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2007年3月10日 (土)

安眠のために

   今日の夢は、M山小学校とお別れの日、虎美がクラスのみんなと最後の挨拶をしているシーンからでした。
   さあ、あとはみんなにお別れのプレゼントをしてお開きね、と思ったら。
   ない
   金沢市みんま小学校だと、お別れパーティーをクラスでやったらみんなが千羽鶴やらプレゼントやらお花やらをくれて転校する方がお土産を持って帰ってたと思ったんですが、M山小ではお世話になった転校する子の方が皆さんに鉛筆の1,2本もおわけして去るそうで。豹太も虎美も毎年学期の切れ目にはそういう品を持って帰ってました。時代が変わったのか土地柄の違いか。
   それで、虎美にどんなものにするのか相談してたんですが、まだ用意してなかったんですよ。
   うわ、大変。皆さんに申し訳ない。
   夢のわたしはそう思って、家の中を駆け回って鉛筆を探したんですが、ないない。みんな短かったり、もう削ってあったり、高学年の子にプレゼントするような絵柄じゃなかったり。
   大変、鉛筆を、鉛筆を……ともがいているうちに目が覚めました

   それで、お昼、虎美を捕まえて、プレゼントのお品を買いに行きました。

   「鉛筆は真理子ちゃん(仮名) が配るから、虎美はキャップと消しゴムにすることになってるの」ああ、そうですか、分業ですか。ま、被るよりはいいかもね。
   というわけで、キャップを捜しにダイエーへ。
   「クラスは何人だ?」
   「27人にあたしを引いて先生を足して27!」少ないですね。廃校が内定して大騒ぎの隣のA中の次にはM山小じたいも廃校になるかもよ。
   「このキャップはひとパック12本。ひとりに何本配るんだ?」算数のお時間になって参りました。
   「2ほんでいいかな……」
   「じゃあ、何パック買えばいいのかな?」
   「……」
   「27×2だと54。54に一番近い12の倍数は4パックだと48、5パックで60。3本にすると81で、12の倍数では7パックが84。あまりはこっちが少ないな」
   「2本でいいよ。5つね」
   「けしごむは? おかあさんはMONOが良く消えるからおすすめだが、この際あの角がいっぱいあるやつを試してみるのもいいと思う」
   「うん」角消しはひとパックピンクと白のペアです。
   「14パックはここにはないからお店の人に出してもらおう。箱買いだ~」って、さすがにそんなにはなかったようで、ブルーとピンクのペアのを混ぜてなんとか数を揃えました。
   ダイエーの文房具売り場のおねえさんも、季節的に心得てて、ちゃんと27人分の仕分け用ギフト袋を付けてくれました。あとは、100円均一ショップで封のシールを買ってお終い。帰ってきておかあさんが昼寝をしている間にできあがったようです。

   これで惰眠をむさぼれ……荷造りしなくっちゃ!!   

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2007年3月 9日 (金)

暗号ミステリの世界

   アマサイさんのところで数学と暗号の関係が話題に上がっていたので。
   こいつはスゴイ暗号ミステリって、どんな物がありますか?

   ごめんなさい、ネタバレしてるかも。その代わり、暗号を解いたらどうなるかについては書かないよう注意しますから。  
   まず、ドイル「踊る人形」。ホームズのシリーズと言うことで、小学生でも知ってますね。わたしも、「黄金虫」(ポー)は中学に入ってからでしたが、「踊る人形」は小学生の時に読みました。これは、体系的に言うと、一文字一文字を何かに置き換える方式。だから、語学の統計的資料があれば、一番たくさん出てくるこの字が「E」、この三文字トリオが良く出てくるっていったら英語では「THE」って、あとはパズルのナンバークロスのようにこの字はこのアルファベット、と機械的に当てはめていけば元の文は出てきます。日本語は、全部かなで書くことはあんまりないうえに、そんな統計とったって聞きませんから、ちょっと無理かな。文体によって語尾によく来る字が変わるし(候文、である常体、ですます敬体など)ね。 
   それどころか、単純にアルファベットをスライドさせただけのやり方もありますね。カエサル式。お腹をメスで切るんじゃなくって。AがCならBはD、といくつかずつアルファベットを順送りにして文全体を化かすやり方。ミステリの中でやってるのは……「カルパチア奇想曲」(田中芳樹)ぐらいしか今すぐには思い出せませんが。
   ノヴェルスのミステリでよくあるのが、わりによく知られた文(古典とかね)を鍵に従って字を消したり変形させることによって、もとめる元の文が現れるというもの。これは、歴史ミステリだとその元の文が時間と空間をこえて伝えたい内容で、今伝わってる古典はそれの隠れ蓑にすぎないという壮大な価値の転換が起きますね。そこに読み終わった後の「ぷはぁ~」感、カタルシスって言いますか? が得られると。歴史ミステリじゃなかったですけど「日本宝島殺人事件」(斎藤栄)は、芭蕉の「古池や~」に暗号を隠してました。ああ、この手のは斎藤栄がいろいろ作ってますか。奥の細道やら伊勢やら枕草子やら。

