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2007年2月 8日 (木)

デパート展覧会の提携先

   変なところで趣味が田舎のマダムでありますところのおかあさんは、デパートの7階が好、き♪ あそこでやってる限りなくお手がるな展覧会(博物館学講座の先生は鼻で笑……いはしなかったかな)、学生時代から良く行きました。西武美術館ってのはまだアカデミックな方でしたかしら。故宮博物院展やってましたよね。
   この年末に藤崎でやってたのは「グレース・ケリー展」クリスマスにケーキを取りに行くついでに子供と旦那様を待たせておいてコッソリ見てきました。
   だって、グレース・ケリーの着用ドレスやお化粧品カバン類が展示ですよ! これは見ておかないと! って思ったんだけど。
   グレース・ケリーって、50年代の美人女優でしたね。お嫁に行ったら、もう、あの怒濤のサイケファッション全盛期、しかも、活躍舞台はフランス近辺。
   ……独身時代のドレスは結構今見てもおステキだったんだけど。
   サイケって、王族でも着たんだ?
   蛍光どピンクとか、目が潰れるイエローとかの、しかも、どろんとした変なシルエット。元女優で王妃(ってゆーか公妃)なら、もう文字通り踊る広告塔、赤十字とか、そういう慈善団体のパーティーで着用、とかキャプションはそういうのばっか。グレースさんご自身はこういうドレスが好きで着てたのかしら。ファッションの都の近郊にお住まいとしては、世の中の流行りを無視するわけにはいかなかったのかしら。思いっきりビミョーなお召し物群でした。そう思うと、美智子様も大変だったのね。ダサッ! といわれずに、マリーアントワネットか!? と突っ込まれずにそれでも国民の皆さんの期待に応えるってのは相当なプレッシャーだったのではないかと。ダイアナさんは、結構時代が開けてからだったしそんなにお召し物でバッシングはなかったような……。
   イロイロ考えさせてもらいました。
   で、グレースさんの趣味の作品も展示されていて。

   

もしかして、ぶっちゃけ刺繍は嫌いだった?

   向こうの王侯貴族の女性の手仕事っていったらお針関係でしょ(こっちもです。まつさんは陣羽織、千代さんはパッチワークが大河でも取り上げられてたし)。あのメアリ・スチュアートなんか今でも相当な刺繍作品残ってますよ。でも、一応一点レーニエ大公のヴェストが出品されてましたが……その良しあしはいまいちわたくしには理解できませんでした。
   それより彼女が打ち込んだのは押し花アレンジのようで、これでもかこれでもかともう退色して茶色の染みのようなお花の大きなアレンジ額が展示されてました。もう少し保管に気を配りましょう。やっぱり南仏のいい季候のところに放置されてたからかしら。多少近年の作になると色が残ってるのがあって、ナルホドいいセンスしてたかも。アレンジも、昔ながらの(?)花束風ばかりでなく、ちょっとポップな幾何学模様的なものもありナッツのようなものも使ってあったりと確かにこちらは才能があった模様。
   そして、会場を出ると押し花アートのキット類が展示即売されていたと。
   世の中金なのよ。
   あと、モナコの観光VTRもかかってたかなあ。
   そして、グレース・ケリーの紋章入りのハンカチやらタオルやらお皿やらがやはり積み上げられていて、買え、と。いくらいくら困ってる人に募金されるって……言ってたかなあ? ちょっと、要するにグレース・ケリーのファンにアピールしてるんでしょうか、ユニセフかなんかに名前を貸してるんでしょうか。偉大なるお妃は死んでからも大変。
   豹は死して皮を留む。
   うるわしの妃は死しても顔見せに駆り出さる?

   ま、それでモナコの国民の皆さんのためになってりゃ高貴なるお方としては覚悟の上かも知れませんが。

   というわけで、展覧会の後には何かしらのキットを売るのはもう当然なのね(トとむ影さんが布の展覧会のあと刺し子にチャレンジしたというお話しにトラックバック)。

   そういえばこの前は「おしゃれ工房作品展示会」で、リボンアートやら縮緬細工やらキルトにニットの貴公子広瀬光治氏の作品やら。当然またいろいろキット、その上テキストのバックナンバーまで売りに出てました。こいつはスゴイ。
   ……広瀬さん、ワイシャツも編んで作ったって聞いたときにもやや引きましたが、今回はカクテルドレスもシルクヤーンで編んであって。……2ちゃんねるの冠婚葬祭ドレスコードスレではニットはフォーマルには着てはいけないってよく言われてたのでちょっとオドロキました。作品自体はステキだったけど。

 

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コメント

 この前は京都の西陣の老舗の芸術的な織物の展示会が美術工芸サロンの方であって、大変目の保養になったとお茶のお稽古のときに出し袱紗のきれ地の話のついでにしたら
 「あなたのようなしがらみのないひとはなんでも見に行けるけれど」とお師匠に笑われました。そういう立場のある人は「いかがですか」と買わされてしまうのでウカツに見に行けないんだそうな。名士も大変。

投稿: まいね | 2007年2月 8日 (木) 14時38分

>豹は死して皮を留む。
うるわしの妃は死しても顔見せに駆り出さる?

お国のためにすべてを捧げ尽くす……覚悟がないと、貴族(昔の為政者)の仲間入りはできないんでしょう。
伊達政宗だって、上杉鷹山だって、自分が土産物グッズに使われるとは思っても見なかったでしょうね。

西武美術館って、いつ頃閉館したんでしたかしら。もうしばらくになりますよね。

投稿: とむ影 | 2007年2月11日 (日) 17時18分

 そうか、伊達政宗も土産物にされてますな。もうはずかしいキャラクター化されてました。それを言うなら「利家とまつ」だって。有名税か。為政者も大変だ。そういえば、教科書に顔写真の載る偉人は顔にイタズラ書きされるのが宿命でもありますな。

投稿: まいね | 2007年2月11日 (日) 21時25分

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