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2006年4月15日 (土)

執事喫茶に失望

   おとといだったかな、夕食後朝日新聞を読んでたおかあさんはひと吼え。
   「ほら~! やっぱり同じこと考えるひとがいた」
   社会面の一番下の珍ニュースを扱うコラムで、「メイド喫茶のようなものは女性にも需要があるはずだと執事喫茶の夢をOLがブログで語ったところ話題紛糾、とうとう一号店が池袋に開店」
   「池袋って、乙女ロードだよね!?」
   「あなたのようなことを考えるひとがいるんですね」と旦那様。
   それが、今日、お昼を食べ終わって書斎に引き取った旦那様が飛び出して来るなり
   「れいの萌え喫茶が出るぞ!」って。王様のブランチにチャンネルを合わせます。
   「池袋の女性の萌えの中心地乙女ロードのこのお店……」
   インターフォンで来店を告げると
   「ただいま参ります」って、ドアを開けたのは白髪、痩身のすてきなおじさま。店名「スワローテール」の通りテイルコート着用です。で、決まり文句
   「お帰りなさいませお嬢様きゃ~~~~!!
   執事は一人きりで、あとはフットマンと呼ばれる下僕。これが残念!
   いまどきの茶色い髪のシャギシャギした半イケメンです。
   「だめじゃ~ん! 執事は七三わけしか認めない! でなきゃオールバック」
   「無理だろう」四人いますが、容貌も、ヘアスタイルも服装も(なんじゃその長いおリボンは!)時代考証はヴィクトリアンなんかしらんがそれじゃホントにお昼のホストクラブじゃねーか!!
   もう少し勉強してください。
   キャスターはもうノリノリでベルをならして(手で振って鳴らすあの舌のついた卓上ベル!)呼びつけて、注文を出すやらテーブルの上の小物の説明をさせるやら。これはクロークの鍵でございますとの答えに、クロークってなんだっけという庶民派のお嬢様。いや、取材だから。本人は(クロークぐらい知っとるわい、ヴォケ)と思ってるかも知れませんが。
   「クロークについてわたしから説明させて頂いてよろしいでしょうか」とあくまでいんぎん。で、
   「クロークと申しますのは、もの入れでございます」って、身も蓋もねーな。
   けっこーノリのいい執事さんと虚構の上流階級の話を楽しみ
   「お出かけのお時間でございます」と追い出されるまで雰囲気に浸るのでありました。
   「本日のお夕食は七時に予定しておりますのでくれぐれも遅刻なさいませんよう」ってさ。
   「え? 外食はダメなの?」と聞き返すと
   「当家のお嬢様が外食など許されません」ってさ。
   「……今日の夕食のメニューは?」と問い返してみると
   「トンカツでございます」って、ポークカットレットって言え! コロッケはクロケット、たとえ鯖ミソでもマッカラルの日本風ミソのソースとかアタマ使って雰囲気出せ!  
   気持ちは解るけどどうも作り込みが足りないような気がしましたのよ。
   「いや~だ、バカー!」と、それでも豹子と旦那様と三人で楽しんでみていてしまいました。
   「ちなみに男性も入店できます。その際は、ご主人様もしくはおぼっちゃまと呼ばれるそうです」って
   「ちがうよな、『若』だろう」
   「え~? 若? 変だよ」豹子くん、キミにバトラー萌えを解ってもらおうとは思わない。
   あとさ、波津彬子先生のあの絵のような涼しい清潔な書生に「お嬢様」とかしずいてもらえる書生カフェーもしくはミルクホール希望。今度こそ、茶髪&シャギーは禁止で。丸刈りー太はOKよ。着物にセルの袴とか、ハイネックのシャツにスラックス。なんちゃってドイツ語を交えて語っちゃってください。

