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2006年5月 5日 (金)

「ハウルの動く城」彼の本分

   やっとこさ見ました。豹太が春からの最高学年の責任に起因する(?)疲れに運動会の練習づかれ(これも6年生ゆえであろう、組体操の筋肉痛)が重なって、咳の止まらない風邪で連休を棒に振っておるのです。あ~あ、おかあさん君たちを野球に出しといて東北歴史民族博物館にシルクロード展見にいくつもりだったんだよ……。
   まあいい。近所のTSUTAYAはケロロは全巻貸し出し中だし、コナンはDVDとの入れ替えの真っ最中で去年の映画のVTRどっかいってるし、じゃ、ほとぼりも冷めたところでと「ハウル~」にしました。
   原作を読んでからずいぶん経ってるからどんなイントロだったか忘れたわ。でも、始まってすぐ、世界観にすんなり入っていけました。紳士も淑女もお帽子が必須の古き良き時代。蒸気機関が主流で。あら、でもまあ独特のフォルム、生き物みたい。荒れ地には動く城が徘徊していて、そこに住む魔法使い、ハウルは若い娘の心臓を食べると噂されてる。帽子屋のソフィーは惣領娘、しっかり者だけど「守らなくちゃ」「しなくっちゃ」だけで生きてる。開戦の(?)にぎわいの中、出かけたソフィーは兵隊に絡まれたところを不思議な力を持つ美しい若者(本当に美しかった!)に助けられる。これが魔法使いハウル。世慣れたリード、大空の散歩。強ばる表情、おっかなびっくり足を伸ばして、一歩、一歩。これは宮崎アニメらしい実に魅力的な ア ボーイ ミーツ ア ガール。
   原作で、ソフィーが荒れ地の魔女に呪いをかけられたのは、お客に言ったセールストークが予言ぽくなっていて魔女の素質を見せていたかららしいです。だから、自分を脅かしそうなものは芽のうちに摘み取る、という意図で来た様子。ま、おかげで自分の最凶のライヴァル同士を引き合わせてしまったことになってるのが皮肉。さて、アニメ版では、どうでしょう、「うまい」とハウルが言うように、やっぱり魔法に対する適性があったのかな。それも過去に因縁があったからと言うのはどうでしょう。行き過ぎ感を感じましたけど。原作はどうだったっけ? ああそうか、本人同士も忘れてる過去の因縁をかぎつけて、そして再び出会ったことで二人の物語が始まることを知って魔女はソフィーを舞台から引きずり下ろしたのでしょうか。
   おばあちゃんになっちゃったソフィー、その開き直りはどうよ? 家族に心配かけまいとする性根の強さ。行動の素早さ。やっぱり女は強いのか? これがハウルが90のじいさんに変えられてしまったら。その瞬間にヘドロになって死んでるな。いかんよ。すかさず居場所を勝ち取るたくましさ。こんなおばあちゃんの心臓なんてハウルも食べないわって。ううむ、そんなもんか。おかあさんも強くなろうっと。
   原作では「え? あんたら恋してたの?」って感じでしたが、アニメは解りやすく好意を出し合ってます。せっかくお掃除したのにまじないがめちゃくちゃとかいって勝手に切れて勝手に落ち込むハウルに涙ボロボロのソフィー。「きみが行って王様に説明して」って男の風下、トイレに流したろか状態のハウルのために王宮まで出かけてやるソフィー。サリマン先生との会談中にぶち切れて言いたいことを言ってやるソフィー(ホントに、ソフィーは自分にできることを進んでこなして自分の居場所を作ろうとしてる男前さんなのに……)。その姿に心を動かされてソフィーのために城を改造、店を開こうとするハウル。イヤ待て、ソフィーの演説を聞いたから嬉しくなったんじゃなく「ハウルに恋をしていますね」とサリマン先生に証明してもらったからか? 自分で「ソフィーは僕のことを想ってくれてる」と感じるだけじゃ不安で、第三者に裏書きしてもらってはじめてソフィーのことを受け入れられたのか?(なんかそれっぽいぞ)……ヘタレハウルサイテー!!
   