   そうじゃなく、暗号文がひとつの文字を表しているという方式。これは、え~と、日本のなんとか言う内親王が作ったと「徒然草」で紹介されてました。
   「二つ文字牛の角文字すぐな文字歪み文字とぞ君はおぼゆる
   同じ長さの棒が二つ、牛の角のように上にふたつ突き出ている、真っ直ぐ、そしてゆがんだそれぞれの文字を並べてできた言葉、それが伝えたい内容。
   これを使ってたのが「花嫁川柳殺人事件」(斎藤栄)。この人は暗号物多いですよ。解るかそんなもん! と言いたいときもありますが、いろんなタイプの暗号にチャレンジしているところはスゴイと思います。
   で、わたくしが暗号と言ったらコレでしょ! と一番心に残ってるのが「マダム・ロスタンの伝言」(井沢元彦)。3つの暗号文と一緒に渡されたのが「点と線」松本清張のアレ。時刻表を使えというの? 「スタジアム」「10メートル下」「鑑真」に名画の隠し場所がホントに隠されてるんですか? パターンとしては、「暗号文が文字を暗示」型なんですが。いっぺん連想で変換されてるし。「点と線」、「点と線」なのよ~~~~~~~!! 昔の短編集なので入手困難かと思いますが。わたしは図書館で読みました。通信手段の発達した今以降わけ分かんないトリックになることは必至。手旗信号とか。
   ……え~と、連想。フォネティック・コードって、ありますよね、アルファベットを混同せずに送るために、有名な単語で代表させる換字表。あれも暗号のうちでしょう。
   ブラヴォー、アルファ、チャーリー、ホテル
   これでB、A、C、Hをそれぞれ表しており、全体ではバッハなわけ。これ、日本用に五十音もありますから。
   桜、大阪、東京、明治でさおとめになりますね。これを文頭に入れたり、イラストで表現したりと二次変換を加えて暗号部分をわかりにくくしていけばよいわけ。この換字表も、国や団体によって違いがありますから(金融機関では国の名前になってるらしい。アメリカ、ベルギー、チャイナ……)、同じ体系でやらないと正しい答えが出ないというのもトリックには使えるんじゃないですか。

   バッハで思いだした。楽譜が暗号になってる作品はありますね。
   「モーツァルトは子守歌を歌わない」(森雅裕)。実在の曲をどうこういじって、必要ない部分を取っていったあとで歌詞を読むと暗号内容がでてくるという暗号。難しすぎて、乱歩賞? 選考委員も「良く分かんない」と言ってたような。
   ドレミは階名といって、日本で言うと、単に基音からの位置を表していて。ピアノの鍵盤、ここのこの音じたいを表す名前は音名、日本だとハニホヘトイロハ、鍵穴の上の真ん中のドが「ハ」です。戦前はこれで音楽やってたのでおじいちゃん世代は「ホトトトイトトト」と「おうまのおやこ」を歌うんだとか(ドレミで言うとミソソソ、ラソソソ)。音大とかではドイツ式にツェーーデーエーエフとやります。CDEFGAHC。シーフラットがBだったかな。だから、バッハを音符に直すとシ(フラット)ラドシ。これを主題にしたバッハフーガとかがあるんだとか。バッハとかはこういう遊びが好きで女性の名前を入れた主題で曲を作ったり(アガーテ嬢ならAGAD(Tの代用)HEとか)って、聞いたなあ。アルファベット全部をカヴァーしてるわけじゃないのであんまり使い物にはなりません。そこに楽器があって、音楽家同士なら、「(その答えは)A」とカンニングする位には使えますか。おかあさんは絶対音感ないので無理です。
   その元の音からどのくらいずれてるかという数字をもとにアルファベットをずらすなりして表し、メロディに暗号文を隠すというのをやってたのが「百年の預言」(高樹のぶ子)。国民の皆さんがよく知ってるメロディに暗号の音を足して演奏してラジオで流し、聞く方もそれを正確に楽譜に起こしていくつずれてるとか元の歌にない音はこれとこれ、と正しく認識して元の文に戻せるというのはレヴェルの高い音楽家の多い国じゃないとできませんね。

   童謡の暗号なら、「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)の、「あっという間に」。そんな、草野球チームのサインを盗むためだけにこんな大がかりな暗号使うか、というのもありますが、コレがそれを表してたのか! という純粋なオドロキは忘れられません。「かわいいコックさん」だよ?

