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2006年10月28日 (土)

お、め、で、と、う、ご、ざ、い、ま、すー!

   遅れちゃった。北海道日本ハムファイターズ日本シリーズ優勝おめでとうございます!

   やりましたね。新庄が引退表明した4月の頃にはとてもプレーオフに出られるカンジには見えなかったのに、パリーグ制覇の上、日本シリーズまで。
   新庄ってスゴイナア。
   ネアカな向上心、目的を設定して自分や皆をノせてしまう、これがこんなに有効なこととは思いも寄りませんでした。
   札幌の皆さん、ホントに良かったね。
   しかし、みんなが新庄を胴上げするのはいいけど、ま、当然と言えば当然だけど、ヒルマン監督も構ってやれや。
   「シンジラレナーイ!」のパフォーマンスは時期的に流行語入りは間違いなしとしても、なんだか。選手には人気あるのかしら? 折しもプロ野球チームに外国人監督ラッシュと言うことで、毎日新聞と週刊文春で真逆のとらえ方がしてあったような。新聞は選手時代に日本球界にいなかったと言うことで「しがらみに囚われない」云々と、好意的、文春は江夏だっけ、解説者の側から、自分の成績のために選手の思い入れなどを無視すると金村? 5年連続の記録の掛かった試合を降板されて首脳部批判をしたといって処罰された選手を例にとって批判、外国人に限らずこんな監督ばかりじゃあ選手はくさると言ってましたが。どっちにしても日本球界が指導者をちゃんと育ててこなかったのは事実だな(わたしが王さんを好きなのは選手時代も監督になってからも、いっぺん地獄を見てはい上がってきたところ。プライドを捨て、努力して選手に寄り添って現在の地位を得たというのが立派じゃないですか。元気になってね)栄光の巨人軍の監督がもう火中の栗扱いだし。
   いいとこばっかり見てて反省しないとまだまだ空洞化は続きますよ。ということで。

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2006年10月27日 (金)

お医者にはなにしにいくの?

   頭いたいよう。
   豹太がとうとう12才時のジフテリア破傷風百日咳の三種混合予防接種を終えました。長かった。これで親が責任もって受けさせるべき予防注射はコンプリート。あの3ヶ月検診の時にこれから受けなければならない予防接種の種類と時期を書いた表を見たときには絶対わたしには無理だと思ったのに。感無量です。
   仙台は今月中との指示が出ていて、秋休みに入る前(9月末)にはもう説明書と問診票と親の承諾書が来ていたというのに、うっかり忘れたり体調を崩したり。気がつけばもう20日過ぎてるじゃないのよ! と慌てて昨日近所のかかりつけの内科医院に予約に行きました。
   「3種混合のラスト予防接種、今日予約して今日ってのダメですか?」
   「いいですよ♪」嗚呼、気安い。と言うわけで、豹太を連れていくと、同じクラスの少年少女が体温計を脇に突っ込んでみんな待ってたのでした。嗚呼、いづくも同じ秋のゆふぐれ(三夕の歌ですな)
   「豹太、破傷風は怖いぞ、土とかにいる菌が傷口に入ったら、高熱が出てムチャクチャ痛くて、最後には死に至る。しかし! この注射を打てばカンボジアにPKOに行っても、イラクに停戦監視団に行っても、ジンバブエに青年海外協力隊で行っても大丈夫!
   おかあさんったらホラが好き。
   「痛いの?」
   「まーふつーにね」
   しかし、かなこ先生(仮名)は細身の注射器を構えるなりぴゅっと一撃必殺(殺してません)、まるで「動物のお医者さん」で低血圧の獣医さんが狂犬病の予防接種をするシーンのごとく鮮やかに決めたのでありました。
   「プロだ。……プロだけど」
   「あははは、じゃ、しばらく様子見てください」てなわけで、豹太は今日元気に校外学習に行きました(ホントはそういう大事の前にはしたくないけど、もう日にちが迫ってるからさ)。
   てなことをきのうTV電話で旦那様にお伝えしたら
   「なにか不快なことでも?」
   「いいえ別に」
   「顔が怒った顔になっている
   「いいえ、ただにっこりするのが大儀なんです。体調が悪いのかも知れません」
   「じゃあ、早寝だ」
   「はい、切ります」
   って言ってたのに、なんにもせず寝ちゃって、3時過ぎに目が覚めて、慌ててお皿を洗ったりご飯を炊いたり、お弁当のネタのポークロール(ニンジンやインゲンを巻いてソースや焼き肉のタレなどで焼き付ける)を作ったりしてたら5時になってしまって、ヤケでそのまま起きててお弁当詰めて、子供を送り出してから寝直しましたが。
   おかあさんやっぱり風邪でした。昨日豹太を連れてったついでに診てもらえばよかったのに、もうソレすら大儀で。
   「まだ生きてますから。明日死にそうになったら来ます」
   「あはは、生きてなくちゃ困りますよ」かなこ先生ったらネアカで。町の内科にはホントにベストフィットな性格。
   頭痛いよう。旦那様って偉大だわ。TV電話にした甲斐がありましたね。

