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2006年12月 2日 (土)

「のだめカンタービレ」オケの小ネタ

   単行本になるまで待てないので言っちゃおう。
   「のだめカンタービレ」、今度はアニメにもなるんですか? ま、ドラマが下手でマンガの人気の足を引っ張るようなことにならなかったのなら重畳。
   途中、オーボエ奏者、マジメな黒木くんが参加して話に更に幅が出てきたカンジですが、やっぱりそれはネタ提供者に妄想系エッセイスト、オーボエ奏者の茂木大輔氏が加わったから? 恋に目がくらんでリードのチェックが疎かになりコンクールで苦杯を飲むとか、予備のリードを借りて友情が育まれたりとか、これはやっぱりやってるひとならではのエピソードでしたね。わたしもオーボエというと「最初のA音を出す楽器、なんとなれば、一番音の調節が難しいらしい」ということしか知らなかったですね。目から鱗、いい経験をしました。虎美まで「おかーさん、リードってなーに」と聞いてくるし。
   今度はふわふわ頭ロランくんに活躍して貰って、人数の多い弦パートの中での仁義なき上席争いなんかを(あるのか?)赤裸々に描いて欲しかったりして。
   赤裸々と申しますと、今売ってるKISS誌上の回のお話。
   「まぶたの父」の登場に心を乱してやらかしてしまった千秋くん、今回は客演の指揮者のワガママに振り回されます。で、コンサートは成功、前より良くなったとお褒めをいただくのですが、それは千秋くんにしごかれたから、ということをもうオケのみんなは解ってるわけです。でも、まだかけだしということを実感してさらにへこむ千秋くん、次の練習に行きなくない。どんな顔していったらいいか解らない。その気持ちもオケは解る。人生経験はほーふだしね。いつものあの勝手なノリで一応心配しておるわけですが、さ、時間だ、オケが揃ったリハーサル室に千秋が登場……。
   そこで、あの赤モジャ、ノエミねーさんの足が少し上がります。
   どん
   足を踏みならします。
   どん、どん、どん、どん
   それは、得物(武器のことですよって、武器じゃねーよ、楽器)を持っていて拍手をできないオケのメンバーにとっての拍手なんです(コンバスなんかはぽこぽこと胴を叩いたりもしてますが)。コンサートの、アンコールの時なんかをごらんください。ヴァイオリンの連中はだいたいどかどかやってます。
   どん、どん、どん、どんどんどんどん……
   足踏みはオケ全体に波及し、へこんでいた千秋は度肝を抜かれます。
   「なんなんだ……」
   そこで、やっぱりフランス人らしいひねくれたヤジ。でも、好意的。
   「短くね」
   「いつものようにネチネチやって」
   「時間いっぱいあるよ」だったっけ……。
   あれですよ、「動物のお医者さん」で、ハムテルが犬ぞりレースの練習中、全然犬たちが言うことを聞かなくて自信喪失になってるときに、新しいメンバーの犬の喧嘩を引き分けてるうちに噛まれちゃった。それを見たとたん、チョビを初めとして前からのチームの犬が一斉に新入りに噛みついてハムテルを守ったシーン。「文字通りチームが一体となった」って書いてありましたか、そのシーン。
   千秋もマルレオケの仲間になれたんだと胸が熱くなりました。
   こき使われてるシーンでも、あのおっかないコンマスさんが「うちの常任指揮者を客に見えるところで雑用に使うな」と怒ってくれてますし。そうね、なめられちゃうよね。千秋のプライドも思いやってくれたんでしょう。
   なかなか、オトナのオケです。
   オトナの思いやりも見せて貰い、また、オケならではの感情表現を教えても貰い。   
   とても楽しみな作品ですよね。

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2006年12月 1日 (金)

吾輩は羊羹である!?

