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2006年11月18日 (土)

キャリア算 -すぐそこにある学力崩壊-

   「ええと……あれ?」
   お友達のキャリアについて密かに根掘り葉掘りを行っていたおかあさん、途中で計算があやしくなり、風邪で学校をさぼっていた豹太を捕まえて検算をさせようと試みました(実在の方なので数字は変えます。勝手に人様のキャリアを憶測してごめんなさいでした)。
   「おかあさんのお友達で、昭和44年生まれの方なんだけど、今年で勤続15年なんだそうだ。じゃ、いくつで就職したことになるかな?」
   「え? え? わかんない!」と、豹太はもう涙目。

   

お ま い は 今 年 6 年 生 だ ろ う が!?

   おかあさんはもう絶句。

   「平成っていつから?」嗚呼、21世紀の小学生はこんな常識もしらんのか。まあ、おかあさんが小学生の頃は当時から前後20年は昭和のつもりでいたかも。
   「今年は平成18年だな?」
   「うん」
   「西暦は2006年だから、平成いちねんは西暦何年になる?
   「え? え? え?
   嗚呼、おかあさん子供に暴力をふるってもいいですか?
   「2006から18を引いてみようか。一の位は?」
   待つこと10数秒。
   「はち」
   「じゃあ繰り下がりがあって十の位は?」
   「…………はち」
   「そう、1988年が……おや? ……とにかく平成いちねん、元年は1989年で、その年が昭和64年だった。じゃあ、ことしは昭和何年かというと、それに18を足すから、ありゃ、63に足すのかそうか」おかあさんも混乱しております。
   「というわけで63足す18は?」ってまた大いなる沈黙が。
   「ったく! これくらい暗算でしろよ! 一の位は3足す8! 即答しろ!」
   「……じゅういち」
   「19までの数はナニとナニに分かれるかすぐ言えるようにしとけ!」とおかあさんはここで自分も苦手なくせにニコリのカックロをさせるべきかと真剣に検討していました。カックロとは、クロスワードの形の枠に、その列/行のマスに入るべきひと桁の数の組み合わせの合計だけ書いてあるという(組み合わせが1,2,3の時6としか書いてない。入る順はタテヨコからの推理で決まる)算数嫌いを泣かせるパズルです。わたくしは週刊文春の「てこずるパズル」ではこれだけは死ぬほど暇でない限り手を付けないぐらい苦手としております。
   「十の位は6と1と繰り上がりの1で8!……とにかく昭和81年という事で」ぜえぜえはあはあ。ここまででずいぶん消耗しました。
   「それが勤続15年という事は、就職したのは15年前で、81から15を引く!」
   「え~と」
   「なんでこのぐらいが暗算できないんだ!?」
   おかあさん諦めました。
   「もういい。昭和66年(相当)就職だから、ああ、やっぱ新卒でいいのか」重ね重ねその節は計算違いでとんちんかんなこと言ってごめんなさいでした(心当たりの方へ)。

   これでも算数の成績は人並みの筈なんだけどなあ。今はみんなこうなの? この前、百分率の宿題、式だけ立てれば計算は電卓を使っていいって書いてあって、
   「おかあさん、電卓を貸して」と豹太が言ってきたときには
   「そんなものに頼るな!」と叱っちゃったんだけど。やっぱこれ、お受験をするようなおこさんは当然手計算でぴったり合わせてきてるんでしょう?
   うちの子、東京に行ってやっていけるのかしら?
   ま、西暦と邦暦の換算なんて昭和時代にはなかった苦労かも知れませんが。論理を積み重ねて考える力もナッシングというのはまずいでしょ。

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2006年11月17日 (金)

