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2007年1月22日 (月)

「風林火山」3 家臣は辛いよ

   やっぱなじみのない武田家臣群、ドラマストーリーで顔写真とプロフィール確認しながらじゃないと見られません。いちいち字幕で名前が入るのは邪魔だけどやっぱ必要
   舞い戻った勘助くん、見るとおみっちゃんのお腹はぽっこりふくらんでおって。そんなに故郷に長居したんかい。あ~あ、伝助兄やんや平蔵には憎まれちゃいましたね。おまえが黒覆面赤部様を殺したのはばれちゃってるから、こんなとこ戻ってきちゃダメじゃないか、と言われるんですが。うまい具合におみっちゃんがとりなしてくれて、なんだかんだいって居着いちゃう。たくましい勘助くんです。野良仕事も手伝ったりして。
   有名人パートでは、元服した晴信くんが武田家の軍議に呼んでもらえないという事態。パパも陰険、と思うと、晴信くんもよっぴて侍女たちと和歌を詠んで遊んでたって、親も親なら子も子だよ。晴信くんもああいうひとなので「侍女たちと……」まで聞いたときには「いや~えっち!」と思いましたが、部屋の中にカメラが入るとみんなちゃんと隅っこに整列して座ってて、短冊なんか手にしてマジメに歌詠んでました。……典雅なお遊びですこと。そんなん遊興のうちにはいるんかい。
   お付き合いできる男の部下はおらんのかって、お小姓の駒井くんね。彼は結構和風ながら美男です。あと目に楽しみと言えば軍議に呼ばれてた小山田くんの若殿。前は仲代パパ(信虎ね)に敵対してた一族ながら、帰順してからは忠義一途、でも頭も切れて今日の軍議ではいい意見だしたと褒められてたような。あとはこの虎のようなりっぱな頬ヒゲは自前ですかという宍戸開、鬼美濃こと原美濃の守。眉が濃くて凛々しいこれは体育会系いい男。おみっちゃんの村の領主なのでこれからよく勘助と絡むことが期待されます。楽しみ♪ と、脇役も少しずつ覚えてきました。
   晴信くんの行く末を危ぶむ守り役は板垣さん。コレが千葉真一。ああ、渋い。今年はまた渋い脇役が大集合で嬉しいですわ。聡明さが禍してパパに憎まれてるのを自覚してるから、バカ殿の振りしてるんじゃないかしらというご生母さまの話に、しばらく姿を隠したのは絶望か? と思わせて、「今宵はワシも混ぜてくだされ」と舞い戻る。夕べの花という題に、しばし沈思してのち、見事な都ぶりの和歌を披露。「やるではないか」とのお褒めの言葉に、「寺に籠もって坊さんに和歌の手ほどきをして貰ってました」って、泣かせます。でも、殿が狂うならわたしもどこまでもついて行きます、って覚悟だけじゃなくて、「でも、跡取りがバカだと甲斐の国が滅ぼされちゃうよ~!」とちゃんと苦言も呈すると。その忠義は晴信に通じ、晴信も逃げてないで生活を正すことを約束するのですが……それで、前回最後、赤部の首なし死体を検分したときに出会った「摩利支天のかけ守りを提げた娘」をそばに置きたいと言うのはどういう了見よ? やっぱりえっち目的? 「これで哀れな領民の娘がひとり助かればということで」って、じゃあ他の村の娘もまるっと面倒見る気? ちょっとこの辺意味不明でした。
   ところが、鬼美濃さんが馬を飛ばして来てみたら「摩利支天の娘」は妊娠中。ホッとした美濃さん「果報者の亭主はだれだ?」って。つい、「勘助隠さなきゃ」と思ってる平蔵は「俺でごいす」って、思わず深層心理から出任せ。おいおい。
   とりあえずおみっちゃんは若殿に召し上げられないですみました、と。
   夜、眠れない勘助は城の模型をつくって思いを巡らしています。おみっちゃんが尋ねると、戦とは大切なものを守る為にするもの、大切なもののない自分のいままでやっていたのは妄念であったと告白します。しかし、今からはおまえが自分の城である、これから真実の戦を行う、と腹を決めたことを語るのです。ああ、良かったね、はじめて自分の属するべき場所ができたんだね、とじんわりと胸が温かくなったんですが、ほら、おかあさんすれて来ちゃったから。つい先読みをしてしまって。作劇上、こういうのにはパターンがあるそうなんですよ。
   フラグが立った、というんだそうで。
   こういう心が通じ合った、これから下り坂が上り坂、というようなポイントがあった後は、意外や、
    劇 が 待 っ て い る の だ と。

   森の中、鹿が映ったと思ったらまたしても有名人パート。武田の武将たちが総出で鹿狩りです。レジャー券軍事演習。みんな矢をつがえて、狙う狙う。「お館様まだしとめてないって」「そりゃやばいかな」「大物がいたぞ」「お館様にまわせ」って、家臣のひとも気苦労が絶えませんな。
   弓を構えて立派な鹿を狙っていた仲代お館、殺気が強すぎたのか、逃げられちゃいました。むしゃくしゃしてたんでしょうか、森の中で草でも摘んでるような村娘に目がいきます。おい、狙ってどうする。おいおい、お館!、なにやってんの!? というところで引き。「非業の死を遂げる」って、もしかしておみっちゃんは……待て次回!

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» 大河ドラマ・レビュー:風林火山 1話~3話 [ありのままの現実]
今年の大河、「風林火山」は魂を揺さぶられそうです。なんといっても、貫地谷しほりタ [続きを読む]

受信: 2007年1月22日 (月) 21時53分

» 風林火山〜第3話・板垣の諫言とミツの運命... [一言居士!スペードのAの放埓手記]
大河ドラマ・風林火山も第3回目ですが、今回はそれはもう盛りだくさんなわけです。主役の山本勘助(内野聖陽)はミツとの間に子供ができておりますし、いよいよ武田信玄(晴信)の市川亀治郎も本格的に登場であります。あと、板垣信方(千葉真一)の諫言や、今川家からの謀反人には勘助の兄貴も絡んでいるわけですし、そして何と言っても信虎(仲代達矢)ご乱心、ミツの運命が気になるわけです。(風林火山、第3話・摩利支天の妻、感想、以下に続きます)... [続きを読む]

受信: 2007年1月23日 (火) 16時21分

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