   先月、新聞の社会面、4コママンガの下の方のちょっとしたコラムに載っていた話。
   東北大の図書館がなにかのアニヴァーサリーを記念して市内の和菓子舗と共同で夏目漱石の「吾輩は猫である」の装丁をまねた箱入りの漱石にちなんだ羊羹を開発したとのこと。
   なんでも、東北大の前身、東北帝国大学に漱石の弟子だか俳句仲間だかがいた関係で、直筆書簡などが残っており、「漱石文庫」は東北大図書館の目玉であるそうな。
   そりゃスゴイ。
   で、調査による漱石の好みに合わせて「紅茶味」と「落花生味」だそうで。

   ほし~い!

   製造元はあの山手線駅の柱に地味に貼ってある(または週刊文春の記事の中に埋めてある)サブリミナルなCMで有名な「白松がヨーカン」「白松がモナカ」の白松がモナカ本舗。これは味も期待できます
   昨日街まで出たついでにのこのこと藤崎向かい店に入りました。
   「漱石の『吾輩は猫である』のパッケージの羊羹が出たんですって?」
   「はい、こちらです!」って、こちらはいつも女子店員さんが元気でにこにこしてて、気持ちいいんですね。
   ガラスケースの上の目玉商品は……なんだこんなに小さいのか。
   もともとこの店は、甘いものが受けなくなった時代をちゃんと心得て、ヨーカンは100円ライターサイズのミニ(これが、お正月は七福神、七夕は笹竹パッケージになる)、モナカも大中小に10円玉サイズのミニまで用意してあるという行き届いたところですが、漱石羊羹もミニサイズで。それが2本まとめて「吾輩は猫である」の本の装丁を模したボール紙のパッケージに入ってるだけで。それが上中下揃いで1000円。
   ちょっとショボいカンジが。
   でもちゃんと紅茶味と落花生味がセットで。
   話のネタに買ってみたい、でも羊羹一本は持て余す、というひとには丁度いいのかな? と、とりあえず2セット買って、でも甘党のうちの父には足りないだろ、とモナカが6つ入ったお気持ち程度の箱をつけました(知名度と味の割りにリーズナブルなのもここのよいところ)。
   「この落花生味ってどのくらいピーナツ味?
   「一口食べたらすぐおわかりいただけます!
   わたしも食べたい! でもさすがに試食は出てなかったです。
   でもこのサイズではわたしの口にまで回ってこないよう。
   立派な、レギュラー商品と同じサイズで作った「紅茶味」と「落花生味」の2本を桐箱に入れたような3500円セットもあるんですが、こちらは猫のパッケージじゃないんだな。
   「全然『吾輩は猫である』じゃないの?」
   「中に一枚リーフレットをお入れするだけですね」それじゃつまんないよう。
   「帰省するときにまた買いに来ようかな」
   「限定生産なので、コレがなくなり次第終了なんですよ」かーっ! 商売うまいぞ!
   「うちに帰って相談してきます。とりあえずこれだけ」と言って帰ってきたんですが。

   「吾輩は猫である」の本の装丁で、小さい羊羹ったら、実家の父より早乙女家の方が喜んでくれるんじゃないかしら。旦那様のご実家はみんな猫スキーだし、おとうさんは実は甘いもの好きだし、おかあさんは文学少女だし。
   と思ったらまた羊羹の行方に頭を悩ませてしまって。

   結局また明日買いに行こうかなと思ってます。
   まずかったら承知しないんだから!

   ちなみに「すいません、漱石の羊羹は領収証をお出しする形になってしまうんですけど」とお願いされてしまって。はて、何でだろと思ったらいろんな大きさの商品を組み合わせ自由にしている白松がモナカ本舗のレジは、高機能レジだったんですね。明細に、どの大きさの何がいくつてちゃんと出る。複雑な計算もレジがちゃんと勘定してくれるんでしょう。……漱石羊羹は企画商品なので、レジに入ってないのです(取り扱い店も市内の4店舗だけらしい) 。だから、領収証で対応と。
   「……ITも大変だねえ」

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2006年11月30日 (木)