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か~さんが夜なべをして

   桜前線とうとう仙台に到着です! うう、長かった。
   「この週末はみんな花見だな」って、1,2輪が咲いただけじゃないですか。満開の見ごろは来週でしょう。
   春になると、当然年度替わりで、M山スパローズも卒業していくひとアリ、新規に入部するひとアリで、ユニフォームの交換が行われます。豹太も160センチのユニフォームにランクアップ。この前15番から11番に昇格したばかりの(いや、補欠としては50歩100歩だが)背番号も付け替えです。
   「おかーさん! 明日は新聞の取材でユニフォーム着て集合だって!」
   「わあっとる! 夜なべして付けるから。もし寝てしまっても、集合は12時だから、昼なべで」
   「夜なべってな~に?」と豹子。
   「夜なべを知らないの!? 歌を歌ったことがないのか?」と旦那様。
   「か~さんが~よなべ~をして」とおかあさんが歌い出すと
   「手ぶく~ろ編んでくれた?」嗚呼、豹子は音痴です。
   「夜なべ……夜延べが語源か?」と旦那様もあやしげ。
   「夜なべとは夜ことこと煮物をしながら縫いものとかをすることだ!」いや、実のところは旦那様が正しいのかも知れません。
   「そういえば、携帯で夜なべって打ったら夜業って出ました。こりゃ読めねーよと思ってカタカナに直しましたけど」
   「ヤギョウ? ヤコウ(夜行)列車の行?」
   「意味的に確かに夜のワザですが。……業って、農林水産業の業」
   「日本興業銀行の業?」
   「業界の業」
   解ったんだかわかんないんだか。最近漢字の能力が衰えてます。豹太に
   「おかーさん、まかせるってどんな字?」と言われてしばらく悩みました。
   (まかせるって身をまかせるのマカだよな……)
   「解った! 担任の任!」
   PTAの集まりで「人数を把握」ってのが書けなくて往生したり。いかんわ、こりゃ。おかあさんもボケ防止ドリルをやるべきかしら。
   それで、少しお夕寝して、1時に起きて背番号を付け終わりました。パソコンデスクに向かって、お膝の上でちまちまやったらすこしつれちゃったみたい。まあいい。気にしない気にしない~。じゃ、これからネットで遊びま~す。   

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2006年4月13日 (木)

おかあさんはウルトラマン?