大河ドラマになりそうでならない話

   もう11月も半ば、大河もあと4回だそうで。
   次の大河はまた戦国、「風林火山」、そのあとは幕末で天璋院篤姫(こんな字だったかな)。NHKも開き直り気味ですか。
   戦国時代、三英傑ばっかりというのはドコででも聞く批判ですが、じゃあって足利幕府をやったら視聴率がやっぱり寒かったという事実。幕末ものはオタクが一杯いるからどっちを中心に描いてもつっこみが嵐のようにあってしかも視聴率がぱっとしないとか。よく考えるとプロデューサーも可哀相だよね。
   リクエストの多いのが奈良時代物。大化の改新やら、持統天皇あたりやら。でも天皇家の骨肉の争いやら、今じゃ信じられない近親結婚やらでどうもかしこきあたりに遠慮があるとか。ちょっと昔のお正月時代劇の「聖徳太子」は結構良かったと思いますけど、あれも詳しく人間関係やっちゃうと「みんな手前の妹と結婚してますけど」という気持ち悪い事実が明らかになっちゃうらしく。いいじゃん別に。今とは感覚違うんだから。ま、あとは衣装がたいへんってのがありますか。見たいけどね。「聖徳太子」はみんな白い生成の麻っぽい服でその辺つまんなかったです。
   藤原道長辺りはどうかって、かなり前に流行った「この世をば」を原作にすると、結構主人公はいいやつぽいし、天皇を悪く描いてはいかんという内規(?)にも一条帝は結構常識人として描いてあったからいいんじゃないかと。……三条帝は困ったちゃんだったにしても。ただし、この作品だと大河の華、合戦シーンがないんです。去年の大河でも平家の公達やら女君やらが宴会しながらうだうだと政治的にやってるシーンがあったんですが、あの程度でも「飽きた」「つまらん」「はよ合戦しろ」と苦情があったそうで。……なんてこらえ性がないんだ、おまえら。衣装が大変というのも去年の大河のそのシーンあたりでかなり用意があるからここ数年ならいけると思うんですけど。対外的にも国風文化の極致の美しい大河は作っておいて欲しいなぁ。
   戦国で言うと、待たれるのは島津。ただ、原作になりそうな「島津奔る」が盗作問題で入手困難本になってしまったのと、朝鮮で暴れ倒したところがやばくてとても取り上げられないそうで。……大変よね。ローカルヒーローでは長宗我部もファンがいるとか。今回その残党がちょっと出ますが。おかあさん的にはおもしろい名前、ということしか頭に入ってないのでやるなら見てみたい気はありますね。東北は、政宗と奥州藤原氏をやったからもうネタ切れか? 伊達騒動も大昔にやっていることだし。……それを考えるとやっぱり九州四国ものは少ないなあ。ああ、「獅子の時代」とかはそうなの?
   というわけで、細かく見ていくとまだまだやってない時代とテーマはあるのに年々歳々同じネタをいじり回している大河ドラマはもういっぺん(一度近代テーマに方向転換した……行き詰まって「独眼竜政宗」で戻ってきた)どうにかした方がいいと思います。

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2006年11月16日 (木)

ランドセルが壊れちゃった

   ドとレミとファと……じゃなくって。
   一発ネタなんかやってる場合じゃなかった。
   約1ヶ月前になりますね。虎美と陶芸体験した日だったから。さて、帰ろうか、と虎美を待っていると
   「おかあさん! ランドセルが壊れちゃった!」と申すのです。今は主流の背かんが広がるランドセルの、その、ベルトを背中に取り付ける部分の樹脂パーツが見事に割れて、片方のベルトがランドセルからだらりと外れてしまっています。
   「おお、これはいかん。しかし、これは藤崎(地元老舗百貨店)オリジナルのちゃんとしたランドセルなのに4年目で壊れるとは不届きな」と、先生にその場で見せ、虎美には翌日からはリュックで通うよう指示。不安がる虎美のために「ランドセルが壊れましたので当分リュックで通学することをお許しください」と連絡帳に一筆書いて。
   それでですね、藤崎百貨店に怒りの電話をしますとですね
   「お持ちくだされば修理致します」って。ラッキー♪ レシートももうないし、保証書? そんなのあったっけ状態ですが、カバンにはちゃんとFUJISAKIのロゴが押してあるのです。持ってゆくと、
   「確かに当店でお売りしたランドセルでございます」とか言っちゃって、伝票を広げ、さくさくと修理手続きを始めてくれたのでした。 
   「4年生ですか? きれいに使っておられますね」なんてお世辞もこめつつ。やっぱり背カンには力が掛かるから、そこから壊れるのだそうな。
   「1ヶ月ほど掛かります」といって、その間の貸し出しランドセルも手配してくれました。
   「何度も貸し出しに使っております品物ですから、ご遠慮なく」って。たしかにやや使ったカンジがありますが、まだまだ背の部分は光ってます。またまたラッキー♪
   というわけでホントに1ヶ月で
   「藤崎ですが、ランドセルの修理ができあがりました」と今週頭に電話が入り、でも、返すランドセルが学校から帰ってから、と、昨日帰宅した虎美の身ぐるみをはいでやっと取りに行ってきました事よ。
   「お代は?」
   「頂戴致しません。6年保証でございますから」ラッキー! やっぱ、がんばって地元百貨店で買っといて良かった(スーパーのランドセルでも6年保証だったらごめんなさいよ)。
   というわけで、あと2年チョイ、赤いランドセルにはがんばってもらいましょう。
   ……でも、首都圏ではもう高学年はランドセルなんか背負って学校いってなかったりして……。どうでしょう? ま、タダだったからいいか。