ま、忍び寄る戦火をよそに、お二人さんお心はしっかりと寄り添ってゆくのでした。戦争反対を取り込んだのはちょっと微妙。魔法使いの勉強をはじめたときに誓いを立てたから戦争に協力しなくちゃならないってのはどうかな、防衛大学の任官拒否みたいなもんか? 国の金で勉強しといてそれはどうよ? おかあさん最近ネットウヨクの影響を受けてるかしら、ちょっとなんでも戦争に反対すりゃいいってのはどうよって思っちゃった。魔法の軍事利用についてはそりゃ1も2もなく反対ですが。あ、まて、でも守るものができたから今からは戦うって言ってるな。ま、しょうがないか。私は善良な魔法使いです、戦争協力はいたしませんって言っても爆弾は無差別に降ってくるし。
   純粋に身を守ることと、原作からある脅威、荒れ地の魔女の「ハウルの心臓欲しい」攻撃をかわすこと、この2方面作戦でハウルはとうとう傷つき倒れます。このとき、ソフィーの出番。魔女の適性以前に、彼を真実愛するものだけが使える魔法で彼を救うのです。この辺がおとぎ話の王道っぽくてよいですな。
    愛が勝利すると、ついでにこの物語最大の伏線、謎の蕪の呪いも解けてあっさりこいつが戦争終結に効果を発揮します。やっぱさ、戦争はそういう上の方の人間の決断で動くもんなんですね。国際政治に貧者の一灯は通用しません。悲しいけど、これ現実。それでも魔女も使い魔も悪魔も魔法使いの弟子もみんないっしょくたに家族になって、ハッピーエンドというのはよかったじゃないですか。
   フリーハンドっぽい、生き物っぽいメカ(ヒレのようにうごめく翼はどうよ!)、大空を滑空する機械(「ケロロ軍曹」の鯉のぼりメカのような飛行機に、ゴーグルだけで2人も3人もも乗っちゃってる!)、そこに生身の肉体もすぐ近くに寄り添ってる感覚。これは宮崎アニメの爽快な本分でありましょう。やっぱりいいものはいいわぁ。

   

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2006年5月 4日 (木)

♪大人の階段昇る~

   嗚呼、とうとうこの質問が来てしまいました。
   「おかーさん、おなにーってなぁに?」
   等身大の高校球児を描く「おおきく振りかぶって」等身大すぎて、天衣無縫なスラッガー田島君は、合宿の行きのバスで絶叫するんです。
   「ヤバっ、オナニーしてくんの忘れた!」
   ……わたくし若い頃からちょっと疑問に思ってたんですが、やっぱりああいう合宿の時って男の子は他人を憚ってやれないもんなんですか?(自分も学生時代は1週間の合宿とかがあった)
   西浦高校のよいこたちは慌てて「女いるんだぞ!」と田島くんを黙らせるんですが。連載第2回から微笑ましいシーンです。このシーンのこの台詞のせいで、この作品をお友達に貸せない中高生のおんなのこが結構いるそうで。おかあさんも、豹太はともかく豹子には無理かなと思ってたのにいつの間にか読んでたみたい。
   当然おかあさんはギョクッ!(「おおきく振りかぶって」名物、独特な擬態語)
   「それは、男の子のビミョーなところだからおかあさんわかんな~い。おにーちゃんに聞いて」
   「知るかよっ!」ほほう、豹太は見当が付いているわけですな。
   でもおかあさん、逃げてしまったことが自分で許せなくて、豹子に真実を教えねばとそれから作戦を練っていたのです。この前の参観日には「わたしたちのからだ」とかいって性器について、名称やら用途やら教わってきたようだし。
   「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……」(あんた、マジメにやってますか?)
   過日、豹太が風呂に入った時間を見計らって
   「例のおなにーだが、おかあさん調べてみた」おかあさんは大嘘つき~♪。
   「インターネット?」うちの子はおかあさんはなんでもネットでやると思ってますね、ははは。
   「この前学校でやっただろう、男のひとは赤ちゃんのもとを持ってて、ぺにすから女のひとに渡して赤ちゃんを作るんだったな」
   「うん」
   「だが、結婚してない男の人は、赤ちゃんのもとを持ってても、渡す相手がいなくて困るだろう? 使わなくて余った分はたまりすぎると爆発するらしい」
   「ええ~っ!?」
   「だから、爆発する前に、こう、絞って捨てるそうだ」おかあさん、その手つきはちょっと(無意識に実演していたようです)。
   「きや~」
   「恥ずかしいから、人前ではしない。女の子にも、ナイショにするらしい」
   「だから千代ちゃん(マネジャ)が聞いてたらみんな慌ててナイショにしたんだね」そうそう。
   なんとかご納得頂けましたようで。大筋ウソじゃないし、逃げもしなかったぞ、と、おかあさんは満足。 I got it! と親指立てたい気分。