   暗号ってのは同レヴェルの知性を持ってる同士が秘密を共有するためのものなんで、なんだかドキドキしませんか? 解けないと、彼には解るものが自分には分からないって、仲間はずれ感がします。冒頭の「踊る人形」、あのメッセージは、あの暗号で遊んだ頃を思いだして、というメッセージ、おまえは未来永劫俺のものだ、という強い確信までにじみ出てて、依頼人さんは怖かったんじゃないかしら。
   逆に、解けたときは作成者に心身ともにとっても近づいた気がして達成感ありますよね。「黄金虫」とか、お宝もついてくるし。

   お集まりの皆さんの心に残る暗号はなんですか?

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2007年3月 8日 (木)

今日だけデザイン

   いや、3月8日はサンバの日だから。
   みんな、忘れるのはやすぎ。

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のだめオーケストラSTORY 初心者向け!?

   娘に買わされた「のだめ」関連CDです。春らしい若草色のジャケットに、原作絵の千秋(燕尾服着用で指揮)のだめ(ピアノ……私服)が大きく入り、下の方に思い思いの私服と格好で演奏する左から黒木くん、チェロのスケコマシ(名前要る?)、キヨラに真澄ちゃんに竜太ちゃん。菊池(チェロ)も友達のうちに入れてもらってるのか……ドラマではコンバスの貧乏娘桜ちゃんが最後まで結構活躍してましたが。

   2枚組のCDの中には、ドラマ・アニメの中で取り上げられた作中の曲がぎゅうぎゅうに押し込められ、非常にお買い得状態。あの真澄ちゃんの卒業演奏曲、アンドレ・ジョリヴェの打楽器の協奏曲なんて田舎のCDショップじゃ見つけられないでしょ。もう、これが入ってただけで御の字。
   映像化に際して詳しい人は「あれ?」と思ったでしょうか、多少の曲は入れ替わっていて真澄ちゃんが千秋にアピールした第九の楽章(原作では2楽章だがTVでは1楽章)や、ニナ・ルッツでのだめが弾いた曲なんかが違ってるんですが、その辺はちゃんとことわりが入っており、自分の記憶力に疑いを抱いてしまった人には安心の心配り。
   これだけの曲を2枚にかっつめたために、曲はみなほんの触り、作中で使われた辺りだけで、あの作品を追体験、実際に聴いててみるためには実によい構成、クラッシックってけっこー長いし。お値段もまあ手頃だし。
   ただ、全曲どんな物か知ってみたいという向きには「ここで終わりかよ~~~!」という欲求不満が必ずついてきます。そういうひとは、別に出ている登場人物別CDか、のだめに関係ない普通の有名アーティストの大手から出てるやつとか(有名タイトルならレンタルにもあるし) 、値段を言うなら輸入盤とか(日本語解説ないけどね)聴いてみた方がいいかも。
   いやしかし、わたしが大学に入った頃は、クラッシックと言えばドイツとロシア~旧ソ連のものと思ってました。有名どころって、バッハから始まってモーツァルトに(当時はドイツとオーストリアの区別もついてない仔猫ちゃんだったし)ベートーヴェンにチャイコフスキーね。義務教育の音楽鑑賞なんて、「ウィリアム・テル序曲」に「くるみ割り人形」に「アルルの女」でしょ。あ、ビゼーはフランス人か。(ロッシーニはイタリア人!)
   友達のオケなんか聞きにいっても「未完成」で「運命」で。フランス人はオペラとシャンソンしか聴かないかと思ってましたわ。
   ところが、「のだめ」ではラヴェルとかプーランクとかドビュッシーとか、新しめのフランスものがよく取り上げられてて、時代の流れなのか本場というかコンクールとか音大生はいつまでも古典ばっかやっとりゃせんのか、その変なところに感動したんでございますよ。音楽の資料集、年表みたいのに音楽家がどんどん並んでるんですが、だいたいロシアの国民楽派やら、ガーシュィンやフォスターあたりで終わってて。それ以降は作曲する人いないの? もうクラッシックじゃないのって密かに思ってて。実は、團イクマ(ゴメン、字が拾えない!)やら黛なんとかやら、現代作曲家はまだまだおるのであります。外国にもね。アンドリュー・ロイド・ウエッバーはミュージカルばっかじゃないですよ。実にお洒落で祈りに満ちたレクィエムも作ってます。作中、架空の作曲家海老原大作も課題曲を出してたり。きっと今のコンクールはこんなのもやるんですね。
   そういう現代ものをどんと紹介したのも、「のだめ」はすごいんじゃないかと思います。

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なごり雪?