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ミルクほうじ茶

   本日は一発ネタで。
   この前、お医者に行ったときに待合室の高級奥様雑誌で仕入れたネタ。
   ホテル西洋銀座には「ほうじ茶ミルクティー」というメニューがあるそうな。ものがほうじ茶だけにカフェインレスで、気持ちよくやすめるということで、就寝前にルームサーヴィスに頼むリピーターが多いのだとか。煎れ方まで写真付きで紹介してあったけど、真剣に見てこなかったわ(え~とね、たしか「家庭画報」かなんかの別冊銀座特集)。ふつ~にミルクティの煎れ方だったと思うけど。
   どうですか? ミルクほうじ茶。ほうじ茶はおうちにだいぶあるけど(昔は遠足や夏はほうじ茶だったのに、うちの子は麦茶の方が好きなようで。最近はとんと……もしかしてもう捨てた方がいい?)。おかあさんは他の方の実験結果を待ってからトライしたいです。

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2006年11月15日 (水)

「ラッキーナイト カスタードくん」 時代が狂ってる?

   おかあさんにものを尋ねると話が長いというのは我が家の猫科の人達も諦めている事実です。先日は「サロンってなーに?」への答えが藤原道長からモーツァルトに飛んでベートーヴェンとナポレオンに行ってのだめに出てきたモーツァルトオタクの城主に行ってド・ゴールにまで話が及んでしまったという……。歴史に詳しい人間になって欲しいという親心もぜったいありがた迷惑になってると思います。
   で、今はマリー・アントワネットの伝記もあるそうで、虎美は図書館のそういった最近の女性の伝記を総なめにした模様。キュリー夫人とヘレン・ケラーとナイチンゲールぐらいだったおかあさんの頃とは違います。今は身障者枠がレーナ・マリアでヴォランティア枠はマザーテレサ、勉学枠は津田梅子です。時代は変わる♪
   よせばいいのにおかあさんも
   「マリー・アントワネットはそんなに悪い人じゃないぞ。ちょっと遊び好きで金遣いは荒かったけどな。でも、あのひとも可哀相なひとだ。せっかく遠くから誰も知らないところにお嫁に来たのに、だーりんはオタクだったんだ」
   「「ええ~っ!?」」
   「狩りが好きだったんでしょ?」と、伝記読んだ虎美は質問が的確。
   「あと、パズル好き。パズルってゆーか、錠前を自分でトンカントンカン。『ねえダーリン』って言っても『あ、ちょっと一人であっちで遊んでて』だぞ? グレるだろ普通」おかあさん似たような境遇だったのでこのひとには同情的です。
   「そうだよね~!」
   「それくらいで、別に大臣が気に入らないから殺せといったとか、嫌いなおねーさんを死刑にしたとか言うことはない。世の中にはもっと悪いお妃がいる。中国の昔のお妃は、『あたしひとの悲鳴聞くのがすき~』って、焼いた鉄柱に奴隷を抱きつかせて見て遊んだんだぞ」と、だっきちゃんなネタを披露。あとは呂后でも出しとくかと思うと、
   「うわ~!」
   「チョコパ姫だな ぜ そ こ で 爆 笑 す る  !?

