« 2006年6月4日 - 2006年6月10日 | トップページ | 2006年6月18日 - 2006年6月24日 »

2006年6月17日 (土)

まだまだ貧しい

   今朝6時45分に、電話が鳴ったと思いねえ。跳ね起きて取ると、野球部の連絡網、
   「本日はグラウンドが悪いため試合・練習ともありません」おや、ラッキー。昨日はスゴイ雨でしたからね。変わって今日は暑くなることが予想されていて、急遽追加のお茶当番に指名されたおかあさんは「氷をいっぱい持ってきてください」って事務長さんからお願いされてたんですが。
   って、寝直して「彩雲国」に起きたらなんだかお外は明るいし。
   「野球ないんですか?」午前様だった旦那様は辛そう。子供が出かけたあとはゆっくり寝られると思ってたんですね。
   「グラウンドコンディションが悪いそうです。この前豹太を送っていったとき見ましたが、指揮台の所に赤い旗が立ってるときはグラウンドがぬかるんでるときで、踏み荒らした後乾くと大変なことになるから入っちゃダメなんだそうです」それはM山小だろ? 今日の試合予定のY山小(隣山)もかよ? 同じ山脈の連なりだから地質も同じなわけ? って、遅い朝食を食べてうだうだしているとまた電話。野球部の大地くん。
   「ニャンゴ~今日ガッコで野球やろ~!」おい! グラウンドはドロで使えないんじゃなかったのか!?
   いそいそと出かけていきましたが。大丈夫だったのかな?
   しかし、この前の運動会の時にはすごい砂嵐を巻き起こしておったM山小のグラウンドですが、そんなに土が悪かったとは。なんとかならないのかしら。ここはやっぱり、全面芝生にしてもらうべきかしら(無理! 仙台市は昨年度、ウオームビズをゲンミツに遂行すべしと厳命されるほど財政が行き詰まってます!)誰がドコでお金を無駄遣いしたのかしら(アレだよ、バブル崩壊前後の、宮城のゼネコン汚職! 大理石貼りのゴージャスすぎる地下鉄施設とか、駅前の高層再開発ビルの名前、何億掛けて付けた名前なのに出直しだからってさらに改名してオープンさせたりとか!) もっと違うことにお金掛けてよう。まだまだ貧しい育児環境でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月16日 (金)

「英語でしゃべらナイト」 時は流れて

   明和電機が出演するというので「英語でしゃべらナイト」を見ました。
   デビュー時の新聞の全面広告を見て以来なんとなく気になっていた存在でしたが、今も活動していたとは。冒頭少し出遅れまして。
   だ れ で す か こ の イ ケ メ ン は。
   藤木直人かと思いました。
   え~っこんないい男でしたっけ? たしか兄弟二人のユニットだったのでは? 作業着姿でユーモア楽器(指パッチンすると肩の先に付けた木魚が鳴るパチモクなど)や魚の形の電化製品(魚の骨の形の延長コード:ナコードはまだ作ってるらしい。イギリスにもってって使えるかどうか聞いてみてた)なんかを作ってパフォーマンスしてたと記憶してますが。よく見ると端正ながら、もっといかにも日本の機械系オタクな感じだったと思ったけどなぁ。
   アニエスbがバックについて洗練されたのかしら???
   でも披露された魚型竪琴で「ナ・タデゴト」という楽器は。おかあさんのたうち回っちゃったよ。やっぱノリは昔のママ♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

K峯便り アリバイトリック篇

   観光スポットK峯はJ寺、由緒正しい鐘撞堂がございます。そこには墨痕りんりと立て札が。
   「鐘 を  つ か な い で く だ さ い

   幼稚園も併設されてますからね。小さい子はやってみたいのかな。と、思いきや。
   悪戯するのは大きい人間なんですよ。最年少で中学生ぐらい。この前も、窓を開け放ってお稽古していたら、

   

ご ぉ ~ ん

   と良い音が響いて。反射的に
   「コラッ!」と声を出してしまったら、大きな影が走り去ってゆきました。おかあさん、お稽古中になんですか。
   幼稚園児でさえ「いたずらしてはいけません」と書いてあったら石段を登りさえしないというのに。何を考えてるんでしょう。いや、でも、許されるなら撞いてみたいけどさ。

