« 2006年6月25日 - 2006年7月1日 | トップページ | 2006年7月9日 - 2006年7月15日 »

2006年7月 3日 (月)

「乱飛乱外」おばか伝奇なおよし

   あぁ~んだれかわたしを止めてぇ~!! 買っちゃいました。だってお隣に売ってたんだもん。聞いたことない雑誌月刊シリウス、腐っても講談社でした。
   うわ、凝った装丁。白地のカヴァーに、悩殺ポージングのかがりさんが浮き上がって見える印刷です。これで本体514円。やっぱ、大手出版社は偉いなぁ。
   ネットで立ち読みできる1話は、カラー印刷がそのまま見られるネットの方がキレイだったかな? でもネットだと今度は台詞部分が潰れてお話の中身がよく解らないので、そりゃ買った甲斐がありましたですよ。
   でもね。

   こ ん な お ば か く の い ち コ メ デ ィ だ と は 思 わ な か っ た で す。

   バカミスの定義につきましてはわたくし調べまして、要するに「読んだ後笑えたらバカミス」だそうで。
   角があるのが刀家の血筋の証拠とか、接吻した相手に見つめられることによる処女(おとめ)の興奮がもとになる術とか、激しく山田風太郎的に持って行ける伝奇な設定なのに。ああ、もう、山風のせいで伝奇じたいがバカ時代小説ってカンジな世間のイメージですか。
   ヒロインがおばかなんだもん(天然と言え!)。
   いちずに殿(雷蔵くん)のことを想い、秘術を尽くしてお仕えしようとしているのに、ごめんなさい知性がついてきてないからどんどん事態が悪化してゆくのです。
   いや、ヒロインだけではない。
   どんどん「刀家忍び衆」とかいって、いろっぽいくのいちさんが集結してきますが、2人めの如火さん、これはクールビューティーなスナイパー(もう既にヨコモジ使い放題)で参謀タイプでしかも流行りのツンデレね(人前ではつんつんしているが両想い、二人っきりになるととたんにでれっと内弁慶の逆なお嬢さんのこと。確かにこれは想われ甲斐があるな)。この方は一堂の理性を担っておられるようですが、次に現れた姫丸くんはナマケモノの玉の輿ねらいの縄とクスリが得意の(なんかアブナイな)オカマ。彼は「不良」担当ね。正室の座を狙って隙あらば殿をくどこうとしているし、正論、真っ向勝負、といった局面では茶々を入れて頭を冷やさせる(笑いを取る)役目かな。みなさんナイスバディをこれでもかと露出していて。くたばれ時代考証。おばか伝奇と認識した時点でおかあさん時代考証の4字を捨てました。火縄銃が連発式でも気にしないわ。ビスチェのような胴巻きだって、だって、だってお気に入り♪ 戦国時代の茶席で現代風の太鼓帯の着付けでも気になりません(大嘘つき!)。ああ、そんなことより美女の眼帯、マタギファッション、谷間やあごのほくろ、なんてせくしぃなんでしょう。うっとり。
   みんな揃ってハーレム状態、と思わせて、かしましくも元気なくのいちズに圧倒されて、開始4話にして雷蔵くん気づかれで寝込んでしまいました。あ、これだよ、幸せな不幸(=女難)。
   刀家再興の手段って、「お城を建ててそれを目印に旧臣が揃うのを待つ」かがり案も、「跡取りの姫のいる家に婿入りしてその家の力で再興」如火案も、「自分の色仕掛けで大名衆を刀家シンパにしてその力で再興」姫丸案もみんな揃いも揃って他力本願。その原動力たるかがりの神体合は「主が他の相手に心を移したら廃人となる」ってんだから、婿入りは無理でしょ。かがりと雷蔵のハッピーエンディングは約束されたようなもんです。
   刀家を滅ぼした怨敵冠木星眼の方はかがりにも目を付けたようで、ダブルで危険な刀家ご一行、さあ、どうなる?
   「ファンタスティックおかん」と命名されている雷蔵の既に位牌となっている母上もまたこの作品のつおい女性キャラの一員でありましょう。必要とあらば地面にガリガリと字を書いて意思の疎通を図ることもします。さぞや生前は強くうるわしいご婦人であったことでございましょう。ちょっと見たいぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

勝たせてやりたい

   小耳に挟んだ話で。80年代日本プロ野球界でヒール(悪役)といえば桑田真澄。親友を裏切って巨人入りし、言っちゃいけない自分の登板日を他人に漏らし、不動産投機で負った借財を球団に肩代わりしてもらったという噂。おかあさんその頃は既に、「はいはい、ジャイアンツは汚いのね」とその手の話には免疫が出来ていたのでスルーしちゃってて、それぞれどういう結末に至ったのかよく知らないんですけど。
   ところが、新聞の文化面だったかでこんな歌にお目にかかりましたのよ。詳しくは覚えてないんで大意からでっち上げますと

   マウンドで星がきれいだと呟くてふ
        桑田真澄に勝たせてやりたし
      この「桑田真澄に勝たせてやりたし」の下の句は絶対このとおりでした!