   たしかに、ブンブン誌で連載中の「ラッキーナイト カスタードくん」に出てくるヒロイン、美少女なのに性格極悪のチョコパ姫はなんの落ち度もないお付きのひとや主人公カスタードくんに日々オリジナルでスプラッタなお仕置きをすることを至上の楽しみとしているイイ性格なお姫様ですが……そんなことをギャグのネタにするな! そう、この話は往年の車田正美の「スケバンあらし」だったかな? ヒロインをいじめる性格悪いお金持ちのお嬢様ををスケバンがぶっ飛ばしてくれるスッキリ系のお話ではなく、主人公が性格の悪い美少女にいじめられる姿をギャグとして楽しむお話なのです。
   絵はカワイイというか今時のごってりプリティなアニメっぽい絵で、まあおかあさんが見ても苦痛を感じないぎりぎりの線で、だいたい毎月目を通しているからこそ内容を知ってるんですがね。
   やっぱ、コレ、おかしいよ
   毎回毎回、姫様ひどい目に遭わないし、反省もしないんだもん。
   可愛くて上の立場なら何やってもいいの?
   最近は、姫を攫った敵国の騎士ながら悪に染まりきれず、カスタードくんに命を助けられたこともあり、カスタードくんを慕って亡命生活をしておる美少女騎士のシフォンちゃん(ただし修業生活漬けにより天然ボケ)が登場、姫もかなり煮え湯を飲んでおる模様。
   このまま姫が改心するかひどい目に遭うかといった方向転換をしてゆくことをおかあさんは切に希望。
   ……こんなにデンジャラスでも可愛ければいいのかどうか、また豹太に究極の質問をしてみようと思うおかあさんでした。

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牛蒡の行方

   で、釣り大会の時、時間切れでうちがもらってしまった牛蒡ですが。
   お台所の隅でいいように足蹴にされまくった揚げ句(罰当たり!)きのうのきりたんぽ鍋に入りました。ずいぶん干からびてました。真っ平らになってた所も……(ごめんなさい!)。でも「ナニ入れたらいいの!?」とパニクってたのでこれがあって助かりました。
   事の起こりは先週、
   「あたしまだ一度もきりたんぽたべたことがない!」と虎美が申しますんで。おかあさんだってないよう。
   「あのな、きりたんぽは秋田の名物ではあるが、日本人の皆がかならず食べていると言うほどのものではない」
   「食べたいよう!」
   ……こう言うときはアレだ「泣く子と地頭には勝てぬ」。
   丁度生協の申込書に「比内地鶏」と「比内地鶏スープ」と「きりたんぽ」が並んでたので注文しましたが。比内地鶏が高かったですね。モモ一枚と胸一枚で千円ぐらいしましたよ。いつもスーパーで買ってる特売のブラジル産なら350円ぐらいだよ。
   月曜日に届いて、きりたんぽと地鶏は冷凍だったので冷凍庫に入りきらず、地鶏はチルドルームでテキトーに解凍して火曜に回したのでした。しかし、さすが、いいおだしが出て、身体が温まりましたよ。
   きりたんぽは解凍したら予想通り。
   「こんなものはおにぎりとお餅の中間だ」軽くあぶってあったようで、棒は抜いてあったので竹輪風味もありますな。
   最後に鍋に入れたらお出しの浸み加減が足りなかったようですが、はやい局面で入れて融解されてもいやだし。
   お詳しい方! きりたんぽを鍋に入れるベストタイミングってどのへんですか? うちはあまりぐずぐずに煮溶けるのは好みじゃないです(そんなのは雑煮だけで十分。金沢早乙女家の雑煮は餅が形を失うほど煮込むするめだしです)。
   「ごめん、もう入らない」
   と珍しく豹太が脱落。ニンジンはともかく鶏肉が残ってるのがほんとに満腹を表してますね。
   「当然だ。だからほぼお餅だといっただろう」虎美は責任からか完食してましたが。ああ、間食か。豹太は生協のチョコクロワッサン(これもおいしい)を一気食いしてたよ。
   まだ少し残ってるんだ。お昼は雑炊にしてみよう♪

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2006年11月14日 (火)

「功名が辻」45 大河はなんのために見るの

   関ヶ原が終わってしまいました。
   大河ドラマを語る場所に行くと、毎回、あの大河は合戦シーンがしょぼかった云々という話が必ず出ます。今回も、あれは数年前の「葵~徳川三代」の使い回しであるととさんざん言われました。あれはハイビジョン撮影の走りで、しかも、大河でよく取り上げられる関ヶ原のシーンが物語のプロローグで目玉でもあるため、気合いを入れて作られたそうです。もう、ここ10年の大河に限らない合戦シーンの撮りダメぐらいの意味があったとか。今はCGでひとを増減したり、旗指物を変えたりも自由自在らしいのでそういう素材があればかなりあとで楽できるそうです。大河ドラマというのは例年予算が竜頭蛇尾になるので物語後半の合戦はセット、せット、セットと勇壮感が失われてゆくのを補うためにはしょうがない面もある、というご意見もそこで知りました。ま、今はNHKの権威が低下してますから、そんなに役者さんも拘束できないし。「新選組!」でセットばかりだったのは主役が売れっ子だったのでロケをやってられないというジジョーもあったらしゅうございます。
   でもそんな。

   

大河ドラマは合戦シーンを観るためにあるんですか?