   「あの鐘は、毎日和尚さん(園長先生)が撞いているんですよ。5時がうちで、6時はそこを上がったところのC寺さんです」
   ほほう、ちゃんと分けてるんですね。残念ながら山を上がったうちのマンションまでは聞こえてきませんが、このK峯一帯では「時報」になっちゃってるそうで。
   これって、アリバイになりませんか?(トリビアの種風に読んでください)
   殺人事件が起こって、J寺の和尚さんにも一応刑事が来てアリバイを確かめていく。和尚さんが嘘を吐くのは当然として(オイ)、近所の人がみな「ああ、その時間にはご在寺でしたよ」と言う。それは、嘘を吐いて庇ってるのではなく、「時報」が鳴ったからで、鐘を撞いている姿を直接確かめたからではなかった。じつは和尚さんご不在で小坊主(いませんけど)さんが撞いてた。寝たきりで毎日その鐘の音を聞いてたご老人だけが「なんだかあの日の鐘の音は響きが違った」とか言ったりして。ひとりの捜査員だか探偵だかがそれをもとに詳しく聞き直していってその不作為のアリバイが崩れるっての妄想しちゃいました。
   実際は
   「和尚さんが出かけるときはわたし(和尚さんの奥さんであるお茶の宗匠)がつきますけどね、やっぱり撞く人が違うと音色が違いますよ」って、既に常識なんじゃん。とても売り物になるようなトリックにはなりませんな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

浮気禁止

   おかあさんがW杯観戦にうつつを抜かしている間に(抜かしてねーよ!)、楽天がやりました! 3カード連続勝ち越し!(野球は同じ相手と2ないし3連戦します。それがカード。それを3つ、要するに9試合のうち、楽天2勝(以上もあり得る)が3回続いたということです)
   やっぱり楽天は交流戦に強いなあ(なんでだろう?)。
   代わって週刊誌で予言されてたとおり勢いの止まった巨人に豹太は肩を落としてます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月14日 (水)

K峰より

   本日はお茶のお稽古。仙台市は濃霧注意報でミスティな毎日です。
   新しい年度を迎えてお稽古場も茶碗の入れ替えがあったようで、去年はなかった模様のお茶碗が水屋(支度をするための流し)に出てます。ブルーグレーの地に藍色の顔料で絵をつけたお茶碗もニューフェイス。模様は
   「チャイニーズチルドレン? いや、オールドメン?」唐子模様(これはおめでたい柄)と思いきやどうも違うような。ずるずるのお衣装を召したお年寄りがひーふー七人。
   「これは七賢人といいます。竹林の中で昔の中国の哲学者みたいなひとが風流に暮らしていたんですね」と、先生。ここでおかあさんすかさず手を上げたぁ!

   「先生! 白雪姫は扉を叩いたりしなかったんですか?」♪はいほーはいほー……
                                    ……みんな、もっと笑ってよう。
      ここで7人全員のフルネーム言ったりすると嫌われますか(言えないけど)? 

   今日のお菓子はJ寺の紋菓子だそうで、伊達家の家紋、三引両(○の中に3本のストライプ)と竹に雀(竹が2本両側から丸く囲んでいる枠に雀が向かい合って羽を広げた図案)の模様の丸い落雁でした。格調高いかも知れないけど、10円玉サイズでは朝ご飯抜き(友達と喧嘩したと言って登校をぐずる豹太をひっつかんで送った後稽古場へ直行)のおかあさんのおなかは悲鳴を上げましたです。
   「賞味期限が来ちゃったからあなたたちこれをお持ちなさい」とくれたのは叶松寿庵の一口水ようかん&ゼリー。これよ~こういう役得を待っていたのよ~! 我慢しきれず、修学旅行の小学生の群がる瑞鳳殿のエントランスのベンチで食べちゃいました。冬中かけて改装してたとおもったら結構趣深い四阿だの渋い案内板など立てちゃって、企業努力してるじゃないですか。昔は小中学生向けでしょうという感じの子供だましなキャラクターの付いたキーホルダーやらボールペンやらの並んでいた売店も、なにやらゆかしげなテーブルとイスの並ぶ空間に変わってました(紙カップの飲料の自動販売機も設置されたみたい)。そこまでは無料なのでお手洗いを借りついでに入ってみました。
   売店は奥にありましたが、安っぽいキャラクターものは一掃され、渋いご当地の焼き物、塗り物などの工芸品の小物に絞られました。伊達家家臣トランプは結構面白そうでした。クィーンは、愛姫(政宗正室)、香の前(大河の時の猫御前? 賭け碁で秀吉からゲットした側室)、政宗生母のなんとか院、政宗の娘で松平忠輝室の五郎八姫というセレクト。白石和紙を、拓本を取る要領で型に密着させて凸部分にだけ染料をつけて版画のようなコントラストを味わうらしき拓紙というものの細工は気に入りました。ペンケース1890円、危うく買っちゃうトコでした。
   瑞鳳殿は仙台観光3大がっかりスポット(東照宮のようなゴージャスな桃山様式っていっても建物ひとつだけだし。日光は、陽明門だけじゃないでしょ? もう一つは、天守閣もなくただ展望台に有名な騎馬像があるだけの青葉城。これも、史料をもとに東北大工学部の協力でCGで再現してみせるシアターができたのでご覧ください。ちゃちい再建よりかえっていいかも)なので、テコ入れを計ったのでしょうか。いいぞ、その攻めの姿勢。開山400年を経た観光地も21世紀を迎えては、安閑としておれないのでしょうか