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2006年10月26日 (木)

「後宮」どろどろは淑女の愉しみ

   「のだめ」が目的で立ち読んでおります「KISS]誌において、わたくしもうひとつの目当ては「後宮」です。あの教科書で教えられない女房文学、後深草院二条の「とはずがたり」のコミック化です。これを知りましたのはたしか「クララ白書」で、高等部のお姉様たちが古典を題材にした劇を披露するためのトンデモ候補に上がってて、どんな話じゃと思ってたらその頃母の買ってたまじめ系婦人雑誌で取り上げられていて、息を殺して読んだという……まいちゃんのおませさん!(笑)
   えーと、院政期、一応じいさんは太政大臣という名門のお嬢様二条たんは幼くしてママに死に別れます。ところがママは後深草院(てことは隠居したしかし時代的にまだジジイではない天皇)のところに勤めてた女房(高級侍女ですね)で、院の初恋の人だったとかで、院は二条たんを娘代わりに育ててくれるんです。年齢差は微妙、あの時代のことだし、光源氏ー若紫ぐらいか? 実際1257年生まれらしいんで1243年生まれの後深草天皇とは14才違い。まだまだオッケーでしょう。院は16才で譲位してますね(かわいそ)。そうか、譲位後のつれづれを子育てで慰めたのか(よう知らんけど)。それが、14才で院の寵愛を受けることになり(怒らない、怒らない、当時としては適齢期)、さらに「雪の曙」氏(コミック中は実名で登場!)との二股愛、院の子を産んだ直後に今度は「雪の曙」氏の子を極秘出産、さらに有名な寺のやんごとないお坊様「有明の月」まで彼女に懸想して泥沼の4角関係に突入、そんでまた極秘出産。当時のことですから幼児は死にやすく、貴人もあっさり死ぬと。そんで二条たんは良心の呵責に耐えかね出家、そのあとおまいは伊能忠敬のママンか? といいたくなるほど日本全国を旅して回るパワフルな生活に突入するのでした、というようなお話。
   はい、鎌倉時代の文学で尼が旅行をするのは「十六夜日記」と答えたくなりますが、「とはずがたり」も正解に引っかかるので注意しましょう!(そんなマイナーなクイズ出ません)いや実際大塚女子大学(仮名)の卒業口頭試問に「鎌倉時代の紀行文を上げよ」ってのあったよ。「とはずがたり」が正解にカウントされたかは不明だけど。

