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2007年2月14日 (水)

「風林火山」 5 優秀な若殿たち

   まだまだ不幸のズンドコ街道まっしぐらの勘助です。お兄ちゃんを斬ってまで臨んだ花倉の乱、目指す仇の武田信虎は姿を見せなかったのでした。
   とりあえず、仕官しようか。
   還俗しても、髪は約1ヶ月に1センチしか伸びませんから、とりあえずゴージャス帽子を被ってごまかす梅岳承芳あらため今川義元です。義元の義は足利義なんとかの義。将軍家と繋がってる由緒正しいボクの印です。きどってはいてもあの帽子の下は高校球児並の5厘刈りなわけです。笑おう。
   そのマルガリータ義元が、勘助に会ってくれます。よしよし、褒美はいっぱい上げるよ。でもそば近くに取り立てるってのは勘弁してよ。って、何?
   だっておまえ、謀反人討伐に尽くしてくれて、こっちは助かったけど、お兄ちゃん斬ったって?
   要するにそういうこと。
   「その顔を身近に見るのは不愉快だ」って、顔のせいにしますか。
   「憎き仇であるところの武田を討ちたい、それができるのはお館さまのみ」ってことは、仕官も方便ってことでしょ、と義元はカッパしてます。今川家としては、この先武田と同盟もアリなワケです。先週デスラー雪斎がお使いしましたから。それなのに、お家大事ひとすじじゃなくて、敵討ちのために今川家を利用させてってスタンスの勘助は、足並みが乱れる元なのです。それでも使いこなすほどの余裕はまだ義元にはないと(まだセヴンティーンだそうです)。だから、庵原の伯父様のところにいなさいよといってるのに、勘助はただ仕官仕官。
   去年の大河、いきなり1回目に親の敵であったはずの信長に一豊さまは押しかけ加勢して言ってました。「摩利支天のごとき気迫に惚れました!」云々。仕官にはこっちがストレートに効くみたい。お館命! なんでもします! って。その方が、新参者も元からの家臣になじみやすいし。やっぱ、何考えてるか分かんない新参者ってイヤじゃん。その辺、一豊さまは単純バカでトクをしてたんですね。
   だから勘助みたいのは困るんだって。
   それを、顔にこと寄せてやんわり断ってるのに、勘助は自分のコンプレックス直撃されて引くところを引かないで本音に迫っちゃった。それが
   「人の心も読めぬ」というくだり。2ちゃん大河板で教えてもらいました。こっちはいつの間にか勘助に感情移入してるから、ああ義元やっぱりお坊ちゃま、後年の横死もむべなるかなとまで思っちゃいますが、ここは勘助がお馬鹿。あとでジュケーニ様がフォローを入れてますが、「まだ年若い」お館、ここまで考えてしゃべれるなら大したものです。

   それで、福島さんは例の武田がわの重臣を頼って落ち延び、甲斐に匿われてたようですが、邪魔になったらしく、武田がわに攻められ横死。匿ったほうは晴信くんが庇ってなんとか命は長らえた模様。小山田というまだ若いイケメンが結構ブラックストマックでその福島さん謀殺に絡んでいて、なかなか今年はみんな黒くって噛むほどに味が出ますね。満座で父に命乞いをしてやった晴信は「此度は許そう」って言われてほっとしたら、許されるのはその家臣Aくんじゃなくて「おまえだ」って。父に逆らったことを許してやると。なかなかワンマンです。嫁取りを控えておるから、とでも言いたげに唐突に縁談の話をして会議は打ち切り。イヤですねこの親爺

   出ました三条夫人。この前の「武田信玄」では真っ黒だったそうですが、今回はまだなんの色にも染まっていないカンジ。晴信も気を遣ってやっていて、仲良し夫婦になれそうな予感も見せます。今回はどんな風に描かれるのでしょうか。

   ぐれております勘助は、ビーチで昼寝。そこへ、先週意味もなくフルネームがテロップで出た青木大膳という武将がやってきます。
   「どっかで見た顔だ。今川の家臣だろ、この前花倉で見たよ、顔にわらじはいた男」ヒドイ言いぐさ。義元も言ってました。一目見たら忘れられないって。花倉でまたランドリーがあって、ひょいと覗いた小屋で女の子を泣かしていたのがこいつでした。
   「花倉に加勢に来たときランドリーやったのがばれて叱られてさ。戦で乱取りやらないでどうするよ」って、ああ、こういうのがふつーのこの時代のアンチャンなんですね。「傭兵ピエール」ノリは日本の戦国時代にもあったんだなあ、なんだか哀しくなります。
   「今川に仕官させてよ。いいネタあるからさ」って、軽く言うな! 勘助でも仕官できなかったのにおまえなんか紹介してやるかよ! あら、勘助もここでむかっ腹たててたんでしょうか。
   「そのネタってなによ?」
   「北条家中に上杉のスパイがいるのよ」って、それはだーれ? 単純な青木くんは自分のだいじなネタをベラベラしゃべってしまって
   「じゃ、腕見せて。とりあえずあの二人斬ってみて」と、勘助に付けられてたお目付役をけしかけられ「おうおう」と相手してる間に勘助に逃げられてしまうのでした。お馬鹿。
   勘助はその足で北条へ。パワフルですな。いきなり若殿の剣術指南のところへ駆け込んで、道場破りみたいにまず剣の腕で食い込んで、若殿に取り次ぎを依頼。若殿氏康くんに目通り叶うや否や「スパイがいます! その名は本間江州!」って、おいおい。「時間をくれれば証拠を掴むから」といってる勘助をつれて「じゃ、本人に聞いてみよう」って殿! 腰軽すぎ! いきなり会いに行って「おまえ上杉のスパイなんだって?」と軽く聞きます。おいおい。逆ギレされたらどうするのって、ハラハラしました。
   「いかがお答えすればよいものでしょう?」ってあんたも何? その返事。ひらめいた勘助、「若殿は既にご存じで、江州どのを取り込んでおられる」
   ただ者ではない氏康くん、スパイを無力化していたのでした。
   そこまで手の内を明かしたからには、今度は勘助が危険。口を封じるか、こっちも取り込むか。
   「おまえ今川の人間じゃないの?」
   「違います」って言ってたら、その、お庭で剣術の稽古をしてる少年の顔が変わります。「ヒコジューロー」って言われてたのは、先週、お兄ちゃんの前に勘助と剣を交えていた福島さんジュニアじゃなかった? こんなところに落ち延びていたんだ……
   「このものは今川の家臣です! 花倉の折、我が父に斬りかかった……!」と、親の敵とばかりに言いつけます。
   あ~あ。目立つ男は辛いよ。

   絶体絶命の勘助くん、「殿こそ武田を討てると……」おまえ誰にでも言うのかよ。見苦しい言い訳が響く相模の空でした。

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