   宮西達哉の絵本の話じゃないです。
   「ウルトラマンママ」というのだそうで。PTAの役員決めの時、皆さん牽制しあって視線を合わさずに沈黙するあの魔の時間、あれに、3分しか耐えられないで、「ジョワッ!」と手を挙げて「あたしがやります!」って言っちゃうママのこと。いえ、おかあさんはそう言うタイプじゃありません。やるときは決然と開始10秒で「あたしやる~」と手を挙げるのです。でも、今回はそうじゃないのよ。
   M山小学校の子供会は、うちのマンションとか、近所の公務員宿舎とか、まとまった建物や町内でひとつ作ります。さらに、ご近所の子供会の連合会である地区会があり、その上に小学校の委員会「くらしとみどりの委員会(仮称)」が存在するのですが。少子化の折から地区会を維持するのが大変になってきて、ついこの前も
   「今年度はぱんだ班が地区長を出す約束の年なんですが、今年ぱんだ班は新一年生2家族しかいないのでとても無理です」とかいって当ミスティヒル地区会全体で選出することになったんですね。それで、他の班も台所は苦しいみたいし、うちも、マンション内では一回りしたところで、新2年生ママ2人に班長を押しつけたとこだったので
   「あ、じゃ地区長ならやるから」と手を挙げましたです。そしたら、豹子と同じクラスのリューちゃんママが「じゃ、副委員長はわたしがやってあげよう」と言ってくださって。「でも……」と留保条件つきでしたけど。
   さて、本日は新年度PTA分科会、「くらしとみどりの委員会」も初顔合わせです。本部からオブザーヴァー派遣されたのは豹太と仲良しのユートくんママでした。(この辺みんな一応仮名ね)
   「なんだ~早乙女さんじゃ~ん、はい、とりあえずこの中から一個取って」って、もう抽選ですか!? って、見ると、お茶菓子の一口チョコ。
   「わはは~びっくりした? これで気分を楽にしてね~皆さ~ん」こーゆーひとが本部役員なら今年のPTAは楽しそう。
   さて、ユートくんママの司会で委員長選定に入ります。
   「わたしアミダの準備もしてきたんですけど、一応立候補のひとがいないか聞きますね~」
   「と言いつつとある方向に視線を固定しないように」もう、アイコンタクトバッチリで。
   「え? 早乙女さんがやってくれるんじゃないの?」
   「誰が!」等といいながら皆々これから一年の自分の運命を賭ける一本を選び、横棒を書き入れていきます。わたしは1番を選んだ上に、さらに、本日欠席のリューちゃんママの分も選びます。
   「それでは、立ち会いの大森先生、当選者を発表してください」
   「はい、4年2組××リューくんのおかあさま!」あちゃー、当たっちゃったよ。
   「はい、××さんですね、欠席されてますけど同じ班の方、伝えてあげてくださ……どうしたの早乙女さん」
   「ここで皆様にお伝えしなくてはならないことがあります! ××さんは実は今年は中学校の方の役員も引き受けておられまして、万が一委員長が当たった場合には、わたくし早乙女が代わりに委員長をお引き受けするという約束でここに参っております!」場内大爆笑。アーンド、拍手の渦。
   「ってことで、早乙女さんでいいですね~?」
   「異議なーし」
   嗚呼。おかあさんなんでこんなに顔を知られてるんだよ。いや、下馬評では「くらしとみどり委員長は早乙女立候補で問題なし」と言われてたそうで。オイオイその根拠は?
   「いやさ~、今年は地味にヒラ委員を務めるつもりだったんだけど」とくだんのユートくんママに申しますと、笑って
   「早乙女さんが地味に勤まるわけナイじゃん」って、そこで記憶の底、引っかかるものを見つけました。
   それは就職活動をしておった大学4年の頃、クラスの友人と愚痴を言い合って寮に帰り着いて、ルームメイトに申しました。
   「なんか、マスコミを受ける人って大変なんだって。『悪いけど、キミみたいな学生って掃いて捨てるほどいるわけ。全然個性が感じられないね。○○が特技って、たいしてアピールしないから』とか言われて泣いて帰ってきたって。個性ってそんながんばらないと出ないもんかな?」嗚呼、圧迫面接なんて言葉の無かった頃です。ったらその子は薄く笑って、
   「そうね、まいこさんは意識して抑えてないと目立たなくならないひとだもんね」……オイオイ。
   今年は本部は変質者対策でガンガン防犯見回りしていくそうだし。みぃてぇろーよー! 派手に暴れてやるぜ!! 

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しばわんこアニメ化ですぞー

   って、風邪で寝付いてる間に第1回放送が終わっちゃったよ。
   ご存じない方のために。
   白泉社の絵本とキャラクターの雑誌、MOEで連載中のかわいい柴の犬しばわんこと三毛猫みけにゃんこが和のこころにめざめてゆかしい和風の生活にトライしてゆく絵本です。床の間の意味、和室の歩き方から歌舞伎の鑑賞、夏の過ごし方まで、あまりハウツーになりきらず、伝統の由来を尋ねながらまったりと和を楽しむ感じで役に立つというよりこころが和む感じ。絵本は4冊出ていて(CDつき童謡を歌おう! 本もさらにある)、田辺聖子おばはんが強い後押しをしてます。
   NHK総合と教育で、例によって細切れ5分アニメを本放送、再放送を繰り返し。きっと5年ぐらいは使い回されるであろう。定番ネタだし。第1回は4月5日、新番組ゆるなび内のコーナーとして登場の筈。それは豹太に録画を任せたら失敗。次は金曜21時45分からの独立番組。一週2本立てで、新聞のTV欄ではNHK教育ではアリガチの省略とはいえ(新)わんこって。新番組ぐらい正式名称で入れてください(入りません)。これはうまく録画できて、携帯のアラームもセットしてリアルタイムでも見られました。
   ちゃんとしばわんこ(&みけにゃんこ)ちゃんでした。
   掲載誌MOEでは今月特集をしてて(しばわんこ便箋に釣られて買いました!)、あのしばわんこをイメージを損なわず(アニメの、線を減らしたマットな塗り分け絵にしてしまわず!)動かすために独自手法を用いたとかなんとか。ま、NHKは「みんなのうた」で紙芝居みたいなアニメーションのノウハウあるし。非常に満足いく出来でした。ま、ちょっと、声が、特にみけにゃんこちゃん、高すぎる感じはしたかな。引っかかったのはそれくらい。
   お庭掃除篇と床の間篇で第1週は終わり。きれいにした客間に「お客さんが来るんです」といって、そこで次回への引き。新聞少年はまだ出てきません。そう言えば、新聞少年の名前は未登場だと思うんですけど、アニメ化に際して名前が公開されるのかしら。今日確かめよう。
   皆さんもちょっとごらんください。おかあさんもまたVTRセットします。
   放送は 毎週水曜23:00~「ゆるなび」(NHK総合)内で1話
           木曜21:45~「しばわんこの和のこころ」で2話
           土曜08:30~  再放送2話
           金曜12:40~  再々放送2話 だそうです。