   さて、最近の子は発育がよくって、クラスの一番の大きな子はもうブラジャーをしているそうな。
   「豹子もブラほしいな~」なに言ってるんですか。ほんの1,2ヶ月前までブラの字も知らないで「ソレ」とかいってたくせに。そんなロリ漫画の登場人物よりなんにもない胸で……おや、中国山地ほどの起伏がありますか? 多少。
   「ブラというものは明らかにこれはしてないとワイセツでしょうというぐらいになってからつけるものだ」
   「アヤコちゃんもそんなにないけどしてるんだよ」例によって仮名。
   「セイリもないのに生意気な」
   「セイリってなーに?」嗚呼、おーてーえる(OTL)。
   「あのな、男のひとにはおなにーがあっただろ?」
   「うん」
   「女のひとも、使わなかった赤ちゃんのもとはリセットして捨てるんだ」
   「へえ~」
   「血みたいのが混じってる。それが、わぎなから出てくるんだよ、月にいっぺんぐらい。ソレがセイリ」
   「え~っ!?」
   「だからそういうときにソフィとかロリエとかおむつみたいのを当てるの。学校でなったら保健室に行きなさい」
   「わかった。うわ~おかあさんに聞いといてよかった」
   おかあさんも話す機会があってよかったよ。
   性教育のきっかけにもなるさわやか青春漫画「おおきく振りかぶって」1~6巻絶賛発売中です。
   結局ブラの話はうまくごまかしましたが、今日行ったダイエー仙台店で豹子は「これこれ、こんなの」とパッドも付いてないほとんど気持ちだけのハーフトップを握りしめておねだりしてくれました。
   「必要ありません!」
   でも胸の先端部分は当たると痛いそうなんだな。やっぱそろそろ心づもりはしておきましょうか。

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2006年5月 3日 (水)

熱唱チューズディナイト

   おかあさんはとっても歌が好き♪。大学になって入った合唱団の初めての合宿はマイクを渡されるなりウルトラマンを熱唱し、会社のお茶くみの後の茶器洗いでは給湯室でアニソンをメドレー。モーツァルトもブラームスも中島みゆきも宮川泰も古賀政男(いや、さすがに古賀メロディはチョット、そうだな、滝廉太郎ぐらいか)も一緒くたに、その日の気分で熱唱します。
   歌番組はNHK歌謡コンサートだけ。嗚呼、「火曜の夜は歌謡曲~」の名調子の阿部渉アナウンサーはドコに異動になってしまったのでしょうか。わたるちゃん、お姉さんはさみしいよ。坂本冬美をはじめ、女性演歌歌手はどうしてお着物の時の頭をルチ将軍のように後頭部を張り出してこしらえるのでありましょうかと旦那様と突っ込みつつ見たり、氷川きよしはよくてどうして北山たけしはいけないのかとおばさまの萌えごころについて考察してみたり。たまに行われるチャリティーショーもよいですね、ドコで流行ってるのか解らない演歌ばっかりの通常プログラムでなく、ちょっと懐かしめのヒット曲、こう言うときはかなり演歌の範疇に縛られない選曲で楽しませてくれて。昨日もそうでした。
   NHKホールじゃないな? と思ってたら、横浜だったそうで、横浜にちなんだ曲がわざとらしいMCとともに紹介されて。「赤い靴はいてた女の子」の歌を、今日はダカーポで(こういう人が出る辺りがNHK。今ダカーポとか渡辺満知子とかが他局で歌番組に呼ばれることがありましょうか、おっと失敬)
   「おかあさんの子守歌にお聞きになった方も多いのではないでしょうか……」という語りを耳にして、それまで黙って攻略本なんか読んでた豹太が一言。
   「うちの場合、子守歌なんかじゃなくて、お皿洗いの時の熱唱だよね」
   「そうそう、熱唱」と豹子まで。
    ついさっきお風呂のお湯を張りにいってお風呂のTVをつけて松崎しげる(!)と一緒に「愛のメモリー」を熱唱してきてしまっていたおかあさんは、違うとも言えずにただ笑うばかり。
   チャリティコンサート・イン・横浜は五木ひろしの「よこはま たそがれ」で幕。こういう構成がもうザ・NHK。いっしょになって「もおかえらな~い~」と歌っといておかあさんはご機嫌でした(話題の「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」も楽譜まで出してきて歌ったもん! 念のため)。

