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2007年5月11日 (金)

5月の風はシトラス

   スゴイ風吹いてますね。階段から落ちて向こうずねを抱えたまま半泣きの豹太を学校まで送って来たら、もう口の中まで砂埃

   平安時代のの女性はそうそう風呂に入れず、匂いをごまかすために服に、髪に香をたきしめていたとか。名前がスゴイです。「追い風用心」。ゆかしいですね。平成の追い風用心は、香りもさることながら、スカートがめくれあがってもキニシナーイの見せパンか? イヤそれもちょっと。

   わたくしも汗かきですから、自分の体臭と相性の良い柑橘系制汗スプレーを常備しておりますが(これがフローラルだととんでもないコンボになってしまう。くやしいけど相性ってあるのね)。お友達のモテる旦那様は蜂蜜系の体臭なんだそうで。そりゃ、虫がたかってしょうがないだろう。

      追い風は千年前から柑橘系

             振り返りたい自分を笑う               舞音

   本歌取りです。五月待つゥ花橘の香をかげばァ~昔の人の袖の香ぞするゥ~いや、本歌影も形もないから。

   さて、後ろに立つのは懐かしいあの人なのでしょうか。

   アロマセラピーの本などめくってみると、柑橘系の香りはホントに記憶力増進に効くそうで。「橘」の香りで人を思い出すのは「科学的正しいっ!」のかもしれません。じゃ、読んだことないのに書くのもなんですが、マドレーヌの香りで記憶がよみがえるとかいう某長編小説も、ヴァニラで香り付けしたヴァージョンじゃなく、オレンジの皮ヴァージョンのマドレーヌだったのでしょうか。

   そんで、自分がタイムワープをする香りはラヴェンダーね、よう知らんけど。

   で、数年前の坊っちゃん文学賞ネタに、性的虐待を受けていたヒロインがふとしたことからその過去を思い出して荒れるシーンを書くことになりまして。記憶をよみがえらせる鍵として整髪料を使ったわけ。で、昔からあるちょっと有名なブランドの整髪料を試しに仙台は藤崎百貨店まで出かけました。丹頂チックじゃないですよ、それだと親爺になってしまう(うちにもありましたから、別にイヤな思い出はないです)。もう少しおしゃれに、アラミス。

   濾紙に吹き付けて匂いをかいだら。

   よみがえるのは性的虐待の過去じゃなく(当たり前だ!)、へらへらしたメガネの笑顔でした。   

   大学のサークルの同期のコンサートマスターは、気のいいメガネハンサムでしたが、整髪料の匂いがきつくって、「んも~ぅ、ひでちゃんクサ~い」って嫌がられてました。身なりもちゃんとボタンダウンに白ベスト(襟ぐりに縁取りのような線入りのアレ)、グレイのスラックスとおぼっちゃん的。へらへらした笑顔が無害そうないい男でしたが、卒業寸前まで恋人はできなかったですねえ。そうか、ひでちゃんがんばってアラミスなんか使ってたのか。坊ちゃん刈りが少し伸びたような七三になりきらないナチュラル分けだったのに。ま、彼もまた勘違い系だったということか。まだまだみんな地味・ダサなファッションで、渋カシとかいう、ポロシャツの襟を立てるファッションは卒業した頃の新入生でぽつぽつみかけたな、などとしみじみと学生時代を思い出すおかあさんでした。

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