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2006年4月12日 (水)

アイロンプリントは鬼門

   耽美な小説の鑑賞と実作についての四方山話をする場所のつもりがどうして育児ネタばっかりになってしまってるんだろう?
   気を取り直して。
   春の遅い仙台も、今週から新学期です。夏休みは8月25日に終わり、冬休みも少し長いとはいえ1月9日には終わってしまう仙台では、授業日数が日本の普通の学校より多くなってしまうではないかと指折り数えてたら、ここに秘密がありました。なんだ、春休みも長かったのか。
   豹太に加え豹子も学校指定の体操服が小さくなって、しょうがなくこの前買いに行きました。お兄ちゃんはあと1年なんだから、豹子は1年我慢してお下がりをもらえばいいじゃん! まだ匂いが付いちゃうようなお年頃でもないんだから。でも、
   「絶っっっっっ対イヤッ!!」の一言でおかあさんは負けてしまいました。長袖トレーニングウエアにはアイロンプリントで校章を付けなくてはなりません。
   これがさ~。豹子が入学するとき、2月の校内販売で買ってから「まだ時間に余裕あるわよね~」と1ヶ月もほったらかしにしといて、アイロンプリントをなくしちゃって、慌てて4月5日ぐらいにバスで15分ばかりの生協まで買いに行ったらアイロンプリントが品切れだったんですよ。生協の職員さんも探してくれたんですが、売り場に小さなトレーがおいてあって買った人はそこから自分の学校の校章取り放題だったんで
   「予備にって2枚以上持ってくひとがいたんですねきっと」……イタズラしたひともいたと思います。
   入荷したらすぐ連絡くれるようお願いして、豹子には校章ナシのウエアを持っていってもらいました。ま、最初の1週間は授業どころじゃないし。どうせ着ないだろうと楽な気持ちで待ってましたけど。おかあさんも年を経て図々しくなりました。
   あれから生協も改善したのか、今回はウエアの袋の中に、あのプラスティックの結束バンドのようなものでウエアとくっつけてありました。これで紛失は防げます。ナイス!
   でも、アイロンプリントのやり方を書いた紙は入ってなかったの。
   燃え上がれ俺の記憶中枢! 3年前のあの作業を思い出すんだ! 神経繊維焼き切れるまでぶん回せ!
   ……なにヒートアップしてんだか。
   たしか 1) アイロンプリントは裏の紙がしっとりするまで水に濡らす
        2) 高温でしっかり押さえる
        3) くっついているか確かめながらゆっくりはがす

                                      だったと思ったんだけど。

   やってみました。それが、4月10日朝4時。……すいません、うっかり寝ちゃって。何か忘れてたことがあったわねと起きたのがその時間だったんですぅ。そう、朝の4時に記憶がどうとか大騒ぎしてたんです、わたし。
   エコのために使用後アクリルたわしで洗って乾かしてなんとなくとっといてあるプリンカップ(卵の殻をちょっと除けておいたりに使う。だいたいは邪魔になって旦那様に捨てられる)にお水を汲んで、アイロンプリント2人分を浸します。その間に、アイロン台をセットして、アイロンにスイッチオン。余熱が完了する頃にはアイロンプリントはひたひた。おっと、念のためあて布あて布。
   トレーニングウエアをアイロン台に広げてアイロンプリントを正しくセット、あて布をかぶせ、GO! い~ち、に~、さ~ん。ゆっくり数えます。立ち上る水蒸気。アイロン台特有の焦げたような匂い。さて、もういいかな?
   くっついてません。
   やっぱ焦ったかよ? もう30秒ぐらい……
   少しウエアの方に色が移ったような影ができただけです。
   あて布がいかんかったか? ここは直に、い~ち、に~。
   全然ダメです。
   もう一枚も出してきて、今度は最初からあて布なしで30秒、もう、体重の全てをかけて押します。い~ち、に~、さ~ん
   