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月13日 (火)

おかあさんの舌

   それは才走っておりました学生の頃、生意気な後輩が、ややごますり加減の質問。
   「まいね先輩は何カ国語できるんですか?」それは、ペラペラレヴェルじゃなくってね、読み書きがある程度できるというレヴェルで。
   「日本語に英語が英検2級、ドイツ語は辞書と文法の教科書があれば」
   「素晴らしい」ごまをす~りす~り。「じゃ、4カ国語ですね」
   「いや、大目にみて3だろう?」
   「金沢弁もできるじゃないですか」
   「! いや、標準語できてないし」
   母国語のことを英語で mother tongue というらしゅうございますな。おかあさんの舌。うちの母は今となってみるとわりかしお嬢さんだったみたいですが(祖父の葬式で、意外と大物であったことを知った)、田舎のお嬢さんは、方言を使わないのがステイタスみたいなところがありますな。大阪のひとがみんな漫才師やヤクザのような話し方をするわけではないというのはよく言われます。広い意味でそこの地方の方言でも、そう言う言葉を使ってはいけないといわれるおうちというのはあるもんです。うちも、郊外のできたて住宅地だったもんで、周りには、そこが伝来の耕作地であった農家の子供とかがいまして、そういう子の言葉と、うちの近所の10軒ほどの建て売りの子の言葉は違ってましたね。小学校で友達から聞き覚えた言葉、結構ありますよ。というわけで、作文にリアル感を出すために母の台詞を方言で書いたら、あとで
   「おかあさんはこんな言葉つことらんワネ、書かんといてマ」と叱られたりしたもんですが。いや、おかあさんそれ標準語じゃないし。ま、いろんな地方の人が語るところをみていても、ドレが方言だか解ってないこともあるらしいし。助動詞とかね。名古屋方面だと尊敬表現の「~してみえる」(朝ドラでも言ってた気がするな)、これは初めて聞くと面食らうでしょ。「~していらっしゃる」という意味だと思います。金沢だと「~しておいでる」。標準語で「いらっしゃる」が続くと敬語が多くて重いかなというようなとき、わたしは金沢の人相手だと自然に「しておいでる」が出ますね。方言も役に立つもんだ。
   でもですね、豹太は仙台で産まれて、仙台で育って大学も青葉山近辺に行って欲しかったので(コレがホントの高望み)、金沢弁で育てるのはまずかろうと思ったのですよ。わたくしは、金沢弁と、ニュアンスと伝えるためのまがい関西弁と笑点で覚えた江戸下町の言葉とがキメラのようになった自分の話し言葉を一応反省しておりますんで、豹太にはエレガントな日本語を教えて上品で教養高いママと記憶に残るつもりでありました。きれいな言葉だけを耳に入れ、愛情をたっぷり注いで……無理でした。ごめんなさい。ただおむつの世話をして、おっぱいを与えておればよいころはまだ取り繕ってもおれたのですが、動きだしはじめると……。
   (あっ! 豹太がTVの電源をイタズラしている! やめさせなくては。「ダメヤガイネ!」じゃなくて、「いけません」? 「よしなさい」?」ああ、もう遅いかも)
   「……」ト声もなく豹太を抱き上げてTVから遠ざける。
   (「ナンデオシッコッテイエンガ?」じゃなくて、ええと、「豹太ちゃん、おしっこがしたくなったらおかあさんに言おうね」? ええい、他の子はみんなおむつが取れてるのに。こんなんじゃ幼稚園に行けんガイネ
   「……」ト足払いをかけてお漏らしをした子供を床に突き倒して尻を叩く……。今、思い返すとオニだな。
   という毎日の末、三歳児半検診では
   「言葉がおそいですね。この年齢で単語が20語に届かないようではちょっと」って、発達遅滞のパンフレットもらうやら別室でカウンセリングされるやらおかあさんサークルに勧誘されるやら。
   お か あ さ ん の プ ラ イ ド 木 っ 端 み じ ん。
   嗚呼、早乙女のおとうさんおかあさんに申し訳ない。
   思うに「TVに子守をさせてはいけない」というのを墨守しすぎて、本当に旦那様が出勤したあとは電源から切り、ただ鳥の声、風の音だけの中おかあさんは寝転がって読書……という環境だったのがいけなかったかと。
   というわけで急遽方針転換しまして、豹太が何語を覚えようが構わず思ったことをマシンガントークで浴びせることにしましたら(もちろん、ベネッセの幼児教材VTRもしょうがないからかけっぱなし)、幼稚園に上がる前に決然としゃべり出しましたのよ。全然、あの幼児特有の舌足らずな感じがなく
   「おかあさん、ぼく、しまじろうのびでおみていい?」
   「ぼくニャンゴ。ねえねえなんてなまえ? いっしょにあそぼうよ」……なんか、ベネッセのVTRの台詞そのままな感じもしましたが。
   現在は、ま、言い負かされると黙り込んでしまいますけど、普通に標準語のようなものをしゃべっております。ありがとう、しまじろう
   で
   「おまえはおかあさんがいつもしゃべっとるようなんは話せんガカ? 意味は解ットレンロ?」と尋ねますと
   「意味は解レンけど。学校でいっても解ってもらえん」と頼もしいお答えでありました。あんまり仙台訛りもないようだしね。この先首都圏に引っ越しても田舎者呼ばわりはされないでしょうと。
   そういうおかあさんは、かたくなに関西訛りを押し通しておったのですが、先日、PTAでだべっている時にとうとう
   「そーだねー」と仙台弁で相槌を打ってしまったのです。
   や ば い!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月12日 (月)