   人間関係はドロドロで、事件もスキャンダラスですが、そうそうきわどいシーンはなくって、息を詰めて読んだだけ無駄でしたが(古文の力も付かなかったしぃ)。これがコミックになるとすごい。あのドロドロがたまりません。だいたい、隠居した天皇なんてすることないし、権威はあるし、時代はラヴ至上だしでもう花折り放題。二条は一応お手つきですが、(正式な妃は当然いらっしゃるし)お気に入りの女房という公的立場なので「あそこの姫君を落としたいからお使いして♪」と言われれば文の使い、「あそこの女人と今日デートだから付いてきて」と言われればお床入りの直前まで付き従うと、もう神経にヤスリを掛けられるような日々なんですな。それでも初めての人というか前半生の全てみたいなひとなのでひどい院のことを思い切れない二条たん、思いを寄せてくれる雪の曙氏に揺れるのも解る! これは想像以上にレディースコミック向きな題材でした。絵は意外とシンプルですのでナマナマしくないです。「あさきゆめみし」よりは山内直美の平安もの(「ざ・ちぇんじ」や「なんて素敵にジャパネスク!」)に近いか。

   だいたいさ、男と女、やることはたいして変わらないのであとはシチュエーションのえぐさで攻めるしかなくなるんですよね。コミックも大人気だった氷室冴子の「ざ・ちぇんじ」、元ネタの「とりかえばや」は男女の兄妹(コミックでは姉弟)が入れ替わって出仕するその危なさが売り。その男尚侍が女東宮を押し倒したり、女中将が親友の筈の宰相中将に押し倒されたりの同性愛なんだか異性愛なんだか分かんないぐちゃぐちゃ感が危なくも面白かったんですが、当時から良識派には冷たい目で見られてたようで。……やっぱ女房文学には同人ケがありますな。
   大学の時に図書館で発掘してしばらくうきうきして読んでた「我が身にたどる姫君」も、大臣が中宮と密通してできた姫がこっそり育てられてて、「わたしっていったいどこの誰?」と悩むという台詞がタイトルなんだそうで。各章のあらすじには「甥である宮が女帝を犯す」とかいうショッキングな内容があって目を皿にして見たけれど 「緋袴をさばいて逃げまどうみかど、しかし宮の情熱には抗いがたく、とうとう手の中に堕ち賜う、『どうかお嘆きなさいますな、これは前世の因縁です』……」みたいなシーンはなかったような気がするなぁ……残念。気がつくとみかどは宮を避けまくるようになってただけで(もっと深読みしよう)。そういうシーンは個々人の胸の中だけで想像して愉しんで、目に触れるものはシチュエーションを提供するだけなのであります。やっぱりこりゃ女性向け官能小説ノリでないかい。いえ、今時は女性向けでもそのシーンはちゃんと書いてありますからって何を読んでるんだ!?

   ま、そういうことで、日本女性は進化していないというか、大昔からどろどろ好きで、メディアはちゃんとそれに対応しておるのであります。……だからといってアニメ化しないように! いやしかしこんなもんまでコミック化して……そのうち壇ノ浦夜の何とか合戦とかも……(見たい!

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2006年10月24日 (火)

アメリカ人の憧れ?

   なんか書かずにおいたらむかむかして突然言いたくなったので。
   「ダヴィンチ・コード」、気がついたら関連本というか、バチカン側からの必死の反論書というかまで出ていて、いわく、「ここが問題だ!」とか言う本。流し読みしましたが、もう、必死感アリアリで。原作何ページのここんとこが事実と違うとか、もう、ネイチャーの論文かってぐらいの厳密さ。

   

そんな必死にならなくても。

   わたくしは、おフランスの、ルーヴルの館長を務めるような人が暗号を孫娘と語るにおいて「完璧な言語だから英語を使うようにしよう」なんて言った時点でもう娯楽作品と笑い捨てる準備ができてましたが。

   

フランス人がフランス語を使わないことがありましょうや?