財布が開く? まじっく・かーぺっと

   本日は藤崎百貨店に寄ったついでに取材です。例によって知ったかで「ペルシャの絨毯よりベルギーのがリーズナブル」みたいなことを書いてしまったので、裏付け調査です。暇そうにしている20代の男性店員さんを捕まえて質問。
   「ペルシャとベルギーはどう違うのかしら? 見て解る? 材質とかから違うの?
   お答えは、見る人が見れば一目瞭然! だそうで。
   ベルギーは機械織りで、ほとんどがウール、ペルシャはウールもあり、シルクありで、こちらは手織り。機械織りならではの特徴としては裏を返すと裏の土台部分が固く、そのためベルギーものは巻いてしまうしかできないと。ペルシャものは手作業のためある意味ぺらっともしていて、そのため、短期間なら畳んでしまうことも可能(長期は折り目が付くからやめてねとのこと)。
   お値段は、やっぱり機械織りできる分ベルギーの方が幾分リーズナブルだそうで、ただ、こういうのも値段と大きさと色柄でピンキリ、
   「ご希望を言って頂ければ倉庫に行っていくらでも出して参ります」って、さすが老舗。ま、今はフローリング流行で絨毯はだぶついてるんでしょうね、仙台名物初売りの目玉として半額以下! の200万の有名工房産ペルシャのシルク絨毯が飾ってありました。
   一度バブルの時に、三越でアール・ヌーボー柄のだんつうを見て、それが目に焼き付いてるんですが。ミュシャかティファニーかっていう木蓮柄だったと思うな、とってもモダンな感じ、よそにないわよ感がもう初恋のようにわたしの胸を締め付けるのでありました。あれ以上のものには出会えないと思っていると本日。
   「まあ、珍しい、バラの柄!
   ラピスラズリかってぐらいの青地に、朱赤のバラの模様、それほど「唐草~」にもなっておらず、具象に近いです。
   「珍しいでしょう、これはこちらの地方の独自のデザインです。ご存じでしたか? バラの原産地はイランでして、その関係で」と、兄ちゃんちょっと豆知識を披露。
   「まあ~そういえばそうよね」と、おかあさんはそれくらいでは感動しないけど。こちらもシルクで60センチ×90センチの玄関マットサイズで18万。
   「18万の玄関マットなんか踏めないわ~」
   「これは加工をして、ふつうタペストリになさいますね」やっぱり観賞用か。いえ、場所によっては踏むんでしょうが。
   たっぷり目の保養と取材をさせて貰いました。ホントにきれいだったのよう。おかあさんあれが買えるようにがんばりましょう。
   「2月には大催事場でペルシャ絨毯祭りをいたします。どうぞ」って、ホントに欲しくなったらどうするのよ。引っ越し前に。
   で、実用を考えると、冬温かく、夏はそう暑苦しくもなく、汚れの付きにくいウールが良いそうです。タペストリにしないのであれば。
   デパートでこーゆー目の保養をしては、このキャラのうちにはこういうインテリア、このひとはこういう感じの方が好きだろう、とイメージトレーニングをしておるのですわ。で、今回のヒーローのおうちはむぞーさにベルギーもののカーペットしきっぱなし、と。時代はバブル前でございます。

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2006年11月29日 (水)

年賀状どうしよう!?

   もうはや11月も終わり、ちまたでは年賀葉書はもう発売されてるし、レジ前には印刷済み葉書がもうパックになって売ってるし、筆ペンも年賀状ソフトも「今年はコレでどうぞ」とばかりに妍を競っておるし。

   例年なら干支を絡めたオリジナルデザインで勝負の早乙女家ですが、今年は旦那様がおうちにいないのでパソコン作業をお願いできないんですよ! おかあさんはパソコンは字を打つばっかりで、表が入ると簡単な会議資料すら作れません(恥を知れ) 。

   

今 年 の 年 賀 状 ど う し よ う !?

   旦那様は今お住まいのマンションの隣が印刷所だとかで、自分の分はそっちで頼んじゃうと仰せで。わたしのお友達に出しているオリジナル分約30枚、なんとか手配しなくてはなりません。でも、いつも旦那様が使ってるプリンタや編集ソフトは旦那様のパソコンに繋がってるので触れないし(設定その他やマシン自体、壊すとおこられるし)。
   ま、30枚ぐらい最悪の場合手で書いても大したことないしな。
   今年の年賀状は地味めで参ります。今から謝っておこう。ごめんなさい。気持ちは一緒よ。

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2006年11月28日 (火)

合わせ技

   お母さんの趣味はネットサーフィン(死語?)