サッカーはちょっと。

   あ~あ、負けちゃったよ。   
   サッカー、Jリーグが開幕後大人気の頃は、みんな盛んにサッカーというスポーツを持ち上げてましたけど。いわく、野球はピッチャーしか目立てない、いわく、野球はテンポが遅い、さっき見た同じピッチャーとバッターが、ちょっと席を立って用を足して戻ってきてまだ相対している、サッカーはワンプレーが速く、目を逸らす暇がない、云々。わたくしも第1ステージが終わる頃には結構はまって、子供のおむつなんか縫いながらジーコに声援を送ってたものです。はるかブラジルから今イチ実業団時代ぱっとしなかったチームをJリーグレヴェルのチームにするためにやってきてくれた、そういう美談が語られてましたな、当時は。
   で、飽きるのも速かったと。
   仙台にもJリーグチームを、って話はその年からもう盛り上がってて、東北電力のサッカー部を母体にあれよあれよと今のベガルタの前身、ブランメル仙台が発足。おかあさんもファンクラブ会員やってましたのよ、1,2年は。でも、勝たないし。J2に上がるまではトントン拍子だったけど、それからが大変だったし。豹太が産まれてこっちはサッカー観戦どころじゃないし、だいたいスタジアムって遠いし。
   サッカーは目を逸らす間がなくって。
   子育てで忙しいときには見てる余裕がないのです。
   ブランメルがベガルタになりJ1昇格を決めたときには、もーいいや、になってました。ブランメルはイギリスの伝説の伊達男であった由。やっぱり仙台は伊達からは離れられないんですね。ところが、ありがちなところで紳士服メーカーが版権を持ってて、その権利に抵触するんでJ1では使えないことになったとかで、たしかJ1昇格のタイミングで名前が変わったと思います。ベガルタは「ヴェガ」+「アルタイル」、七夕の織女星&牽牛星にちなんだ名前だそうです。伊達家じゃなければ七夕か。次は青葉城恋唄が来るか、それとも牛タンか。
   ま、ワールドカップは旦那様に付き合ってほどほど見ましたけど。楽天が仙台に来たら、サッカーの時とはあからさまに違うノリになってしまって。
   プロ野球は小さい頃から見てるからルールも解るし?
   子供が野球を始めたら、「サッカーは平等なスポーツ」説のウソも解ったし。
   平等なスポーツなのは野球の方です。ま、用具がいっぱい必要でお金がかかるのは確かだとしても(スポ少のサッカーの人に聞いたら、自前で準備するのはスパイクだけですって!)。
   サッカーはウマイ子同士しかボールを回さないんです。その他大勢はいつかパスが回ってくることを夢みつつとことこついて回るだけで。結局ボールに触れないことも多いです。わたしはキーパー役を取ってたからそんなに惨めでもなかったけど。野球は、どんなに下手な子でも打順が回る。そこで、三振振り逃げもあれば、フォアボールを選ぶことも、バントの職人になることもできるんです。まだ弱い子にやさしいスポーツだと思いますね(と、激トロの息子を持って初めて気づくおかあさんであった)。
   ま、たしかに「スポーツ? 3人しか動いてないじゃん」とヨーロッパの人がいぶかしがるのも解るけどね。スポーツには、敵味方入り乱れて球を奪い合う系と、相手の取れないところに叩きつけて点を取る系があるのだよ。野球は後者に陣取り(進塁)が加味された、たしかにアメリカ的スポーツではありますな(アメフトは前者に陣取りが入ってるのかな)。系統がちがうのだからしょうがない。とまあ、おかあさんもこんなとこまでアメリカ追随してないで、しばらくグローバルな球技の好みに合わせてみますか。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月11日 (日)