   途中からフランス起源の言葉に乗っ取られたようになって、名詞が性も格変化も失ってしまった英語(それ故比較的学習が容易だけど)が完璧とは、こりゃ片腹痛いわ。

   彼らが英語で暗号を考えることにしていたのは、アメリカ人読者のために他ならないでしょう。物語の性質上フランス語かラテン語であるべき暗号でも、読者にとってワケワカメでは売れないじゃないですか。単にそういう理由でしょ。

   しかし、「ハンニバル」ではレクター博士にルネサンスの本家本元で研究者を相手に一席ぶたせたり、アメリカの知識人さんたちの教養や歴史についての憧れというものは根深いものがありますな。

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月9効果?

   「のだめカンタービレ」ドラマ始まったそうですが、見てません。怖くってさ。
   それより、16巻を枕元に転がしておいたら、虎美が興味を持っちゃって。
   「おかあさん、のだめの1巻を出して」即刻物置に行って出しましたよ。この前うまい具合に皆揃って発掘できて箱詰めしといたから。
   ただこれ、1巻は掲載誌の関係上(?)ちょっとアダルトネタ多いんだよな。物語が軌道に乗ると、ファンも怪しむほどに健全になってゆくのだが(本当に、二十歳過ぎのカップルがたまにキスだけというのは枯れすぎであろう。でも一緒なベッドに入ってることもあるので、やることはやっているのであろうか?)。
   とりあえず1巻では彩子の「セックスの相性もよかった」発言と峰くんのオナニープレイが小学生にはどうよ? な描写でありました。なにも言ってこなかったけどね。案ずるより産むが易し?
   これで虎美がもう少しピアノのレッスンをマジメにやるようになってくれれば。ソレとこれとは別?

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2006年10月23日 (月)