  

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2006年5月 2日 (火)

「功名が辻」17 ひとときの幸せ

   おお、おめでとう! 千代さんめでたく女児ご出産の回でした。
   シリアスパートは、信玄亡き後今度は上杉謙信が蠢動、北国街道をいかに守るかという戦略論のようでございます。青白く作ってるカタボリ様半兵衛どのが「絶対、挑発に乗って謙信との戦に参戦してはいけません、これは遺言!」とまた軍師らしいところを見せていましたな。「利家とまつ」だとこの辺で利家どのはがんばって、今では跡形もない七尾とかの能登の小さい城を取ったり守ったりしておった頃ですよ、たしか。ここで泥沼になってたせいで、柴田勝家や前田利家は本能寺の後に出遅れたんだよ。そう思えば、半兵衛どのナイス遺言(まだ生きてます)。
   信長様はどんどん天下人化しておりまして、濃姫がまなじりを決して
   「子も産めず、斎藤への人質としての価値もなくなった私が唯一役に立てるのは諌言だけ」とばかりに人の心を忘れてはならぬと申しますが、こりゃ、物語としてのアリバイづくりっぽいですな。信長様ちょっと当時としても危険思想持ってますぞという傍証みたいなもん。離反する人代表は光秀ね。最初、大地真央と和久井映見じゃあ大地真央が兄嫁だろう、実年齢から言って、とネットではさんざんな言われようでしたが、今となってはナイスキャスト、お市様のあの華! 濃姫のあのないがしろにされっぷり。もうどんぴしゃりではないですか。
   さて、もう臨月の千代さん、堀尾くんのところも跡取りが産まれたとかで、奥方連中も張り合ってるようですな。法秀尼どの来てるし、未亡人不破のおば上も「経験ないし」とかいいながら嬉しそうに手伝ってるし。やっぱりお産は幸せなイヴェントですな。身体を動かした方が安産とかいって、散歩にウロウロ出ると、また六平太。またちょろっと毛利だの上杉だのを調べてきたそうで。「時代は信長以降にむかって動いてる」「光秀、勝家、秀吉の3つどもえの勢力争い、誰に付くか考えておけ」ってさ。六平太は、じつは時代背景を語る役なんじゃないですか? 司馬っぽさをだすならアナウンサーどのに「話はさかのぼるが」とかやってもらうと司馬ファンにはたまんないらしいですけど。そんなに思い入れのないわたしとしては別にこの形でもドラマとして自然でいいかも。
   話し込んでるうちに産気づいちゃった千代さん、六平太が血相変えて担ぎ込むシーン見たかったけど、すぐに場面は転換して産屋に入ってました。
   一豊様転戦中で逢えたのは1年後だったそうですが、隠居した吟がいいおじいちゃんになっててもう。そうか、お産のシーンでひとり男がウロウロしてたのは吟か(いや、六平太も内心居ても立ってもいらんなかったであろう)。なんだか幸せを噛みしめるお千代さんでしたが、そうは続かないのであります。
   謙信軍との泥沼の戦になってる勝家陣営への加勢を命ぜられながらも半兵衛どのの言うとおりそれを拒否るために一芝居打って勝家と喧嘩、勝手に戻って来ちゃって「これで俺たち浪人だな。いや、信長様は軍紀に厳しい。命令に背いたからには斬首かも」と六平太はクール、クール。いや、斬首にならないって知ってるけど、どうすんの? と来週が待ち遠しいわたくしでございます。
   あさひの次の夫に指名された野口五郎がいい男です。「家柄いいし」って言って、でも、百姓女なんか嫁に貰えるかというような態度は見せない。あくまで「女房の縁で出世なんて恥ずかしい」というプライド意識なのが好ましいです。それで、あさひが心を閉ざしているといって千代さんに相談しに来て、千代さんご出馬。また雀の形態模写ネタかと思いきや、今度は赤ん坊の観察から、泣きたいときに泣け、とカウンセリング。それで、
   「でも、副田は名門だから泣くときは廊下へ行って懐紙で三度拭けってねねさんが言ったけど、おらは百姓だから野にいるときは手でかんでた」って。そこかい。「ねねさんが」ってところも細かくてよい。ホントに手鼻をかむ松本明子GJ。じっと背後で見守ってた野口五郎、たまらず飛び込んで、あぁあぁ、と抱きしめて、それはこれで、こう、と自分の懐から懐紙を出して拭ってやって。ああ、大丈夫、この人はいいひとだと思いましたです。いやいや、泉ピン子とせんだみつおを超えるかも知れませんよ。超えて欲しいな。
   とまあ、今週はこんなトコ。