くっつきません。
   
30分ほども交互に試してみましたが、全然ダメ。後から試した方が幾分くっついてるようですが、台紙をはがそうとするとプリントの方までまだ付いてきたそうです。
   夢の世界をさまよう旦那様ににじり寄ります。手をグーにして、ぱふぱふ。猫パンチです。
   「旦那様~アイロンプリントが付きません」
   「あ”?」
   「アイロンプリントのやり方を書いた紙がはいってなかったです」
   「うにゃ~どうするの」
   「明日生協に電話して聞きます。始業式には着ないと思うので」
   「にゃ~」
   えぐえぐ。朝、豹太と豹子には謝って、上履きと雑巾その他だけ持って行ってもらいました。お洗濯もすんだ昼近く、比較的出来のよかった方の台紙を引っ張ってみると
   取れた!
   ちゃんとくっついてるじゃありませんか。やっぱりあて布がいらなかったんじゃん。でも、度重なる高温と高圧に、校章の周りはぺったりと生地が潰れててかりさえしてますけど。
   覚悟を決めて、1年に1度使うかどうかのタウンページで生協の電話番号を調べ(レシートは処分したあとだった)、聞いてみました。
   「アイロンプリントがくっつかないんですぅ~(半泣き)」
   回答。
      1) アイロンプリントの裏の台紙をよく濡らす
      2) アイロンは180度、あて布はかえって
湿らせたものを当てる
      3) 30~60秒しっかり押さえる
      4) 
台紙は冷めてからはがす

   アイロンの180度って、高温じゃないですね、よく考えたら。高温は麻とか綿で200度越えてたっけ? でも、準高温ぐらいじゃないかな、ポリエステルがそのへんだったような……嗚呼、消えてしまった家庭科の知識。
   それより、
冷めてからはがすがミソだったとは。でも、やっぱりこういう手順はどっかに書いといて欲しいです。もしかして、売り場には掲示があったのかな(旦那様に買いに行かせた奴)。

    無事に2枚のアイロンプリントを終えて、おかあさんは心おきなくお昼寝を……できなかったんだな、豹子がお腹痛いといって病院に行ったから。
    嗚呼、アイロンプリントは
鬼門でございまするぅ。     

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2006年4月11日 (火)

えすえふな時代

   車を持たない早乙女家では、帰省したとき実家の老父&おばあちゃん車に乗るのが唯一の機会で。
   老父は車が唯一の道楽なので、カーナビは割と早い時期から入れてましたね。今の車のカーナビは
   「見てごらん、今日は浴衣を着ているよ」
   ……おねーさんの画像付きなんですね。
   「クリスマスにはサンタの服を着てたよ」おじいちゃん、あなたの趣味ですか?(違う!)
   昔、永野護の「ファイブスター物語」を初めて見たとき(いや、それ以前にTVアニメ「重戦機エルガイム」の裏設定に起源があるらしい)反応速度の速すぎるパイロットと超高性能ロボットの渡す各種情報とのインターフェイスをとるために有機体コンピュータを用いるという作品観にすごくショックを受けたんですね。ま、「ファントム無頼」読んでましたから、機体自体を動かすひとと、航法のひとがいるという感覚は解りました。で、そういう自分の補佐に付いてくれるカワイイアンドロイドがいるっていいなあ、と(時代が80年代、バイオだったので、メカメカしい外観でなく、ほぼ人間と同じという設定もよかった。その後、骨格など性を感じさせないつくりに変更になった模様)。
   今、声だけなら車にちゃんと「ファティマ」(そのアンドロイド) いるんじゃん。カスタマイズして、自分好みの画像入れたり、余計なことしゃべるようにしたり作中のファティマみたいに今は各種メーターが表示してるようなことをアニメの人気声優なんか使って
   「マスター、この速度で走行するとあと2時間でガス欠です。近くでお手持ちのカードの使えるスタンドを表示します」とか
   「お待ちください。左後方に熱源を感知しました」とか
   「雨です。よろしければワイパー始動します」とかいってくれたらいいなぁ、なんて。
   十分、検討して、実用化できる射程内に来てるんじゃないでしょうか。
   21世紀になっても全然昔思い描いてた未来っぽい生活じゃないよとは言われますけど
   十分えすえふな生活ですよ、もう。