「功名が辻」42 矛盾する人々

   いつもぎりぎりになるから今週ははやめに。
   とうとう三成くん家康の留守に大坂城に入りました。関ヶ原前哨戦です。でもさー。「亡き太閤への義のため」つっといて、その人の道とか道義とかいうものを大切にするはずの陣営が、女子供を人質にってどうよ? それって道義に反してないの? 自分でやってておかしいと思わない? ま、そういう正しいはずなのに誰も付いてこないというのが三成くんの生き方を端的に表しとるわけやね。思えば哀しい人であるな。おかあさんもこの路線かも知れません。ま、そーゆーひとには島左近とか、大谷刑部とか、美しくも哀しい漢(おとこ)がついてきてくれますから。きれいに散ってください(まだ始まってません)。
   原作、史実両方にある重要エピソード、手紙作戦は大筋原作通り。一豊さま側からの派遣の家臣が検問に引っかかるのを誰かが機転を利かせて通してくれたエピソードは、丁度居合わせた六平太の手柄になってました。合い言葉は「女房の千代」ね。ま、コレはコレでよいか。康豊くんは派遣されてたっけ? という史実との齟齬は、あそうか、お玉ちゃんと絡ませるためね。
   人質作戦には脱出で対応と。千代さんは気合いと舌先三寸で追い返しました。長持ちに入って逃げたとか、原作ではいろいろ大名マダムたちの華麗なイリュージョンが紹介されてたと思いましたが、ちょろっとTVでもやって見せてくれれば良かったのに。プチ太閤記、下々の武将はこんな苦労をしてたのよという視点なので、ここぞとばかりにいつも光の当たらないところの奥方にスポット当ててあげて欲しかったわ。
   脱出不可能てゆーか、文字通り玉砕で対抗は細川家であります。
   ここんちはさ、そーじゃなくて、もう夫婦仲が崩壊してたから、最後のきっかけを欲っしてたんでしょ? 愛しすぎてるのに、それは方向性が間違ってて、お玉ちゃんを苦しめることにしかなってない。もう解放してやればいいとみな解ってるのにそれができない。愛の地獄です。ここで死んでもらうのが救いだと忠興くんその他細川家は直感したんでしょうな。女房との縁切りすら政治に利用するか、細川。ただ、お玉ちゃんの覚悟がちょっと意味不明。「死んでお役に立つ」って、それキリスト教の教義とずれてませんか? 泥にまみれても懺悔して許して許されて、それがカソリックじゃなかったかな? 自分からは命を絶つことはしない。ただ、あなたが私の命を絶つというなら許しましょう、というカンジ。
   その最期にはやっぱり康豊くんが駆けつけて、意味があるんだかないんだかの交流。オリジナルなラヴを入れて盛り上げるならもっと大胆に、遠慮しいしいではない方がましでした。俺のために生きてくださいぐらい大胆に盛り上げてくれよ、ここまで無茶な設定入れたんだから。愛に打たれ、逃げる決意をするお玉、打ち掛けを脱ぎ、縁に降りようとするその後ろから槍が胸を貫く、「お方さま、それは殿がお許しになりません」とかつぶやいてたりする下手人。振り向いて、壮絶な笑みで頷いて、「康豊さま、ごめんなさい」とか言って事切れる……ぐらいやれよ。
   そして無駄に悲愴な「自害」シーンね。あたしクリスチャンだから自殺はしませんというのを、じゃ、失礼してそれがしが刺しますから、という段取り。
   「首か? 胸か?」と刺すポイントを平然と聞いてくるところがお玉ちゃんの偉いところ。キモが座ってます。ここで首を、と言われ、斬りやすいように頭を前に倒し、髪が邪魔でしょ、片側に寄せてうなじを出したら、夫以外の男にはじめて肌を見せちゃった、と恥じらってほんのり赤くなっていた、と見てきたような伝説があるのはやっぱりフィクションですかい? そんなの言いふらしたらそれこそ忠興が生かしちゃおかん気がするな。
   「お胸を」と言われ、そのうなじのエピソードが頭を過ぎり、じゃ、とおもいっきり胸元をくつろげて、出たー! ハセキョーの胸チラ! ぎりぎり見えない線でそれでもエロス! と期待したけど、そんなのありませんでした。NHK! まちがっとる!!!(まちがっとるのはあんたのほうだ!)
   祈りを終えて、「そちらでは遠くて届きません、御座に立ち入るのは畏れ多いので近寄ってください」というのは、よく聞くエピソードのママ。膝で進むお玉、これがちょっとな。あんまりうつくしい動きではないような。両手をついてにじるのを期待しました。ま、そういうお茶の作法が完成するのはもうしばらく後であろう。そして、ぐっさりと。その後、手を下した家臣もその場で腹を切っておるようですが、じゃ、届かない云々は誰が聞いていて後世に残したのだ、やっぱり見てきたような講釈師のウソだったのか。疑問は残ります。

   というようなドラマがあって、燃え上がる細川家方面を見て立ちつくす千代さんでした。さて、一豊くん一世一代の芝居は来週!

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2006年10月22日 (日)