   「親の顔が見たい!変な名前」のサイト(仮名)のあとで「戦国大喜利 ー 絶対に言わない一言 歴史人物編」なんて見たら。

>426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 20:34:43 ID:D5XtKTh
>織田信長「最近の子供の名前って変だよな」
>蠣崎季広「その名前を背負っていく子供が気の毒だ」
>伊達政宗「せめて男か女かくらいわかるようにしてもらいたいもんだ」 
織田信長の子供は奇妙丸やら三七やら人やら、スゴイらしいですな(今、「国盗り物語」読んでるとこ)。
伊達政宗の子供って、五郎八(いろは)姫ですかい。
蠣崎ってだれよ? って思ってたら。
>439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 11:06:44 ID:HL2UdTr4
>>>426
>ウケタw
>蠣崎季広の子供の名前知らなくてぐぐってみたら・・・
>天才丸かよwww 

>440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 11:47:58 ID:3L/JeSpF
>蠣崎天才丸 のちの松前慶広である
 
>まあ天才ではないが松前藩祖だしな 

          ……世の中はユーモアに満ちておりますな。

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「功名が辻」47 死屍累々

   いや~すっかり騙された、と思ったら。
   今回、一領具足討伐戦で千代を庇って六平太死亡、なんて事前情報があったんで、祈るような気持ちで見てました。六平太は千代庇ってませんね。射殺でもなかったです。

