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2007年6月25日 (月)

「風林火山」もっと知りたい! ナガオカゲトラ

   とうとう登場したあの人ですが。
   この前、今川義元がヒドイ奴だという話の流れで「お寺に入ってた御曹司だし」なんて言いましたが、この人、ナガオカゲトラもお寺に入ってた子でしたね。ただし、この人は必要以上にシューキョー心が残っちゃったようで。自分を毘沙門天と同一視ってどうよ? いわゆるジャンヌ・ダルクみたいな思い詰めたあげくの神懸かりだったんでしょうか(いやべつに女性説をまだ引っ張ってるわけでは)。

   でも、彼はここで大きな過ちを犯してますね。

   毘沙門天は純潔主義じゃないしぃ。

   毘沙門天といえば、仏法の守護神、元はインドの戦いの神様でありますよ。インドの神様といえば、アレ、シャクティズムとかタントリズム。パートナーとなる女神がおって、男女の交わりをすることによってお互い相手の力を自分の物とし、さらに強力に力を発揮できるようになるとかいうやつ。

   つまり。

   毘沙門天にはれっきとしたがおられます。吉祥天ね。

   それが、どうして「毘沙門天の守護を強力に発揮するためには女色を断つ」という方向に行くんですか。

   どうして誰もここんところ突っ込まないんだろう?

   どっちかって言うと、それこそマイナーだけど確実に当時存在した強い姫様をめとってラブラブパワーで二人して車の両輪のように戦いに邁進する方が毘沙門天を奉ずる身としては正しいあり方だと思うなあ(すいません、ちょっとしたリンクで「東京クレージーパラダイス」についての記事を読んだとこ)。

   やっぱちょっと、この辺が疑問です。やっぱり女の子だったのかなあ?

   ええとそれで本編の話。
   当初のもくろみ通り諏訪御寮人(由布姫って言うのイヤになってきて)に男子を産ませて得意な晴信&勘助であります。ところが、なかなか敵も然る者、
   「諏訪家の家督は寅王丸が継ぐんでしょ、当然」と、母としての情に眼を曇らせられないひとだったんですね。トラオー君は晴信の妹ねねちゃんが諏訪のパパとの間に産んだ子。諏訪御寮人にとっては年の離れた異母弟です。そんなん押しのけちゃってもいいし、晴信はその気なのに、また余計なところで意地を張る女人だ。
   困った勘助、晴信と密談。
   で、どーなったかというと、困ったときの今川頼み
   「雪斎どののところで修行させていただきたい」って。義元も怒ってましたね。今川は厄介者の捨て場所じゃないみたいに。ところが、「おまえもなんか言え!」と話を振られる雪斎は、「仏の道は誰でもウエルカム」とか澄まして言っちゃう。もう、狸、狸、駿府は狸の里よ~! でも、さすがジュケーニ、「人質が増えたってことよね? もしなんかあったらトラオー君を諏訪の跡取りとして諏訪に攻め込むけどいい?」と、これまた高度な政治的センスでいらっしゃる。みごとにトラオーくんの運命は決まってしまうのでした。
   ま、もうパパは切腹させられてるし、ママは心労から病死したらしいし。
   これはお寺のアジール(隠れ家)的側面。ここから出さえしなければ、身の安全は保証されてるんで。トラオーくん、強く生きてね(この後どうなったんだろう?)

   そして、歴史は繰り返す? 正妻三条さんの産んだ長男太郎君(マンマや)は着実に成長しておるのに諏訪御寮人の産んだ四郎君に諏訪どころか武田の家さえ継がせたいのではと危ぶむ三条さん。とりあえず「寅王丸も四郎も太郎の家来!」と言い切る晴信でしたが、勘助ちゃんはそう思ってないような……。

   口をぽかんと開けて、なにやらニシウラ高校の投手みたいなアホ面の赤子を抱きながら「お館様そっくりの麗しいお顔、四郎様に武田を継がせたい、天下を取らせたい」と妄想を口走る姿はほんに鬼気迫るものがありましたよ。

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コメント

 >それが、どうして「毘沙門天の守護を強力に発揮するためには女色を断つ」という方向に行くんですか。

    やっぱ、アレよ、エリザベス1世の「私は国家と結婚してます!」と同じようなもんか。真っ赤なウッソー♪

投稿: | 2007年6月25日 (月) 11時27分

はじめまして。
勘助ちゃん鬼気迫るというか、妄執に囚われた主人公って
感じでイイですね~~~^^

今までの大河って、何故か主人公が「イイ人」とか「立派な人」
になりがちでつまらなく感じてました。
その点、勘助ちゃんはいいですっ。
どこまで突っ走ってくれるのか楽しみです。

他の登場人物も個性豊かだし。
私は雪斎サマがツボです。

投稿: ねね☆ | 2007年6月26日 (火) 14時31分

   どうもこんにちは ねね☆さん どうぞよろしく。そうそう、最近の「大河の主役いい人化現象」はちょっと辛いものがありますね。いや、宮本武蔵は美化されてなくってひどかったんだけど。それで違和感バリバリでアレはおかあさんスルーしてしまったんだけど。今回も結構脱落しかけだけどがんばります! デスラー雪斎といい、脇役がいいしね。

投稿: まいね | 2007年6月26日 (火) 21時35分

   寅王丸くんですが、ウィキペディア情報を信ずるに、ドラマのたぶんこの時点(1546年でいい?)で諏訪のパパ(頼重)の叔父さんが諏訪大社の神主職その他を継いでるんですが、彼がやっぱ晴信に反乱を起こし、彼も(呼応のため? 手引きした大人がいるんでしょう)入っていたお寺から今川へ亡命を図り、殺された? もしかして東北に逃げたかも。てなカンジでした。大河では今川亡命説をもっと積極的に晴信(勘助)差し金としたわけやね。……やっぱ死ぬのか。ちょっと、奥様、この時点で満で4才よこの子。
   「子どもが死ぬのは嫌だ」@キャプテンブラボー。

投稿: まいね | 2007年6月27日 (水) 13時05分

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