   昨日は番付編成会議……じゃない、M山小PTAの来期予算編成会議で。くらしとみどり委員長も一応招集がかかりました。もういなくなる立場の早乙女さんは引っ越し準備を口実に休んでも良かったんだけど、ちょうど前日にPTAが出してる新聞が刷り上がって「各地区の地区長さんは取りに行ってください」と広報したのに、当の自分がうっかり忘れててミスティヒルの分はPTA会議室に放置……となってしまったので責任上行って参りました。主任先生に提出する来期委員名簿もあったしね。
   そんで、大人しくお茶だけ戴いて帰りましょうと思ってたのに、またしても
   「全国PTA大会が今年は仙台で華々しく開催されますのでそのお手伝いなどに協力が要請されました。ナニをやるか解ってないので予算はまだ付けられませんがそのためこちらの予備費が……」なんて報告に怒髪天で
   「うちは小さいんですからそういうお付き合いもカットしたらどうですか! 今時働いてて日中うちを明けてるおかあさんも多いのに、こないだみたいに昼間っから山奥の研修所くんだりでのんびりじじいの講演なんざ聞いてられませんよ!  そんなもんに謝礼金払って! ありゃ絶対教育委員かなんかの老後の小遣い源つうか天下り先になってますって! 会長! ちょっと行って意見上げてきてください!」とホエ~ル。【゜ >≪ でも、
   「大きいところはもっとお金取られてます。人数割りなんですよ」と、世の中はキビシイ。
   「もっと遠けりゃそれ口実に逃げられるのに。なんでうちは中途半端に街に近いかね」
   「T区全体で見ればあの研修所は意外と等距離なんです。ま、今は各小学校の会長さんも仕事持ってますから、町中の方が集まりやすいって、会合は市役所のあたりでやることが多いですけどね」って、会長もいろいろ口が滑る。
   ……一極集中が弊害を起こしてるってのはこんなレヴェルでも有るのかよ。
   というわけで昼過ぎまでああでもないこうでもないと話を戦わせて、おうちに帰りましたら外は雪。朝、ゴミを出してるときにもひらりと来てましたから驚きゃしませんが。
   「♪仙台で見る雪はこれが最後ね~と~」
   単純なたちのおかあさんは嬉々として歌ってしまいます。
   いや、最後じゃないから
   最大GWまで雪を見た記憶があるそうです。旦那様は大学以来仙台には25年暮らしてましたから。
   引っ越しは25日。おかあさんはまだまだ暴れます。雪もまだまだ見られるでしょう。

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2007年3月 7日 (水)

シンデレラ×人魚姫ー舞踏会=?

   

ベタ足のおかあさんは、若い頃から靴選びには苦労しました。

   デザインで買ったことはほとんどありません。EEEサイズのものを選び、おっかなびっくり履いてみて、1,2メートルも歩いて、少し足踏みまでして、ためつすがめつ、清水の舞台とまでは行きませんが、そうねえ、渋谷のハチ公の背中から飛び降りるぐらいの決意で(それはまた別方面の度胸が必要であろう)レジに向かっていたのです。
   それでも、1年の時は靴擦れに悩み苦しみ、一歩ずつ歩んでは脳天まで響くつま先、足の裏の痛みに泣いていたのでした。
   そして、東京になれる頃には、足の裏、指の付け根から下がったお肉の一番厚いところに見事な魚の目ができていました。

   ゆく春やとれなき魚の目に泪 
                        舞音
   (元ネタは芭蕉。あのひとも魚の目に苦しんだのかも知れません)

   チーズおろしのようなでかいやすりで擦ってみたり、皮膚をどんどん解かすという恐ろしい薬のついた絆創膏を貼ってみたり、いろいろ試しましたけど効き目はなく。
   嗚呼、人魚姫もこんな気持ちだったのねと悲劇的感傷にふけっておりました。そして、型がちょうどよくて足に負担のないお気に入りは、もうデパートのミスターミニット? 合い鍵やら靴の修理やらしてくれるところで何度も何度もヒールを打ち直して大事に履いてたんですよ。