   前回からの引きで、がっくり倒れる千代を抱き上げて、みんな動きの素早いこと。ささっと小屋に身を隠し、さらなる銃撃に備えます。
   ごめんなさい、先週「女を鉄砲で狙うような文化が日本にあったのかよ」なんて申しましたが、もう、スナイパーから女性だったのね。そりゃ、女でも狙うわ。いいですね、戦場での男女平等(おかあさんもうヤケ)。
   一豊さまもやるときゃやります、他のものが物陰に身を隠す中、ひとり扉に近づいて押し開き、出ていって犯人に呼びかけます。犯人はオッサンと若い娘の二人組。去年からのファッショントレンドを意識してか、毛皮のちゃんちゃんこを着ております。オイオイ。一領具足って、マタギに近かったんですか??? まだ身分制度が固定されてないから、お山に近い里で自分たちで食い扶持はナントカする生活を強いられたらそりゃ猟も選択肢のうちかしら? 昔の日本人はお肉や血、毛皮に対する禁忌が強いと思ってたからちょっとビックリしました。ま、それくらい荒っぽい集団という演出かな。
   結局娘を逃がすためにオッサンが捕まり(3,4人がかりだったような。山内家も必死だ)、見せしめのために磔にされます。あ、そうそう、千代さんは銃声にビックリして気絶しただけだった模様。人騒がせな。じゃ、磔にまでする必要なかったんじゃ? もう山内家側ストレスはピークだったのね。オカマチック直政に「ちゃんと平定しないとヤバイよ」なんてプレッシャー掛けられてたしね。いかんなあ、おかあさん、「葵~徳川三代」の頃、「影武者徳川家康」も並行して読んでてあの本多正純は渡辺いっけいでイメージが焼き付いちゃったんだけど、井伊直政は篠井英介でもう動かせなくなりました。井伊家ファンは泣いてください。
   怒りの六平太の献策で、一領具足だまし討ちが採用されます。「そんなことしたら生き残りが永遠に恨みを語り継いで大変なことになる」「今がやばいんだから代々の恨みなんか後で考えろ」と正論には危機感で押しつぶされちゃって。一豊さまは良心を眠らせるために大酒。解りやすい、かわいいひとです。千代にも「な~んにもかんがえなくていい」って……。嗚呼、国主様は辛いよ。
   「新選組!」でもお相撲をやるとみんな盛り上がるってのやってましたが、ホントなのかな? 大相撲協会からなんかお願いされてます? ま、娯楽の少ない時代だし。格闘技は見ていても血が騒ぐし。愛子様もお好きらしいし。とにかく、お相撲の強い土地のものと一領具足のお頭たちとはかなり集合が被ってるらしいです。それで、集めておいて、一気に殲滅、というものらしいですが。
   ね~あの~、腕っ節は強いけどふつーの農民の気のいいお兄さんは混じってなかったんでしょうか? 巻沿いくったりしてないよね? 事前調査の上「オマエはこっち、ちょっとここで水でも飲んでろ」って、隔離したでしょうか。でも、一緒に来た一領具足が皆殺しなのを知ってることになるから、やっぱり口封じに一緒に殺っちゃうかしら。
   ダークなミッションを前に鉄砲を手入れする家臣たち。千代さんが胸騒ぎを覚えて「望月六平太はどこです?」とやってきて、それを見て「何をしています?」と尋ねても、静かに笑って「武具の手入れです」って。つよい男の優しさを感じました。って、そこまでも行かないかな。やさしい奥方には心に負担を掛けさせたくないという思いやり。これから行うことを知りつつ心を乱していない強さ、しみじみしたんですけど。千代は一豊様に呼ばれてお城の建築現場に足止めです。解ってるな、一豊さまも。
   「ここまでだ。おまえは行っていい」と、吟ジュニアを押しとどめる六平太。「これは山内家にとって大切な戦、俺が立ち会う」といってる吟ジュニア、いや、祖父江新一郎と呼びましょう。「こんな汚い仕事で手を汚すな」となおも説き伏せる六平太、それでも意地を張る新一郎。諦める六平太。昔のドラマみたいに、油断させておいて当て身を喰らわして、その場に転がしておくのかと思ったのに、そのまま参加させます。
   櫓の上では太鼓が鳴ってます。どんどん、どろどろ。やっぱ、相撲興業には太鼓がつきものか。高まる心音の暗示でしょうか、こっちもドキドキします。名乗りを上げて、どんどんいかにも強そうな一領具足ボーイズ(ボーイって年でもないか)が揃います。小屋の中では、火縄銃が揃って狙いを定めています。一領具足ボーイズ、昂奮してて危険に気がつきません……?
   「なんか火縄の匂いがするぞ」さすが、戦慣れしてますね。
   「そんなわけあるか」
   「俺が確かめる」って、そこをすかさず
   「放て
              な ん て 乾 い た 、 冷 静 な 声 で し ょ う。
   響く銃声をごまかすための太鼓の音。鳴り続けます。嗚呼、太鼓はこのために用意されていたのです。お城の建築現場で、それを耳にする千代さん。
   「あれはなんでございますか?」
   「なんでもない」やっぱ、解るって。
   「どうしてお相撲に銃声が……なにをなさったのです!?」って、答えられないし。
   「行くな、行ってはならぬ。行ったとて、もう、どうにもならぬ」と、苦渋の表情の一豊様。辛いですな。

   ミッションは成功。槍でひとりひとりとどめを刺して歩く家臣たち。新一郎も、無念の表情の一人の目をつむらせてやると、まだ生きてたその後ろの一人が、渾身の一撃を新一郎に。うわ、お腹貫通しちゃってます。
   「だから関わるなと言ったのに!」悲痛な六平太の声。
   「止めをさしてやる」って、そんな。新一郎は
   「殿に会いたい、殿の声を聞きたい」って、もう錯乱。やっぱり下手に延命するより止めをさすのが慈悲ですか? 手を真っ直ぐ伸ばして。苦しむ新一郎を固く抱いて、脇差しを抜く六平太。一閃。沈黙する新一郎。
   なんで!? 死ぬのは六平太じゃなかったの? ああっNHKにだまされた!