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「功名が辻」14 好感度連続アップだ

   プチ太閤記「功名が辻」、今回はシリアスパートなし、てゆーか、渾然一体としております。とりあえず信長様の御出座はナシ。全編、長浜にお城をもらった秀吉の身辺整理ネタ。おっかさんの菅井きんは城の中で畑作ってるし、妹のあさひは百姓がいいといって田舎を離れないし。でも「サルの顔は見たくない!」とお市様が言ったとかでハートブレイクの秀吉は女狂い本格化、とおねね様千代さんを呼び出して愚痴ります。
   城持ち大名ナンバー2になった秀吉が親類縁者を呼び寄せるのは、ある意味当然。出世したんだからいい暮らしをさせたいし、ほっといて人質に取られたりしてもイヤじゃん。姉婿やら弟やら、取り立ててやりたいと思ってそうしてもいいじゃないですか。15の頃から吟に鉄矢を侍らせてた一豊様と違って、秀吉には子飼いの部下がおらんのです。たとえ泥臭いオッサンであろうとも身内から採用していかないとね。といっても、向いてないってのはありますから、妹あさひが「うちのひとをさむらいにしないで!」というのはもっとも、人殺し、命のやりとりをするのがこわいというのもありますが、別の理由がよかった。あさひさんは野良仕事に誇りを持っておるのです。先祖伝来の田畑を護るってのも、大事な仕事でありますぞ。荒れた田畑からは収穫が上がりません。兵糧もナシでどんな戦をすると言うのだ、秀吉よ。
   「このかたはこのままここにいた方が幸せなのでは」と、思わず千代さん。この台詞は予告編にも使われてて、おいおい、また現代感覚で差し出口、とひやっとしたんだけれども、ドラマの中では説得力を持つのです。その通りにはならないしね。黄金の折衷案「作事の仕事ならしたい」というのが出ました。戦はイヤ、野良仕事も実は嫌いなあさひの旦那(ごめん役名忘れた)、じつは土木工事、建築系が好きだったんです。「おう! ご城下は今建築ラッシュ! 現場監督なら求人してます!!」と一豊様色めき立って、なんとか妹夫婦も長浜入り。よかった、よかった。
   これは虚をつかれました。時代は既に耕すか、殺すかの二者択一じゃないんですね。商人になってもいいし。なかなか風通しのいい時代じゃないですか。建築関係のカントクってのも(正式に言うと作事奉行です)、立派な仕事です。とりあえず外聞も悪くないし、いい落としどころだったような。実際、農民出身でもそっち方面に才能のあるひとはいそうだし、労働者は結局その辺の農民やら、下層の武士だか農民だか解らないヒトなので、城主の妹婿実はもと農民でもそうそう舐められもしないと。オリジナルとしても悪くないです。
   またうまいこと秀吉の難問をクリアして好感度アップの一豊様でした。
   万福丸の処刑というダーティーワークをこなしてひとり加増され、昔からの仲良しの生瀬君や中村君とちょっと溝ができた感じでしたが、新築バスルームがうまく間を取り持ってくれてこの辺もクリア。この、もらい風呂がよかった、下級武士の生活が出てて。旦那同士はちょっとしこりが残っても、奥方同士は「ちょっとお風呂使わせて」と仲良くしてる(ちゃんと湯殿といってるあたり、考証マンがんばってます)。「そんなみっともないことすんな!」って怒っても、「だって人目を憚って行水するのってやだもん」いや、「あんな湯殿があれば旦那様の疲れも癒えると思うのに」と女房に泣かれるとお侍も困っちゃう。ウマイナァ。うまいですよ、大石静。

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2006年4月10日 (月)