   それが、仙台にお嫁に来て、すぐ豹太が授かって、ヒールのある靴なんか履くんじゃないと、初めてローファーというものを履いてみましたところ。

   

駱駝。じゃない、楽だぁ。

   また、ファッションもカジュアルな物が流行って参りまして、足元も、歩きやすい靴でお洒落な物がどんどん出て、その後も近くはスニーカー、麓へもウオーキングシューズと、パンプスを履くことを忘れてしまって。気がつくと、魚の目はきれいさっぱりなくなってました

   卒業式を控え、また、引っ越しのこともあり、昨日下駄箱を開けてみましたが、仙台に来て以来一度も履いたことのないパンプスが2足3足……。なにやら白いものが浮かび上がってます……。
   (これはクリーナーで良く拭いて落とした後コロンブス社の靴磨き用クリームを塗ってよく磨いておけばナントカごまかせるな)
   ヒールがすり減ってどうしようもないものはもう思い切って処分しました。シンプルライフを目指すのよ。いくら何度もヒールを打ち直して苦楽をともにしたお気に入りだって、今使い物にならなければ無駄よ! 
   おリボン型飾りと金の金具のついたジヴァンシィの中ヒールは、かなりヒールの巻革の部分が可哀相なことになってるけど、どうせ行き先は小学校、運動場とか突っ切ったら汚れるし。式は体育館でスリッパ履きだし。とりあえずまだ足ははいったし。いいやもうコレで。

   ということで、なんとか卒業式用の靴は準備できそうです。

   いいのよ、もうパーティなんか年に一回あるかないかなんだから(なんか哀しい)。
   とりあえずお葬式用のプレーンなパンプスは用意しとかないといけないカモだけど(金具に黒マジック塗ったらいけるかしら? そこまでしなくてもいい?)

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2007年3月 6日 (火)

「風林火山」 9 一触即発

   痛々しさに目をそらすことができない「風林火山」、今週は武田家パート中心です。ま、勘助と晴信が久々に相まみえる回だったから当然か。
   天井裏から狙った平蔵どんの矢は、さすがの板垣が気づいて切り払い、場は一気に緊迫。天井板に突き立てられる槍、槍、槍。ばっと後ろに退いてやり過ごす二人にシンクロして、もう開始5分で心臓バクバク。どう切り抜けるのかと思ったら、勘助、自分から飛び降りてきました。これは平蔵を庇ったのかな?
   で、「斬る!」と板垣。「でも、投降した者は斬らないといってしまったから、こいつを斬っちゃったらあとの投降者も全部斬らなきゃならないし、ウソ吐いたことになるし」と、あくまで庇おうとする晴信。どうでしょう、将来を見据えて人材のキープのつもりでしょうか、ただ単にぬるいのか。
   「じゃ、こうしよう、わたしが直々に」と、刀を構える晴信、首に振り下ろ……絶対これはいったな、という効果音でしたけど、寸どめで勘助の命を救います。そんであの歌舞伎語りで「山本勘助が首討ち取ったり!」って、高笑い。……去年のねねの浅野ゆう子より浮いてますぜ、御曹司。首を討ち取るっていう言い回しも? 首は落とす、取る、はねる、貰い受ける(格上の場合)、で、ま、打ち首って言葉はあるけど討ち取るもんじゃないと思うなあ。違和感。「うち」は強めの表現か? うち入る、うち果たす、うち立てる、の類。
   で、生き恥をさらした感の勘助、さらにみじめに諸国をさすらうことに。
   100点満点で帰るとパパに怖がられちゃうからと、取った城は放置で甲斐に帰る晴信、やっぱりパパに叱られちゃいました。ぶん殴られても「サンキュー」とか言っちゃう晴信、もうコワイよ、ホント、ナニ考えてるのか分かんない。「兵は詭道なり」なんつって。どーゆー意味よ? せっかく取ったお城を放り出すことが計略の内ってこと? 意味不明。それは晴信のプライドであり、周りの心情をこっちに引きつける演技でもあるのですが、パパの身になってみたら、これは得体が知れなくて可愛くない息子ですよ。
   冬、ところは諏訪? 谷間に行きだおれる青年がひとり。おお、勘助今度は諏訪にわらじを脱ぎますか、と思うとそれは今度は平蔵。彼を助けるのは細面の美女。
   「ななえ、いや、清良たん」
   水川あさみさんは最近うちで見ているドラマに次々登場してるので、もううちの子は覚えてしまいました。例の、美しいストレートの髪を前面に出したシャンプーのCMも、最初は「おかあさん、ななえが出てる!」だったのが「キヨラ!、 キヨラ!」次には「おヒサ、おヒサ!」になるのでしょうか。そうして一流の女優さんになってゆくのね。
   そして、今度は諏訪さんちがクローズアップされるのでした。おかあさんは勉強になっていいと思いますが、こう順繰りにやられるとご覧の皆さんは混乱しませんか? おかあさんは既に今川さんちの重臣たちの顔を忘れました。いや、デスラーは覚えてるけど。
   晴信の妹を諏訪さんのところへ政略結婚でやり、パパは挨拶に訪れます。その諏訪さんちには正妻でないおねーちゃんに産ませたもうおおきな姫様がいたんですね。湖衣姫、じゃない、由布姫。あの、この前の「武田信玄」では湖衣姫だったそうですが(例によって、この時代の女性の本名は伝わらないのでみんな適当につけまくり)、そりゃ~、諏訪湖に引っかけたにしてもイマ風過ぎ。由布も、その頃木綿が流通し始めたと「姫の戦国」でやってたから、当時としては新しい(木綿と書いてゆふと読む)名前だったかも知れませんが。「毛利元就」の原作で、奥方が「吉川のうちでは女の名前なんて産まれた年の干支で適当に呼んでた」云々と言われてて、それが又ヘビ年で、「巳の御方」ってあんまりそれじゃ可哀想だからってンでドラマでは「美伊」だったのは巧かったと思うけど。
   脱線したな。
   で、その将来の諏訪御寮人を嘗め回すように見る信虎。やな感じ。と思ってたらやっぱり最後に出ました
   「そっちからも人質『蝶』戴」って、失敬、パピヨンじゃあるまいし。晴信ちゃんはもう奥さん居ますけど? 弟用? いいえ。

