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2007年3月 6日 (火)

「風林火山」 9 一触即発

   痛々しさに目をそらすことができない「風林火山」、今週は武田家パート中心です。ま、勘助と晴信が久々に相まみえる回だったから当然か。
   天井裏から狙った平蔵どんの矢は、さすがの板垣が気づいて切り払い、場は一気に緊迫。天井板に突き立てられる槍、槍、槍。ばっと後ろに退いてやり過ごす二人にシンクロして、もう開始5分で心臓バクバク。どう切り抜けるのかと思ったら、勘助、自分から飛び降りてきました。これは平蔵を庇ったのかな?
   で、「斬る!」と板垣。「でも、投降した者は斬らないといってしまったから、こいつを斬っちゃったらあとの投降者も全部斬らなきゃならないし、ウソ吐いたことになるし」と、あくまで庇おうとする晴信。どうでしょう、将来を見据えて人材のキープのつもりでしょうか、ただ単にぬるいのか。
   「じゃ、こうしよう、わたしが直々に」と、刀を構える晴信、首に振り下ろ……絶対これはいったな、という効果音でしたけど、寸どめで勘助の命を救います。そんであの歌舞伎語りで「山本勘助が首討ち取ったり!」って、高笑い。……去年のねねの浅野ゆう子より浮いてますぜ、御曹司。首を討ち取るっていう言い回しも? 首は落とす、取る、はねる、貰い受ける(格上の場合)、で、ま、打ち首って言葉はあるけど討ち取るもんじゃないと思うなあ。違和感。「うち」は強めの表現か? うち入る、うち果たす、うち立てる、の類。
   で、生き恥をさらした感の勘助、さらにみじめに諸国をさすらうことに。
   100点満点で帰るとパパに怖がられちゃうからと、取った城は放置で甲斐に帰る晴信、やっぱりパパに叱られちゃいました。ぶん殴られても「サンキュー」とか言っちゃう晴信、もうコワイよ、ホント、ナニ考えてるのか分かんない。「兵は詭道なり」なんつって。どーゆー意味よ? せっかく取ったお城を放り出すことが計略の内ってこと? 意味不明。それは晴信のプライドであり、周りの心情をこっちに引きつける演技でもあるのですが、パパの身になってみたら、これは得体が知れなくて可愛くない息子ですよ。
   冬、ところは諏訪? 谷間に行きだおれる青年がひとり。おお、勘助今度は諏訪にわらじを脱ぎますか、と思うとそれは今度は平蔵。彼を助けるのは細面の美女。
   「ななえ、いや、清良たん」
   水川あさみさんは最近うちで見ているドラマに次々登場してるので、もううちの子は覚えてしまいました。例の、美しいストレートの髪を前面に出したシャンプーのCMも、最初は「おかあさん、ななえが出てる!」だったのが「キヨラ!、 キヨラ!」次には「おヒサ、おヒサ!」になるのでしょうか。そうして一流の女優さんになってゆくのね。
   そして、今度は諏訪さんちがクローズアップされるのでした。おかあさんは勉強になっていいと思いますが、こう順繰りにやられるとご覧の皆さんは混乱しませんか? おかあさんは既に今川さんちの重臣たちの顔を忘れました。いや、デスラーは覚えてるけど。
   晴信の妹を諏訪さんのところへ政略結婚でやり、パパは挨拶に訪れます。その諏訪さんちには正妻でないおねーちゃんに産ませたもうおおきな姫様がいたんですね。湖衣姫、じゃない、由布姫。あの、この前の「武田信玄」では湖衣姫だったそうですが(例によって、この時代の女性の本名は伝わらないのでみんな適当につけまくり)、そりゃ~、諏訪湖に引っかけたにしてもイマ風過ぎ。由布も、その頃木綿が流通し始めたと「姫の戦国」でやってたから、当時としては新しい(木綿と書いてゆふと読む)名前だったかも知れませんが。「毛利元就」の原作で、奥方が「吉川のうちでは女の名前なんて産まれた年の干支で適当に呼んでた」云々と言われてて、それが又ヘビ年で、「巳の御方」ってあんまりそれじゃ可哀想だからってンでドラマでは「美伊」だったのは巧かったと思うけど。
   脱線したな。
   で、その将来の諏訪御寮人を嘗め回すように見る信虎。やな感じ。と思ってたらやっぱり最後に出ました
   「そっちからも人質『蝶』戴」って、失敬、パピヨンじゃあるまいし。晴信ちゃんはもう奥さん居ますけど? 弟用? いいえ。

   

手 前 の 二 号 さ ん と し て く れ と い っ た の で す。

   ヒ ヒ ジ ジ イ 最 低 !!!! 逝 っ て よ し!

   今年の脚本家は巧いよ! もう、出すエピソード出すエピソード決まりまくり。おかあさんの心は人形のように操られております。

   そして、邪魔っこ晴信は「行儀見習いに今川行って来いや。向こうの殿様の方がオマエより切れ者だし」って。それはもしかしてていのいい追放?
   立て晴信!
   そして、密書を持ってお使いに出る伝助が今川領ですれちがったのは、すっかり荒んでしまった勘助だったのでした。この時代、プータローとしてとりあえず生きていられるなんて、やっぱり今川領は甲斐より豊かだったんですねえ。
   さあ、今度こそ晴信に仕えられるかな? 三度目の正直は次回以降!

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コメント

この脚本家大森寿美男さん、「照る照る家族」は今ひとつの評判だったそうですが今年はOKでしょうか。

投稿: くし | 2007年3月 6日 (火) 23時38分

 くしちゃんこんにちは~
 おや。「てるてる」はわたし楽しんでみてましたよ。あの突然歌い踊るところ込みで。途中、起きられなくなって(最低!) どうなったのか分かんなくなりましたが。演出がアレなだけで、話的には面白い作品だったと思うけど。
 今年の「芋たこ~」も、うちのお嬢様が「つまんない。見なくていい」といったのが大きかったのか、最近BSアニメ劇場を見なくなったせいか(そのあとぶっ通しでその一週間の再放送がある)、結構抜けがあります。せっかく心の師、田辺聖子の話なのに。反省。
 それで「風林火山」の方は、わたしだけじゃなく、2ちゃんねる大河板でも、硬派でいいんじゃないかともっぱらの評判だったと思います。

投稿: まいね | 2007年3月 7日 (水) 01時26分

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» 武田信玄は石和温泉に入っていない? [風林火山]
昭和36年に、果樹園の中から、とつぜん温泉が噴き出したんだって! [続きを読む]

受信: 2007年3月 6日 (火) 23時47分

» 風林火山〜第9話・晴信廃嫡、ギリギリの決断! [一言居士!スペードのAの放埓手記]
風林火山ですが、山本勘助(内野聖陽)が武田晴信(市川亀治郎)の捕虜になる辺りから始まりますが、勘助は海ノ口城も落ち、とりあえず自ら武田晴信の前に投降するわけです。意外な再会に驚く晴信と板垣信方(千葉真一)ですが、何と海ノ口城の捕虜から「そいつは殿様を誑かした軍師だ!」と意外な裏切りにあいます。(風林火山、第9話・勘助討たれるの感想、以下に続きます)... [続きを読む]

受信: 2007年3月10日 (土) 22時16分

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