「功名が辻」23 ショウアップもほどほどに

   「敵は、本能寺にあ~り!」始まりました、「本能寺」サブタイトルから直球です。例年通り、番組宣伝で盛り上げまくります「本能寺の変」の回、今年は信長・濃姫・光秀が三角関係だとかいってますが、それってどうよ? 盛り上げ方間違ってない? 女性が脚本だからそういう切り口はとくに批判的に取り上げられやすいと思うのに、あえてやるとは大胆じゃのう。よっぽど自分の手法に自信があるのか。わたくしにはできませんです。かえって意地を張って、できもせん正統派にこだわって自滅すると。……それも困るな。とりあえず、同じシバリョウ原作の「国盗り物語」はそういう視点らしいから、「混ぜちゃった」で済むのかも知れませんが。
   番組開始からいきなり光秀くん挙兵です。また信長様お酒の飲み過ぎでひっくり返って、濃姫の膝を枕にいちゃついてます。したら、火急の知らせ、「光秀謀反」って。殿は逃げてって言ってるのに、あぶながさまったら目を剥いて、「ぜひにおよぶぁあず!」それがいいとかいかんとかって論議するまでもない、無駄だってこと。「あの」光秀がことに及んだからには手抜かりのあろう筈がない、自分が生きて脱出できることは万に一つもあり得ない。だから、「しばし相手して使わす」なんだな。「あの世とやらでまたまみえようぞ」と、濃姫とは死に別れるつもりで挨拶してます。一瞬の驚愕から判断、そして答えにいたり、それを受け入れる。トップってのはこんなおとろしい判断力が必要とされるんですが。
   で、白小袖(=ぱじゃま)姿、でも、サッシュはやっぱり赤いの~♪が襖を一枚開けるともうお小姓たちが待ってて取り囲んで鎧を着せかけます。先週申しましたとおりの南蛮胴。やっぱね、 寝間着姿ではお洒落じゃないですから。油断してました~って丸出しだし。そういう美意識を描いてくれて嬉しいです。
   それがね、いきなり銃撃戦です。長篠再び、みたいに、火縄銃を撃つと、後ろに弾ごめしてくれてるひとがいて、すぐ持ち替えてどんどん撃ちます。ナベケンジュニアであるという蘭丸さんをはじめとした小姓たちも以下同文。でも、光秀側も心得てて、青竹を何本も束にした奴を出してきて、それを立てて楯にして撃つのです。竹って円柱形をしてるし、繊維が強いから、こういうときには役に立つそうです。要は竹林では刀を振り回しにくいという話ですが、狙撃もしづらいとか。ああ、風でのしなりも独特だしね。新兵器が導入されてもやられっぱなしじゃないのね、お侍さんたちは。でも、あぶながさまったら、その、竹を束ねてる縄を狙って撃ってバラバラにしてしまうのです。楯がなくなり、慌てる光秀側。あぶながさま、さすが。
   女子供は斬らない、といってまた脱出してきた侍女たちに分別くさい言葉をかける光秀くん。嗚呼、あんたの限界はここだよな。なんだっけ、南極探検一番乗りでしくじったイギリス隊の方、スコットって言ったっけ。馬が凍死するたびに墓立ててやってたとか。そんなことで体力使って全滅するなよ。そんな本末転倒さ。でも、「奥方様は中にいます!」って、そのお濃様もトレードマークの蝶の打ち掛けにちゃんと着替えて(夫唱婦随ですね)「殿は地獄、わたしは極楽、別れ別れになったら逢えませんから」って、小太刀で助太刀に来てるし。