   裾をからげて砂浜を走る千代さん。たどり着いた相撲会場は、死屍累々の静けさでした。おまえら、さっさと死体片づけとけよ。新一郎の遺体を抱いたままの六平太を、千代さんは難詰。ああ、そんなことするなよ。
   「山内家のためだ」って。
   「千代の為だ」そうなんです。

   そして、また出た誓いの弾丸。
   「これには毒を仕込んである。忍びは毒を仕事にしくじったら(?)飲んで死ぬんだ」って、ホントに口に入れてるし。噛みつぶして、すぐに痙攣してるし。
   「千代が、好きだった」って、おまえ、このタイミングで告白するな~っ!!
   「おまえの手に抱かれて死ぬために土佐にやってきた」って、いくら今まで我慢してきたからって、そういう勝ち逃げな告白は卑怯だぞ! 抱いてやるしかないでしょう! 何やってくれたんだ馬鹿といいたいのに、ありがとう、よくやってくれましたと言うしかなくなるでしょう!
   ズルイです、六平太。

   ああ、もう、NHK大河ドラマは、これ以降殿のために命を投げ出してダーティワークやった揚げ句に死ぬ家来禁止! お家のために殿のために下のものは命を投げ出すのが当然、それが美しいっていうの禁止!(夏美ちゃん風に)だからライブドアの沖縄で死んだ人みたいなのがこの平成の世にも出るんでしょう!(ありゃ殺られたんだったっけか?)一将功成りて万骨枯るじゃなく、一企業業績飛躍して企業戦士死にまくりの日本を変えよう! ぜえぜえ。

   のほほんと、手柄も今イチ、出世も今イチ、でもなんか神経すり減らすように天下人の間を泳ぎ渡って畳の上で死ねた大名を出してこい!!(え~と、藤堂高虎?)

   なんかとっても疲れちゃった。そして、新一郎の死に一瞬呆然としながら、悲しみを抑えて、よくやった、ワシもすぐゆくから母上とそこで待っておれと言う新右衛門じい(吟ね)哀れ。その場を離れ、ひとり、安置されてもだれもそばで泣く者のいない六平太のもとへ行ってまた泣く千代さんです。う~ん、こうなるしかないかなあ? やっぱりおかあさんとしては、京都でのメリーウィドウ生活にあやしい茶飲み友達として出没して欲しかったなあ。そんなに熟女の恋はだめかい?

   そこで決然と「お暇をください(=離婚して!)」という千代さん! おい、そりゃだんなさまが可哀相だろう! 待て、次週!

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2006年11月27日 (月)

お風呂直りました

   先週から、お風呂の方から給湯器のスイッチを入れると「ピピピピピピ♪」とお風呂からの呼び出し音(CMであったようなお風呂で何かあったときのための連絡手段。うちのはインターフォンじゃなくてただ音を鳴らすだけですが)が鳴るんです。なんじゃ? と思いながら誤作動か? いや、押し間違いと放置してました。そのうち、確かに入れたはずのスイッチが途中で立ち消えていて、冷た~い水がざあざあ出るようになって。スイッチを入れてもうんともすんとも言わなくなってしまったり。お湯張りの途中で知らんぷりで消えてしまったり。とうとう先週の金曜日、給湯器屋さんに電話をしたら、「行けるのは土曜の午後以降になります」って。ああそんな。土曜は交流野球大会だってば。「では日曜で」日曜はお茶くみ当番なんだよう。「月曜の朝一に伺わせて頂きます」と、この週末はいつ消えるか解らぬ給湯器にヒヤヒヤしながらシャワりましたよ。昨日は機嫌良くみごとにお風呂にお湯が張れましたが。
   でも、廊下は出しっぱなしのコートや空き段ボールで密林と化し、風呂は各自の使用済だかまだ残ってるんだかいくつもシャンプーが乱雑に出しっぱなし、お皿は洗いきれず重なったままというヒドイ我が家に給湯器屋さんに通って貰うために朝から一仕事しました。廊下は猫科の人達を使役して昨日一応獣道を人間の道になんとか復旧(恥を知れ)。
   「去年ぐらいからこちらのマンションには何軒もお伺いしてます。寿命のことがおおいですね。築8年でしょう? ちょうど給湯器の部品の期限がそのくらいなんです」って、そういう情報は自治会でながしてくれないと! 管理人さんにも聞いて貰いましたが「全然知りませんでした」って、あなたはなんのために毎日玄関脇に詰めてるんですか!? そりゃ、部屋の中のひとが解錠すれば素通りですが、よくこの会社の作業員さん通るなって……わたしには無理ですが。
   20分ぐらいいろいろいじって「原因はお風呂側のリモコンの基盤故障です。これは寿命です。交換すれば直りますが1万8千円ぐらい頂戴します。基盤は持ってきてるんで今すぐできます」
   「ヤッちゃってください」ということで、残り40分で取り外し、取り付け、作動チェックまでして今帰ってゆきました。さらに出張料1万円取られたら痛いわと思ったら、込み込みで、基盤8000円の出張料5000円の技術料6000円その他消費税みたいな内訳でした。

