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2007年6月 5日 (火)

風林火山 華麗なる再登場

   ハラショーを出せと言ったら。

   史実でもちゃんと今川・北条の争いに巻き込まれる時期だったそうで。立て烏帽子なんかかぶっちゃって殿様ぶりも板に付いた今川義元が、血気にはやって北条を攻めている、そこへわれらが勘助くんが晴信の使いとして行って……という回でしたか。おかあさん最近はもうながら視聴に切り替えたのに、パソコンの前を離れてTV前に陣取ってまじまじ見ちゃったわ。

   なんだかお声も低くなってて別人かと思いましたわ。戦装束はさすがに絢爛豪華、さすが、と思わせました。もう少しで北条を攻め滅ぼせそうなのに、余計なことすんじゃないとか、やっぱりこのひとは勘助とは相性が悪そう。手前の主君に手前で諫言せずして横から手をまわして勘助に「北条を攻めたって消耗するばっかりだからやめなさいよ。武田が出張ってあげるから領地はその辺もらってここらで停戦しなさい」なんてご意見を述べさせる雪斎の黒さよ。なんでそんなすがすがしい名前なんだよ。って、そりゃ、一応僧侶ですから。

   元は坊さんのくせに義元も野心的、と思っちゃいますが、彼は別に発心して出家したわけでなく、当時のそこそこのおうちの坊ちゃまとして、成績いいみたいだし私立行ったらどう? 的ノリで京の寺に行ったんでした。あとは、衆生を救うために思索にふけったわけでもなく、どっちかっていうと、社交というか、所属団体のステイタスを上げる広告塔としてその頭脳と教養を磨くことに専心した日々であったわけで。ま、禅寺のアイドルとして愛欲の世界で栄華を極めておったのかもしれませんが。ノリとしては、地方都市出の秀才、東大法学部からキャリア組ってカンジ、額に汗なんか、本人も周りも期待してナイデショ的生き方をするおひとなんですね、きっと。今時NHK大河のヒーロー的「オレが天下統一して世の戦乱をなくし、戦に泣く弱い人々を救う」なんてことはさらさら考えてないのでした。与えられた場に則して能力をふるう、それが自分の役割で名を高める方法、それだけ。何人死ぬか、誰が傷つくかについては無頓着。ま、効率よくミッションを遂行することには留意してるかもしれませんが。

   還俗して武将に、っていうと去年の足利義昭もヒドイひとでしたが、こういう、幼い頃から寺に放り込まれた武将ってのもある意味無菌培養で、上に立つ人としては問題ある育ち方かもしれませんね。

   いいのよ、そういう脇役があって、主役が生きるんだから。

   「独眼竜政宗」に最上や葦名があり

   「毛利元就」に尼子や大内があり

   「新選組!」に芹沢鴨がいたからあれだけ盛り上がったのです。

   晴信ちゃんや勘助にも、隣りに手強いライヴァルがいてもらわないと話が盛り上がって参りません。

   で、お詳しい人は「次は川越夜戦」ともうチェックポイントまで把握済みだそうで。この辺が歴史ものの面白いところ。前半の伏線が効いて、今川も北条も「あの片眼の男が!」と勘助ちゃんの出世に驚いたところで、さらに遠くの勢力、噂の「関東管領」さんの様子をつかんでおきたい勘助ちゃんは、その川越への派遣を晴信におねだりしておるのでした。

   それで、謙信はまだ出ないのか!?

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コメント

上杉謙信・・・生涯不犯・・・って・・・女だけでしょ・・・男とはやりまくりでしょ・・・って・・・これまでストイックな感じの俳優さんがやっていた謙信をガクト様ですもの・・・思わず。ど・・・ど・・・どーーーした?えぬえいちけい?料金不払いがソレホドこたえたのか?・・・って心配しちゃいましたが・・・腐女子にとっては堪らないキャストです・・・・・・腐っ! 腐っ! 腐っ!

投稿: 末摘花 | 2007年6月11日 (月) 13時35分

 や、どーも、末摘花さん。惑乱しておられますね。次回予告に出ましたからね、あの人がとうとう。
 どーしたって、それは、アレでしょ、「新選組!」の夢よもう一度。盛り上がりましたからねえ。いろんなタイプのいい男そろい踏みで。
 上杉謙信は別方向でも萌えの対象らしいですから、項を改めてまた。うふ♪

投稿: まいね | 2007年6月12日 (火) 20時08分

ああ・・・っ・・・懐かしいですね・・・藤原君の総司 浩市さんの鴨が大好きでした・・・内野さんもかなり頑張ってくださってますが・・・カッコよすぎ・・・と、言いましょうか・・・私的には、もっと・・・醜い・・・ノートルダムのせむし男みたいなイメージなんです・・・うう・・・っ・・・スミマセン、骨の髄まで腐ってますんで・・・仲代達矢さんのファンでして・・・特に! 彼の死ぬシーンに萌えを感じてしまうんです、今回、死んで下さらなかったのがとても残念・・・椿三十郎の時の死にっぷりが・・・絶品!

投稿: 末摘花 | 2007年6月13日 (水) 13時59分

 そうそう。原作だともっとむさいというか、人間の範疇に入らないカンジですよね(オイオイ)。TVでは、これだけ惚れてるんなら、あんたが由布姫を幸せにしてやれよとか思っちゃう。原作だと、そんなことは思うもおこがましい、雲の上の女性に対し、最大限の幸せを用意してやったつもりがこの修羅、って世界観なんだとおもうんですけど。
 世の中が平等になっちゃったからなあ。 
 役者さんも小粒? って言っちゃ失礼か。仲代達矢とか三国連太郎とか持ってこられると、格が違う感アリアリで。
 大河はもう盛り上げれないのかしらねえ。

投稿: まいね | 2007年6月14日 (木) 21時26分

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