   

手 前 の 二 号 さ ん と し て く れ と い っ た の で す。

   ヒ ヒ ジ ジ イ 最 低 !!!! 逝 っ て よ し!

   今年の脚本家は巧いよ! もう、出すエピソード出すエピソード決まりまくり。おかあさんの心は人形のように操られております。

   そして、邪魔っこ晴信は「行儀見習いに今川行って来いや。向こうの殿様の方がオマエより切れ者だし」って。それはもしかしてていのいい追放?
   立て晴信!
   そして、密書を持ってお使いに出る伝助が今川領ですれちがったのは、すっかり荒んでしまった勘助だったのでした。この時代、プータローとしてとりあえず生きていられるなんて、やっぱり今川領は甲斐より豊かだったんですねえ。
   さあ、今度こそ晴信に仕えられるかな? 三度目の正直は次回以降!

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2007年3月 5日 (月)

宮城野の食欲魔人

   女の子に限らず、ご機嫌の悪いひとの気持ちを引き立たせるのは一番においしい食べ物でしょう。
   この週末、新居に旦那様を尋ねたわたくしどもでしたが、強行軍にまず虎美がダウン。多摩のホテルで熱を出した翌朝、ドーナツを広げた途端に顔色が明るくなったというのが朝でした。
   中学校を探して迷子になり、疲労困憊してわたくしと豹太が戻ると、なんにも支度のない新居で「でもとるか」ということになりました。
   「イクラのはいってるのにして!」と虎美。元気だのう。
   届いたお鮨を皆モクモクと食べ、今度は制服の寸法を採りに隣駅の洋品店へ。一応要所のサイズはおかあさんが採ってファクスで送信しておいたんですが、そこまでするからにはオーダーメイド? おかしいな、仙台のA中はハトサクラ学生服とかの既製品だって聞いたのに。神奈川はみんなお洒落さんなのかしら、とお店にはいると……カンコー学生服のロゴの印刷された箱からもう既製服を出してきて豹太に着せ掛けているではありませんか。最近、野球効果で肩が張ってきたとはいえ生まれつき猫のようになで肩で手の短い豹太は掛けるブレザー掛けるブレザーみな借り物のよう。肩は浮き、手首はオランウータン。そんでお腹周りはきついと。(親の因果が子に報い。嗚呼、堪えてくれい)おかあさんは涙を催しつつ見守ってしまいました。
   いろいろ揉めつつサイズが決まり、手首やら足の裾上げの量が決まり、ダメもとで聞いてみます。
   「いつ頃できますか? 20日が卒業式ですけどそれまでには無理?」卒業式にこのブレザーを着ちゃえと思ったのですが……やっぱり無理って。
   「じゃ、とりあえず指定セーターとワイシャツだけ先にもらっとこう」あとは葬式に着られそうな上下を適当に揃えて。
   「おじいちゃんが今日金沢から出てきてくれたそうだから」と、待ち合わせの品川のホテルへ移動。って、遠いね。なんだか暑いし。南武線に乗り換えたりしてる間にまたお嬢様のご機嫌が下向きに……。せっかくおじいちゃん、今までは金星から天王星に行くような気持ちだったのが、とりあえず木星ぐらいまでは近くなって、そうねえカリオペーぐらいかしら、嬉々として会いに来たのに愛しの虎美が不機嫌なのでとっても困ってました。
   「虎美ちゃん、じいちゃんが来たんだから元気になりなさい。じいちゃんがごちそうしてあげるよ」とらしくなくご機嫌を取る姿にこっちもいたたまれない気持ちでした。
   おじいちゃんがつれていってくれた昔からあるという和食レストラン、
   「なんでも好きなものをいいなさい」って、虎美は
   「なんにも食べたくない」とふてくされ。そんなこと言われたらおかあさんはすき焼き御膳がいいとか言えなくなるじゃないですか。とりあえずいちばんリーズナブルな刺身と天ぷらの付いたお膳を頼んで。虎美には稲庭うどんがあったのでそれを出してもらうことにしましたが、おじいちゃん、虎美のためにもそのお膳を注文してくれて。
   「虎美ちゃんも食べなさいよ、おかずも食べた方が栄養がいいよ」と勧めるものだから。最初の竹を輪切りにして作った器に流して固めた豆腐が来ると、自然に匙を取り、天ぷらも、刺身も……全部平らげたのでした。