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2006年5月 1日 (月)

18歳未満のお客様はご遠慮ください

   久しぶりに、「ちょっと性描写が過激なところもあります」というのが売りの女性向け恋愛小説のサイトに行ったら、新作が公開されてました。
   「不美人なのを苦にしてお堅く生きてきた女教師が、容姿と言い性格、成績、家柄と言い非の打ち所のない優等生の生徒会長恥ずかしい秘密を握られて……」というプロットに胸とどろかせて閲覧開始♪。
   彼女、父親が理事をやってる関係で、名門の私学で日本史の教師をやってます。妹たちは同じ学校の生徒。それが、苦手にしている優等生の生徒会長に呼び出されて見せられたのが、自分の恥ずかしい写真。きゃ~! イヤ~! おきまりの、これを公表されたくなかったら言うとおりにしろ攻撃です。なんでまた私のような冴えない女を? と勇気を振り絞って尋ねると、
   「あなたを愛しているんです」出た! ありえねえ! どりーむ炸裂!
   で、できれば僕を愛して欲しいんですけど、いきなりは無理でしょうから。恋愛感情というのは脳のA10細胞が刺激を受けた状態で云々、快楽によってこれと同じような状況を作り出せばあなたは僕に恋をしていると誤認するのではないかと思いますとかムチャクチャな論理を展開。
   要するに、気持ちよくさせてやるから好きになれと。
   で、怒濤の調教が始まるのかと思いきや。
   多少の言葉攻めと強制わいせつな行為があった後は、「え、こんだけでいいの?」とチョット拍子抜けなぐらいでおしまい。あとは紳士的な態度でもう行っていいよって。でも、お堅い彼女にとっては天地がひっくり返るほどのショックだったわけで。
   妹の幼なじみで同校の生徒である少年に「なんかあったでしょ」と聞かれ、ついつい生徒会長に告白されたと吐いてしまいますと
   「あのひと、黙秘とかはするけど絶対ウソ吐かないひとだから、真剣なんじゃない? 付き合ってみれば」と請け合われてしまって、さらに心乱れると。
   翌日からの調教生活っても、縛ったり叩いたり恐ろしいものくっつけたりとかは全然なくって(おかあさんいつもどんなもん読んでるんですか)、ただ要所を裸に剥いていじりたおしては彼女のその部分がどうなってるとかああなってるとか描写して恥ずかしがらせたりするばっかりで、ほとんど放置プレイ。後になってみれば、その辺がやっぱり高校生坊主の限界というところか。
   「あなたも○○家の長女なのですから政略結婚でしかるべき男性に嫁ぐはず。処女は奪わないであげましょう」とか分別くさいこと言っちゃって。こっちも欲求不満です。「欲しいんだったら自分で言ってみれば」なんて挑発も、ただお堅い彼女には自分の殻を破ることができず、精神的に参るだけ。
   よろしいです。男性向けだと、このような状態ではあっさりと快楽に負けて頂戴とかアレが欲しいとかもうけだもののように理性のない状態に陥ってあられもない言葉を叫び倒してたりします。それもまたどりーむですから需要があればこその描写なのかも知れませんが「どいつもこいつもヤク中か。快楽に負けずに矜持を保ち続ける女性ってのもまた萌えではないか」と苦々しく思っていただけにこの彼女の姿勢は好ましい。けど行為が進まないからちょっとつまんな~い!(アホですか、あんたは)
   最後まで堕ちない彼女にタイムリミットが来てしまって「もういいです。実はウソ。ちょっとした実験をやっただけ。面白かったです」なんて生徒会長はあっさり引いて、彼に恋していた(ことを抑圧していた)ことに気づいた彼女はうちひしがれます。そんな時に見合い話が。お家柄、顔合わせ会にすぎず、断ることなど100%あり得ない見合いに赴くと
   「実は乙女な○子さん、お見合いの席でさらって欲しかったりするでしょ」とれいの生徒会長が待ちかまえていて、料亭の一室に引き込み、奪わないと約束した筈の最後の一線を越えてしまうのでした。そんで「やっぱり他の人に渡したくないから」なんていってもうサインするだけになってる婚姻届に判を押させて、「じゃ、顔見せるだけ行ってきて」と見合いの席に送り出すと。
   とどめが、その見合い相手が生徒会長本人で。びしっとスーツで決めてきて、「兄の釣書が間違っていってしまったみたいですね」なんて言っといて「まだ学生の身ですが○子さんには苦労はさせませんからどうかこのまま進めてください」って。その後でお約束の、「若い人同士で」となった局面で「一世一代の嘘を吐きました。実は、見合いの本人はふん縛ってそこの便所に転がしてあります」って。要するに、大好きな先生がアニキと見合い結婚すると聞いてボーヤ一世一代の大バクチ、というお話しであったわけです。「はじめてその顔に18歳の少年らしい所を見た」なんてオチに書いてあって。あ~あ(でも、最初の恥ずかしい写真はどうやって入手したんだよ)。
   この作者さん的にはスゴイ描写続きであったらしく感想なども「××くんコワイ」とかが多かった由。いやそれでもじゅうぶん女性向けどりーむの範疇でありましょう。いや~一気読みしちゃったよ。この先どうなるのというハラハラドキドキ。十分楽しみました。H描写は過激インフレしなくてもいいんだな~と思いましたことよ。