「功名が辻」41 無事コレ名馬

   サクセス・スクランブルも大詰め、関ヶ原警報発令中です(ナニソレ)いやね、前回のラストシーンで、大戦の起きる予感に戦慄する千代であった、みたいなナレーションが被ってて、「おまえはエスパーか!?」みたいな突っ込みが2ちゃんねるでされてたから。「当時目端の利く人間なら天下分け目の戦いがあることぐらいいくらでも気がついただろう」と返されてましたが。暢気なおかあさんは例のあの国が何をやっても「あ~? なんとかなるデショ」とふつーにしていて。よっぽど平和ボケかも知れませんな。
  芸能人が、スキャンダルの会見で「世間をお騒がせして申し訳ない」とか言ってますが、意味不明だと思ってました。騒ぐのが仕事なんだし。あんたも、騒がしてきゃーきゃー言われるのが仕事なんでしょうが。ご迷惑って、別に、あんたの奥さんじゃないから浮気が発覚しても悔しくも恥ずかしくもないし、あんたを使ってCMもドラマも予定してないから計画がパーとかもないし。「法律や社会のルールを破りました、ごめんなさい」なら解るけど。
   三成くんの佐和山蟄居もそんな理不尽さ。「世間を騒がせた罪」ってどうよ? 武器を持って走り回ったのは七本槍ーズの方でしょ? 三成くんは命を狙われた被害者じゃん。オトナの世界の決着方法はわけ分かんないですね。ま、こういう事にして政治的に殺したから納得してよというやつか。この前の出家するから命だけはお助け、ってのと同じ方向性の助命。しかしそれは家康の方もうるさい三成を葬るためのわなだったわけです。このまましおしおと政治的生命を失うも良し、いきり立って挙兵してくれればこっちもこうるさい小犬ちゃんたちを使い捨てるチャンスと。王手飛車取りみたいな。ああ、家康はこの前囲碁の方をやってましたね。これが面白い、なんて言って……。
   そしてファンの皆様待望のの人、直江兼継登場です。三成と密談して上杉を引き込み、家康追い落としの計画を立てますが……。正直おかあさんこのひとに思い入れないし。この人を好きな人は「なんとか蜃気楼」のファンの人ですか? 「一夢庵風流記」の後半の主人公の想い人(違う!)でもありますが、おかあさんは前半の奥村助様の方が好きなんで(原哲夫の絵がまたせくしぃ~だった)。しかしこんな登場の仕方で良かったのかな? ふつーのご家来的な印象しかなかったですよ。有名な直江状(その直江くんが書いた家康を弾劾する書状)を読み上げて偽りの大激怒は西田さん名演技でしたが。それで上杉討伐の大義名分を掲げ家康は東海道を江戸へ下るわけです。
   おまえら! 気付けよ! 敵を残して脇へ進み、敵が動いたら急遽反転一気に殲滅! は今までの(このドラマの中でも2回はやってた!)秀吉の得意技じゃないか! 何年太閤の家来やってたんだ! 自分たちが同じ手法でやられてんじゃないよ!(って、三成は戦で取り立てられたやつじゃないしなぁ、嘆息)家康側についた小犬ちゃんたちも、うすうす気がついてたんですかねえ? それとも、まるきり家康の描いた絵に乗っちゃったんですかねえ。
   そして、家康の帰宅途上にある掛川城主、我らが一豊さまの出番です。
   さらに前の週で家康につくことをコッソリ白状した仏のモスケに対し、昇り龍のマゴヘージ(誰ですかこんな二つ名を付けて)がもう病気で余命幾ばくもなくなっております。俺はもうダメだなんて言ってたのは先々週か。とりあえず歌枕、小夜の中山のお寺に接待の席を設けた一豊さまはなかなか気が利いてる、と家康におだてられますがそのマゴヘージこと中村くんが、「俺病気なんですわ、お供できまへん」と泣きを入れてきたと急報が入ります。マゴヘージくんのお城は次の中継地なんですね。「領国の駿河、駿府」って、死にかけの床でこないだ言ってました。それ「敦賀って聞こえた、おかしいんじゃない?」って2ちゃんで話題になってて。すわ仮病? 中村氏は家康に不服従か? となるところ、前回死にかけの姿を見てる一豊くん(と視聴者)は違うんだよ、と泣きそうな気持ちになると。
   そこへ死にかけの身体を引きずってマゴヘージくんが罷りこす(マカリコス 目下の身分のモノがはるばるやってくるニュアンス)のです。
   巧く痩せましたね。すごく頬がこけて。死相出てるカンジ。
   「病を得て余命幾ばくもなく、内府殿のもとに参陣いたしかね」云々と、もう忠義100%のカンジで、ゴメンね、弟でも家来でも使ってちょうだいと全面降伏を申し出るのでした。もう死ぬから俺は太閤への忠義に生きるとか言っといて、でも「家は潰せん」と血を吐くような台詞を残して去るのでした。嗚呼、マゴヘージさえ家康に靡くのか。
   さて、煮え切らない一豊さま、どう動く?
   天下分け目の関ヶ原はまだでーす。

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