   

この食いしんぼ!!

   おかあさん穴があったら入りたい!!

   そしてまた夜「気持ちが悪いよう」と言いだして(当然です!)。
   翌朝は品川の駅の「なんだかお洒落なところができたからそこで買ってみよう」と旦那様のご案内でアルテとやらのテイクアウトでステキな食べ物を売っているところで買ったパンで朝食。またハイジの白パンなんかバリバリ食べて。

   お昼は東京駅の大丸のレストラン街でスエヒロでハンバーグセットなんぞ食べて。

   ご機嫌で午後イチの新幹線で帰宅したのでした。疲れ果てたから夕飯は仙台の駅ビルの下で餃子とかシュウマイとか買って(さらに捨て犬のようなまなざしの虎美にタコ焼きをひと舟買わされて!)それと冷凍しといたご飯で済ませて。おかあさんも久々の東京で気が大きくなってたでしょうか。

   明日からご飯と梅干しよ! 

 

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2007年3月 4日 (日)

迷子イン多摩

   

新居に行って参りました。
   3日の朝10時から、豹太の入学する中学校の物品販売会があるというので前日に東京へ出て泊まり、朝中学の方へ直行の予定で。旦那様のとってくれたのは京王プラザホテルでした。いつもとは違って自分で時刻表を買って、18時近くの新幹線を洗い出すところからはじめたから大変。「このような予定になりましたけど」とメイルを送ると「このはやてに乗った方が時間を短縮できる」と添削されて腐ったり。だったらいつもみたいに旦那様が立ててよう。東京にいたのは13年前というおかあさんが、「東京駅から新宿には中央線特快」で、と書くと「『湘南新宿ライナー』というものを大宮から使いなさい」とか。首都圏も便利になったんですね。
   「新宿からの私鉄は特急を予約しなさい」って! 「そんな贅沢な! これからいくらお金がかかるか解らないのにそんなことはできません」って言ったら「数百円だから。座れるに越したことはないでしょう」って。それをホームページから自分で音声自動受付の電話に掛けて「さんがつ、ふつか、しんじゅく、から、たませんたー」と緊張しまくりの声で予約を入れました。
   おかあさんがんばったんだから。
   で、「旅行代理店でお受け取りください」というのを大宮での乗り換えの時に取りに行こうとして、何を勘違いしたのかJRみどりの窓口に行っちゃって。いえ、途中、まちがいに気づいて順番が来る前に列を抜けたんだけど、もう遅かったのでJTBも日本旅行もしまってたのでした。……冷や汗。とりあえず新宿をめざして、小田急線の乗り場のすぐ前の発券所で特急券を出してもらえました。
   生まれて初めて乗るロマンスカーが自分ち行きとは。
   昔遠足で来たようなところにマイホーム買う羽目になった、という内容の川柳があったと思いますが。
   まあいい。今流行りの中国語/ハングル表示もあって、ロマンスカーが「浪漫特快」だったのには感心しました。「浪漫車」じゃマンマだもんね。
   時間が来て、滑るように走り出したロマンスカー、徐行が長いわね、都心だから? と思ってたら、徐行状態のママ次の駅を通過……って、新幹線と比べてたからでしょうか。実は十分速かったみたい。でも、ホントに揺れなかったのはロマンスカーだからだったんですねえ。
   と、どんどんお客さんは降りていって越後湯沢発高岡を過ぎたはくたか号状態(=ほとんどカラ) で多摩センターに着き、駅を出ると大きなペデストリアンデッキ(仙台人にしかわからない? 駅二階から繋がる大規模歩道橋)が緩やかに延びていて、そこからホテルは直通だったのでした。
   もう、虎美の昂奮すること。