   ひどい室内の口止め料としておみかんを3つほどお土産に渡して帰って貰いましたが。さ~て、試運転でたっぷり湧かしてくれたお風呂のお湯はなにに使おうかな?(お風呂を空にして待つため風呂水を使ってもうお洗濯は終わってる)

   なんでもマイコン制御というのは怖いですね。Y2K問題のときも、一斉に動かなくなったらどうする? それどころか誤作動!? 世界は終わりだ! とかやってましたが、なんとか対処はできたみたいけれど。ユビキタス社会なんてどこにでもコンピューターがあって取りはからってくれるって……やっぱ怖いよ。ま、この給湯器のコンピュータくんは「ごめん、体調悪いし」と呼び出し音を意味無く発することで自ら異常を申告してくれてたわけですが。やっぱ、使う方がわるかったのかしら。

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2006年11月26日 (日)

「功名が辻」46 国主は辛いよ

   とうとう土佐X万石の国主様となった一豊さまですが。
   2ちゃんねるでは突っ込みの嵐。確かに「2?万石を与える!」って言ってたよね? もう、下一桁はおかあさんもおぼろ。
   「太閤検地じゃあ8万石じゃなかった?」
   「徳川も25万石と解っててやったんじゃなかったような」
   「調べたら23万石だったんじゃなかったかな」
   ……だそうです。それが、いわゆるネットのイジワルな口調で入れ替わり立ち替わり。
   まあ、NHKも「功名が辻」では額面2X万石を貰ったという線で行くのでありましょう。

   その土佐がね。
   もとは長宗我部という大名がおったらしいのですが、信長の天下布武のころから四国攻めるぞとか言ってたし、とりあえず太閤には従ってたのかな? 関ヶ原の戦後処理でお国を取り上げられた模様。そこへ一豊さまが入ると言って……「殿」はしおしおと出てったらしいですが家臣群、とくに下の方が言うこと聞かないんだって。ホラ、赤穂浪士も、上士の方は理性もあるし転職も当てがあるっぽいしわりと素直にお城を渡したんだけど、下級武士の方がムキになってたじゃありませんか。討ち入りしたのも割合で言うと下々の方が多かったらしいし。長宗我部さんちは、一領具足とかいう半農のお侍さんという特殊な身分を採用しておったので土地と結びついておることだし、また、よそへやられるときはだいたい藩の規模も縮小なのでご家来衆をみんな連れて行けないんですね。で、なんですか、中の上ぐらいから下の上ぐらいの家臣のひとに、不満分子の粛清をさせたと。
   出た、怒濤の首切り。
   軍板で拾ったんですが、その昔のドイツの軍用飛行船(ほら、ツェッペリンとかヒンデンブルグとか)はあれでやっぱり信頼性が低く、飛んでるうちにどんどん高度が下がって来ちゃったらしいです。でも、調整する手だてはまだまだ原始的で、進退窮まったときには荷物を減らすしかなくって。計器やら兵器やら惜しげもなく落としていって、最後には、敬礼しつつ友のために一人一人飛び降りていったんだそうな。パラシュートなしで。パラシュートはとうの昔に捨ててるんでって、残しとけよ。そういう話を淡々と書いてあって、泣けたなあ。てゆーか、怖いです。どのへんまでが理性よ? ナニしにあんたたちは空を飛んでいったわけ? 人間の命を無駄遣いするな。
   で、それと一緒。自分が生き残るため、殿が責めを負わされないために同じ船に乗ってた仲間をどんどん斬って落としてゆくのですが、また自分も突き落とされる運命なのね。いや失敬、一緒じゃないや。彼らは友のために自ら飛び降りた(と言われている)のですが、長宗我部の上士たちは手前のために家来を斬ったんだった。