   鎧を着てない女性、しかも小さい刀一本しかもってないひとにやられる光秀軍は情けないと思います! なんで長刀じゃないんだよ。信長軍は、第1話(?)で一豊さまにチェックを入れたように、遠くから相手を狙って先に傷つけることのできる長柄の槍で成功したんでしょ? 奥方がそのアドヴァンティジを無視するようなことでどうします。いや、彼女が武芸を身につけたのは里方でのことだから、信長軍のメソッドを知らなくてもしょうがないのかな。とにかく、いわゆるくのいち殺法みたいな刀を逆手に持つ構えで乱戦を戦うのは違和感ありまくりでした。由美かおるじゃないんだから
   そうこうしてるうちにあぶなが様は銃弾に倒れ(日本式の鎧は鎖骨の辺りが露出しますな)、内部に退かれます。濃姫様も、「ベルサイユのばら」のオスカル様みたいに射殺されて。もう、蜂の巣状態。「女子供を手にかけるな」っていっといたご立派な光秀軍が奥方様をハチノスってどうよ? 無惨にしすぎ。その辺が、用意周到と見えてだらしない、徹底できない光秀軍という演出なら仕方ないけど。
   燃えさかる炎の中、もはや左手がきかず、脇差しを口にくわえて抜くしかできないあぶながさまがご最期です。「夢、まぼろしの……」と、敦盛の一節を口ずさんで。刀は頸動脈。そうですよ。切腹は実際キツイですから、あれは、介錯が致命傷です。介錯のいない状態での自殺は武士でも頸動脈スパッが基本。女性の自害も、昔は「懐剣で喉(もしくは胸)を突いて」というのがスタンダードでしたよね。手首を切るのは失敗しやすいので、ホントは死にたくない人のデモンストレーションだと思いますね。にゃいーう゛だったころ結構やってみたわたくしが言うんだからまちがいありません。当時はリストカットなんて言う便利な言葉なかったね~。中華風をかたる某ライトノヴェルで、犯罪が発覚したお女中が「手首を切っていた」って記述がありまして、あ~あ、やっちゃったよ、と興ざめしたこともついでに言っときましょうか。お城の中のお女中が自殺だったら、ふつーは井戸に身投げね(この場合は未遂に終わるため、使えなかったのかも知れないけど)。子どもたちがはまってるからあんまり言いたくないけどね。
   さて、本能寺自体は20分ぐらいで終わって、あとは、登場人物の皆さんの善後策。千代さんの横流しした六平太情報で長浜城はお女中も領民もみんな巧く逃げおおせ、秀吉くん一家は山に隠れることができました。役に立たない野口五郎出た~。一豊さまは鉄矢と二人千代さんを偲んで月を見てたら敵方に行くつもりの間者を捕まえ、本能寺の情報をゲット! これはすごいドラマ的偶然だなぁ。細川さん所は巻沿いを食わないために頭丸めちゃうし。みんなやるなぁ。時間があれば、ここでお金をばらまいて必死で逃げ帰る家康くんもやっといて欲しかった。驚喜する足利義昭(すごいボロ着てた。そこまで窮乏するもの?)はいらないから。
   中国大返しから山崎合戦前夜まですごい早足。さて、これから山内夫妻はどうなることやら。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2006年6月4日 - 2006年6月10日 | トップページ | 2006年6月18日 - 2006年6月24日 »