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2007年12月17日 (月)

狸の毛皮はぬっくぬく

   昨日、いろいろ買い物に駅前まで下りまして、
   「おとうさんのクリスマスプレゼント買ってない!」と慌てて虎美とサティに飛び込んでイロイロ探しました。
   「寒いとか言ってたからカーディガンとかでいいんじゃないか?」
   「おかあさんそれセーターだよ」と虎美。
   「おおいかん。おとうさんはセーターは着ないのだ。すぐ脱ぎ着が出来るように前開きの……おお、これは安いぞ! カシミアカーディガンが3割引」このご時世、カシミアマークが付いていても疑わしいですが、これだけ軽くてふわふわしていればきっと混ざっているものも上質でしょう。
   「買えるの? おかあさん」と、虎美。
   「9800円が3割引だといくらか解るか?」 はいはいここで算数のお時間。
   「9800÷0.7で……」
   「なぜそこで割る!? 掛ける0.7!」
   「あ、そう? ……難しいからおかあさんやって」
   「約一万と考えろ。あとは九、七、六十三だからだいたい六,七千円。大丈夫、買える」 と、レジへ持って行き、クリスマス包装をして貰うことにしました。今は、レジを済ませた後専用の袋へ入れて特設包装カウンターに行くことになってるみたいです。各売り場に包装の出来る人を張り付けなくていいし、包装用の材料も一元管理すれば無駄がないです。番号札を貰ったら、
   「二〇分ぐらいしたら来てください」
   で、ついでなので夜の防寒グッズを探してウロウロ。旦那様ったら、前日、明け方まで書斎でうとうとして来なかったくせに、やっと来た、冷えた足を温めて貰おうとそろり、と足を忍び込ませたら……。
   「今朝はさすがに寒かった。冬は敷き布団の下にマットを敷くべきだろう」って朝食の時に。
   「わたしが足を入れたでしょう」
   「だから尻が冷えて寒かった」って、失礼な! 旦那様がそんな合い物のパジャマを着てるのがいけないんです! この寒いのに、厚さが1ミリもなさそうな薄っぺらいメリヤスの!
   で、湯たんぽは寝具売り場かな、とウロウロしていると、棚の上になにかカワイイものが載っています。
   「ウサギ~♪」と近寄って、モフります(注:モフるとは、動物の毛などふわふわしたものを触ったりして和むことです)。
   「1280円だって! う~ん柔らか~い」焦げ茶はあんまりウサギのぬいぐるみにはない色ですが、珍しくてまたよいでしょう。新素材のようで、ビロードタッチの細い毛がなんとも柔らかくて触り心地がよいのです。ちゃんと四つんばいになっているリアルっぽい造形で、お耳には針金さえ入っていたとか(同じくモフり倒した虎美による)。
   「おかあさん、買ってあげようか?」というところでハッと我に返って、
   「これ以上うちに物を増やすな」とウサギから手を放したところが、
   「ラビットファーの毛布」という大々的POP。冬用のぬくぬく寝具のようです。膝掛け、毛布、枕などいろいろ。さらに「ラクーンファー」と「シープファー」、どれも合成の新素材のようで、それぞれ本物らしい色合いに加え違った肌触りなのが芸の細かいところ。
   「たぬき~♪」
   「ひつじ~♪」と、娘と二人で撫でまくり。
   「おかあさん、この枕は?」各動物の顔と手足とお尻尾のついたぬいぐるみ型枕もしっかりあります。ちゃんと腹巻き型のカヴァー付き。
   「でもどうせカヴァーかかってるし。おとうさんのぎとい頭の脂で汚れちゃ可哀相」
   「じゃ、買わないの?」
   「う~~~~~~~ん、でも膝掛けなら買えそう。ひどいことを言うおとうさんのお尻にこれを掛けてウリウリといじめちゃおう」
   「なにの毛皮にするの~?」
   「この狸の毛皮。このグレイの縞がたまらん。ラクーンというのはホントはあらいぐーま、だけど狸だなこりゃ」いいえ、枕に付いてた顔はしっかりアライグマでした。
   「狸毛布だ~♪」
   で、自称カシミアカーディガンといっしょに楽しく帰宅しましたことよ。
   「プレゼントはいつ渡すの?」と虎美が聞いてきます。
   「おとうさんの部屋に転がしとけば」実に甘みのない家庭です。

   ご帰宅された旦那様、ごゆっくりなお召し替えと思えば早速開けてみたようで、
   「チョッキを買って貰ったようだが」
   「NO~! カーディガンです!」
   「袖が付いてなかったよ?」
   「そんなわけはありません! カーディガン!」
   「……チョッキで良かったんだが」
   「じゃあうちの母に言ってお袖取っちゃいます! そんでそのお袖はわたしのレッグウオーマーにして夜はご迷惑掛けませんから!」って、ケンカになっちゃった。

   「その他に狸の毛皮を買いました!」
   「?」
   「ほら~きゃ~似合ってる! 最高!」背を丸める旦那様に着せかけると、このかるく茶色がかったグレイのグラデーションが実に現物そっくりで……
   「笑うんなら着ません」って、あら、すねちゃった。
   「いやそんな、可愛いんだって!」
   「いったいこれをどうせよと?」
   「ですからお休みの時に尻の周りに巻いていただいて。そこへわたしが足を入れると」
   わたしはかわいいあらいぐーま♪ と、アダチユミが幼い頃のCMコピーの口まねをしたりしてご機嫌で……その狸さんを腰に巻いたままちょっと横になったらそのまま朝まで寝ちゃった。
   温かかったですけど。
   そして、お出かけ前の旦那様に声を掛けますと
   「やっぱり袖が付いてないようだが。着ていくよ」って。ホントにお袖がついてなかったですぅ~! 安いのはそのせいだったのか。

   とりあえず、自称カシミアカーディガンのヴェストは気に入っていただけたようなのでヨシと。
   「俺はなにも買ってあげられないのだが」って、ああ、旦那様、あたくしはフリース素材の温かくて手触りも良くってお花の模様の新しいお寝巻きが欲しいんですけど~!

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コメント

奇遇ですね!
まいね家で、休日出勤お疲れ様です、の旦那様が狸の毛皮を着せかけられていたとおぼしき頃、私達は狸を目撃していました。タクシーに乗って帰宅途中、川べりから住宅街に入ったあたりで、車の前を横切った獣が一匹!
タクシーの運転手さんも、あれ、狸でしたよね?と言ったので、私の目の迷いではないと思います。ふさふさの、とても温かそうな毛皮でしたよ。近所で見たのははじめてです。
シンクロニシティ~♪

投稿: とむ影 | 2007年12月18日 (火) 13時49分

 シンクロニシティ~♪
 この前NHKのお天気ニュースのついでに今年は暖冬か否かといろんな言い伝え指標で調査をしてましたが、どうだったっけ? 寒いときは寒いけど基本的に暖冬? 狸さんも食べ物を探しに人里に下りてくる異常事態ですか。ハッ! これも地球温暖化!?
 そういえば、狸ファー、うさぎファー、ひつじファーときて、きつねファーがなかったのがとても意外。狐は襟巻き素材で毛布にはならないってこと???
 狸ファーは今は娘が風刺漫画の成金マダムのように首に巻いて喜んでいます。
 

投稿: まいね | 2007年12月18日 (火) 21時22分

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