   で、おいてゆかれた一領具足さんたちがぐれているという。

   そりゃ、ぐれますな。

   でも、一豊さんちから見れば、行く手に立ちふさがる自分の功名の邪魔なのでした。気持ちは解らないでもないけど、無力化しないと自分が家康に粛正されるのです。家康は解っててやってるらしいですね。関ヶ原前夜に家康方についた武将は、「サンキュー」といいつつこういう危ないところへ動かされてます。一揆の危険のあるところ、元の愛されてた殿様が追い出されて、領民や置いてゆかれた下級武士がせつない気持ちでいるところ。いかに治めるかを問われております。武辺一途の大名たちにはきっつい課題です。ああ、中堅社員研修思い出すわ。現場で自分で仕事をこなすことから、人を使ってプロジェクトを動かすことへの視点の転換やら考えさせられるんでしょ? 大変。

   コレは厳しい。とくに、お千代さんには堪らないでしょう。
   なんとかならないかとか言ってると、危機を察した六平太が雇ってくれと言ってくる。信用できるのか? との一豊さまの問いにこの弾にかけてって、それは、千代の父上が射殺されたときの弾。それを回収して、千代に見せて……まだ持ってたんですかあんた。
   「新選組!」では、初回、黒船来襲に物見高く浦和まで遠征して見にいったかっちゃんとトシの「戦利品」、洋酒の瓶のコルクが要所で二人の心の絆の象徴として扱われてましたが、この弾はどうよ? 乱戦の中、弾をわざわざ回収する暇があるのかってことと(身体に残ったのなら、弾を身体に残しておくと身体に悪いそうなので、手当のために切開して取ったものの命を落とした、その経過を見守ったって証拠なのかなと思わないでもないですが)、父の命を奪った弾丸ってのは生々しすぎないかよってのがあって、どうもわたしは感動しきれません。
   六平太幼なじみ設定じたいがイヤなんですわたし。ミセスを好きになってもいいじゃんか。面白い奥さんだなぁって、何度か仕事で様子を窺いに行ってるうちになんとも好きになっちゃってもいいじゃないの。プラトニックなんだから(いや違うけどゴニョゴニョ)。いやもう、惚れてなくてもいいじゃないの。男女を越えて、この人の判断は信じられるって信頼があって、その情報や判断を買うためにこちらも便宜を図る、そういう関係を描いてみてもいいじゃない。それが「情報化社会」大河かもしれないでしょ。
   幼なじみは信じられるとか、幼い頃を共有したものだけが親密な関係を築けるって風潮はいや。新しく人と出会うことを拒否してるみたい。近年のある一部に流行しているらしい近親相姦志向のジョチョーになりませんこと?(またおかあさんたらはやとちり)
   ま、とにかく、六平太が「一領具足皆殺しにすれば?」と献策したところでナイスタイミグで千代が狙撃されましてございます。そりゃ、だれもかれも怒りの復讐戦になるわな。
   またしても余計なところに突っ込みますが、「本能寺」で濃姫も射殺されましたが、この大河は女性を的にすることをタブーとしないんですね。
   いや、今までの大河で女性を惨殺することが絶えてなかったとは申しませんが……あったかよ? 「秀吉」で小林幸子ふんする女役者だか歌姫だかが釜ゆでになってたかなあ。もっと古い大河だとどっかの姫様が下郎に集団暴行を受けて死んでたようなシーンを子供心にみたような……。しかし、女性を鉄砲で狙うような文化が日本にあったというのは驚きでした。いや、明智光秀じゃあるまいし、狙って当てられるスナイパーは当時日本にはほとんどいなかったみたいですけど。あれは、誰でもいいから当たれと思って撃ったんだな、きっと。作劇上お千代さんに当たっただけで。
   じゃ、いやらしいのは現代の脚本家、演出家ということでとりあえずファイナル・アンサー。

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