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2006年4月30日 (日)

ラッパ飲みはもう解禁?

   日本全国ごーるでんうぃーくでございます。豹子が突然M山スパローズに入団したいと言い出して大変。昨日はスパイクとベルト、アンダーシャツを買いに行って参りました。スパイクは丁度豹太が「小さくなってきた」と申しますんで、豹太に買って、お下がりね。ユニフォームもなんとか間に合って、今日はナマイキに試合に随行しております。
   「ついでに買うもんないか? 2日は遠足だろ? あ、豹子の水筒ストラップ外れてなくなってた。捜しとけよ」お茶当番でトートバッグに入れるとき邪魔だと言って外したのはおかあさんです(ナイショ)。
   「豹子今度からお茶はペットボトルで持っていきたいの」
   「ハァ? 水筒あるだろが。凍らせた奴がいいのか?」
   「ううん……直接飲めるから。みんなそうだよ」
   マンマ・ミーア!
   昔自動販売機のファンタが瓶詰めだった頃、販売機に作りつけの栓抜きでよいしょっと栓を抜いて、直接のもうとしたらおかあさまに叱られませんでした? コップに注ぎなさい、もしくは、ストローで飲みなさいと。それが缶になっても、
   「そんな切り口に直接口を付けるなんて、唇が切れます!」うちの母だけですか? 衛生的なこともあるでしょう。今だって、旦那様は缶のトマトジュースもしくはヱビスをやるときにはティッシュで口を拭いますよ。市販の瓶詰め、缶詰の飲み物を直接飲むなんて、昔はタブーだったと思います。
   町の情報マガジンを流し見してたら、腹が立った出来事を投書する欄で、同僚が気に入らないと言って「缶ジュースにストローさして飲んでるの! 何様!」って書いてあって、いや、それは、そのひとがちゃんとしたしつけを受けてるってことでしょうと内心突っ込み返したこともありました。大きなお姉さんがやると口紅付いちゃうしね。お勤め時代、同僚や先輩のお姉さん方はみんなそうしてましたよ。わたしは母にくどく言われてたにもかかわらず豪快に口を付けて一気してましたが。後で気がついて、嗚呼、細かいところにお育ちとかが出るのねと我ながらトホホな気持ちになってました。
   そういう淑やか文化が、ペットボトル普及とともに失われてしまったのでありますね。
   そうでなくても、ねじ蓋取って、構えて、重いマホービンを片手でもってその蓋にこぼさず注いで飲むということができないんだと思うの。おそらく不器用な豹子だけじゃなく……。
   だいじょぶか? ニッポン。

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