   これは目から鱗。あの、どう見てもブッキーな(失敬)桑田がですよ。東京ドームでは無理ですが、神宮の空、横浜の空、甲子園に広島に当時はまだ屋根のなかった名古屋の空を見上げて
   「今夜も星がきれいだ」なんて呟いていたとは!
   一も二もなく信じ込んでしまったのは、彼が投げるとき、一球一球ボールに次は内角に行ってくれよ云々語りかけているという噂を耳にしていたからですね。たとえば木村拓哉(もと広島のまがいもんではなくあのキムタク)のような美形の投手がやるならまだしも、あの桑田がやってるのを見たら女子高生でなくっても「キモッ(キモチ悪っ)」となるところかも知れませんが。
   よいではないか。
   おかあさんも「桑田真澄に勝たせてやりたし

   似たような話で。
   イングランドが倒れ、ブラジルがこける前からおかあさんは今回ワールドカップの優勝チームはドイツと期待していました。だって、開催国だし。たまに優勝させてやりましょうよ。統合してから結構山あり谷ありだったそうだし。ここらで一発景気づけに。
   なんだか、向こうも国歌がやばくて1番と2番は公には歌っちゃいけないそうで(1番は「千島の奥も樺太も」的に現在の領土じゃないところも入ってて、領土的野心がどうたらでヤバイ。2番はどうも女性を歌った部分が「意味不明」って、フェミニズム的にもしかして18禁?-ヤバイらしい)。前回開催の時はまだ西ドイツで、国旗を振るのも制限されてたとか。敗戦国は気を遣いますな。

   前回は国旗打ち振るも能わずとふ
      統一ドイツに勝たせてやりたし     舞音

   はじけてるらしいですよ、ドイツ国民の皆さん。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年7月 2日 (日)

時事ネタも少し

   今大会はどこもかしこも順当勝ち、波乱を起こして勝ち上がるチームがひとつもないとても固い大会と聞き及んでおりましたのに。
   イングランドとブラジルが逝っちゃったそうで。
   7時のニュースで見たときには豹太でさえ「ベッカムがいないんじゃしょうがない」なんて言ってて。おや、野球少年さえ学校ではサッカーワールドカップの話題が出るんですねえ。
   あんまり伝統の強豪ばっかり勝ち残って「これが正統なるワールドカップ」って印象が強くなると、「やっぱ2002年は異常だったんだ。あれはなかったことに」ってなってしまって日本ががんばったとか、運営やホストとしての国全体の対応が素晴らしく良心的だったと好印象だったことまでなかったことにされてしまいはしないかと心配だったんですよ。利己的かな?
   さて、豹太くんはワールドカップの終幕を心待ちにしております。何故かというと、せっかく春になって2006年度版データで売り出されたカルビーのプロ野球チップが、ワールドカップ開催中は売ってないからなのです。彼はそれについているプロ野球選手のカードを集めているので。もう、すごいですよ、あまりのはまりっぷりにおかあさんは週に一度のポイント5倍デーに一週間分買いだめして、「大人買いだね」なんて言葉を子供に教えてしまったぐらい。ううむ、お友達に悪い影響を与えてしまったでしょうか。ライダースナック以来の正しい伝統に則り、彼はそれをすぐさまカードだけ開けて回収し、ポテチの方はダイエット中と言うこともあり、豹子がお友達のうちに遊びに行くときに適当にお土産に持たせているらしく。おかあさん怒ったものか理性ある態度を褒めたものか。困っちゃう。
   「なんとかくんはおとうさんと箱買いしたんだって!」ああっ、張り合わないでぇ。
   ところがワールドカップが始まったとたん、プロ野球チップのスペースは青いパッケージの日本代表チップに取って代わられてしまって。お山の中で近所のスーパーはここ一軒だから困ってしまって、セブンイレブンまで行って知り合いの店員さんに「プロ野球チップ出してよ」とオネガイしたのに
   「ないです。ワールドカップ中はカルビーの方で作ってないみたいなんです」って。
   やるな、カルビー。そこまで力を入れたのにこのありさま。
   ジーコ! 責任取ってよ!
   そのとおりおかあさんも豹太に教えちゃったものだから。
   彼はワールドカップが終わるのを指折り数えて待っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年6月25日 - 2006年7月1日 | トップページ | 2006年7月9日 - 2006年7月15日 »