親子野球 旦那様のプライド崩壊

   あうう。誰か旦那様を助けてください。
   昨日はM山スパローズのお花見会(桜はまだ咲いてません。梅は市内ほとんど咲いてます)。学校脇の児童公園でお弁当を広げる前に例によって親子野球大会。もうドコのうちのパパも気合い入っちゃって。
   「早乙女さんもどーですか」って旦那様ご指名です。や、その、旦那様壊滅的に目が悪くって、球技はTV観戦しかできないって言ったじゃん、審判ヴォランティアの要請あったときにさ。その時に
   「そーゆことはカミングアウトしてもらった方が。うちは悪いふうに言いふらしたりするひといませんから。いつも逃げてるってふうに取られると印象悪いですし」って、役員のママには言われたんですけど。だからって、自分から言えます? わたしが実はコレコレでって役員さんに釈明したのも差し出がましいとか旦那の秘事を、って自分で寝覚め悪い思いしているってのに。だいたい、運動の得意な人間はそうでない人間にたいして無神経だよな。勉強の分野でそれやるとムッチャ叩くくせに。
   旦那様も、職場の親睦ソフト大会とかには人数として参加して、好成績は上げてない(たぶん)ものの、そのあとの宴会は楽しんで来ちゃうひとだから、そう嫌がりもせずに打席に立ったんですが。
   だめだ。
   スイングは安定してる(身体能力が無いわけじゃないので)んですが、タイミングが合ってない。おじぎをするような監督の社交辞令ボールにぜんぜんバットがかすらない。
   「カントク~っ! 手加減してあげて~っ!」だから目が悪いって言ったじゃんか!
   「ずいぶんしてますよ(笑)」って、朝井さんパパですか? もー、人ごとだと思って。
   三球三振、次の打席も、5ストライクまで待ってもらってもかすりもせず。その後のお花見はパパさんたちの輪に入れてもらってそれなりに話も弾んでたらしいですが。
   「俺はダメだ」
   「いや、目が見えないから審判できないって言ってるのに打って守れたら疑われるでしょう! あれでよかったんです。わたしもおかあさん連中に言っときましたから」
   「あれぐらいのボールが見えないなんて」
   「泣かないでください」おかあさんだって1打席やらせてもらったけど、今日はかすりもしなかったもん(いやそれよりわたしがかっ飛ばしたんでは旦那様の立場がないだろうと珍しく気を遣った)。
   それがまた、ソフト経験者のひろやくんママ(仮名)ったら、ショルダーバッグ下げたままへろんとバッターボックスに立って、泳ぐようなとろんとしたスイングで2ベース打つんだもん。おかあさんも泣いちゃった。でも、ママがいないっておチビちゃんが泣きながら2塁まで飛びだして行っちゃって、代走出ました。微笑ましいですね。
   「軟式だから、当たれば飛ぶんだよ」
   「女の子のスポーツは結構ああいうのありますよね。学生時代行ったボウリングも、とてとてポン、と投げて、ストライク続けたりするんだ。おかあさんは豪腕ですごいの投げたりするんだけど、真っ正面行き過ぎて、両脇かなり残してスペア取れなかったり、ガーターしたりして、成績はひどくって、『だれかまいちゃん慰めてやれよ』なんて言われたりしましたね」二人して真っ暗。
   3時頃お開きになりうちへ帰り着いて、わたくしはそのまま気疲れでお昼寝突入、その後、夕ご飯を気力で作って旦那様を書斎に呼びに行ったら
   泣いてるじゃありませんか。
   いや、もう、どうしましょう。
   監督のバカ。
   「旦那様は知性派なんですから、球投げ遊びなんかの結果は関係ないですよ。部活はサッカーだったんだし。これでもう審判しろとは誰もいってこないでしょうから」
   わたしも何言っていいかわかんない。
   お集まりの皆様に緊急質問! オトコのプライドはどうしたら立ち直るんでしょう!?