   文字通り大河のような歴史の奔流の中の人間の営みを描くための1年枠なんでしょう?
   ご存じものの時代劇で毎週ごひいき役者の見せ所を楽しみにしてるとかじゃないんだから。
   題材によっては合戦シーンじゃなくてもっとほかの出来事がヒーロー、ヒロインの一大事であったっていいじゃないですか。
   今回は山内一豊とその妻の千代が精一杯頭を使い心を砕いて戦国の世を泳ぎ渡り、なんとか土佐一国を手に入れるのが主題なんでしょ? 史実で「一豊はあんまり出番がありませんでした」なら、それでいいじゃない。英雄たちはそれなりにがんばってました、でも、下々のものはこれくらいしか解ってなくてただウロウロしてました、だけでも、それはそれで時代を描いてると思うけどなあ。

   今回、捕らえられ、陣屋の前に晒されている三成くんが裏切り組にてひどい言葉をかけたのは事実らしいですね。まだティーンの小早川くんがかなり心に堪えて以後心神耗弱状態になって早死にしたというのも事実っぽく伝わってます。
   でも、三成くんに武士の情けで陣羽織を着せてあげたのは黒田長政(カンベエの子供)ですから
    他人のいいエピソード奪ってまで一豊さまを持ち上げなくていいです!
    大河を張れるだけのえらい脚本家さんなら、オリジナルで、ああ、一豊さまってこんな方よねというエピソードを見せてください。
    歴史物は制約が多くて大変ですが、そのぎちぎちの鎧の隙間を通す観てきたような創作が人の心を打ち、それこそが作者の醍醐味なのですから。
    先々週からの続き。オカマチック井伊直政(おい!)はピンピンしてましたね。この話では島津発砲事件はなかった模様。徳川目線でも島津目線でもないし、ソレはソレでいいです。

    勝ったもの、負けたものと別れた運命に呆然となり、ただ舞って心を空っぽにする一豊さまもしみじみと哀れ、そのあと、論功行賞で意外にも土佐を拝領してまた茫然自失、そして驚喜。この振れ幅がほどほどの人間の器。ここはよかったです。やっぱり一豊さまは好ましい。
    けれど、土佐は難しい土地、一豊は徳川に試されている、と六平太はまたも忠告。

    

人間万事塞翁が馬、ってことわざもありましたな。
    そういえば、あの10両の馬、あのあとすぐ、姉川の合戦かどっかで乗り捨ててきたらしいですよ。人間のできることなんて、ちいせえちいせえ。

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2006年11月13日 (月)

マダム貴花田をルーヴルに発見! -世界美術館紀行-

   朝はNHK総合を点けたらそのまま。洗濯機が止まるまで流し見でだらだら過ごします(掃除しろ!)最近は「世界博物館紀行」が好きです。
   今日はルーヴルをやってました。
   マリー・ド・メディシス、え~と、「ナントの勅令」のアンリ4世のお妃です。子供はあの三銃士の主君ルイ13世。大物ですね。この人の生涯を24点(?)セットで描いた作品が丸ごとルーヴル美術館にあるそうです。もちろんひとつの部屋にまとめて。あ、作者はルーベンス。
   すごいね。サイズが3×4メートルだって(倍のサイズの特別ヴァージョンもある)。それを24枚も並べて展示できる広さもすごい。何年かかったんでしょう? なんでも、注文主はマリーさん本人で、自分の隠居所のお城の壁に飾るために注文したんだとか。そのお城(え~と、リュクサンブール宮? いざ言おうとすると舌が絡まる)の柱と柱の間が丁度その寸法なんだとか。なんかこんなの、マザコン孝行息子が「おっかさん、あなたは偉かった」って還暦のお祝いに(ヨーロッパではありませんって!)注文するものかと思ったけど。ま、あとでその辺は説明されるんで。
   このね、マリーの顔、バブル期にお相撲をよく見た人は笑っちゃうんじゃないでしょうか。
   貴 花 田 そ っ く り なんですよ。