   昂奮しすぎの虎美、夜中に熱を出して大騒ぎ。おかあさんはじめてホテルのフロントに電話掛けて氷枕もらっちゃいました。廊下の氷のディスペンサーに行ってアイスペールにガラガラ氷落ちてきて音にビックリして飛び上がったり。
   とりあえず旦那様には土曜出勤を取りやめてもらって虎美を引き受けてもらうことにして。
   新居の最寄り駅まで死にそうな人を抱えて行って
   「朝ご飯」とミスタードーナツでドーナツ少しと肉まんを買ってバスに乗って。なんとかおうちについてドーナツの箱を開けたら。
   虎美露骨に元気になって
   なんだこりゃとおかあさんと豹太は10時15分前におうちを出ました。
   おうちの前の道を真っ直ぐ小学校前まで歩いて、そこからバス通り沿いに降りていけば中学校、と何度もイメージトレーニングしたのに。
   小学校に着かないんだもん。
   番地がなんだか地図と違うんだもん。   
   現況優先か? とのしのし歩いていくと、下ってるはずの道が登ってるし。
   すっかり迷子になりました
   曲がれば曲がるほどきれいなおうちが見えてくるし。
   こんな上品な住宅地に住んで大丈夫なんでしょうか?
   「俺4月からホントにそこ通うの?」と豹太は挫けそうだし。
   またこの日は4月並に暖かかったし。
   汗かいて。なんとか子どもセンターとかいうところにたどり着いて、恥を忍んで聞いてみたら
   「ここ真っ直ぐ行ったらバス通りに出るから、そこを降りてくと小学校があってその隣」って。
   たしかにその交差点の名前は「K中学校前」。でも、傾斜が禍いしてどっち方面を見渡しても中学校が見えません! とりあえず登っていくと校舎らしき四角い建物が!
   「やったな!」と顔を見合わせるとそれは「K小学校」
   「いや、その隣にあるって言ってたから! じゃ、これね!」と歩き出すと確かに大きなテニスコートが! 勇んで校門を見ると「A高校」OTL。
   もう泣きながらもときたバス通りへと折れるとコンヴィニがあったので、お茶を買いつつおねえさんに尋ねます。
   「K中学校はどっちでしょう?」ったら、おねえさん知らないんだもん。
   「店長に聞いてきます」って、そのくらい遠くまで迷い込んだんでしょうか!?
   「ここ戻るとK小があって、その先にA高があります。中学はその上」
   上ですか!?
   確かに、テニスコートの上にもグラウンドらしきものが見えてました。でも、その時はテニスコートの方がK中だと思ったから左へ降りちゃって、そして、校門で「高校」という字を見た瞬間にその事は頭から消えてたのでした。
   またもう一周して小学校の前を通り、高校のテニスコートにぶつかり、その角を見上げると……おかあさんを従えた12才ぐらいの少年少女がゾロゾロとはいってゆくのでした。
   到着、10時44分。一時間も多摩の丘陵をさまよっていたのでした。
   首尾良くシューズやら指定カバンやらジャージやらを買い揃え、入学のしおりなどを先生からもらって……バス通りまで戻ってバスで帰ることにしました。
   「小学校あるじゃん!」バスの窓から見る景色は朝乗ったコースとは違う感じ。
   「あ、郵便局」
   と、角を曲がるとすぐおうちが見えました。慌ててバスを降りて振り返ると……そこは変則交差点で。最初にとった道じたいが間違っていたのでしたとさ。
   豹太のおかあさんに対する信頼が思いっきり下がったところでとりあえず午前中はお終い。お寿司をとってもらってご飯にしました。いえ、お寿司が来るまでおかあさんは今度は虎美を連れて小学校にご挨拶に言ってきましたけど。……正しい道を行けば、C小学校はすぐでした。しくしく。

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