますから」といわんばかりに教養の語学のドイツ語の時もその文語読みしてました(いやなやつ!)。

   ま、そんな感じで、倫社の先生なんかコレをネタに一時間でも語りたいだろうなあと言う趣深いつくりだったんですよ。

   あの女性コーラスの「おっきいわぁ~大物よぉ~」のため息のような合いの手。当時のまいちゃんはそれが男性のプライドに密接に関係しておるところの何者かを暗示しておるとはつゆ知らず、やっぱり男の人は大物になりたいんだなあと無邪気に思っておりました。

   あ、そんで、懸案のシェイクスピアのお相手は西鶴でしたとさ。うーん、なんかトートツじゃない? やっぱ、ゴロ悪くてもモリエールとか持ってこないと。ね、阿刀田先生?

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2007年11月11日 (日)

「風林火山」さらば義元

   あうあう。大河ドラマ「風林火山」の前半の華、麗しの今川義元、今週が最後の登場です。いや、11月まで出張ってたんだからたいしたもんだよ。

   レヴューを放棄して幾年月、物語世界ではかなりの時間が流れ、ヒロインは逝っちまうし、ヒーローは出家してつるりんだし(丹下団平! とそこら中で言われてた。え? ご存じない?)。カピバラはみごとにあのエロじじい信玄入道に出世するし。デスラー雪斎は卒中死だし、ガクトは相変わらず麗しいし(高野山に家出したのにおまいは剃髪せんのかっ!? ちなみに、「殿といっしょ」ではこの家出は「おかあさん実家に帰らせて貰います」の計とされてました。コレは笑えた)。

   ええと、由布姫の異母弟、トラオーくんは今川に厄介払いされていたんですが、ナガオ景虎の懐刀、うさみちゃんの計略で「こいつを刺客にすりゃいいじゃん」と白羽の矢が立ってしまうのでした。ちょっと先週までのおさらい。お使いはおヒサちゃんとらぶらぶな新婚生活のはずが武田家への幾重もの恨みを抱いて陰々滅々な生活を送っておる平蔵。もっと建設的な方に生きようよう。やだ、この作品みんな恨みに凝り固まってて。で、今川にお使い。またツーと来てカー! とその意図が解るジュケーニ。いっといでいっといで、とばかりに寅王丸くんに引き合わせ、ついでにないことないこと吹き込ませるのでした。あーあ。お寺で純粋培養されてた寅王くん、「姉ぎみを無理矢理側室に……」のくだりで大ショック! 自分こそが、あれだ、「邪知暴虐の武田信玄を除かねばならぬと激怒」したんだよ(○C太宰治)。で、天然系油川くん(役名は於琴姫だったっけ)をターゲット(うまい!)、話のうまいお坊様、として彼らの側近くに潜り込むんだな。
   えーと、ミッションは失敗(当然)、自分が騙されてたことを知る寅王君ではありましたが、勢いで向かっていき、主をかばう三条さんのおそばの侍女を殺ってしまいました。伝助の告白でジュケーニの差し金であることを知った段平勘助ちゃんが、「寿桂尼!」と鬼気迫る顔で吐き捨てたところが先週までのダイジェストと思いねえ(長げーよ)。

   で、怒りの勘助、復讐の計略返しです。ちょうど今川くんちは京都へ上るという天下取りへの一大軍事行動を起こすその時だったのです! 尾張を行きがけに丸呑みしていくつもりだったんですが、なんか、けっこー織田信長って小骨多そうよ? じゃ、情報流して彼にがんばって貰いますか、と、勘助ちゃんは今川へ。わざといやったらしい入れ知恵。そう、勘助ちゃんを嫌いな義元が
   「絶~~~~~~っ対アイツの言うとおりなんかするもんかっ!!!」ってなるのを見越した献策です。そうしてまんまと桶狭間におびき出される義元なのでした。雪斎を引き合いに出され、激昂して上段から下りてきて叫ぶ義元。あーあ、本当に相性悪い二人なのね。あとで、「そんな顔を家臣に見せちゃだめ」とジュケーニにたしなめられてましたね(ここ伏線)。
   そして運命の出発後、ジュケーニは、「あんた、なにしにきはったん?」と勘助に質して、その意図するところを正しく読むのですけれど。この辺のいやらしい駆け引きがさすが。前半からの魅力、近年まれに見る黒い大河です。そして、まんまと義元が桶狭間に入ったことを聞くジュケーニ。数珠の糸が切れ、玉が飛び散ります……嗚呼、義元の命は風前の灯火。

   義元は肥満して馬にも乗れず、輿で運ばれてたと他の作品では描かれたりしてましたが。だって、お寺育ちだもんね、馬になんか、乗れなくたって当たり前だもん! 輿移動シーンはなかったかな? 最期まで麗しい殿でした。幔幕張って、小休止、という描かれ方が多いかと思いますが、今回はちゃんとした建物に入ってました。でも、歌、歌ってるし。お酒飲んでるし。もっと緊張感を持ちましょう。雨がやんで、日が差してきます。ここで義元縁側まで出てきて(危ないって! そこに銃口!)
   「雪斎が晴れさせてくれた! 祝ってくれている。そなたも飲め」と高くかざしたその盃が、砕けます。一斉射撃。呆然と尻餅をつく義元(ああ、やっぱりヘタレ)、両脇を持って、即座に奥へ引き込まれます……。
   あとは、静かに報告を受けるジュケーニ。「義元殿、お討ち死に」ほんとうに、取り乱さない、気丈な、立派な尼君でしたことよ。
   「御首級(みしるし)は織田方に持ってかれたよね」と静かに尋ねるジュケーニに、鳴海の砦のナントカが、死にものぐるいで攻め立てて「返して、返して」と交渉中と。ああ、そういう家来もいたんだ、よかったね。謀略、謀略だと辛くなるから、この武将にスポットが当たったのは良かったです。ジュケーニも、一生恩に着るとか言ってたし。

   で、無言の帰宅です。白絹に包まれた首桶。ああ、こんな美丈夫を、生首出演させますか、このサロメ婆。でも、生首ハラショーも見たい。おかあさんもサロメ気あります。静かに包みをほどいて、蓋を開けて……ああ、首は映さないのね。

   「悔しいか。そのような顔をするでない」
   これは、さっきの台詞と呼応してますね。もしかして、初期にもこの台詞あったかも。自分が修羅の道に引き込んでしまった息子への哀切きわまりない別れの表情でした。そうだよ。京にいたら、ホモ僧界のアイドルとしてナニ不自由のない人生があったのに。いや、それはにーちゃんたちがあいついでなくなったという悲劇のせいなんだけど。

   彼は彼なりにベストを尽くしてきたのにね。周りが大物ばっかりだったし。近年(いや、もう歴史の常識?)は引き立て役のやられキャラになってるのがかわいそうでした。この大河に意義があるとしたら、今川家の復権・再評価に役立ったことでしょう。いや、だれがしなくてもおかあさんが再評価しました。素晴らしかった。

   舌先三寸でひとんちを不幸のズンドコに陥れた段平勘助ちゃん、さて、明日はどっちだ?

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