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2006年4月 9日 (日)

「スラムダンク」短くも美しく燃え

   「スラムダンク」に遅ればせながらはまってました。とむ影さんにお借りしました。いつもありがとうございます。
   凄かった。ページをめくる間ももどかしい。箱から一冊ずつ取り出していたのが、5巻辺りから、もう片手につかめるだけ持ちだして、一気読み。これはさすが、90年代初頭の少年漫画界を支配したというのもむべなるかな。
   ヤンチャ少年桜木花道は、高い身長と身体能力を買われて高校入学早々超絶かわいこちゃん赤木晴子ちゃんにスカウトされてバスケ部の門を叩きます。お兄ちゃんが部長なんだって。そのお兄ちゃんは人間離れした体格とルックスの持ち主だったのでした。どう離れてるかって、桜木がつけたあだ名が「ゴリ」。嗚呼、人間の遺伝子ってフクザツ。天然系のハルコちゃんは桜木の気も知らず、天才ルーキー(クールな美形。無口だがけんかっ早いのは桜木レヴェル)の流川にお熱。速攻でやる気を失ってもいいのに、持ち前の負けん気と天然なハルコちゃんのノせ方のうまさに桜木はついついバスケ部にどっぷりはまってしまうのでした。
   対外試合でちょっと活躍、いや大きく失望。バスケはそんなにシロウトが活躍できる程甘くないんです。でも、ノリの良さ、お馬鹿なまでのネアカな向上心でガンガンはい上がってゆくのが爽快です。初心者の桜木はドリブルとパスが精一杯で、長身とジャンプ力を活かしたリバウンド処理が得意技ですが、かんじんのシュートがさっぱり、おまけにルールに疎くてけんかっ早いのでファウルをもらいやすいというのも現実的な処理でナルホド。
   チームメイトもイイ! 温厚ながら締めるところは締める副将メガネくん小暮もさることながら、喧嘩で入院してたガードの宮城リョータ(美人マネジャの彩子にべた惚れなのがイイ!)、こいつと揉めて同じく入院してたぐれて高校生活棒に振ったもと天才シューター三井寿(ミッチー)。みんなイケメンでもうおかあさん涙出ちゃう。この、リョータが登場してから、三井がメガネくんに「お前は根性なしだ!」と一喝されて部に戻るまでのエピソードが一番好きです。「先生、バスケがしたいです」と涙を流すミッチー、美しかった。さわやか天才少年だったころもよいですが、故障で部活を休んでる間に自分抜き、赤木中心でチームができちゃって、おそらくはじめて挫折を味わっちゃったミッチーが可哀相で。それが1年のはじめなんだから、それから3年の春まで、彼は不本意な高校生活送っちゃったんですね。自業自得とはいえもったいない。最後まで諦めないを信条とする天才ながら、荒れた生活のためにスタミナのない三井の存在は物語進行上なかなかいい伏線になってます。あと、体育館でミッチーの不良仲間がリョータとリターンマッチを始めちゃって、桜木の不良仲間も助太刀に入って大乱闘になったのを収拾するあたりもよかった。その前だけど、不良たち(しかも先輩だ)に震えながら「帰って下さい」と言う安田くんもよかった。一段落してから、教師に「三井くんが不良をやめてバスケ部に戻ろうとしたので頭に来てやっちゃいました」と自分たちが泥をかぶった水戸くん(この子は不良仲間だけど桜木の理解者で無理に悪行に縛り付けておこうとしないのがいい)、みんなかっこよかった。「不良」たちもいいコなんですよ。
   チームメイト、ワキの友人、ライヴァルたちもいいけど、その敵チームを率いる監督もキャラ立ってる!陵南の監督はしゃべりまくるし(「のだめカンタービレ」のハリセン先生を思わせる濃さ)。クールな奴、小僧なやつ、いいやつ、イロイロいるけど姑息なやつはいない。もう、だれもかれもいいオトコ! パーツ的にはブッキーなコもいるのに、みんな本当に美しいのであります。いやホントウに、いいもん見せて頂きました。
   ジャンプのスポーツ漫画というと主人公不敗という不文律があるように言われてますが、この作品はそうじゃないですね。最初の練習試合は負けちゃってるし、神奈川大会の決勝リーグはいきなり優勝候補と当たって惜敗してるし。インターハイもわりとはやめに負けちゃったし。それでも美しいです。31巻、作中では3ヶ月。短くも美しく燃え、ですわ。

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