   角界は引退したら親方名になってわかんない。先代貴乃花は横綱になってなかったからそれで区別すればいいのかな? また、「の」の字が漢字だったりカタカナだったりするし、ややこしい。そうそう、琴欧州も改名したって(琴欧「洲」になりました)。今は藤島親方じゃないんだっけ? とにかくスキャンダラスなあの元横綱貴乃花。

   色白で、小さい意志の強そうな目、引き締まった唇。ふくよかな二重顎で鼻筋も通ってる、え~と、ま、美人っちゃ美人。
   なんでこんな他人のそら似。生きてる本人の依頼なので、絶対本人を目の前に描いてるし(デッサン残ってる)、本人チェックも通ってるはずですが。

   そのドンナ・貴花田(よせ)がフィレンツェの銀行家メディチ家に生まれ、27で政略結婚(戦費の工面に苦しむアンリ4世が持参金目当て)で後妻に。この辺がちょっとキツイ。やっぱあの頃も若い頃にご縁がないと後妻を狙うしかなくなるのね。しら~とした雰囲気の中嫁いでいくのです。マルセイユ上陸、リヨンで面会と名場面を連ねてゆきますが、ルーベンス、肖像画の名手として当時から有名だったそうですが、本人はともかく、彼女を天から地上に連れてくる女神やら、出迎えるフランスの象徴やら海の精やら、これでもか、これでもかとヌードさらしまくり。それが、おかあさんもお風呂で見覚えのあるたるんだ腹回りでもう、いいのか、こんなんで、と複雑な心境になります。服は着ててもトップレスだったりして。(さすがにマリーさんご本人は晒してなかった?)これがサーヴィス? こういう実在の人物を描いた絵でそういうことされるとなんだかとまどいます。実在ならダヴィッド(あのナポレオンの肖像のひと)みたいに写実に徹してもらうか、ヌード描くなら昔ながらのヴィーナスの水浴やらソロモン王にデバガメされた上ラヴレターもらってしまう苦悩の人妻とかいった伝説の存在で行ってほしかったような。
   夫暗殺の後は摂政母后として君臨、それが成人した息子に背かれ幽閉、脱出、和解となかなか波乱な女の一生でした。亡命先のケルンで60いくつで死去だって。そらきついわ。フィレンツェ生まれのひとがケルンくんだりで(失敬)。というような内容を、吉行和子のあっさりめの独白で語りつつの絵の紹介でした。
   面白かった。
   「皆さんもルーヴルにゆかれたらマリーの人生をたどってみてはどうでしょうか」って、でも、実際その場で見たら、吉行和子の声を思い出しちゃうでしょう。ソレもまたよしか。

   この番組はどこの美術館も本当に丁寧に取り上げてます。どうぞお試しください。

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秋はおおたむ

   本日は暇ネタ。
   真剣に、これは専門医に診せた方がいいんじゃ、というころまでしゃべらなかった豹太ですが、しゃべり出したら立派なもので、幼児語のようなものは一切使わず、ベネッセの教材通りですが、「ぼくしまじろう、こんにちは、いっしょにあそぼうよ」などと公園でも臆せずしゃべり、M山のナンパ師と言われておったほどでございます。
   しかしながら、虎美の方は、這えばスクワット、立てば歩み出す進化の速さの恐ろしさ。舌も回らぬのに2才ゴロ? からとにかくしゃべるしゃべる。それが、サ行がうまく言えないんだ。
   「たくら、たちぃみ、たんたくろーす!」(順に、桜、刺身、サンタクロース)
   う~む。舌足らずが可愛らしいというのは事実かも。たんたくろーすというのは目から鱗の語感でした。それからずいぶん、うちの中でサ行をわざとタ行で言い換えるのが流行って(今になって思えば、なぜサンタクロースの「ス」はちゃんと言えてたのでしょう?)。
   さて、秋も深まって。新聞を玄関に取りに行って、戻って参りますと、旦那様が遅いご起床です。
   「今日はどう?」
   「寒(たむ)いです」
   「おおたむだからな」
   「いいえ、山から小僧が飛んでくるほどでは。まだこ寒(たむ)でしょう」
   「いや、秋だから、autamn……」
   「……さすがです」

   以来、我が家では秋も深まればおおたむと呼ぶのでございます。
   ずいぶん冷えて参りました。お集まりの皆さんもお風邪に注意!

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