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2007年3月 1日 (木)

「風林火山」 8 少し芽が出る

   2回目ぐらいで既にレヴュー漏れがあったようで、もう「海ノ口城攻め」は第8回なんですって。というわけで、7番は欠番で8回目行ってみよう!(なんてええかげんな)
   仲良しになった真田くんのところから伝令で風雲急を告げる海ノ口城に行った勘助くんです。こちら、平賀ファミリーはマダムの他にティーンエイジャーのお姫様もおり、なかなかアットホームな雰囲気。戦勝を祈ってくれてたり。こういう、戦国中期ぐらいまでの小さいお城の奥方ってのもいいですな。男顔負けの働きをしたマダムもいたそうな。
   さっそく立派なお城の壁に「泥を塗れ」なんつって、失礼を顧みない勘助です。これは、防火のためだそうで。へえ。でも、これが効くんだ。まあ、ドラマみたい(ドラマです)。
   力で押せば簡単にいくと思ってたら、なかなかうまくいかなくて面白くなさそうな信虎パパ。こういうひとは、思うとおりにいかないとコワイですよね。いや、だからといって神のごとき奇才をもって軍を動かすひとが思い通りに行かなくても泰然自若としておるかというと、去年のあぶながみたいな、……やっぱりコワイか。家臣のひとも大変です。
   城攻めが詰まってくると
   「お水を絶てばいいんじゃないの?」というわけで「水の手を絶つ」すなわち、井戸の水を涸らせる作戦に出ます。金堀衆といって、鉱山労働者を駆り出して、地面を掘って、水脈に穴を開け、そこの井戸水の層の水を抜いてしまえ、とのこと。指揮官はキョーライシ君。ホントに武田家臣群の皆さんは珍名が多いこと……。あの、おかあさんシロウトが口を挟んでなんですが、そんな技術があるならトンネルほって下から突入すれば? 水を抜けばいいだけなので、必ずしも城内まで長いトンネルを方向を違えずに掘ることはない、難易度の問題なんですが、ドラマでは、お水を張ったカメを土に埋めて、地中の様子を窺っていた勘助くんがはやくも気づいてこっちからもトンネルを掘り、みごとぶち当たったのでその難易度が分かんなかったですけどね。よく考えるとすごい確率ですよね。青函トンネル掘ってるんじゃないんだから。
   待ち伏せにあって、火まで付けられ、這々の体で逃げ帰るキョーライシ君。信虎焦ります。「どんな軍師があの城にはいるというのだ!?」って、軍師とも限りませんがな。「智恵者」ぐらいでいいと思うな。近代の、軍隊の組織の整備されたような戦争じゃあるまいし、お城には殿様と軍師がかならずひと組でいるような常識があったわけじゃないでしょ。勘助を有能な軍師として位置づけたいからって、軍師軍師言い過ぎ。
   そんで旧暦12月も末になって。旧暦だからたぶん晩冬。雪降ってきてるし。みんなやる気ナッシング。「お酒は大事にね」と板垣さんに確認する晴信、何かやる気です。
   ノブ猫(虎です)ちゃんの首に鈴を付けるのは誰よ? とばかり、皆恐る恐るの軍議の末、やっと武田軍は退却。この辺の殿コワイというアトモスフィアは伝わってきました。そんで、乗り込んできて「シンガリはそれがしに!」という晴信を見るしら~とした眼。ああ、ここは体感温度実際のより10度は低かったんじゃないかなあ。
   勝って兜の緒を締めよ。
   包囲を解かれてもうお城の中は喜びいっぱい。援軍にきてたひとも「お正月近いし帰るね」って、あっさり帰るし。
   「追撃しないと武田またくるよ!」って、勘助が忠告しても、「ああ、いいからいいから」。このだめ押しをしておくといいって、解ってても、周りの雰囲気でそれができないってあるから。もう一人の助太刀殿様も、自分は勘助を信じて(?)残るけど、家来は帰すって。……寒い時期の戦は大変。この辺、信長が家臣を農地から切り離した先進性が今さらに思い知らされるわけやね。戦国時代が続いて偏りすぎ、とも言われてますが、近い時代を場所を変えてみると、双方の違いが引き立って勉強になります。
   果たして、「バカとの」来ました。
   「止まれ~! ここで小休止。馬潰してバーベキューしちゃって。お酒も、回らない程度やってくれてイイから。俺たちこれからUターンして海ノ口落とすから!」嗚呼、晴信カッコイイ!(本当か?)
   で、たいまつも消しちゃってひたひたと木馬を引き込んで戦勝パーティやった後のトロイ状態の海ノ口城に襲いかかります。
   赤子の手をひねるよう。
   あっという間に壊滅しちゃったのでした。
   姫様がマダムの姿を探し当てると、既に自害遊ばされた後なのでした。オイ! 自分だけで死ぬな! 娘ちゃんと逃がせよ!! 姫もご立派、転がる懐剣を手に、自分も喉を突こうとするのを、駆けつけたその助っ人2号殿が止めて、……生き延びられたのかなあ。うまくお寺とか、2号君ちとか行けたら良かったけど。合掌。
   勘助と平蔵は屋根裏に潜んで、「降伏してきたら生け捕りね」なんていいながら近づいてくる晴信を待ち伏せるのでした。 続く~~~~~っ!
   ……今年は引きがうまいです。視聴率は20%から出たり入ったり。でも、このまま低空(前回「武田信玄」比)ながら面白く続きそうよ。

   

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» 風林火山〜第8話・天才軍師と信玄公の片鱗! [一言居士!スペードのAの放埓手記]
風林火山ですが、今回は天才軍師・山本勘助のデビュー戦であります。45分ずっと城攻め、合戦ばかりで凄かったです。このドラマは今まで、山本勘助(内野聖陽)という不遇な男のドラマという気もしたので、やっぱり勘助は天才で、計略はことごとく当たり只者ではないわけです。(風林火山、第8回・奇襲!海ノ口の感想、以下に続きます)... [続きを読む]

受信: 2007年3月 2日 (金) 22時06分

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