うちの母ぐらいの年代の人間が、物事が茶番劇のようだ、お手軽だというときに「あ~ら、漫画や」と決めつけるんですが。それを聞くにつけ、漫画とはお手軽なお笑いだと大人は思ってるんだなあといつも悲しく思っておりましたのよ。
この秋、日本TVのドラマに「有閑倶楽部」一条ゆかりが満を持しての登場です。いろいろ前評判で、主人公は魅録ということになっているとか聞いてたんですが。なるほど、あのメンツでは彼が一番一般人臭いですかね(一応親は特別職とはいえ公務員だ)。常識人であるというのは作者さんも言っていたような……って語れちゃうぐらい原作は読み込んでます。8巻ぐらいまでは実家にありますし、一時シリーズが終わるぐらいまでは(再開されました?)レンタルで読み終わってます。
で、見ようかな、なんてつぶやいてると、「虎ちゃんもみたい!」と娘が。おいおい。
「子どもの見る時間じゃありません!」夜10時放送ってのはどうよ? でも、ちょうどおかあさんも用事があるし、虎ちゃんもおためしに、とタイマー録画して、今さっき見終わったところです(おかあさん、普通の人の生活をしましょう)。
なんじゃこりゃ。
読売新聞のTV欄執筆者は、漫画的大げさな設定を楽しもうと割り切って書いてましたねえ……各メンバーのお屋敷は確かにそれっぽいけど……清四郎の救急車登校とか、やりすぎでしょう。登校するとラヴレターを渡そうとするファンがそれぞれ鈴なりってのは、あまりにも使い古されててギャグでやってるとしか思えないし。今時小学生でも笑っちゃうんじゃ? そう言う意味で何度も笑わされました。
エピソードは原作かなりいった辺りのダンスの大会が賭博に悪用されていたという話。さすがに原作1話のスパイが出てきて機密を盗んだとか、悪徳政治家が同級生を妊娠させたとかそういうネタは使えない模様。それでも、悠里の幼なじみが出てきて、という筋は見事に無視されて、魅録の恋が描かれてました。
ホントに魅録主役なのね(魅録役の子についてはなんも知りません)。
ま、原作のおいしいとこ取りでばかばかしくもすかっとする物語にしてくれるんじゃないでしょうか。小学生が見る分には面白いかも知れません。
こーゆードラマって、昔は7,8時台にあったような。罪が無くて。ご家族揃ってみられるお話。ちょっとおおげさで、内心突っ込みを入れつつ。わたしの若い頃だと「スチュワーデス物語」とか。もっと小さい頃でも、加山雄三が保護司をやってて、娘たちにきりきり舞いさせられる話とか、さらに小さい頃は石立鉄男がもてない私立探偵かなんかをやってたかなあ。
「のだめカンタービレ」も、月9だったし。こういうのはもっと早い時間帯にやってくれてもいいのに。なんでよって、お勤めしてらっしゃる大きいお姉さんがリアルタイムにおうちでご覧になるためね。ゴールデンは芸人がバカを曝すばっかりのヴァラエティばっかになっちゃって。子どもはどういうドラマを見たらいいのよ?
いや、あまりにわかりやすすぎで安っぽいつくりというなら、たしかにうちの子もこんなの見なくってもいいんですけど。漫画だとちゃんと作り込んであるいい話が、なんで実写ドラマになるとこうおおげさでばかばかしい話になっちゃうんだろう? 「のだめ」でも、千秋がのだめをぶっ飛ばすシーンがあまりにもコントのようで寒かったのは、そうでもしないとなまなましいDVになっちゃうからでしょうかねえ。今回は他の魅録はともかく、他の有閑倶楽部のメンバーがキャラ立ちを意識しすぎてわざとらしかったです、悠理は舞台俳優なのか、やたら芝居がおおげさなカンジで。
いまどき、小中学生が見て真剣に物語世界に没入できるドラマってないんでしょうか? 原作が漫画でなければあるのかな?
最近のコメント